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都賀で見つけた『超隠れ家』なカジュアルイタリアン お座敷ダイニングカフェ 醍醐に初訪問!

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少し前にTwitterで千葉の飲食店情報をチェックしていた時のこと

都賀~桜木間にこの春、新たな飲食店がオープンしており、またランチも提供しているとの情報をキャッチ。

以来、何度かランチに訪問をしてみようと試みたものの、お店の定休日と、私のタイミングがなかなかあわず、気付けば3ヵ月が経過

 

まず一度はランチで訪問し、ランチが良かったらディナーも・・・

と思っていたものの、この日は昼間から家族丸ごと外出し、その足で晩ご飯も外食となり、ならディナーで初訪問してみよう・・・

と向かった先がこちら

カラオケ招き猫や、やまや桜木町店のある、都賀駅と51号を結ぶ通り沿い

都賀スポーツセンターのすぐ隣に、この春オープンした「お座敷ダイニングカフェ 醍醐」へ初訪問してみることとなりました。

都賀スポーツセンターの隣に3月オープン 座敷で食べられるイタリアン お座敷ダイニングカフェ 醍醐

上記写真をご覧頂いても分かる通り、澄一という定食?小料理屋の跡地に居抜きでオープンした、お座敷ダイニングカフェ醍醐

お店のコンセプトは、イタリアンを中心としたカジュアル系&お酒も飲めるお店となるのですが、その外観は完全に和食(笑)

 

そのギャップからか、近隣では話題に挙がっているお店らしいのですが、まだネット上には情報が少なく、どんな料理が頂けるのかもほぼ分らないままの初訪問

表の看板を見てみると、

お店の外観は完全に「和食」ながら、提供される料理はイタリアン中心となり、早くもギャップ萌えしてしまいます。

 

店外には黒板始め、多数のメニューが掲載されており、

そのどれもが、完全「和」なお店の造りを、良い意味で否定するイタリアンなメニューがズラリ

 

お座敷なのにダイニング、というお店のコンセプトも期待を高めてくれる中、早速店内へ

お店の造りは、外観通り、元は割烹・小料理屋さんであった内装そのままの造り

カウンター席10席程と、小上がりの座敷が3席といった構造になっております。

 

なお、この日は家族連れでの訪問となるため、事前に予約を入れていたことから、店内のお座敷へ通されるものとなりました

席に通され、早速メニューへ目を向けると

表で見た通り、その外観からは全く想像付かないイタリアンのオンパレード

肉料理にピザ、パスタと、お腹膨れる炭水化物から、ツマミにもなる品まで幅広い取り揃えとなっています。

 

もちろん、ダイニングの名前通り、ツマミ類もたっぷり用意されており、

野菜を中心とした前菜メニューから、オムレツなどの卵料理、アヒージョといったおつまみも発見。

それにしても、先ほどのピザ&パスタメニューもこちらのメニューも、イタリアンではありながらリーズナブルな価格帯が多く、普段使いしやすい雰囲気を感じます。

各品のボリュームの程は分りませんが、色んな品を少しずつ楽しめそうにも思えますね。

 

上記メニューに加えて、本日のお勧めメニューも用意されており、

こちらには、カルパッチョや限定となるパスタメニュー

そのネーミングだけで食欲掻き立てる「お得な肉盛り3種盛り」などなど

 

更には、こちらも限定と思われますが

「牛タンネギ塩ラーメン」なんてものも提供されていて、イタリアンの垣根を跳び越えた品もあり、店主さんの豊富な料理経験が伺えます。

 

そして、ドリンクメニューですが

こちらにはもちろん、ワインがズラリ

ただ、ワインについては、何がウマくて何が良いのか、その違いが未だ分からないため、あくまで参考として…

 

ワイン以外のドリンクについては

決して種類豊富な訳ではありませんが、定番処をしっかり抑えており、とりあえずワインが飲めずとも、アルコールに困ることは無い模様。

ザッと一通り眺めた所、すでにめぼしい品はいくつも見つかったので、まずはそのあたりをオーダーしながら、初訪問のカジュアルなイタリアンを楽しんでみましょう。

シェフ歴25年の店主が生み出す創作イタリアンは、お手頃価格ながら本格派ばかりだった

一通りのメニューをチェックし終え、早速おつまみより頂いていきます

 

まず一品目に提供されたのは、前菜となるこちら

トマトのブルスケッタからスタート

完熟したトマトの甘みがたっぷり詰っており、一品目のおつまみながら、次の展開を楽しみにさせてくれます。

 

続く2品目となるのが、

自家製ポテトサラダの塩辛のせとなります

先ほどのブルスケッタに続き、小ぶりではありますが、どちらもお値段、たったの300円

ちょっとずつ摘まみたい、お酒のアテとしては十分な量ですし、イタリアンながらカウンター席が広く、1人で訪問するお客さんには有り難い量ですね。

 

実際、店内のカウンターを見ると、ご近所に住んでいる(と思われる)お父さんが、1人飲みする姿がチラホラ

イタリアンだというのに、男が1人飲みに立ち寄りやすいお店というのは、実に少なく、近所に住んでいたら重宝しそうです。

 

続いての3皿目ですが、

今度はカルパッチョが登場

この日の鮮魚には、鯛(確かそうだった気が)が使われており、多数のトマトと彩り鮮やかに盛られております

薬味代りのピンクペッパーが、柔らかい辛味を与えており、味付け、盛り付け共に繊細で美しく、そして奥深い仕上がりです。

 

続いては、子供のおかず代りにとオーダーした、

こちらのイタリアンチーズオムレツとなります

チーズとトマトを使ったシンプルなオムレツ・・・との説明ですが、とんでもないw

ふんわふんわに焼き上がったオムレツの甘み、中からとろけるチーズの塩味、自家製トマトソースの酸味と甘みが合わさり、深い味わいを形成

シンプルな工程なのかも知れませんが、そこに使われている素材や技術の高さが感じられる、正にプロが作るオムレツであり、子供のおかずに・・・とチョイスしたことに勿体なさを感じさせます。

 

そして、ここで予想だにしない展開を引き起こしたのが、こちら

1杯目のビールを飲み干し、2杯目に注文したのは

「ジンジャーハイボール」となるのですが・・・

 

ここ、醍醐のジンジャーハイボール、ガッツリ摺り下ろししたジンジャーが使われているのです

てっきり、ジンジャエールで割ったハイボールを想像していただけに、良い意味で予想を裏切られるハメに

さすがの自家製ジンジャーだけあり、旨味も辛味も際立っており、ここからは終始ジンジャーハイボールを頂くことに

 

続いての品から、いよいよメイン部門へ

注文から20分程経過し、ここで登場となったのが、本日のお勧めメニューにあった

「お得な肉盛り3種盛り」となります。

 

同プレートに盛られているお肉は、

・牛ロース

・いも豚三元豚

・国産鶏もも

の3品となり、それぞれ岩塩と胡椒で味付けを行い、焼き上げた品

 

付属でタレや各種薬味(岩塩、ペッパー、ワサビ)が付いていますが、まずはシンプルに何も付けず頂いてみると・・・

・・・ウマすぎw

 

シンプルな味付けとの説明ではあったものの、全然それどころじゃない

素材の持つ旨味なのか、脂をギュッと閉じ込めた焼き加減からか、とにかく甘みと旨味がハンパじゃないのです

各種薬味、タレがあるものの、それを使うこと無く十分過ぎるウマサが、じっくり焼き上げられた肉の内側にギュウギュウに閉じ込められており、ひと噛みする度に大爆発!!

 

鶏、牛、豚と3種あり、どれも甲乙付けがたい個々の旨味を発揮していますが、敢えて優勝を挙げるなら「いも豚三元豚」じゃないでしょうか

ただ、そのままでもウマいとは言え、せっかくタレを提供してくれているのですから、こちらも試しに・・・と使ってみると

 

・・・もうイヤになるくらい、ウマいw

素材のみでも十二分にウマかった肉達に、更なる奥行き、深み、と、立体的な旨味を形成してくれるのです。

博多華丸大吉が

「糸島(福岡県)の土は、どんな種を植えても美味くなる」

と言っていましたが、それと同じ様に

「このタレは、何に掛けても美味くなる」

と呼んでも遜色ないほど、何にだって合いそうな美味さとなり、なんだったらこのタレを水筒に入れて持ち帰りたい程。

 

そして、肉質は良いのに味付けの弱い久兵衛の焼肉に漬けて食べたい!!

なんて想像を膨らませる程、とにかく夢広がるタレとなっておりました。

 

そんな優勝が当確となる「お得な肉盛り3種盛り」に続き現れたのが

こちら「牛シマチョウのモツージョ」となります

モツを使ったアヒージョ=モツージョとのことですが、このシマチョウのプリプリさと脂加減もハンパじゃない

そして、そんなシマチョウの脂を、追い脂として蓄えた、鍋下に貯まるオリーブオイルは旨味の爆薬庫状態

そんな旨味の爆薬を浸けて頂くバケットが美味しくなるなる訳も無く、家族総出で奪い合いを引き起こすものとなりました

 

そうこうしながら、そろそろ宴もたけなわ

普段ならこのあたりで「ごちそう様!」と行きたい所ですが、ここ醍醐には

・パスタ

・ピザ

など、イタリアンらしい〆の炭水化物が多数あるわけです

 

せっかく取り揃っている〆ご飯を無下にする事は出来ず、ここでラスト1に選んだのは・・・、

パスタでもピザでもない「牛タンネギ塩ラーメン」となりました

 

というのも、ここから〆パスタを1人前、丸々平らげるのはキツく感じていたももの、こちらのラーメンについてはハーフサイズから注文可能との事

最後に小腹を埋めたい〆の一品には、実に有り難いサイズということで、早速頂いてみましょう

 

まずスープの方ですが、シンプルながら旨味のシッカリした、牛×塩ベース

臭みやしつこさは感じられず、洋食で言う所の「フォンドボー」の様な構成となっており、丁寧な仕事が感じられます。

 

続いて麺ですが、

こちらは本業がイタリアンだけに、ラーメン専門店と同様にはいかず、既製品の中華麺が使用されている様子

ただ、アッサリしたスープとの相性を踏まえ、スープを拾いやすい縮れ麺が使用されているなど、多種多様な料理をこなす店主さんらしく、バランス加減は申し分ありません。

 

そして、チャーシューの代わりとなるべく、このラーメンの肝を支えるのが

 

こちらの牛タンとなっております

素材としての旨味はそこまで感じないものの、チャーシューにはない食感が味わえるこのトッピングは、なかなか面白いですね

なにより、牛ベースのスープとの相性が良く、チャーシュー代りに味わうと言うよりも、牛タンの入ったスープとして頂くと旨味も増して実に楽しい

 

加えて、白髪ネギやもやし、青ネギなど、細かなトッピングに至るまで、ハーフサイズながら手抜き無い作りには驚かされます。

ラーメン専門店と肩を並べる程・・・と言うには言い過ぎでしょうが

(中には酷いラーメン店もあるので、それらと比べりゃ全然上ですがw)

飲みながら、〆の一杯として頂くラーメンなら、申し分ない完成度の高さに思いました。

 

という訳で、本来なら最初にランチで訪問しつつ、その後にディナーを…が慣例となっている中、

ランチをすっ飛ばし、いきなりディナーでの訪問となった、お座敷ダイニングカフェ 醍醐ですが、総評は文句なしの再訪確定店となりました。

座敷席でくつろぎながらも、本格的なイタリアンがリーズナブルに頂ける、この時点で非の打ち所ない中

・店主さん、奥様共に感じが良く、居心地抜群

・料理のレパートリーもイタリアンだけに留まらず豊富

・座敷席があるので、子供連れでも全然ウェルカム

・近所だったらカウンターで毎日1人飲みしたいところ

と、同業他店にはない、醍醐ならではの良さが多数見つかる、替えの効かない良店とも言えます。

 

惜しむらくは、今回食べ過ぎた故にパスタ&ピザを頂く事が出来ずに終わったこと、位でしょうか(笑)

同メニューはランチでも頂けるとの事なので、次はランチで訪問しつつ、また家族総出でディナー帯にも訪問したい、新たなお店の発見となりました。

 

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お座敷ダイニングカフェ 醍醐

■ おざしきだいにんぐかふぇ だいご

■ 住所:千葉県千葉市若葉区桜木北3-16-4

■ 営業時間:11:30~14:00 / 17:00~22:00

■ 定休日:月曜日・第1火曜日・第3火曜日

 

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