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新宿駅南口 SUSHI TOKYO TEN、 お任せランチのあり得ないクオリティに驚愕!!

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前日に新宿へ宿泊し、

「千葉へ帰る前にランチだけでも食べていこう」

と、新宿駅近郊ながら、日曜日でもやっているお店を検索。

 

お店の数こそ大量にヒットするものの、

「これぞ新宿!!」を感じるお店にはなかなか出会えずにいる中

(前日、これぞ新宿!なディナーで散々懲りたくせにw)

 

昨年オープンした新店ながら、気になるお寿司屋さんを発見。

ランチは「おまかせ」のみで、値段は3500円の均一。

 

銀座や西麻布ならともかく、新宿で寿司・・・この不具合感が気になり、向かってみた先がこちら

バスタ新宿のすぐ隣、「ニューマン」なる複合施設内に昨年オープンした

「SUSHI TOKYO TEN、」というお寿司屋さんとなります。

(お店を探すのに、散々迷った挙げ句見つけたことの安心からか、写真がぶれたことはご了承を)

バスタ新宿の開業で、一層ゴチャ度の増した南口に昨年オープン、SUSHI TOKYO TEN、

ランチ営業開始となる11:00に合わせて向かったものの、近隣を迷いに迷い、到着時刻は11:15。

日曜のランチながら、店内の席はほぼ埋まっていたものの、運良く1席空きがあり、そちらへ通されるものとなりました。

 

前述した通り、「SUSHI TOKYO TEN、(←「 、」までが店名だそうです)」にはメニューは無く、ランチは「おまかせ(3500円)」のみ。

念のため、値段等の確認をされましたが、予備知識を入れてきているので、当然問題無しとお答えを。

 

ちなみに、こちらのお店は朝7:00から営業しており、

・朝・・すしまぶし(1000円)

・昼・・おまかせ(3000円)

・夜・・おまかせ(7000円)

と、各時間帯共にメニューは1本、同一価格に絞り込んだスタイルを採っているとのこと。

選択の幅は無いものの、仕入れ状況によって提供される品が変わるお寿司屋さんなら、毎回違うものが食べられる訳ですし。

お客さん側にとっての不都合も無く、且つお店側も仕入れを一本化できるので、両者にとって合理的なスタイルなのでしょう。

 

そんなこんなで、まずは先付けに「しじみの一番出汁」が登場。

薄らと白みを帯びたこちらの出汁、頂いてみると、驚く程に濃いしじみが口中に広がります。

普段、食べているしじみ汁とは比べものにならない程、しじみの味が濃いものの、苦みや臭みは感じる事は無し。

一番出汁をそのまま口にしたことなどありませんが、こうも違うものなのか・・・とスタートダッシュと同時に、良いものを喰らいました。

 

続いて出てきたのは、こちらのもずく酢。

酸味が強い酢の物は、普段あまり好まないのですが、こちらは酢が控えめ。

それでいながらも、もずくの持つ旨味や磯の風味が生きており、スッキリした味わいとなります。

 

そして3皿目、ここからはいよいよ握りがスタート。

※ 2人での訪問となる為、握りは全て2人前の写真となります

 

まず出てきたのは白身で、この日は平目の昆布締めとカンパチから。

ネットリした味わいの中に昆布の旨味が移った平目は、近年食べたお寿司の中でも1,2を争う風味の良さ。

 

方やカンパチの方は、スッキリした脂は感じるものの、しつこさは無く、後味もスッキリ。

脂をコッテリ蓄えさせる養殖では、このすっきり感を出す事は難しく思うので、天然のカンパチを使っているのかも知れません。

 

続いて出てきたのは、握り・・・

ではなく、まさかの「煮アワビ」。

 

ちょっっっ!

高級店で、夜のおまかせならともかく、3500円で頂くランチのおまかせに煮アワビって!?

もしやこの後、カッパ巻やかにかまの握りで場を繋ぎ、帳尻を合わせるとでも!?

 

まさかのタイミングで出てきてアワビに肝を冷やすも、まず一口。

これまでにも色んな形でアワビは食べてきているものの、ここまで柔らかく煮込まれ、シットリと味が染み入っているものは食べたことがありません。

ツメに絡められた肝も上品で、ほのかな苦みがアクセントとなり、鮮魚には無い味わいを感じられます。

 

チビチビとアワビを惜しみながら頂き終えた所に登場したのがこちら

触れただけで火傷しそうな程、出来たて間違いない激アツな茶碗蒸しとなります。

今度こそ、控えめに来てくれるものか・・・と思いきや、中には蟹がビッシリ。

もちろん、茶碗蒸しにも蟹の出汁がたっぷり染み出ており、凝縮された旨味の塊となっております。

 

と、ここまでににぎりが二貫、先付けとおつまみが4品提供済み。

3500円のおまかせだというのに、この後一体、何を出してくれるというのでしょうか・・・

期待もさることながら、若干の不安を抱えつつ、試合は後半戦へ突入します。

昼夜共におまかせのみながら、是非とも任せきりたい超クオリティの寿司ざんまい

後半?に突入し、まずは握りからのスタート。

「こちらは縞アジと鰤大根になります」

と告げられ、

「寿司屋なのに鰤大根??」

と疑問を感じつつ、テーブルに置かれた握りに目を向けてみると・・・

 

なるほど、そう来たかw

冬場でたっぷり脂を蓄えている鰤、その脂っぽさを和らげる為か、握りの上に大根おろしを発見。

おろした大根と鰤、で、鰤大根とは、なんとも江戸前の小粋なセンスを感じる一品。

 

当然、そんなセンス溢れる握りですから、名前負けする訳も無し。

旬を迎えたっぷり蓄えられた脂を、大根が軽くするだけで無く、粗めに擦られた大根が食感にもアクセントを与えています。

 

ここまで来ると、もう何が出てきても驚くまい、と腹を括った矢先に、鼻っ柱をへし折る握りが登場。

ルビーの如く美しい赤に、葉脈のように綺麗なサシの入ったトロ

そして、長漬けされ、良い塩梅の熟成を経たことが伝わってくる漬けマグロ。

 

頬張る間もなく、ウマいことが分るからこそ、1秒と間を開けずに放り込みたい!

という訳で、まずはトロから。

噛みしめる度に脂が反芻され、咀嚼の数だけ美味くなるトロは、飲み込むことをためらう程。

濃厚ではあるものの、後に響かないキレの良い脂で、食べ終えた頃には感動の余韻のみが残されます。

 

続いて、これまた別次元の旨さを強調している漬けの方へ。

こちらは、長漬けによって熟成を増した、マグロの赤身が持つ本来の旨味が、より一層凝縮されています。

噛みしめると同時に、鼻から息を入れると、マグロの持つ旨味に加え、高い香りも広がっていき、正に五感全てで味わえる旨さ。

 

もういい加減、5~6000円分は堪能したのでは無いか?

といったタイミングで、今度はおつまみ編に突入。

ここで出てきたのはこちら、

切り干し大根のはりはり漬けと、湯葉豆腐となります。

まず湯葉豆腐ですが、表面と内側とで食感の異なる層が作られている豆腐。

一口目、二口目とで全く違う食感、風味を感じさせるも、合わさって溢れる大豆の旨味、深みは格別の味わい。

 

もう一品の切り干し大根も、箸休めであるはずなのに、箸が止まらなくなる濃厚さ。

漬物ではあるものの、干物のように旨味が凝縮され、無駄な塩分は感じず、大根の食感がまた逞しい一品でした。

 

いい加減、原価が気になりだしたタイミングで登場となったのが

・・・はい、まさかの「ウニ」となります。

尿酸値高い系男子、兼、痛風キャリアにとっては難敵とも言えるウニ。

が、しかし、私の大好物も又、ウニである以上、これを避ける理由は見つからず。

 

しかもこれまた、握りでありながら、こぼれんばかりのウニがてんこ盛り。

このまま、一口でいけばウニを落としかねない・・・ということで、一番上の1枚を箸で摘まみ口の中へ・・・

 

「ご飯下さい!!」

ここが寿司屋である事を忘れ、思わず白米をオーダーしたくなる程に濃厚で、味わい深いウニ。

とは言え、残念ながら白米をオーダーする訳にはいかないので、残った握りを続けざま口の中へ。

より一層、広く深く浸透していくウニの旨味は、私を北海道の海へ連れ出したかのように、磯の香りと旨味で満たされていきます。

 

当然、これだけ極上のウニに、臭みなどある訳が無い。

世の中には多数「ウニが苦手」と口にする人がいますが、そいつら全員このお店に連れてきて、全員の口にこのウニを放り込んでやりたい!!

それ程までに、ウニに対する苦手意識を吹き飛ばしてくれる、濃厚且つ凝縮された旨味で満たされた握りとなっておりました。

 

もう、褒める言葉が見つからない程に、どれを取っても満足すぎる握りとツマミの波状攻撃。

しかし、攻めの手はまだ緩むこと無く、次に繰り出された奥義は、

ネギトロあらため、トロの玉ねぎ巻となります。

 

一般的には長ネギが使われるネギトロですが、長ねぎでは香りが強すぎるからか、最近は玉ねぎを使うお店も出てきています。

こちら「SUSHI TOKYO TEN、」も正にそのテクニックが使われているものの、玉ねぎの辛味が綺麗に抜けており、且つトロと食べるに最適な食感が残るよう、程良いみじん切りにされているのも、また江戸前らしい仕事が施されています。

気持ち、海苔が大きすぎてしまい、後半にだぶついた缶はありましたが、そんなのを差し引いてもお釣りが出る位、満足させてくれる巻物でした。

 

いい加減、お腹の方も満たされてきた頃合いを嗅ぎつけたのか、ここで出てきたのは

しじみのお味噌汁となります。

トップバッターで出てきたしじみの一番出汁で、散々深い味わいを与えてきたにも関わらず、ここに来て再度しじみ・・・?

どういう了見なのか疑問を持ちつつ頂くと・・・

 

はいこれ、もう反則。

しじみの味噌汁とは言え、ここまで大量のしじみが入っているお椀を見たことがありません。

恐らく、これだけのしじみを使っているからこそ、この濃厚さが生まれるんだ

という事を、暗に伝えている一杯。

 

その証拠に、しじみの身を貝から外し、口に入れてみても、殆ど味わいを感じません。

一体何をどうすれば、これだけの旨味をしじみから味噌汁に移せるのか?

疑問もさながら、職人さんの技術敬服せざるをえない味噌汁となりました。

 

しじみの味噌汁が登場したことにより、いよいよエンディングに向かうもの・・・

と思いきや、まさかのここで、スイーツが登場。

いや、スイーツと呼ぶにふさわしい程、柔らかく甘く、ふっくらと仕上げられた煮穴子。

薄めに塗られたツメのお陰で、穴子本来の上品な甘さが生きており、この仕上がりはスイーツと呼んでも不思議じゃありません。

 

そして同皿に並ぶもう一品、こちらは玉子焼となるのですが、ここにも出汁の旨味と甘みが凝縮。

それで居ながら、芝エビの旨味、香りも広がり、おかずでありながらお茶請けであっても不思議ではない、スイーツであって寿司でもある不思議な一皿でした。

 

そして、今度こそが本当の〆。

かんぴょうの握りが、ここで登場。

ここに来て、甘いもの推しで来る流れか・・・と思いきや、このかんぴょうの下には、わさびが盛られています。

 

実はここまで出てきた全ての握り、どれにもわさびが使われていなかったのですが、それで居ながら最後のかんぴょうには、しっかりとわさびが。

これまでの握りにはわさびが不要な程、ひとつひとつのネタがみずみずしい鮮度を保っており、素材のもつ香りを感じる上で、わさびが不要である、といった判断に思います。

それで居ながら、この最後に登場したかんぴょうに、敢えてのわさびを使ってきたことにより、1つ前の皿で感じた甘みを一気に吹き飛ばすカウンターのような辛味を与えつつも、かんぴょうの甘さで押し切らず、最後をスッキリ味わい深く終える為の一仕事、と私には感じられました。

 

ここまでの一連の流れ、点毎を取っても十分満足するものながら、〆までの一連の流れを見ることによって、プロローグからエピローグまでを堪能した・・・

とも思わされる、正に「寿司のフルコース」というべき、おまかせだからこそ頂ける1つの物語を味わった様でした。

 

ちなみに、この壮大な物語のラストを彩ったのは

こちらの苺。

ここにも何かが隠されているのか・・・・と勘ぐりつつ頂くと

「何も無いんかい!!」

とツッコミを入れた所で、おまかせコースが本当の終焉を迎えました。

 

新宿という、外国人観光客が多い地域で提供されるお寿司屋さん。

しかも、バスタ新宿の隣とあって、朝から深夜まで営業しているドン・キホーテやコンビニの様な存在でありながら、ここで提供された「おまかせ」は、銀座の一流店と比べても遜色ない、職人による本格的な江戸前寿司のフルコースでした。

 

新宿=寿司 のイメージが結びつかず、舐めてかかっていた・・・と言えばこれまた失礼な話ですが

価格、営業形態、立地を踏まえても、そこまで本格的な寿司を味わえると思っていなかった所に、まさかの「一流店」並の握りが味わえたことには、驚きを隠せません。

これだけの豪勢なおまかせを3500円で味わえるとあらば、今後は予約必須の超人気店になったとして、不思議じゃありませんね。

なんにせよ、運良くこのお店を知り、入店出来たことを心から感謝すると共に、自身のリサーチ力の高さ(?)に、我ながら感服するものとなりました(笑)

 

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SUSHI TOKYO TEN、 新宿ニュウマン店

■ すしとうきょうてん しんじゅくにゅうまんてん

■ 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 ニューマン 2F

■ 営業時間:7:00-11:00/11:00-16:00/17:00-24:00/24:00-28:00

■ 定休日:無休

 

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