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ペリエ千葉5F 神田グリル 千葉ではレアなトルコライスを発見!
オープン以来、けっこうな数のお店を回ってきたものの、これでもまだ半分に到達するかどうか、というほど新店の数がとにかく多いペリエ千葉。
しつこさすら感じるものの、この日のランチも未訪問のお店に向かうべく、ペリエへ行ってきました。
この日のお目当てはというと、
ハンバーグ&オムライス、という夢の共演が人気NO1とされるこちらのお店。
オープン以前より着目していた洋食店「神田グリル」にて初ランチしてきました。
昔懐かしい洋食が多数揃う、神田グリル ペリ千葉店
開店5分前に店先へ着いたものの、入店を待ちわびるお客さんが早くも7~8名列をなしている、神田グリル。
オープン当初の人混みが収まってきたペリエ千葉、開店待ちの列が出来ているお店は「アロハテーブル」を始め、数えるほどになってきましたが、その中でも未だ列が出来るこちらのお店。
その理由ですが、私が思うに「古き良き時代を思い出させてくれる洋食メニューの数々」ではないでしょうか。
ひとまず、開店と同時に店内へ。
テーブルに置かれたメニューに目を向けると、まずはランチメニューを発見。
グランドメニューについては、少し高めに感じる値段設定でしたが、こちらのランチは1000円以下とリーズナブルなセットが豊富。
そのメニュー内容も、鉄板に盛られたミートソースやチキンステーキのピラフな、カニクリームコロッケなどなど。
まるで「30年ほど前に食べた、デパートのレストラン」を思わせる、THE洋食なメニューが取りそろっています。
グランドメニューは更に華やかとなっており、
ハンバーグやビーフシチュー、ピラフといった洋食屋さんの定番メニューに始まり
オムライスやカレー、
しかも、単品では無く「洋食屋さん」らしいトッピングを盛り付けた多彩なメニュー、
そして当然ですが、
洋食のド定番となるハンバーグ&ステーキも、サイズやトッピングを変更しつつ、多彩な組み合わせで頂く事が可能に。
千葉市内でも老舗と呼ばれる洋食店はまだ健在ですが、その多くは個人経営のお店ばかり。
少人数で運営している個人店では提供の難しい、多彩なメニューが頂けるのは、ここ神田グリルならでは、といったところでしょう。
そして何より、メニューに目を向けることすらなく、半自動的に「お子様ランチ」を与えられていた幼少時代。
そんな頃にヒッソリ憧れていた、「大人のご飯」が、時を経て頂く事ができる姿には、ノスタルジーを感じずには居られません。
多彩なメニューに目移りする中、私の視線が思わず「凝」を発動してしまったのがこちら
長らく千葉中で探し求めていた「ステーキピラフ」を始め、
・ビーフカツライス
・ハントンライス(金沢の名物なので、千葉では激レアなひと品)
・チキンカツライス
そして、大人のお子様ランチと呼ぶにふさわしい
「トルコライス」など、ご当地感満載な、懐かしさも漂う洋食コンボメニュー達。
ここにはもう、このワンコーナーからセレクトするしか無い!!
正に大人のお子様ライス!? 贅沢に盛り付けられたトルコライスを発見!
様々なメニューがある上、お得なランチメニューまでもある中、私がこの日セレクトしたのは「トルコライス」。
ドライカレー、豚カツ、ナポリタン
と、洋食三大メニューがワンプレートに収められた元祖、ご当地ライス。
高度成長期時代に、長崎を皮切りに全国へと広がっていった同メニュー。
当然ながら、中東の「トルコ」とはなんら関連性を持たないどころか、本場のトルコはイスラム教徒が多い為、そもそも豚肉が禁止されているのだとか。
それでありながら、同メニューがトルコライスと呼ばれ今日に至るには諸説あるのですが(3食盛られる姿がトリコロールのよう、だとか)そんな根源、私には関係無し。
好きな料理が3つも盛られる、豪華絢爛な姿のみで食は進むのです。
そんな理由からトルコライスをオーダーし、まずはセットのサラダから。
フレンチドレッシングの掛かったこちらのサラダ、可も無ければ不可も無い、まあまあシンプルなものとなっております。
サラダの提供から待つこと10分強。
ランチとしては少し長めの待ち時間を経由し、ついに到着。
具材は少なく、シンプルではあるものの、その3巨頭が既にシンプルとは言い難い、トルコライスの登場となります。
トルコライスの「ライス部分」には、白米とドライカレーの2種があるものの、こちら神田グリルではドライカレーが採用。
当然、私が好むのもドライカレーとなりますので、理想的なセッティングとなります。
次に、豚カツへ掛かるデミソース。
ソースでもケチャップでも無く、ここはデミグラスソースで無ければ成立しません。
豚カツではありながら、どこかマッタリとした甘み、そして奥深さが味わえるこの組み合わせこそ、昭和の洋食の象徴。
そして、昭和の象徴というにふさわしい、ナポリタン。
本場ナポリに「そんなものは無い」と、トルコライス同様、ネーミングセンスに疑問が残るナポリタン。
これも「パスタ」ではなく、「スパゲッティ」と呼ぶべき、ソフト麺のような太い麺に、玉ねぎ&ピーマンと、シンプルな具材で仕上がっています。
プレートを彩る三者が主役でありながら、三様に張り切りすぎず、どこかチープな雰囲気を醸し出す空気感。
この取り合わせであれば、凝ったソース、具材など必要無し。
言ってみれば、どれも家庭レベルの味で十分なのです。
家庭レベルで作れる品ばかり、ではあるものの、じゃあ家庭でこの3品を同時に提供できるのか?
いや、そんな面倒な事はしたくない!!
その面倒を叶えてくれるのがお店であり、そしてトルコライスの在り方なのです。
1品1品のこだわり、味への探求などを求める方が野暮。
ただただふてぶてしく「豪華に盛り付けてやったぞ」、その表情を見せるだけで十分。
トルコライスとは、そんな存在なのだと再確認した一食でした。
※ 要するに、どれもそつなく提供されているものの、特筆すべき点は無い。
でもそれで良いんだ、と伝えたい訳です
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神田グリル ペリエ千葉店
■ かんだぐりる ぺりえちばてん
■ 住所:千葉県千葉市中央区新千葉1-1-1 ペリエ千葉 5F
■ 営業時間:11:00~22:30
■ 定休日:ペリエ千葉に同じ