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千葉駅から徒歩5分、裏千葉の人気店キャトルセゾン ランチの品々も絶品ながら、思わず驚くバターの美味さ!
この日は午前中から千葉駅周辺に出向き、一仕事
その足でランチへと向かうこととなったのですが、時刻は12時少し前。
周辺でランチ営業を行っているお店の大半が開店しており、忙しくなり始める時間となります。
どこでランチを食べようか・・・と徘徊している矢先、目に飛び込んできたのが、
千葉駅周辺に数ある飲食店の中でも、ランチ帯には常時お客さんで混み合っているレストラン、キャトルセゾン
元々は富士見町で営業していた、カジュアルなフレンチを頂けるお店となるのですが、5年程前にお店を閉店
その後一旦の充電期間を経て、現在はこちらの新田町(通称、裏千葉)にお店を構える様になりました。
そのオシャレな造りもあってか、日頃は女性のお客さんで賑わっているお店となり、中年男性が1人で入店するには気が引けてしまい、普段は敬遠していたのですが・・・
外から店内の様子を見てみると、この日の先客は2組4名ながら、いずれも男性のみ
この雰囲気であれば気兼ねせずに入店出来そう、ということで、キャトルセゾンにてお昼ご飯を頂いてみます。
千葉、富士見町で25年 新田町に移転し5年、計30年の老舗レストラン キャトルセゾン
千葉駅から国道14号方面に向かい、センシティの交差点を過ぎた、1つめの交差点
そこを右に曲がり50mほど進んだビルの1Fにお店を構える、キャトルセゾン
前述した通り、以前は富士見町で営業していたお店で
(確か、煮りんの2Fだったかな)
その頃には数度訪問したことがあるのですが、現在の新田町移転後は
・オシャレな店内には、いつも女性のお客さんで一杯
といった事情に加えて、もう一つ私の好奇心を動かさない事情があり、訪問に踏み切れずにいたのです。
それがこちら、
ランチメニューとなるのです。
こちらキャトルセゾンでは、ランチ帯には全5種のメニューが提供されているのですが、その内
「オムライス(1日限定4食)」以外のランチメニューは、全て「パン付」となっております。
そう、いわゆるパンかご飯を選べるスタイルでは無く、「パンのみ」が付いてくる形式なんですね。
ランチとは言え、やっぱり食べたくなるのはパンよりご飯派となる私
加えて、女性向け雰囲気漂うお店に伺う際に利用する飛び道具、
「かみさん同伴」を使おうにも、うちの奥様はパン(というか、小麦)がNG
要するに、
・パンでお腹が膨れる気がしない
・女性客が多くて入りづらい
そんな理由が重なり、これまでランチ訪問を避けてきたものとなります。
ただ、この日は朝イチで千葉そごうへ出向いており、みちのく物産展で買い物がてら、たっぷり試食を頂いてきたところ
加えて、カミさんもおらず、パン食であっても気に掛ける理由が無い事、店内のお客さんも男性のみであったことから、キャトルセゾンでのランチに踏み切ることとなりました。
という訳で店内へ入店すると、先客は男性2組4名のみと、居心地良く一安心
早速、オーダーの方ですが、この日のランチでは
・芋豚のポークソテー
・オムライス
・黒毛和牛ハンバーグ(140g)
・カジキマグロ、帆立、海老のムニエル
・海老、帆立のクリームコロッケ
からなる5品が提供とのこと。
ポークソテーかハンバーグで悩む所ですが、問題は「140g」というサイズ
いくら黒毛和牛とはいえ、通常よりも小ぶりに感じるサイズでは、どうも満足感に欠ける様な・・・
まあ、ここ裏千葉エリアにはランチ営業しているお店は多数あるので、ここで空腹が満たされない様なら、どこかハシゴして帰ろう
そんな結論に達し「黒毛和牛ハンバーグ(140g)」をオーダーすることに。
注文を終えると、まずはサラダ、そしてパン用のプレートがテーブルへ
サラダは、ミニトマト、レタス、キャベツ、そしてコーン
提供された野菜自体に物珍しさはありませんが、恐らく自家製と思われるドレッシングが風味よく、また味も濃く鮮度良い野菜にキッチリハマっています
この辺はさすが、30年以上もフレンチを提供しているオーナーさんらしく、細部にまで抜かりない、手の込んだ調理に期待が出来そうです。
140gの軽めなランチかと思いきや、手の込んだ副菜が多数付いた、ガッチリハンバーグランチ
サラダをつまんでいると、お隣テーブルに座るお客さん(雰囲気から察するに常連さん?)が、ホールで接客を行っている女性スタッフさんとの会話が耳に
お客さん「いつも、女のお客さんばかりなのに珍しいねえ」
女性スタッフ「そうなんですよ~お客さんが全員、男の人って珍しいですよね」
お客さん「女の人ばっかだと入りづらいけど、これなら毎日来られるのにねえ(笑)」
お、やっぱりそう思います??
私も同じ事思ってたとこなのよ!!
さすがに毎日は来ないし、嘘でもそれは言いすぎだけど、この雰囲気なら入りやすいんですよねえ~
なんて言葉を脳裏に浮かべ、常連さんと女性スタッフさんの会話に、参加している気分だけ味わいつつ
更に別宅にいるお客さんの会話も入り込んできたのですが、こちらでは
・次回のゴルフコンペについて
・最近、ヘルニアが痛む話
・肩が上がりづらくて、ドライバーを触れるか不安
と、これまたオシャレなフレンチレストランとは不釣り合いな会話ばかり。
五十肩の悩みにまでは、まださすがに同調できないものの、良い意味でお店の雰囲気を裏切る居心地を感じながら、待つこと10分
いよいよオーダーの品が到着となりました。
こちらが、キャトルセゾンで頂く本日のランチ
黒毛和牛ハンバーグとなります。
・・・これもまた、良い意味で予想外のプレートが登場(笑)
メニュー上には「黒毛和牛ハンバーグ(140g)」の記載のみであることから、140gのハンバーグひとつが提供されるもの
と、思いきや、ハンバーグを中心に据えたプレートの上には、その他4品のおかずまでが並び、ワンプレートランチさながらに盛り付けられての登場。
まずは、メイン以外の副菜から見てみましょう
まず1品目ですが、こちらなんと、まさかの・・・
キーマカレーなのです
サイズこそ小ぶりですし、見た目ではミートソースとも見間違う
そんな外観ではあるものの、一口運ぶと惑う事なきカレー
挽き肉にトマト、更には野菜も多数使われており、副菜として一口二口頂くには勿体ない程の仕上がりとなっています。
むしろ、このカレー1品でもメインを張れてしまう程、丁寧に作られたキーマカレーが、ハンバーグプレートの一角を担ってくるとは、出鼻からとてつもないパンチを浴びせてきました。
続いての2品目ですが、
こちらは見ての通り、明太子のパスタとなります
量的には、洋食屋さんの付け合わせで出てくるナポリタンと同等
多すぎず少なすぎずのバランスもさることながら、味付けの方もなかなか
ソースベースの料理が続く中で、素材の味、しかも和風のタッチで頂ける品が入ってくると、妙にホッコリさせられます。
続く3品目となるのが、
こちらは、いわゆるジャーマンポテト・・・で良いのかな?
ホクホクのジャガイモに、人参や玉ねぎ、ニンニクにベーコンなど、様々な食材が合わさった一品
ジャガイモは皮付きのまま使われていますが、皮は薄く身とは違った食感が味わえるので、これもまた面白いですね
そして4品目は・・・
ここは残念なことに、私の天敵であるキノコがたっぷり(涙)
原則として、食べ残すこと無い様しておりますが、こればかりはアレルギーである故、残念ながら諦めさせて頂きます。
そんな具合にプレート内を1周してきたところで、ようやくメインへ
黒毛和牛を惜しげもなく使ったハンバーグとなるのですが、
断面はこの通り、ビッとした肉肉しい仕上がりとなっております
和牛100%で作られている様なので、いわゆる肉汁系ハンバーグではありませんが、噛みしめる毎に旨味が増し、食感も良好
そして、このハンバーグに掛かるソースですが、デミソースではあるものの、トマトの甘みと酸味が強めとなっています
デミソース特有の苦みやコクは抑えられているものの、旨味はしっかりしており、ハンバーグとの相性も文句なし
ビッシリ詰まった肉に、トマトの甘みが加わることによって、深みも味わえる
色んな意味でフレンチらしい、ソースの味わいが楽しめるハンバーグとも言えそうです。
メインとなるハンバーグに、多少の付け合わせ程度・・・
を予想していたものの、良い意味で大きく期待を裏切ってきた、本日のランチ
全く異なる味わいが5品並ぶプレートを一通り味わい、ここで一旦パンの方へ
お供として提供されたバターを付けて頂いてみると・・・・
何このバター、メッチャ美味い!!
牛乳の甘みと僅かな酸味に、キリッとした塩味が立っており、驚く程に濃厚な旨味が広がります。
パンに付けて頂く、シンプルな食べ方であるからこそ、バターの旨味がより際立っており、バターナイフを付ける手が止まらなくなる程
こちらのランチでは、バケットが2つ提供されるのですが、むしろこのバターのためにパンをお替わりしたい!!
恐らく、今までの人生で出会ってきた、全てのバターの中で、このバターがNO1であると自慢できるほど、とにかく美味いんです。
帰り際にバターが美味しかった旨を伝えると、どうやらこのバターはマスターの手作りなんだとか。
なるほど、このバターを作り出すスキルがあるのなら、ご飯では無くパンを提供するのも頷けます。
ていうか、富士見町時代にもこのバター、あったっけ??
・・・思い出せない(汗)
そして、ランチの〆には
ドリンクと一口サイズのデザートが登場
この日のデザートには、キウイらをあしらったミカンのゼリーが提供
甘さは控えめながら、ミカンの酸味が広がる、爽快な余韻を残してくれました。
という訳で、富士見町からここ新田町に移転し、すでに4年程が経過していながら
この日ようやくの初訪問となった、キャトルセゾンでのランチ
140gと小ぶりなハンバーグをイメージしていたものの、その実態は予想を大きく裏切る、ハンバーグをメインとした5品からなるプレートランチとなっており、想像以上の満足を得るものとなりました。
そして、メインの美味しさを忘れさせる程、とにかく驚かされたバターの美味しさ
残してしまうことが勿体なく、思わずバケットをお替わりしたくなる程の、牛乳の甘みと旨味、程良い塩味が同居した、主役を張れるほどに美味しいバターとなっておりました
一度味わってしまったら、もう他のバターでは納得出来ない
それ程に旨味が強く、余韻が後を引くバターとなりますので、食べ過ぎにはご注意を(笑)
なお、帰り際に気付いたのですが、
看板の裏側に書かれた、夜のメニューを発見
・・・そうだった!!
富士見町時代のキャトルセゾンと言えば、タラバガニのグラタンだ!!
10年近く前の出来事につき、スッカリ忘れていたキャトルセゾンの名物料理
それを帰り際に思い出すものとなり、再度のランチ訪問と言わず、次は夜訪問を狙わなければ…
次から次へと、食べたいものが出てくるんだから、ここ新田町(通称、裏千葉)は、歩く程にカロリーを摂取する、危険なエリアと言わざるを得ませんね(苦笑)
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キャトルセゾン
■ キャトルセゾン
■ URL:https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12034577/
(ネット予約 可)
■ 住所:千葉県千葉市中央区新田町12-25 AFビル 1F
■ 営業時間:11:30~14:00 / 17:30~21:30
■ 定休日:月曜・日曜・祝日