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西千葉、粋やの秋限定メニューは、まさかの「かけらぁめん」!? シンプル構造の裏に秋の味変が満載だった!!
10月の終わりに、ようやく訪問した、西千葉「自家製手打ち麺 粋や」の二毛作店こと
粋や、夜の部となる「一二三屋」でしたが、そちらを訪れた際に、気になるメニューを発見
店内扉の内側に掲載されていたそちらのメニュー、秋限定で提供されるラーメンとなっており
その姿はまさかの・・・かけラーメン
いわゆる、具材やトッピングがほぼ乗らない、麺とスープのみで勝負を掛けるスタイル
ではあるのですが、そのお値段はなんと900円!
いくら限定とは言え「かけラーメン」が、レギュラーメニューより高額とは、必ず訳があるに違いない
その謎を解き明かすべく、お店へ伺おうと思っていたものの、11月上旬は所用が立て込んでしまい、結果としてお店へ迎えたのは11月も中頃になってから
そんな事情もあり、スタートからだいぶ遅れてにはなりましたが
西千葉の粋やが提供する、秋限定メニューを頂くべく、お店を訪れてみるものとなりました。
西千葉の粋やに、早くも限定メニューが!その名も「秋変化かけらぁめん」
お店への訪問自体は2週間ぶりながら、前回は夜の部(一二三屋)への訪問となるため、
西千葉に濃厚煮干しのラーメン店がオープン!? 粋やの二毛作、煮干し中華そば一二三屋を初訪問してみた
少し前に、Twitterのタイムラインを見ていた時のこと
西千葉で食べたとされるラーメンながら、その姿は私が西千葉界隈で見たことのない煮干し系ラーメン
どこのお店で提供して
2018-11-06 06:53
その真の姿である、粋やへの訪問そのものは、約1か月ぶりとなります。
そんな粋やが、8月にオープンしたばかりだというのに、早くも繰り出してきた秋の限定メニュー
それがこちら、
「秋変化かけらぁめん」となります
そのビジュアルを見る限り、シンプルな塩ベースのスープに麺
そして、かいわれが浮かぶのみといった、正にかけラーメン
ただ、良く目を凝らしてみると、麺の下に何かが沈んでいるような・・・
この「沈んだ何か」こそが、同商品の名前にもなっている「秋変化」を現わすものと推測されます。
ちなみに、同ビジュアルポスターの隣には、商品に関する解説を添えたものも
しかし!!
せっかくなら、この秋変化がどんなものなのか、ネタバレされずに味わいたい所でしょう
ここは、敢えて一切の前情報を入れること無く、その秋変化をダイレクトに味わうべく、食券機の「限定B」ボタンを連打!!
(正確には、ワンプッシュしかしておりません)
とは言え、かけらぁめんだけでお腹が満たされるとは思えず、念のためにサイドメニューを頼むべく券売機に目を向けると・・・
あぁ、またもや鶏皮煮ご飯は無い模様
少し残念に肩を落とし、チャーシュー丼で妥協しようとしたその時・・・
毎回、鶏皮煮ご飯に会えず、気落ちしていた私を見るに見かねたのか
店主さんからまさかの一言、
「鶏皮煮ごはん、1杯だけ出せますよ♡」
との神の啓示が!!
無意識のうちにガッツポーズを握りしめたことはさておき、あわせて鶏皮煮ご飯もオーダーするものとなりました。
粋やの秋限定メニューは、正に「変化」のかけらぁめん!そして、念願だった鶏皮煮ご飯も!!
オープンから5分ほどとなる、11時を過ぎた頃に訪れた、久々の粋や
開店間もない時刻ではありながら、すでに店内カウンター席の殆どが埋まっているその光景は、もはや特別なものでは無い、常日頃の風景といった様子
私を始めとする、都町時代からのお客さんだけで無く、ここ西千葉に移転した事によって通い出したと思われる、学生さんの姿も見え、店内は賑わうばかり
駅から徒歩圏ではあるものの、裏路地であることや、大通りはおろか隣接している駅のホームからも見えない立地だけに、当初は不安視されることもありましたが、そんな条件をものともしない、早くも西千葉を代表する人気店と呼べそうな人気を博しています。
そんな店内の様子を眺めながら、待つこと10分
いよいよお目見えとなった、粋や秋の新作がこちら、
「秋変化かけらぁめん」です。
見た目にはクリアなスープとなっており、正にかけラーメン
具材もシンプル極まりなく、登頂のかいわれ、そしてその下の茶色いなにかのみ
この「何か」が、秋の味変アイテムということでしょうか。
それではまず、透き通るスープの方から
クリアで淡麗極まりないスープから溢れるのは、鶏の旨味
そして、写真の通り光を乱反射してしまうほど、たっぷりの鶏油
この油効果でスープはしっかりアツアツをキープ
滋味深く優しい味わいのスープではあるのですが、正直言って、やはりこれだけでは物足りなさを感じます
もちろん、その不足分を埋めるアイテムは、この後に登場となるのでしょう
が、その前にまずは、このスープと麺とのシンプルな味わいを
麺の方は、言わずもがな自家製の手打ち麺
これまでにもレギュラーメニュー全てと、その相乗効果を味わってきましたが、この超絶淡麗との味わいは・・・
もちろん、言うまでも無く絶好調
シンプルではあるものの、丁寧な仕事が感じられる淡麗スープだからこそ、麺の持つ美味しさも十二分に味わえます
モチッとした食感に、ピロッとした舌触り、口にする度に微妙な変化を感じられるのも、手打ち麺ならでは
ただやはり、これでもまだ、物足りなさを感じずには居られません
そもそも私、好きな言葉が「全部のせ」だと言うにも関わらず、見ての通りこの一杯は「かけラーメン」
全部のせ至上主義の私が、果たしてこの「断捨離なう」なラーメンに満足を得られるのでしょうか??
そこで取り出したのは、そう
噂の茶色いやつ、となります
この煮こごりのようなブロックが、果たしてどんな味わいを生み出すのか?
まずはスープに潜らせてみるが・・・
なかなか溶けない
それでならばと、次は箸で突いてみる
よし、溶け出した
そしてこの溶け出した部分を混ぜ合わせてみると・・・
・・・・秋、だ
ネタバレになってしまう様な気もする、この謎の茶色
明かしてしまうのはどうなのか・・・と思っていたものの、店内のポスターでもネタバレされている様子
なので、遠慮せずにネタバレしてしまいますと、先ほどの茶色い煮こごり
その正体は、秋刀魚なのです
秋刀魚に醤油を合わせた、この煮こごり
これをスープに溶かしていくことで、一気に秋刀魚の風味が広がり出します
先ほどまでの淡麗塩スープが、徐々に秋の色に染めあげられ、そして味わいも塩から醤油へと変貌
そして、秋刀魚の持つ味わいがスープ全体を包んでいき、そこに秋刀魚の塩焼きは無いものの、確かにそれを感じるスープに生まれ変わるのです
まさしく、秋の味変と名乗った通りで、この一杯に秋刀魚の旨味が詰まった、そんな変化を見せてくれました。
ただ、私は秋刀魚好きなのでそこまで嫌では無かったものの、ちょっと感じたのが青魚特有の生臭さになります
スープ全体へと、均一に広がれば感じづらくはなるのですが、その手前、広がりきっていない段階だと、苦手な人には生臭さを感じるかも知れません
そんな時、是非手に取って貰いたいのが、テーブル上のブラックペッパー
こちらを少し多めに振りかけると、先ほどまで気になっていた生臭さも抑えられ、スッキリした味わいを見せてくれます
本来なら、もっと他の素材で生臭さを抑える事も出来るのでしょうが、後に調べた所によると、この限定ラーメン
ラーマガの企画として提供している品になるそうで、その条件が「麺とスープのみ」なんだそうです
その条件を満たした結果として、残ってしまったのが秋刀魚の臭みとなるのでしょうが、これを取り除くことが出来たら、幅広く支持されそうな一杯に感じました。
まあ、それはさておき
この日、ついに念願叶い、半年超ぶりに味わうこととなったのがこちら
粋や、もう一つの名物となる「鶏皮煮ご飯」となります
ジュワジュワに旨味の染みこんだ、鶏皮
コラーゲンをタップリ感じさせる柔らかい食感でありながら、ひと噛みする度に飛び出す旨味
これがご飯に合わない訳が無い、そんな最強過ぎるサイドメニューです
ただ、このご飯と共に頂くなら、やっぱり鶏白湯こそが最強の組み合わせ
この日は、限定の「秋変化かけらぁめん」がメインであった故に、合わせるスープも秋刀魚を感じる清湯スープとなってしまいました
が、鶏皮煮ご飯の真骨頂を味わえるのは、濃厚な鶏白湯との合わせ技こそが最高峰だけに、次こそは同組み合わせにて頂きたいところです。
前回訪問となった夜の部(一二三屋)でも、久々に味わう濃厚セメントで打ち震えたばかりですが、今回の限定メニューもさすがの一言
次なる限定で、どんな真打ちが登場するのか期待したい反面、やはり基本となる白湯&醤油も捨てがたく、ますます選択肢は増えるばかり
間もなく訪れる今年の冬も、体を芯からしっかり暖められる、そんな一杯が味わえそうです。
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自家製手打ち麺 粋や
■ じかせいてうちめん いなせや
■ 住所:千葉県千葉市中央区春日2丁目26−9
■ 営業時間:11:00~14:30
■ 定休日:日曜日