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船橋で見つけた白身魚専門店、魚unLOC マグロを絶対に使わない海鮮料理店の白身尽くし
7月最初の日曜日、この日は仕事仲間と飲むべく船橋へ
しばらく海外に行っていた友人が一時帰国し、せっかくなら「日本らしいもの」が食べられる様、お店をセレクト
船橋市内(しかも駅チカで日曜営業あり)で、日本らしい食事で飲めるお店を調べ回った結果、この日の一軒目に挙がったお店がこちら
東葉高速東海神駅から徒歩1分、JR船橋駅からも徒歩7~8分に位置する、海鮮料理の専門店
「白身魚専門店 魚unLOC」にて、海外から一時帰国した友人に和食の素晴らしさを伝えてみようと思います。
鮪は絶対に使いません? 京成東海神駅すぐ側で見つけた、白身魚専門店 魚unLOC
本日のお店として選んだこちら
「白身魚専門店 魚unLOC」ですが、その名の通り白身魚の専門店となります
その専門ぶりは相当なもので、まずお店のHPによると「鮪は絶対使いません」の触れ込みが
白身魚を中心に取り揃えているのでは無く、白身魚を専門にして提供しているという、強い自負を感じます。
近年、飲食業界にも様々な「特化型店舗」が増えてきてはいますが、白身魚の専門店というのは、私が知る限りここが初めて
保守層が多く済むことでお馴染み、千葉市内ではなかなか受け入れられづらいコンセプトにも思いますが、ここは船橋市
近年は、住みたい街ランキングでも上位入りし、都内へのアクセスも良好なことから、都心への通勤エリアとして住居を持つ家庭も多い地域
新しいものをなかなか受け入れない千葉市民の地域性では難しく感じる「白身魚に特化」というコンセプトも、県外出身の人が多い船橋エリアであれば、十分に受け入れられるものに思えます。
そんな、白身魚専門店 魚unLOCですが、そのコンセプト通り?か
店内の全面も、きっちり「白」で統一
海鮮料理の専門店ではありながら、ダイニングやビストロの様なお洒落さが感じられ、その「白」を基調とするコンセプトから、早くもインスタ映えしそうな予感も漂ってきました。
しかし、切り身になると、プロでも種別や見分けが難しいと言われる白身魚
季節により変動はあるものの、淡泊な魚が多く、幅広い料理を提供しようにもバリエーションをどこまで広げられるかについては、職人さんの腕の見せ所とも言えます
そんな白身魚専門店の気になるメニューですが、
やはり、まずはお刺身から
こちらは随時、旬の魚をメインにして提供しているとの事で、この日の仕入れについては
・甘鯛
・黒ムツ
・真鯛
・アイナメ
・カンパチ
・イワシ
がラインナップ
イワシは白身と言うより青魚じゃ・・・?と引っ掛かりを受けた上、帆立に蛸も白身魚か?と疑問が浮上
と、若干腑に落ちない部分もありますが、でも蛸も「生だこ」であれば、確かに白だし・・・まあ良いか
続いて、鮮魚以外のお勧めメニューに向かってみると
こちらは非の打ち所が無い、白身三昧
世界で一番、タルタルソースが合うであろう食材、白身のフライに、自家製のからすみを掛けた天ぷら
中でもお勧めなのは、クエのハムに野菜のガリ巻きとのこと
こちらのメニューでもそのコンセプト通り「白身魚」をベースに構成されており、加工食品を始め、各食材にあった蒸し、揚げ、焼きの行程が加わっているなど、その専門性はあらためて本物のようです
また、当日でも注文可能となるコース料理に加えて、
海鮮丼や海鮮チャーハン、パスタなどの炭水化物メニューもあるとのこと
それ以外にも、「料理長の創作料理」なども用意されており、訪問の都度、その日の仕入れに合わせた、斬新な白身魚料理との出会いが得られそうですね
白身魚の専門店を謳うだけのことあり、とにかく豊富なレパートリーですが、とりあえずはお勧めとなる鮮魚をオーダー
まずはビールを皮切りに
この日のお通しとなる、ハモの煮こごり(とびっこ添え)よりスタート
そして、第一陣を飾るのが、先ほどの「本日の鮮魚」より
・甘鯛
・黒ムツ
・真鯛
・アイナメ
これら4品に加えて、西日本を代表する白身魚の王様「クエ」を加えた、刺身5点盛りより、料理も本格スタート
一見すると淡泊な味わい&似た風貌のお刺身ですが、噛みしめる毎、香りと共に旨味が増していき、ジワジワと味の違いが感じられていきます
中でも、クエは脂の乗りも良く、上品な味わいの奥にズッシリ幹を構える、大親分の様な美味さ
クエの旬と言えば冬のイメージでしたが(九州場所のイメージ)、この時期でもこれほどまでジンワリ脂が乗っているとは、これもまた新たな発見でした
白身魚に合わせ、白を基調とした内装が映える、船橋の「白尽くし」な海鮮バルで頂く、白身魚のフルコース
お造りからスタートした、魚unLOC
続いての品について、スタッフさんへお勧めを尋ねてみると
「どれもお勧めはお勧めなんですが、天ぷらとフライはぜひ食べて貰いたい」とのこと
ならばと注文した2品が、
白身天唐墨かけと
白身魚タルタルの2皿となります
まず天ぷらの方ですが、上に掛かるからすみは前述した通り、自家製とのこと
黄金色に輝く衣の上を更に黄金色で染めるからすみは、ビジュアル的にもなかなかの美しさ
天ぷら自体の味付けを抑えており、かつ中身は淡泊な白身とあって、からすみが調味料として良い仕事をしております
続いてのフライですが、こちらのタルタルソースも自家製とのこと
マクドナルドのフィレオフィッシュバーガーらに代表されるように、白身魚のフライ=タルタルソースを引き立てるための揚げ物
といったイメージで挑んだものの、魚自体にもしっかりした脂が乗っており、想像以上にジューシーさを感じます
酸味強めのタルタルソースも、この脂の美味さを引き立てており、両者どちらもマウンティングを譲らない、せめぎ合いを見せておりました。
揚げ物が2品続いたところで、ここで再度スタッフさんにお勧めを尋ねると
「どれもお勧めであるのは変わりないのですが、揚げ物の後にはサッパリ系はいかがでしょうか?」との回答が
ではでは、郷に従うべく注文させて頂き、サッパリ系の中からは
野菜のガリ巻きと
これまた、初めて見る創作料理、クエのハムを頂いてみることに
まず野菜のガリ巻きですが、こちらは申し分なく、サッパリの極地
昨今、回転寿司店で見かける「低糖質メニュー」の巻物をイメージしていたのですが、シャリ代りとなるキュウリが細い千切りにされているのを始め、他の野菜も食感を変えるべく、それぞれ微妙に異なる太さにカットされているなど、細かな所に手が加えられています
ネタの中心となるガリは酸味が強く、且つ甘さも豊富となり、本来の立ち位置から離れ、主役として存在感を発揮しています
ただ野菜ばかりの巻物となるので、海苔が湿気てしまっていたのが少し残念
ですが、これを改善できれば、口直しを図る巻物として、白身魚の味わいが続く中で、一時の清涼感と味変を楽しめる一品と言えます
もう一品の「クエのハム」ですが、見かけは完全に薄切りのお刺身というかカルパッチョ
ですが、その味わいは確かにハムのようで、多めに振られた黒胡椒とオリーブオイルが、淡泊な味わいに深みを与えています
また、この皿で驚かされたのが、付け合わせのトマト
クエのハムを包むための添え物かと思いきや、尋常じゃ無い甘みを蓄えているのです
スイカに勝るとも劣らない程、糖度が高いトマトの効果で、淡泊なクエの旨味が引き立てられ、食感含め随所を楽しめる料理に仕上がっておりました。
こちらのスタッフさんへ、どのタイミングで質問しても必ず「全てお勧め」を枕詞から外さないのも、これら自信の現れであったことが感じられます(笑)
どれを取っても外さない白身尽くしですが、せっかくの船橋であればこそ、もう一軒回ってみたい所
その為にも、お腹には余裕を持たせるべく、次なる品をラストとすることに
最後の最後でもう一品、お勧めをお願いした所で現れたのが
こちらの「煮魚(おかしら)」となります
脳天部位は身も柔らかく、それでいて味の濃い部位
そんな特性を活かすべく、煮汁の味付けは甘みこそシッカリしていますが、醤油・塩味はは控えめ
ホロホロになるまで煮込まれた魚体にはしっかり味が染みており、〆で頼んだ煮魚ながら、思わずご飯を注文したくもなってしまいます
ついでながら、コラーゲンもタップリ摂取できたので、明日の肌の調子も万全を期すこと間違いないでしょう
と、こんな具合に初訪問ながら、その引き出しの多さを感じさせて貰った「白身魚専門店 魚unLOC」
普段、白身の鮮魚だけを食べ比べても、そこまでの違いを感じることが無い程、個体差を感じづらい食材ではありますが、あらためて複数の品を一同に食べ比べることで、各魚が持つ個性であったり、味や香りの違いを楽しむことが出来ました。
また、今回は頂く事叶わなかったものの、パスタやチャーハンと言った炭水化物メニューにも、面白そうな品が多数
船橋の駅前というと、大衆居酒屋ばかりのイメージでしたが、駅から数分離れるだけで、個性的且つ斬新な料理の数々に巡りあえるのですから、わざわざ歩く価値ある距離とも言えます。
ただ、今回は仕事仲間との会合とあり、特に値段を気にせず注文しましたが、そのお会計は飲み物(焼酎の水割り中心)合わせて、1人1万円程(苦笑)
注文の仕方次第では、なかなかのお値段にもなり兼ねませんので、そこは価格帯とご相談してのセレクトをお勧めします。
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魚unLOC
■ さかな あんろっく
■ 住所:千葉県船橋市北本町1-4-4
■ 営業時間:[月〜木]11:30〜14:00 / 18:00~24:00
[金〜日]11:30〜14:00 / 18:00~翌03:00
■ 定休日:年中無休