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JR稲毛近くの人気店、そば処 利兵衛 千葉では珍しい韃靼(ダッタン)そばが頂けるお蕎麦屋さん
最近、頻繁に足を運ぶ機会のある、JR稲毛駅。
この日のランチも、またもや稲毛の駅前にて頂く事となりました。
ただ、ここ数日続いた「行き当たりばったりのランチ」ではなく、この日は明確な目標を定めてのランチ訪問。
少し前に、稲毛のランチに関してネット上で情報収集した際、やたらと高評価の多かった
こちらの「利兵衛」というお蕎麦屋さんが目的地となります。
JR稲毛駅から、京成稲毛に向かう通り沿いにあるこちらのお店ですが、店舗隣に1台分の駐車スペースがあるものの、すでに停車済み。
仕方なく、お店の斜め向かいにあるコインパーキングに車を停めたのですが、こちらの通りは交通量が多い上に道幅が狭く、注意が必要です。
なお、店先まで来て気付いたのですが、
店舗隣の駐車スペースとは別に、第二駐車場があるそうです。
ただ、この説明を見る限りでは・・・・サッパリ(笑)
駅チカながら、古民家の風合いを残した趣ある蕎麦店、利兵衛
11:30の開店時刻より、遅れること10分程が経過した頃合いに入店。
すでに先客が3組おり、うちひと組との相席となります。
こちらのお店には、4人掛けのテーブル席が2組、8人掛けの大きなテーブル席が1つとなっているため、昼食時は相席が基本になる模様です。
JR稲毛駅から徒歩2~3分の距離ながら、古民家の様な趣ある外装となるこちらのお店。
店内に入ると、外装以上に情緒溢れる造りとなっており、暖房器具として
こちらの火鉢が、バリバリ現役として活躍しております。
早くも店主のこだわりが感じられるお店ですが、メニューの方はと言うと、
こちらも、かなりの強いこだわりが伝わってくる内容に。
蕎麦は原則として、
・せいろ
・田舎蕎麦
・韃靼(ダッタン)
の3種のみ。
上記蕎麦のトッピング?として、
・天ぷら
・鴨
が取り揃えられているほか、温かい蕎麦と夏メニュー数品があるのみ。
とまあ、実はこの辺については事前に予習済みでして。
というのも、この日の目的は「韃靼(ダッタン)そば」なのです。
千葉ではあまり馴染みの薄い韃靼そばというのは、いわゆる薬膳蕎麦に分類される品となります。
通常の蕎麦に比べ、ポリフェノールの一種である「ルチン」の含有率が100倍とも言われており、食べたその場から血液成分がサラサラになる、なんて言われ方をするお蕎麦となります。
その分、普通の蕎麦に比べて苦みが強く、好みが分かれるところなのですが、私的にはこのクセある苦みが結構アリでして。
そんな訳で、千葉ではなかなか珍しい、「韃靼そば」が頂ける上に、ネット上での評価も良好なこちらのお店を訪問した次第となります。
ただ、私的に予想外だったのは・・・サイドメニューの存在。
世の、こだわりを持つお蕎麦屋さん程、そのボリュームは控えめであるのが常。
値段の割に、お腹が満たされないランチの代表格となるのが蕎麦なのですが、その満ち足りないスペースを埋められそうなサイドメニューを探してみるも、
メニュー上に記載があるのは「ラッキョウ」のみ(笑)
これは、空腹が満たされるのかどうか、早くも心配になってきました。。。
蕎麦屋らしい小うるさい対応に期待しつつ、ダッタン蕎麦を頂いてみた
という訳で、本日のランチはそもそもの目的となるダッタン蕎麦。
ただ、ざるのみでは空腹が満ち足りるとは思えないので、天ダッタンをオーダーするものとなりました。
注文を終え、店内を見回してみると、至る所に様々な注意書きが(笑)
こちら利兵衛では、予約限定で「鴨鍋」を提供しているらしいのですが、鴨鍋の予約を受ける条件として
「お酒を5000円以上飲まれる方のみ」との記載が。
鴨に関し、利益を度外視している分、せめてアルコール類で利益を得るべく、
「お酒を飲んで欲しい」と、お店側が期待する気持ちは理解できます。
ですが、注文前から「飲む量(正確には、額)」を指定されている上、良く見ると鴨鍋の価格も「2人前10000円」・・・(笑)
まあ、注文してから文句を言われるより、注文前に条件を提示される方が、互いの利害が一致しており後腐れはなさそうですが。
それにしても、鴨鍋2人前で10000円+お酒5000円、かあ…まあ、お店それぞれの方針ですからね。
上記の他にも、お店からのお願い?というよりも命令?に近い口調で
「食事の際には、帽子を脱いで下さい。人としてのマナーです。他のお客様に迷惑となります」
などの記載が。
まあ、帽子を取ることがマナーであることは分るにせよ、他のお客さんへの迷惑とは一体・・・
この他にも、店内には細かく様々な注文が書かれておりましたが、食べる前から説教されている気分になるので、残りは見なかったことにしましょう(笑)
なにより、口うるさい頑固オヤジがやってる蕎麦屋というのは元来、腕に自信がある事の表れでもあります。
小うるささに裏打ちされる蕎麦が頂けるのなら、郷に入っては郷に従いましょう。
という訳で注文から10分、天ダッタンが到着となりました。
命令されるがまま、帽子を脱ごうとするよりも早く、蕎麦を運んできた女将さんより
「当店では食事の際に・・・」
はいはい、帽子ね、分ってますよ。
という訳で、帽子を脱ぎつつ、まずは蕎麦から頂いてみます。
とりあえずは汁を付けずに、きのままで頂いてみるのですが・・・
ダッタン特有の苦みが、全く無い。
むしろ、普通の蕎麦と比べても遜色ない程に、食べやすい。
これは・・・本当にダッタン蕎麦、か?
と、舌を疑いたくなるほどに、苦みを一切感じません。
本当はルチンが配合されていないのでは?
と疑いたくなる程、苦みを感じないダッタン蕎麦、これが利兵衛人気の秘密なのでしょうか?
うーん、不思議だ。。。
でも、ここまで食事マナーに小うるさくしている大将が「ダッタン蕎麦」だと言っているのだから、きっとダッタンなのでしょう。
続いて、蕎麦汁に浸しながら一口。
蕎麦汁は濃いめというか、辛めになっていますが、これは蕎麦に浸け過ぎることが無い様「敢えての濃いめ」であるものと推測できます。
無言でも小うるさく指示を与えてくる雰囲気に、頑固な職人気質を感じますね。
ただ、その割には・・・
卓上の調味料、多すぎ(笑)
お客に歩み寄っているのか、突き放しているのか、そのツンデレぶりに早くも振り回されてしまいます。
ただ、不思議なことに、最初は辛めに感じていた、この蕎麦汁。
少量を浸けながら頂いていくと、少しずつ蕎麦に甘みを感じる様になります。
本来なら、苦みがウリとなるダッタン蕎麦に甘みを感じる、というのもおかしな話なんですがね。
正直、わたしもまだまだ蕎麦に関しては見識も浅く、なにがどうなんだと味比べできる程の器量は持ち合わせておりません。
それだけに、こちらのお店の価格がどうとか、ダッタンとはこうあるべきだ、を主張できるものでは無いのですが。
もしこの、苦みを感じないどころか、徐々に甘みすら感じる蕎麦がダッタンであり、ルチンによる血液サラサラ効果の恩恵を受けられるのなら、こちら利兵衛の大将の腕前は、驚くべき技量と言わざるを得ませんね。
ただ、蕎麦の腕前には驚かされたものの、天ぷらに関してはプチトマトが珍しいものの、後はごく標準的でした。
また、当初の思惑通り、満腹に至るボリュームからは掛け離れてしまうのが残念でもあります。
まあこればかりは、蕎麦の宿命ですので、仕方ありませんね(笑)
せめて、サイドメニューとして注文できる一品があれば、有り難く思います。
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そば処 利兵衛
■そばどころ りへい
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛東4-3-17
■ 営業時間:11:30~15:00 / 17:00~21:00
■ 定休日:水曜日