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京成千葉駅すぐで頂く、絶品十割蕎麦 てんちら・そば あ.まるとの、ちょっとリッチな夏メニュー「はもと野菜の天せいろ」
8月も最後の週に突入し、子供の夏休みも残すところ1週間
対する私はといえば、この夏は連日実家に足を運んだり、大量の仕事に追われたり
どちらもようやく終わりが見えてきた・・・と思いきや、また新たな仕事に突入
と、夏休みというフレーズに、嫌悪感を覚える程、慌ただしい日々を過ごす最中
この日もまた、一度実家に立ち寄りつつ、その後ランチへ向かうことに
千葉駅界隈のランチも、ここ1ヶ月でだいぶ再訪&新規開拓したものの
そういえば、店名がリニューアルしてから足を運んでいないお店があったな・・・
と思い出し、久々に「てくてく」からリニューアルし、
今の名前を「蕎麦処 こだか」となったお店に向かってみるものの、
・・・そのパターンもあったかw
多くのお店は、前週までにお盆休みを取っているもの
と思いきや、更に遅らせて連休に入るパターンがあるとは思いもよらず
それにしても、皆さん夏休みがあって、羨ましい限りで…
一旦仕切り直し、と行きたいものの、この時点で気分はもう「蕎麦モード」に突入
今更、他の麺類では仕切り直しも利かないことから、同エリアが誇るもう一軒の蕎麦の名店へ
先ほどの「蕎麦処 こだか」から歩く事2分
そごう千葉店の駐車場事、コリドーパーキングの出口、その向かいにあるビル
こちらの3Fにお店を構える、知る人ぞ知る名店
「天ちら・蕎麦 あ・まると」を訪れてみるものとなりました。
京成千葉駅すぐ側で味わう、極上の石臼挽き十割そば 天ちら・蕎麦 あ・まると
千葉中央駅の裏側こと、新宿方面
かつてはダイエーなどが建ち並び、近隣に住む人達にとっての生活拠点でもあった同エリア
その「元ダイエー駐車場」の裏手にお店を構えていたのが、千葉市内でも名高い蕎麦のお店、若松
同店は数年前にお店を閉めるものとなったのですが、
その後、ご主人と奥様が移転し、新たに開店したお店となるのが、本日向かったお店
「天ちら・蕎麦 あ・まると」となります
本ブログでも何度か取り上げている、こちらのお店
京成千葉駅すぐ側、天ちら・蕎麦 あ.まると ジューシー&サイズ感に思わず圧倒する冬限定メニュー、牡蠣南蛮そば
1月中旬から、千葉そごうで開催されていた、ご当地うまいもの大会
こちらには今年、埼玉の大人気店である「中華そば 四つ葉」が出店しており、過去の記事でも紹介したとおり
https
2019-01-29 07:39
私自身、神明町にあった若松時代から幾度と足を運んで来た、馴染みあるお店の1つ
以前のお店では、拘りのある本格派のお蕎麦から、創作系まで多様なメニューを提供しておりました
対し、現在はご主人と奥様の二人体制で営業していることもあってか、
こちらのメニューの通り、拘りの十割蕎麦を中心に、厳選したメニューにて提供
加えて、季節毎の素材を使った限定メニューも提供されているのですが
現在は夏のメニューとして、はもと野菜の天せいろが頂ける様です
こちら、あ.まるとで提供されるお蕎麦はもちろんの事
天ぷらに使用する野菜に至るまで、全て有機栽培の品のみを使用する徹底ぶり
その拘り故に、お値段は若干張るものの、その価格を出すに相応しいお蕎麦を頂く事が出来ます
違いの分かる大人ともなれば、蕎麦の美味しさのみに舌鼓する「せいろ」を頂くのが通な食べ方・・・
なのでしょうが、まだまだそんな大人にはなりきれず
且つ、お腹もしっかり満たしたい私は、やはり天ぷら(しかも今なら、鱧!!)を捨てきれず
となれば当然、頂くのは「はもと野菜の天せいろ」一択!!
そう心に決め、エレベーターへと乗り込み、
3Fの「てんちら・そば あ.まると」へ、いざ出陣。
あまるとで頂く夏の限定メニュー、フワフワ柔らかな鱧(はも)と、個性溢れる野菜の天せいろ
この日、お店を訪れた時刻は、11:30を過ぎたばかり
開店直後の店内とあって、先客はまだいない中、カウンター席へと通されるものとなりました
久々に訪問したあ.まるとですが、奥様は私が牡蠣好きだったことを覚えてくれており
『また今年も、もう少ししたら入って来ますよ』
と、あの絶品過ぎた牡蠣南蛮に、再会できる可能性をチラつかせて頂きました
また、数に限りがある関係上、外のメニューには掲げていないものの
時期や日によっては、桜エビや白エビのかき揚げなども、裏メニューとして存在するのだとか
あまりに裏過ぎる情報だけに、なかなか巡り会う為の難易度は高そうですが、
しかしまあ、この裏メニュー話を聞いているだけでも・・・腹、減ります
そんな訳で、一足先に配膳された、ランチのサラダから
水菜を中心とした葉物野菜
中にはプチトマトも添えられているのですが、こちらは口当たりを考慮してか
皮を湯むきした状態で提供され、丁寧な一仕事が加わっています
サラダにトッピングされた、蕎麦の実の食感が良く、また風味も感じられ1粒残さず食べてしまう程
小さな小鉢ではあるものの、そこにもまた、老舗のお蕎麦屋さんらしい手間と工夫が感じられます
そんなサラダを頂きながら、季節のメニューについても色々教わりつつ、待つこと10分少々
店内にも少しずつ賑わいが見えてきた頃に、私の前へ配膳された本日のランチがこちら
天ちら・蕎麦 あ・まるとの夏季限定メニュー
「はもと野菜の天せいろ」になります
まずはツヤツヤと輝きを放つ、こちらのお蕎麦
この日のお蕎麦には、山形産の蕎麦粉を使用とのこと
美しく成形された姿も見事ですが、遠目でも香り立ちそうな蕎麦の気品がたまりません
当然、まずはお蕎麦の方を一口
最初は何も付けずに口に運ぶと、ツルッと滑り込んでくる喉ごしに思わず笑みを浮かべてしまいます
その後を追う様に、鼻から抜けていく風味豊かな蕎麦の香り
使用している蕎麦粉の細かな解説を頂いたものの、そちらが記憶から遠ざかってしまう程、蕎麦の風味と香りに時を忘れてしまいます
そうそう味わえない、豊かな香りを漂わせる蕎麦だけに、しっかり堪能したい所ではありますが
同じく急いで頂かなければならないのがこちら、
今が旬となる鱧を始めとした、野菜の天ぷらたち
揚げたての天ぷらをいつまでも放置してしまったら、これはこれで天ぷらの神様にお叱りを受けてしまうところでした
さて、どこから手を付けようか悩むものの
やはり今日の所は、夏の主役
こちら、鱧の天ぷらから頂いてみましょう
卓上に置かれた塩を一振りし(完全にかけ過ぎてますがw)、揚げたて天ぷらを一口
ホロッと柔らかな身の食感、スーッと広がる皮目の旨味が塩により引き立ち、品の良い甘みを感じさせます
そんな鱧の美味しさも勿論なのですが、それ以上に驚かされたのが、抜群すぎる食感
鱧は小さな骨の多い魚だけに、骨切りという特殊な技法で調理されるため、
技術に差はあれども、僅かながら違和感というか、骨の食感を感じさせてしまいます
ですが、この鱧の天ぷらには、端から端までどこを食べても、その違和感を一切感じないのです
これほどにフワッとし、柔らかさのみを感じさせる骨切りの技術
お寿司屋さんや割烹ならともかく、これ程の高い熟練の技術がお蕎麦屋さんでも味わえるのですから、和食はホント深い…
続いては、一旦お蕎麦に戻るとして
今度は蕎麦汁を漬けながら頂いてみます
蕎麦猪口の1/4程度、ほんのわずか蕎麦に浸る程度の蕎麦汁
こちらに、お蕎麦の1/3程度を付けていきながら、再度一口
生のままで頂く蕎麦からも、しっかり香りを感じさせてくれました
が、少量の蕎麦汁を付けながら頂く方が、一層風味と旨味が引き立ちますね
蕎麦を語れる程、高尚な知識も経験も無いことは十分承知ですが
そんな私をしても、思わず感動してしまう蕎麦の風味
そして、それを引き立てている蕎麦汁も程良い濃さで、わずかに蕎麦へ漬けるだけで十分な味わいを感じさせます
ここに少量の山葵を添えながら頂けば、また新たな旨味に遭遇
わずかにザラッと残る山葵の食感も面白く、同じ蕎麦を頂いているにも関わらず、薬味や蕎麦汁とのバランスで、様々な表情を見せてくれます
そして、再度天ぷらの方へ
先ほどの鱧同様に、夏とあらば欠かせないのが、
こちら、茄子の天ぷら
天ぷらながらに、スッキリした味わいを感じさせてくれるのは、この茄子自体の鮮度の良さでしょうか
カラッと揚がり、余計な水分は抜け落ちているものの、油の旨味を吸い上げており、それを塩が引き立ててくれます
皮目と身とで、2種の食感が味わえるのも大きな特徴ですが、その差異が天ぷらになる事で、より強く強調されています
その他の野菜も、甲乙付けがたい美味しさを感じさせてくれたのですが、
この中で、敢えて挙げるとすれば、
・京野菜のごぼ天
・カリフラワーの天ぷら
この2品じゃ無いでしょうか
ごぼうは、シャキッとした食感を感じさせつつも、豊富な繊維質を噛みしめる毎に旨味が広がります
甘みこそ感じさせるも、特有の土臭さは皆無で、独特の食感含め、よそでは味わえない一品
もう一方となる、カリフラワーの天ぷら
これはもう、存在自体が希有な天ぷらというか、少なくとも私は初めて頂く天ぷらとなります
このカリフラワーがまた、とにかく甘い!
あの外観からは想像が付かないほど、甘みをたっぷり含んでおり、ひと噛み毎に甘みが溢れます
なんにせよ、頂く天ぷらのどれもが、素材の甘みや食感、美味しさをしっかりと感じさせてくれる品ばかり
まあ一品「舞茸」の天ぷらのみは、苦手な食材となる為、申し訳無い形を取らせて頂きましたが
季節の野菜が持つ味わいを、しっかり閉じ込めた「これぞ天ぷら!」と呼ぶべき品々でした
更には、サービスとして
上記した天ぷらより、若干遅れながらもこちら
「イチジク」の天ぷらまで頂いてしまいまして
こちらは正真正銘、果物の天ぷらだけに、その甘みは上記したどれをも圧倒する強さ
ジュワッと広がる果汁の甘みながらも、それが嫌みにならないのは、ほのかな酸味をも感じさせる故でしょうか
野菜らでは味わえない、イチジクならではの味わいに浸りつつ、終焉を迎えることに
そして最後はもちろん、
こちらのそば湯を頂きながら、束の間の安らぎを噛みしめるものとなりました。
そんな流れで、約半年ぶりに訪れた、天ちら・蕎麦 あ・まると
季節の野菜、更には鱧の天ぷらと、どれも旬の今ならではの味わいで、
素材の美味しさは勿論のこと、それを更に昇華させながら頂く天ぷらは、どれも絶品揃い
何より、天ぷらと共に頂くお蕎麦の美味しさが格別であるからこそ
どんな食材とも相性良く、最後まで飽きを感じず、蕎麦の持つ風味を楽しむものとなりました
その手間や素材への拘り故に、近隣他店と比べれば若干お値段が張る部分はあります
が、そのお値段を出すに値する、いや・・・
そのお値段を出すからこそ味わえる、地域NO1と呼ぶに相応しい蕎麦、余すこと無く堪能させて頂きました。
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天ちら・蕎麦 あ.まると
■ てんちら・そば あ.まると
■ 住所:千葉県千葉市中央区新町15-5 JK大友ビル 3F
■ 営業時間: 11:30~13:30 / 17:30~22:00
■ 定休日:不定休