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【閉店】高品の打木らーめんがラーメン居酒屋に? 新メニュー始め、おつまみメニューも多数!!

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少し前に、高品にある「打木らーめん」へランチを頂くべく向かったものの、お店は閉店

頻繁に引き当てる「臨時休業」に、またもやぶつかったのか?と思いきや、シャッター脇を見ると

営業時間に、ランチ営業がなくなっていたのです

 

事情のほどは分らないものの、ランチ営業を止め、代わりに夜営業へと専念するスタイルへと変更となった模様

となると、これに合わせてメニューらにも変更が加わっているのではないか?

などと考えるものの、ネット上の情報が少ないお店だけに、これは自ら足を運んだ方が早い

 

という訳で、台風が迫っている8月上旬の平日、

 

高品の打木ラーメンへ、初の夜営業へ訪問してみる事に。

ランチ営業のなくなった打木ラーメンながら、冷しやおつまみメニューの充実度はパワーアップ

昨年の11月に、高品へ開店した打木ラーメン

気付けばオープンから9ヵ月となるのですが、近所という事もあり、私もかれこれ4~5回目の訪問となります。

 

その割に、ランチ営業を辞めたことに気付いたのは、7月下旬になってからでしたが、店内にあった張り紙によると、5月下旬から今の営業スタイル(18:00~24:00まで営業)に変更されたのだとか。

 

それに伴い、以前も気になっていたおつまみメニューが更にステップアップ

ラーメンに使用する具材、トッピングの使い回しなどではなく、

完全に、夜営業時のおつまみメニューとしての目的のみで取り揃えている

・牛カットステーキ

・牛たたきカルパッチョ

・ガーリックチキン

・真ダコのカルパッチョ

などなど、ラーメン屋さんらしからぬ、むしろ居酒屋のようなおつまみメニューの取り揃いに

 

ですが、本業であるラーメンの方も変わらず提供されており、

夏限定メニューとなる「冷し醤油つけ麺」があったり

 

も1つ、こちらも期間限定となるひと品、

 

他店ではまず見かけないような、様々な野菜が器を彩っている

「野菜たっぷり冷し中華」なども提供されておりました。

 

せっかくの冷しメニューも気になる所だし、どうせならおつまみを頂きつつ、ビールの1~2杯でも飲みたい所

・・・が、そんなお店に業態変更しているとは露知らず、この日はしっかり車で訪問

お酒&おつまみメニューは諦め、今日の所は晩ご飯へ専念することに

 

あらためてラーメンのメニューを見ると、以前のメニューにはなかった「豚ニラもやしラーメン」を発見

となれば、こちらの新メニュー、豚ニラもやしラーメンを頂きつつ、打木らーめん開店以来の看板メニューである「黒炒飯」も頂いてみることに。

以前は無かった新?メニュー、豚ニラもやしラーメンと黒炒飯(小)を食べてみた

この日の訪問時刻は18時を回った頃

まだ晩ご飯には早いのか、いや・・・千葉に迫って来ている台風の影響なのか、私以外のお客さんは無し

 

と思いきや、私の入店から5分程して、小学生くらいのお子さんを連れたお母さんが来店

店長さんとは馴染みらしく、会話を交わしつつカウンター席の方へ

 

他にお客さんがいない店内のため、そのつもりは無いものの、店長さんとお客さんとの会話が耳に入ってしまい、つい盗み聞きを…(失敬)

どうやらこちらのお母さん、今から晩ご飯を食べると共に、明日のお弁当に詰められる様、打木らーめんのおつまみメニューを数種持ち帰りしたい様子

 

最初は、同店のメニューにある「チーズオムレツ」と「ガーリックチキン」を、持ち帰ろうとして注文したものの、同品の利用目的がお弁当であることを知った店長さんは、

「チーズオムレツは中が半熟だから、明日食べるとなると、ちょっと良くないかも」

「ガーリックチキンも、冷やすと肉の脂が固まってしまうので、持ち帰りには不向きなんですよ」

 

などなど説明をし、他のメニューに変えて貰う様、促すのか・・・と、思いきや、

 

「じゃあ、オムレツは中までしっかり火を入れる、スペイン風に仕上げてみましょうか」

「鶏肉は、ガーリックチキンじゃなく、照焼風にしたらお弁当でも大丈夫なので、どうでしょう??」

 

と、自らメニューに無い品を作る代替案を提案

・・・なんだこの、サービス精神溢れる神対応は!?

 

お客さんのお願いを聞きつつ、問題点を指摘しながらも、柔軟な対応で代替案を提案するその姿は、まるで柔軟剤の様な優しさに満ち溢れているじゃないか!

・・・あ、この近所で柔軟剤はマズかった(焦)

 

話を戻すとして、お客さんの目的に合わせ、メニューにはない品をテイクアウト用に調節する神対応を見せられ、思わず聞き耳を立てずにはいられませんでした

それと同時に、ラーメン店だからといって、ただラーメンを提供するだけでなく、近隣に住む人にとって

「困った時、力になって貰える町の中華屋さん」といった側面も持ち合わせる、打木らーめんの知られざる顔を垣間見た気がします。

 

ランチ営業を辞めてしまった経緯は分らずも、今回目にした様な、お客さんのリクエストに応えてくれるお店が近所にある、というのは心強いもの

久々に訪問しておいてなんですが、こういったお店には長く頑張って欲しいな、と思わず応援したくなる瞬間に遭遇してしまいました。

 

そんな微笑ましい姿を眺めること7~8分

まずは先に、黒炒飯(小)が到着となります

たまり醤油で色づけされた、真っ黒な炒飯

具材にはチャーシュー、卵、ネギとシンプルながら、醤油で付いた焦げ目が食欲をそそります

 

早速頂いてみると、真っ黒な見た目に反し、味付けは以前と変わらず控えめ

パラッとした食感ではあるのですが、もうひと越え濃いめの味付けでも良いのかなと感じます

もしくは、黒炒飯が有名な都内の某店のように、甜麺醤などを使った甘みが加わると、クセになりそうですね。

 

先行した炒飯に遅れること数分、

以前のメニューにはなかった新商品、「豚ニラもやしラーメン」の到着となりました

ベースとなるラーメンは、背脂の浮いた関東風の醤油ラーメン

そこに、別で炒められた、タップリのもやしとニラ、豚肉がトッピングされた品となります。

 

それではまず、スープの方から

濃口でキレのある醤油がベースとなっており、獣骨系の出汁もしっかり感じます

そして背脂と炒められた野菜らから、甘みとコクが感じられ、昔ながらの中華料理店で味わうような懐かしさを受けますね。

 

もやしのシャキシャキ感も損なわれておらず、豚バラ肉もなかなかの量

個人的にはもうちょっと、ニラ多めの方が好きな味わいになるのですが・・・完成度としては十分な味わいです。

 

そして、麺の方ですが、

 

こちらは、以前に頂いた塩ラーメン同様、中細のストレート麺を使用

少し柔らかめながら、食感良くスープとの相性も問題ありません

 

また、麺の量を無料で三段階に調節できる中、今回は炒飯も頂きたかったので、一番少ないサイズで注文したものの、160gはありそうなボリューム

これを大盛りにして、値段据え置きのままとなるなら、なかなかのサービスにも思えます。

 

ラーメン、炒飯共に、そつなく味わえたものの、やはり

「これは!!」という特徴であったり、個性を感じさせてくれるひと品かとは言い難く、ラーメンフリークにとっては、物足りなさを感じるやも知れません

 

が、前述した通り、ここ打木ラーメンの持つ、最大の特徴とも言えるのが「地域との密着性」じゃないでしょうか

近隣には有名ラーメン店がひしめくエリアだけに、それらと競合せず、独自の存在を築きあげる方法はいくつもありますが、個人的にはぜひ、今のスタイルを継続して貰いたく感じました

もう一点挙げるとするなら、現在の「居酒屋」スタイルを続けるのであるなら、カウンターのみではなく、奥の座敷席も使える様になれば・・・

とは思うものの、店主さん1人で切り盛りする形式だと、なかなか手が回らないのかも知れませんね

少しずつでも、そういった面が改善されていき、居心地良い地域に密着したお店になって欲しく思いました。

 

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【閉店】 打木ら~めん

■ うつぎらーめん

■ 住所:千葉県千葉市若葉区貝塚町2035-19

■ 営業時間:18:00~24:00

■ 定休日:火曜日

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