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西千葉の裏路地で人気を誇る、もう一つの町中華、中華 一元を初訪問 予想を裏切る絶品餃子と共に頂く、焼肉ラーメン
土曜日ながら、子供は午前中より習い事へ
子供を迎えに西千葉へと出向きつつ、その足でランチもまとめて頂く事に
さて、西千葉駅界隈で頂くランチといえば、さすがにいい加減、ネタも尽きて・・・
来た様にも思うのですが、それでも掘れば掘る程に出てくるのが、学生の街西千葉のらしさ
この日もまた、残り僅かとなった未訪問のお店、その一つとなるこちら
黄色い看板に赤字で「定食とらーめん」を掲げる
「中華一元」となります
以前より気にかけていたお店の1つとなる一元ですが、
・外観から感じる入りづらさ
・近くにあるお気に入り店
などの影響?から、足を伸ばせずにいたお店
ただこの日は、私と子供、更にはカミさんと一家総出でのランチ
これら全員の需要を満たせるお店となれば、やはり町の中華屋さんこそが最適なお店
そんなこんなの流れで、満を持しての初訪問を果たすものとなったのです
お店の前には、以下の様なリーズナブルメニューも掲載されており、
昔ながらの中華屋さんといった風貌ではあるものの、
学生の街らしく、コスパ良好なボリュームある(っぽい?)メニューも多数提供
お値段、ボリューム面には文句なさそうな同店
さて、一体どんなメニューが提供されているのか、町の中華屋さんらしい尖ったメニューに期待を寄せ、いざお店の中へ。
学生街の西千葉でも随一?の入りにくさを誇る中華 一元へ、満を持しての初訪問
この日、お店を訪れた時刻は12時を少し回ったところ
普段なら昼真っ只中の繁忙帯となる同時間ですが、前述した通りこの日は土曜日
すぐ近くにある「ラーメン太陽」も、土日の昼時はのんびりしている様に、
本日訪れた「中華 一元」も、学生街の土曜日らしく、のんびりした時間が流れている事であろう・・・
と、勝手ながらイメージしながらお店を覗くと、店内には大量の学生が(汗)
外から見るよりも広い作りとなる同店は、入って右手に小上がり席
正面にはテーブル&カウンター席といった作りとなっており、各席数は
・小上がり席 → 18~20名
・テーブル席 → 12名
・カウンター席 → 6名
ほどが収容できる広い作り
ですが、うち小上がり席の方は、学生らで満席に
テーブル席も、店内入ってすぐの1席を残すのみで、残る空席はカウンターのみといった大盛況
それもそのはず、この日は10月後半の土曜日
十日後には、千葉大の文化祭を控えている時期となり、学生にとっても大賑わいの時期にダダ被りなのです
かろうじて席に空きはあったものの、見渡す限り、学生らの席にはまだ、オーダーの提供も済んでいない様子
20名近い先客のオーダーを終えてからの提供とあっては、相当時間を待ちそうに思い、二の足を踏んでいるところへ女将さん?が登場
3名で訪問した私たちの姿を発見するやいなや
『こちらの席、どうぞ~』と、愛想良い笑顔で一声
こうも感じ良くお店へ通されてしまっては、後にも引けず・・・
タイミングを見誤ったことを反省しつつ、時間がかかる事を覚悟しながら席へかけるものとなりました
多数の学生が押し寄せている雰囲気に始まり、
店内の本棚に並ぶ
・美味しんぼ
・ゴルゴ13
・使いかけの詰め替え用ティッシュ(×8個)
の数々
更には、
2席のテーブルをまたがり、その間を橋渡しするがごとく置かれた、お水用のグラス
これぞまさしく町中華、と呼ぶべき光景が、至る所に散在しております
しかし、そんなお店でありながらも、これまた学生街という立地からか
お会計には「PayPay」による決済が導入されており、お客さんの多くも同決済を利用
こう言っちゃナンですが、明らかに電子マネーとは縁遠そうなご年配の夫婦にも女将さんは
『お支払いは?PayPayにしますか??』と尋ねているなど、電子マネー決済が標準化されている用にも見受けられます
※ もちろんこちらのご夫婦は、現金払いで帰って行かれました
さて、そんなお店の気になるメニューはというと、
まず麺類の方は、中華料理店らしいラインナップ
半ラーメン400円という激安な価格から始まり、定番の麺類その大半は700円前後
五目そばに広東麺らを気にかけながら、特に興味をそそったのが焼肉らーめん
続くご飯類も、良い意味で定番がひとしきり揃うメニュー構成
チャーハンに中華丼はもちろん、町中華らしくカレーやカツ丼までもが名を連ねます
その下に行くと、今度は一品料理へ
餃子や鶏の唐揚げは、それぞれ3個、2個から注文可能となる他、
・炒め物各種
・点心各種
・チキン&メンチカツ
までもが揃う、定食屋さんらしい一面も見せております
続いて裏面に向かうと、
これはもう、中華料理店の域を飛び越え、完全に定食屋さん
餃子やコロッケが主役となる定食(650円)から始まり、先ほど目にした一品料理の殆どが定食としても提供
更には、人気とおぼしきおかず類やチャーハンなどに、餃子や唐揚げを加えた、ボリューミーな定食類までもが記載
更には、各定食にプラスをお勧めされる納豆、冷や奴などもメニューに加わり、その数は・・・
いちいち数えるのもどうかと思いますので割愛しますが、とにかくこの充実した品揃えこそ、町中華の鏡ともいうべき品数
そして、全てのメニューをPayPayで支払えば5%還元というキャッシュレス化の波にもしっかり便乗しております
そんな数多くのメニューを前にし、頭を抱える事数分
やはり、最初の衝撃を忘れる事が出来ず、この日のオーダーは
・焼肉らーめん
・餃子
を頂いてみる事に
なお、子供とカミさんの方は
・コロッケ定食
・麻婆なす定食
を、それぞれオーダーするものとなりました。
老舗?らしさと近代要素の融合する学生街の町中華で頂く、禁断過ぎる焼肉ラーメン そして餃子は・・!?
注文を終えたところで、時計の針は12時半にさしかかろうとする頃
店内の小上がり席は、前述した通り多くの学生でひしめき合う状態
一方、テーブル席の方には、私たち以外にも一般のお客さんが訪れており、
更には、私たちより遅れ入ってきたお客さんもカウンター席へ通され、広い店内ながらほぼ満席に
大通り沿いでは無い上に、西千葉駅からも離れた立地
(京成みどり台駅との、ほぼ中間地点で、両駅どちらからも徒歩5~6分)
加えて、外から見る限りは入りづらさを感じてしまう、その佇まい故に長らく未訪問でしたが、よもやこれ程の人気店が存在したとは
ただ、その人気ぶり故に浮かぶ疑念
それが、調理にかかるであろう時間、となるのです
この日、厨房に入っていたのは男性のスタッフさん
ホールとお会計、調理も女将さんが手がけているものの、これだけ忙しい店内の調理を、2名体制で賄っているのです
私たちより、一足先に入店している学生は、20名ほど
しかも、その殆どの前には、未だランチの供給が行われていないのですから、パッと見の印象ながら、これは30分
いや1時間近く掛かってしまう事も、十分予想できる忙しさでは無かろうか?
そんな懸念を抱きながら、待つ事20分少々
予想を裏切る手早さで、まず提供されてきたのがこちら、
子供の注文した、コロッケ定食となります
揚げ物といった性質上、同タイミングで重なったオーダーと同時に揚げられたのか?
予想を大きく裏切る、好成績(とは言っても、オーダーから20分後ですが)でテーブル前に
その跡を追うかのタイミングで、
今度は、カミさんのオーダーした麻婆なす定食もテーブルの方へ
※ こちらに置かれているティッシュのゴミは、カミさんが置いたものでして、お店からの提供ではございません(笑)
私がイメージしていたよりも、圧倒的に早い両品の配膳
見過ごしている間に、いつの間にか学生の方へも全品提供が終わっていた?
そんな馬鹿な・・・と、小上がり席の方へ目を向けますが
うん、やはり殆どのテーブルには、まだ配膳は済んでいないまま
私たちよりも先に到着していた学生達ですが、もしやここのお店
わざわざ気を遣い、学生さんを後回しにし、それ以外のお客さんを優先して提供を行っている?
その真偽が定かではないものの、やはり学生席よりも早く、私の方にもオーダーの品が到着
西千葉の中華 一元にて頂く本日のランチ
・焼肉らーめん
・餃子(5個)
以上の2品となります
注文から30分弱で提供となったこちらの2品
まず焼肉らーめんですが、
そのネーミングを宿すお店は数あれど、提供される品の姿形はお店によって千差万別
それ故に、お店の特徴が顕著に伝わるのも、同品の特徴となります
さて、ここ中華一元で提供される焼肉らーめんについて、
スープの方は鶏ガラ系をベースにした、シンプルな醤油スープ
そこに浮かぶのが焼肉となるのですが、野菜等は添えられておらず、シンプルに焼かれた豚肉が3枚程トッピング
更にはわかめ、メンマ、もやしらが添えられており、昔ながらの醤油ラーメンといった出で立ちとなっております
それではまず、スープの方から
前述した通り、シンプルな醤油ラーメン
ですが、トッピングされている焼肉から染み出る脂の旨味、焼き目から流れる香ばしさらがスープに同梱
これによって、シンプルな醤油スープに、肉の旨味や香りが加わり、なかなか面白い風味豊かな味わいに仕上がっています
そんなスープと絡み合う麺の方は、
こちらもシンプル、昔ながらの中細ストレート麺
スープとの絡みはほどほど、といった具合ですが、このクセが無いシンプルさこそ、町の中華屋さんらしさでしょう
さあ、そして
本ラーメンを彩る主役、焼肉の登場となります
使用されているのは肩ロースと思われ、厚みはなかなか
恐らくは、生姜焼きらに利用しているロースを、こちらにも採用しているものと思われます
その厚み故、ラーメンのトッピングとして頂くには、ちょっと骨が折れる固さ
また、至ってシンプルな「焼く」行程に加え、若干の味付けがなされているようですが、その殆どの旨味はスープの方へ
結果として、こちらの焼肉から感じる味わいは、素材そのものの味わいのみといった形に
もしこの焼肉が、野菜らと共に同封するタイプであれば、もっと濃い味付けがなされ
その味わいがスープらとも一体化しているのでしょうが、前述した通り、同トッピングは豚肉のみ
その潔いシンプルさ故か、焼肉という名に偽りこそ無いものの、
その商品名からイメージする程のパンチある品では無く、むしろ控えめで上品な味わいとも言えます
脇を彩るトッピングらも謙虚なもので、
メンマこそ、大ぶりで存在感を見せてくれるものの、
わかめにもやしと、シンプルな醤油ラーメンの味わいを邪魔しないトッピングたち
派手さこそ無いものの、実直で昔懐かしいラーメンを共に作り上げております
そんな感じで、いわゆるガッツリした焼肉感を得るものでは無かった焼肉らーめん
これはこれで、ファンが多そうな味わいではあるものの、個人的には重さとパンチを期待しただけに、若干無念なところも
ですが、そんな無念さを一瞬にして忘れさせてくれたのがこちら、
ラーメンと共に頂くべくオーダーした、サイドメニュー
焼き餃子となります
見た目としては、小ぶりで焼き目しっかりした、ごく標準的な餃子
ですが、これが予想外と言うべきか
良い意味でで期待を裏切る、絶品な一品だったのです
餡は野菜多めながらジューシーで、スープの様に旨味がしたたるタイプ
香味野菜がバランス良く配合されており、これらと野菜が、見事な旨味を作り出しています
カリッと焼かれた皮目と、野菜の旨味流れる餡とのコントラストが秀逸で、サイドメニューはもちろん、ご飯のお供にも最適
よく見ると、裏の席にいる学生達には同店の「餃子定食」を頼んでいる子らも多く、隠れた人気メニューである事が伝わりました
といった具合に、ようやくの初訪問で、その全体像が見えだしてきた、西千葉の中華 一元
昔懐かしい、大衆中華料理店の様な面影を残しつつも、その中には名物もチラホラ見え隠れする、正に町の人気中華料理店
その名にふさわしい値段のお手軽さは勿論、学生には嬉しい増量サービスなども提供される、学生街の人気店らしさを感じました
なお、私たちの後に入店した一般のお客さんもまた、団体で詰め寄せている学生らよりも一足先に配膳されており
学生にはサービスが用意されている反面、商品の提供はちょっと遅れる、といった不文律が設けられている様子
加えてお会計時には、これまた女将さんより
『PayPayで宜しいかしら?』と声をかけられるなど、ノスタルジーの中に先端技術を垣間見るものとなりました(笑)
※ ちなみにこの日は、PayPayにチャージしておらず、現金払いとなりました
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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中華 一元
■ ちゅうか いちげん
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区緑町1-25-8
■ 営業時間:11:30~14:30 / 17:00~22:00
■ 定休日:不定休