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【閉店】東金街道沿いのうどん専門店、自家製麺 かまど 創作意欲溢れる牛肉トマトぶっかけうどん
少し前に「亀喜屋」へ行った帰り道、126号(東金街道)を千葉方面へ戻ってくる道すがら、見慣れない看板を発見。
すでに昼ご飯を食べ終えた後なので、さすがに店へ入る訳には行かず、駐車場から様子を見てみると、どうやらうどん専門店が出来た様なのです。
関東でうどん専門店と言えば、
・丸亀製麺
・はなまるうどん
・ウエスト
などに代表される、全国展開するチェーン店ばかり。
半年程前まで、千葉中央に「蓮池うどん」という本格派うどんの専門店があったものの、こちらもすでに閉店しており、関東でうどん専門店を展開するのは、難しそうにも感じていたところ。
とはいえ、粉モノ好きとしては見逃すことが出来ず、
国道126号沿い、真武咲弥の跡地に昨年オープンした
「自家製麺 かまど」へ後日訪問してみることとなりました。
国道126号線、真武咲弥跡地に2017年オープンしたうどん店、自家製麺 かまど 加曽利店
以前は真武咲弥のあった国道126沿い、住所的には加曽利町になるのでしょうが、最寄り駅となるのは、一番近い千城台or小倉台でも2キロ以上の距離。
店前には広々とした駐車スペースがありますので、車での訪問が必須となりそうです。
店の入り口に向かうと、まず飛び込んできたのが
牛肉トマトぶっかけうどん、という、何ともアグレッシブに攻めたメニューが出現。
丸亀製麺などに見られる「うどん」に拘った専門店と言うよりも、創作うどんの提供をメインにするお店の様です。
喉ごしを信条とする本格派うどんもさることながら、トッピングや出汁で遊んでしまう創作うどんも、もちろんウエルカム。
予想に反した意外性あるメニューを1発目から発見し、期待値を膨らませながら、いざ入店。
店内は、厨房向かいのカウンター席に加え、周回型のカウンター風1人席、更には小上がりやテーブル席もあるなど、お一人様から家族連れまで、幅広く受け入れられる造りとなっております。
当然、私はお一人様らしくそそくさとカウンター席へ腰掛け、メニューの方へ。
お店の看板メニューが記載される傾向にある、メニュー左上を飾る品は
「豚しゃぶおろしぶっかけうどん」と、早くも攻めの態勢が感じられる構成。
うどんチェーン店でよく見かけるような、シンプルなうどんメニューは「おろしぶっかけうどん」と「釜玉うどん」、「かけうどん」のみ。
どのメニューも何かしらのトッピングや、具材を追加した、いわゆる創作うどんで頂く形がデフォとなる雰囲気です。
また、各単品うどんに加えて
おいなりさんやご飯などを付けたセットメニューも提供中。
味噌煮込みうどんやカレーうどんにご飯、これはもう・・・言わずもがなでしょう。
メニューに写真が少なく、イメージこそ浮かびづらいものの、字体で見る限りはどれも私好みな雰囲気が伝わるうどんメニューばかり。
中でも、想像力を掻き立てられるのが「牛肉トマトぶっかけうどん」。
説明書きによると、黒コショウにオリーブオイルを合わせたり、〆にはご飯を投入した雑炊も楽しめるとのこと。
それでありながら、出汁感強いトマトの酸味・・・これはもう、食べてみる以外に予想の立てようがありません。
という訳で、初訪問となる自家製麺 かまどでのオーダーは、「牛肉トマトぶっかけうどん」の一口ご飯付きをオーダーするものとなりました。
数多く並ぶ創作系うどんの中から、牛肉トマトぶっかけうどんをオーダー
この日の訪問時刻は、11:00を少し過ぎたところ。
まだ昼前に加えて、最寄り駅の無いこの立地、先客などきっといないものだろう・・・とお店を訪れたのですが、私より先に既に2名が食事中。
しかも、昼からビールをがぶ飲みするお父さんもおり、車で無ければ訪問できないであろうこの立地だというのに、徒歩で来たのでしょうか・・・??
謎深まるお客さんがちらほら見受けられる、自家製麺 かまど。
その後、お昼が近づくにつれお客さんも増え、11:20を迎える頃には10名を越すお客さんが。
その大多数がお一人様での訪問となっており、オープンから半年近く経過しているとの事ですが、すでにご近所では知れ渡る存在となっている様です。
そんな様子を眺めながら、待つこと5分。
こちらが本日のランチとなる、
牛肉トマトぶっかけうどん(一口ご飯付き)となります。
そして、同メニューの味変にと提供されたのがこちら、
黒コショウとオリーブオイル。
どちらも既製品ではあるものの、ボトルそのまんまで提供するあたりに、気っぷの良さを感じます。
では早速、うどんの出汁から頂いてみることに。
メニューの説明にも記載があったとおり、かなり強めの出汁で、関東風うどんを思わせる醤油系の強さも感じます。
加えて、タップリの牛バラから脂も落ちており、うどんではあるものの濃厚な味付けがなされています。
続いて、うどん本体の方にいってみましょう。
こちらは、コシの強さ等を感じない、ごくごくオーソドックスなうどん。
良く言えば昔から馴染み深い食感、別の言葉を使えば、何の変哲もないシンプルなうどんですね。
メニューの構成からも感じられたとおり、うどんはあくまで炭水化物、メインとなるのは出汁やトッピング類であり、創作としての味付けを楽しむスタイルと言えそうです。
前述した通り、出汁と醤油、牛の風味を強く感じるものの、同うどんもう一つの主役である「トマト」の風味はとくに感じません。
となると、このトッピングされているトマトを、自分で潰しながら、酸味を加えて味変しよう
ということでしょうか??
特に説明される訳でも無いので、試しに潰し、出汁に溶け込ませながらスープを一口…
ああ、確かに酸味が加わり、先ほどまでの牛の脂によるしつこさが和らいだように感じます。
更にこのうどんには、オリーブオイルと黒コショウによる味変もお勧めとのこと。
では双方を加え、更にもう一口・・・
うーん、合わない訳では無いけど、入れた方が美味しくなる…かといえば、どっちとも言い難い(笑)
確かに雰囲気だけは、グッと地中海に寄ったものの、そもそもの出汁に地中海を感じないので、無理矢理感が強く出ます。
トマトの酸味がもっと強かったり、ないしは最初からスープにもトマト風味が溶け込んでいるのなら、この組み合わせで一層のイタリアンが感じるやも知れませんが、自ら潰してようやく酸味が出る程度のイタリアンでは、大幅な風味増しとは言い難く感じます。
店外に掲載されていた写真では、これよりもっとトマトの存在感が強く感じられたものの、実際口にすると、オマケ程度にしかトマトを感じず。
むしろ、どこまでいっても溢れてくる、牛の脂が強く、後半には若干のクドさすら感じてしまいます。
とは言え、こちらの品は、うどんを食べ終えたとして、そこがゴールではありません。
セットで提供された「一口ご飯」をとうにゅうし、おじや風にして頂く〆が真のゴール。
という訳で、うどんをあらかた食べ終えたところで、ご飯を投入。
早速頂いてみると・・・あ、こっちの方がうどんより美味い(笑)
先ほどまで、クドさすら感じさせていた牛の脂ですが、ご飯が投入されることで程良く中和されます。
むしろ、そのクドさを吸い込むことによって、ご飯の旨味が増幅。
途中に追加したオリーブオイルや黒コショウも、ご飯の方にしっかり染み入り、リゾットに近い風味を感じる様になります。
これは、うどんを入れて食べるより、肉吸いの様にして最初からご飯で食べた方が美味いかも・・・でもこの店、名称上はうどん屋だしなあ。
うどんを看板に掲げながら、正直うどん本体は今ひとつの感を受けた、自家製麺 かまど。
ですが、出汁やトッピングの豊富さは際立っており、味の濃さもあってか、ご飯との相性は非常に良く感じました。
今回は「牛肉トマトぶっかけうどん」といった変化球より入りましたが、この出汁感やご飯との相性を考えると、カレーうどんや味噌煮込みうどんあたりは当たりを引きそうな予感ですね。
車で無ければ訪問できない微妙な立地にはなりますが、次回はカレーor味噌煮こみに期待を寄せて訪問してみたい所となりました。
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自家製麺 かまど 加曽利店
■ じかせいめん かまど かそりてん
■ 住所:千葉県千葉市若葉区加曽利町412-24
■ 営業時間:11:00~22:00
■ 定休日:年中無休