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千葉唯一のドイツ料理専門店 稲毛のバーデンバーデン 数あるドイツ料理を押しのけてもリピートしたい、激旨ステーキピラフ

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千葉市内に洋食店、ビストロは数あれど、なかなかお目にかかれない料理の代表となるのがオムライス、そしてピラフ。

かつては雰囲気ある喫茶店などなら、どこでも提供していた二品ではあるのですが、いずれも手の掛かる料理であるからか、数とスピードが求められるランチ帯に同品を提供しているお店は激減。

 

最近では専門店が増えてきたオムライスに関して言えば、まだ口にする機会はあるものの、ピラフに至っては最早、パンダやコアラに並ぶ稀少な外来種の如く、めっきり口にする機会のなくなった料理の一つ、と言えます。

 

そんな背景もあり、ピラフを見つけたら頼まずにはいられなくなる衝動に駆られる私が、先日見つけた「新たなるピラフ」。

その所在地は、

JR稲毛駅から、京葉道路方面に歩いて7~8分。

 

稲毛のマルエツ向かいで、先日初訪問した「タンメン照」

稲毛のタンメン専門店、照 旨味と辛味が詰った激辛スタミナタンメン
ここ最近、如実に「野菜が不足している」と感じており、積極的に野菜が取れそうなランチを検索。 気持ち的は、麺と野菜が共に摂取出来るタンメン系を求めていたのですが、この日は日曜日。
2018-04-16 08:15

 

そのすぐ並びとなる

千葉でも珍しいドイツ料理の専門店、バーデンバーデンにて、実に素晴らしいピラフと遭遇しましたので、本日はそちらを紹介してみようと思います。

 

ちなみに、近隣にもコインパーキングは数軒ありますが、同店裏手には

こちらの通り、専用の駐車スペースがありますので、車で訪問の際には同スペースをご利用下さい。

JR稲毛駅から徒歩7~8分、マルエツ向かいのドイツ料理専門店、バーデンバーデン

前述した通り、千葉ではあまり耳にする機会の無い、ドイツ料理を専門に扱うお店、バーデンバーデン。

同店のシェフは、昭和30年代にヨーロッパへ渡り、ドイツを始め各国のホテルやレストランでシェフを務めた経験を持つとのこと。

※ 店内に掲載されている新聞の情報となります。

まだ日本人が、海外に出る機会すら少なかった時代に、ヨーロッパ諸国で修行を積んだどころか、各ホテル、レストランでシェフを務めていたというのは、相当な経歴に思われます。

 

そんな経験を経て稲毛にお店を構え、ドイツ料理をメインにした、ヨーロッパ諸国の料理を提供するお店となるのですが

外観同様、店内の内装もヨーロッパの雰囲気を感じさせる作りとなっております。

※ 海外は韓国とハワイしか行ったことが無いので、あくまで予想ですが

 

では続いて、メニューの方へ。

ランチ帯では、日替わりメニューが3品用意されており、それぞれパンまたはライス、コーヒーまたはジュース、シャーベットまたは本日のデザートまでがセットに。

ちなみに、この日のランチには、

・魚介のドリア

・ソーセージ等のレンズ豆のシチュー

・小エビ風味のマカロニグラタン

以上3品が提供されております。

 

ドリアやグラタンに、パンならまだしも、ご飯・・・?

という組み合わせに違和感を感じますが、私にとってサッカーと工業製品以外に馴染み無いドイツでは、私の常識を覆すような組み合わせも成立してしまうのかも知れません。

 

その他、グランドメニューの方では、

なんとなくイメージの中にある「ドイツっぽい料理」となるエスカルゴやステーキ、

 

ドイツ村でも馴染み深いソーセージやアイスバインなど。

他にも、パエリヤや肉料理などが並び、ドイツだけに留まらず、広大なヨーロッパの様々な味覚が取りそろっています。

そして、なによりこの日の主役へと上り詰めた「ステーキピラフ」も、この位置にて発見できます。

 

その他、黒板メニューの方には、

魚介料理屋肉料理などが並んでおり、こちらの多くも日替わりとなる様子です。

私の知るドイツのイメージとして、ハンバーグやステーキが中心なものと思い込んでましたが、意外にも鶏料理が中心。

 

予想とはだいぶ異なるメニューの取り揃えながら、前述した通りこの日の目当てはピラフに他なりません。

という訳で「特製和風ソース ステーキピラフ」をオーダーする事となりました。

見た目だけじゃ伝わらない、肉の柔らかさ、味付けが素晴らし過ぎるステーキピラフ

お店の開店直後となる11時頃に訪問した、稲毛のバーデンバーデン。

この日は平日とあってか、先客はまだ1組のみ。

 

その一組(カップル?)も、ソーセージやオードブルを頼みながら、ワインを嗜んでおり、なんとも優雅なランチの過ごし方をしておりました。

この先客同様、ランチとは言え、ヨーロッパ各国の様々な肉、魚介料理が楽しめる取り揃えを鑑みると、慌ただしくランチを掻き込むというよりは、昼ではありながらものんびりお酒や料理を堪能するスタイルのお店=バーデンバーデンと言えそうです。

 

そうは言いつつも、まだまだ昼からお酒を嗜む行為に罪悪感を覚える私は、掻き込むランチを推進中。

注文から15分弱、いよいよステーキピラフの到着となりました。

ランチセットでは無いため、ピラフ単体でのお出まし。

サフランライスのように色づいたお米と、ちりぢりの野菜、その上にドッと構えるステーキという構成は、一見するとありふれたピラフのようでもあります。

しかし・・・このピラフとステーキ、スプーンで一口運べば、ありふれたピラフとは一線を画する存在であることに気付かされるのです。

 

それではまず、ピラフから一口。

こちらのピラフは、野菜等と一緒に炊いたご飯を炒めた、いわゆる正しい手順で作られたピラフ。

それだけに、喫茶店や昔ながらのピラフに比べると、ご飯が軟らかくは感じますが、その分様々な部材の味がしっかり染みており、ご飯単体でも申し分のない美味しさ。

若干味が濃くは感じますが、それもそのはず、上に乗るステーキのソースがピラフにも染み渡っています。

ただ、この微妙な濃い味ソースがあるからこそ、シンプルに炊き上げられたピラフを、ご飯だけでも美味しく感じる要因とも言えます。

 

では、その登頂を飾るステーキはどんな塩梅なのか、というと

表面には十分な焼き色が備わっておりながら、中はミディアムレアなピンク色。

その色が指し示すとおり、驚く程に柔らかい焼き上がりとなっています。

柔らかなステーキを噛みしめる度に、溢れ出てくるジューシーな肉汁。

お肉が苦手な方にはしつこさを感じさせるやも知れないサシの入り様ですが、上に掛かるソースがポン酢と玉ねぎ主体の酸味ある和風ソースとなる為、脂滴るステーキでもグイグイイケてしまいます。

 

ソースは完全和風ながら、ご飯はピラフ、具材はステーキと、和洋折衷した素晴らしい仕上がり。

しかも、ステーキの肉質たるや、昨今溢れかえるステーキ専門店に負けない処か、それらを凌駕する肉の柔らかさと脂のきめ細やかな味わいが頂けるのです。

それだけの出来映えながら、お値段は1200円。

 

ステーキチェーン店でも、1000円台前半でこのクオリティのお肉が頂けるところは、そうそう無いのですから、この良心的な価格、そしてレベル高い料理は、個人経営店ならではのタマモノと言わざるを得ません。

ピラフに肉をトッピングするお店自体は少なくありませんが、ご飯、肉共にここまでのハイクオリティ仕上げは、そうそう見かけないレベルじゃ無いでしょうか。

 

惜しむらくは、このピラフがランチセットでは無く、単体での提供となる点。

プラス数百円でも構わないので、ここにサラダ&スープでも付いてきた日には、ボリューム、バランス、満足度共に申し分ない、絶品レベルのピラフを美味しく頂けました。

 

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バーデンバーデン

■ばーでんばーでん

■ 住所:千葉県千葉市稲毛区小仲台7-27-1

■ 営業時間:11:00~14:00 / 17:00~21:45

■ 定休日:火曜日、第二月曜日

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