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作草部駅から徒歩2分の居酒屋、遊房を初訪問 鮮魚や創作料理に加え、〆にはまさかの本格中華そばが!
ほぼ毎週1~2度は足を運んでいる作草部
その目的はさておき・・・
作草部まで足を運ぶ度に、必ず目にしているものの、これまで足を運ぶ事が無かったお店
それがこちら、
「遊房」となります。
作草部駅から徒歩2分ほどの裏路地に位置するこちらのお店
私が「まるわ」に足を運ぶ際、利用している駐車場のすぐ向かいのお店ながら
・外から見る限り、お店の様子が分らない
・ランチ営業を行っていない
・ネット上で情報を探そうにも、なにも出てこない
などの理由があって、長らく未訪問となっていたお店の1つ
しかし今回、こちら「遊房」に数度足を運んだ事がある
という友人らから誘いを受け、恥ずかしながら今更の初訪問を果たす事となったのです。
千葉都市モノレール作草部駅から徒歩2分、カウンターメインのお手頃居酒屋 遊房
11月の連休を迎える前日、ついに初訪問となった遊房
店内に入ると、まずは大きめのカウンター席に迎えられる造りとなっているのですが、この日は四人での訪問
友人が前もって予約を入れてくれていた為、店内奥の座敷席へと通されるものとなりました。
この日の到着時刻は19時前ながら、カウンターには既に常連さんとおぼしきお客さんが数名
また座敷のお隣席にも、これまた常連さんとおぼしき方達が、早くもほろ酔いな様子
そんな店内で、まず目を向ける先は、もちろんメニュー
卓上に置かれたメニューですが、
いかにも居酒屋、といった安定感ある品々が並んでいます
少し珍しい部分を挙げるとすれば、ピザやパスタなど、イタリアンに寄った品が多く、純和食といった構成では無い様子
良く見ると、蛸のガーリックソースやかにのホイル焼きなども並んでおり、生食よりは火を入れたおつまみ類を中心としている様です
その裏面をめくってみると、
こちらも、至ってオーソドックスなドリンクメニュー
良くも悪くも定番揃いとなっており、遊房ならではといった取り揃えは感じさせません。
とは言え、先ほどのメニューを見る限りも鮮魚等がないことから、これらに加えて
「その日のお勧め」を掲載した、いわゆる黒板メニューがあるのでは無いか・・・
と、周りを見渡してみても、それらしきメニューは確認出来ず
まさか、先ほどのメニューで全て?と、戸惑いを感じた空気を察したのか
ホールを担当している女性のスタッフさん(しかも、可愛い)が座敷席を訪れ、扉を締めに
まだ入店数分だというのに、早くもカウンター側から隔離されたのか?
と思いきや、締められた扉の内側には・・・
まさかの、黒板メニューを発見(笑)
引き戸になっていて気付かなかったのですが、扉に黒板(風)シートを貼り付けており、これがお勧めメニューになっていた様です
まさかのアイディア収納を見せつけられた驚きを感じつつ、メニューの方はと言うと、本日の鮮魚と思われるのが
・真鯛
・鰺
・スズキ
の3品
これらに加えて、肉料理を中心とした焼き物があったり、季節の野菜を使った料理もあり
更には・・・中華そば!?
〆の一杯として提供されているラーメン、ということでしょうか?
いずれにせよ、そう来るとあるなら、これに答えずにはいられません。
という訳で、〆に中華そばを頼む事を前提としながら、注文を進めていく流れに。
鮮魚を中心としたおつまみもさる事ながら、〆の中華そばが驚くな程の本格派だった!
一杯目のビールを頼むと共に、まずはお通しから
この日、お通しとして提供されたのは・・・
まさかのあん肝(笑)
お通しからして冬の味覚、しかも高価なあん肝が登場となると、これは否が応でも期待を寄せてしまいます。
続く二品目には、
本日の鮮魚の中から、スズキをチョイス
調理法はムニエルとカルパッチョ、2つある中からカルパッチョを選ぶ事に。
淡泊な白身魚ながら、食感を活かし、更にはオリーブオイル主体となるソースの味付けもなかなか
普通、居酒屋が扱うスズキとなると、刺し身もしくは洗いで提供されがちですが、素材の特徴である淡泊な味わいと食感を活かすのであれば、欧風の調理法の方が適している様にも思います。
それだけに、魚の持つ特徴を活かした手法で提供されるあたりから、早くも店主さんの実力が垣間見えてきます。
※ ちなみに、この後ムニエルも頂いたのですが、これもまた絶品だったのは言うまでもありません。
続いて、箸休めにでもなれば・・・と注文した、
こちら、アスパラの明太マヨ和え
茹でたアスパラを明太子&マヨで絡めたシンプルな品なのですが、アスパラの味の濃さが格別
春が旬の野菜だというのに、この季節にこれだけ味の濃いアスパラは、なかなか見かけません。
そして、次も鮮魚の中から、
鰺と真鯛を、それぞれお造りにて
個人的に、鰺はなめろうで頂きたかった所ですが、気付いてたら注文されていただけに、間に合わず…
旬の時期ほどドップリした脂は乗っていないものの、品の良い旨味が味わえます。
そして真鯛の方ですが、こちらは皮目に熱湯を掛けた皮霜作り
まだ胃の特徴とも言うべき、皮目の旨味がしっかり味わえる一手間が加えられており、これもまたさすが
店主さんの、洗練された技術と確かな経験が味わえる、そんな調理を随所に感じます。
そして、細かく諸々を注文したものの、気付けば飲み始めから3時間が経過
あれやこれやと食べ、摘まんできたものの、アルコールの量に比例しスマホを構えるのが面倒となってしまい、
最終的に、写真を残していたのはこちら、
・蛸のガーリックソース
・塩モツ煮
の2品のみにw
極限まで薄く切られたタコは、ソースの味わいをしっかり感じさせると共に、その食感もまた秀逸
というか、この薄さにカットするって、相当な包丁技術じゃないでしょうか
そしてモツ煮、これはもう説明の不要な一皿
ここまでの技術の高さを見れば分かる通り、煮込みが美味く無い訳が無い。
トロットロ過ぎて思わず、溶けた?と思わせる程に柔らかくなったモツがタップリ入った、優しさ溢れる一杯となります。
そして、この日のラストを飾るは、そう
開幕前より狙い撃ちしていた、こちら
居酒屋らしからぬ、本格派の出で立ちで現れた、中華そばとなります。
ここまで、和食やイタリアンを中心に頂き、そのどれもがシンプルながら確かな実力を感じる品ばかり
とは言え、これまで摘まんできた品々とは、まるっきりベクトルの異なる中華そば
さすがにここばかりは、本職を凌ぐ料理を頂く事は出来ないだろう
・・・と、大した期待を寄せず頂いてみたのですが、これがまた、良い意味で予想を裏切る展開に
一口目は鶏ガラを感じる優しい醤油テイストながら、飲み進めるにつれ、煮干しの旨味が強調
とは言え、淡麗でアッサリした味わいだけに、濃さこそ無いものの、滋味深い優しい味わいに仕上がっています。
このスープの優しさときたら、お酒の〆に味わう一杯としては最高過ぎる優しさで、なんならこのまま寝てしまいたい位
もちろん、スープが優しすぎても寝る訳にはいかず、続いて麺を頂く訳ですが
さすがに麺については、本職を凌ぐ味わいとはいかずも、この優しいスープを絡める柔らかさが、またもや飲み疲れた体に程良く吸い込まれていきます
トッピングも、ネギに玉子、チャーシューほうれん草とシンプルではあるものの、一つ一つがとにかく丁寧
ランチや晩ご飯の一食としてカウントするには、さすがに物足りなさを感じるものの
飲んだ後の〆として、アルコールに浸った体を癒やす、〆のラーメンとしては完璧すぎる優しさを堪能するものとなりました。
総じて、派手さや独創的な面こそ無かったものの、どれも丁寧かつ手間暇を惜しまない料理ばかり
しかも、鮮魚から野菜、和食からイタリアンと、素材に合わせた調理法で最適な料理が頂けるのも大きな魅力
更には、〆の一杯まで体を気遣ったかのような一杯が頂けるのですから、この均整取れたメニュー構成は素晴らしい限りです。
遠方からわざわざ足を運ぶ、と言うだけの強い特徴や惹きを持ち合わせている、とは言えません
が、ご近所にあれば最高に嬉しく、〆の一杯までをカウントすれば、ちょっとくらい歩いてみても行ってみたい
なにより、カウンター席が広く、独り飲みでも立ち寄りやすい、そんな温かみ溢れるお店への初訪問となりました。
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遊房
■ ゆうぼう
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区轟町4-2-14
■ 営業時間:17:00~23:00
■ 定休日:月曜日