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都賀駅から徒歩7分、若葉区役所裏の密かな名店 花月庵で頂く夏限定メニュー、冷やし五目蕎麦の艶やかな美味しさに、満面の笑み
この日は午前中から、定期的に通っている都賀の鍼灸院へ
アホが付く程の痛みを引きずりながら、腰痛を治療して貰い、その帰り道にランチへと向かうことに
ただ、夕方からは銀座へと出向き、小洒落た晩ご飯を予定している為、お昼は控えめに頂きたい所
控えめのランチ・・・と頭を巡らすも、あまり良い答えが浮かばず、結果的に足を向けた先がこちら
若葉区役所のすぐ近く、住宅街にお店を構えるお蕎麦屋さん
「花月庵」となります
控えめのランチ=蕎麦、と、毎度ながらありきたりな答えにはなるものの
こちらの花月庵、ここ都賀エリアの中でも、地元民の中では隠れた名店と名高いお蕎麦屋さん
私も定期的に利用しているお店の1つとなるのですが、
都賀の隠れた人気手打ち蕎麦 、花月庵 清潔感ある店内と細やかな接客で頂く天ざる蕎麦
たまたまTwitterでフォローされたことをきっかけに、最近通い出した都賀の鍼灸院。
週一ペースで都賀まで通っており、この日のランチは同通院の帰りに頂く事に。
都賀駅近辺の
2018-03-24 07:40
都賀エリアはもちろんの事、千葉市内全域に目を向けても、上位にエントリーできるお店となります
そんな花月庵ですが、
ちょうど今の季節、令和最初の新そばが始まったとのこと
これは、美味しいセイロないしザルを頂こうか、と早くも胸が高まってきました。
久々に訪れた都賀の隠れた名店、手打ち蕎麦花月庵 令和元年、夏の新そばもスタート
午後からの予定に合わせ、軽めのランチで済ませるべく向かった、都賀の花月庵
この日お店に着いたのは、開店時刻の11時ちょうど
正確には、開店する5分程前にお店へ着いていたものの、まだ暖簾は出ておらず
お店向かいにある駐車場(2台分のスペースがあります)に車を停めながら、暖簾が上がるのを待つことに
時間ちょうどに暖簾が出たのを確認し、お店の方へ
当然ながら、開店時刻と同時の入店となりますので、先客は無し
住宅街にお店を構える、いわゆる町のお蕎麦屋さんな雰囲気にはなりますが、上記写真の通り店内は、いつも清潔に保たれております
先客のいない開店直後とあって、ご主人から
『お好きな席へどうぞ』と声を掛けられたものの、独り者の習性か、自然と身体はカウンター席へ
まずはメニューへと向かい、この日のオーダーを物色
この後の予定を考えないのであれば、せっかくの新そばを堪能するべく
・かつ丼セット(セットにはセイロが付きます)
・二色天盛り(更科そばと田舎そばの2種盛り)
これら2品が候補に挙がるのですが・・・
やはり、夜に予約している銀座メシを考えると、ここで調子に乗るのは我慢したいところ
となると、無難に天盛りかおろしか、果てまたぶっかけか・・・
とメニューに相対し、脳内サミットを繰り広げている私の視界へ、新興勢力が出現
夏季限定の4文字に彩られたこちら
「冷やし五目蕎麦」となります
和食の基となる五色(白、黒、黄、赤、青)を、彩り鮮やかに盛り付けた五目蕎麦
そこには、近年になりようやく、私の中で解禁を迎えた(食べず嫌いだった)茄子の姿も発見
少し前の私であれば、茄子を目にしたことで選択から除外していたであろう、同品
しかし、近年になって茄子を解禁したと同時に、どちらかと言えば「茄子好き」に偏り出した最近の傾向からすると、これは見過ごせない五目となります
しかも、私にとってのキラーワードとなる「夏季限定」の4文字
加えて冷やし、しかもボリュームも程良さそうと、全ての条件が現状の希望に一致
これを外す理由は1つとして見つからず、この日のオーダーは夏季限定メニュー、冷やし五目蕎麦を頂くものとなりました。
新そばのせいろ&かつ丼にも引かれるものの、夏季限定に抗えず、冷やし五目蕎麦を食べてみた
夜ご飯の予約を踏まえ、控えめのランチを頂くべく訪れた、都賀の花月庵
表に掲げられた「令和元年 夏新そば 会津」に胸をときめかせたものの、それ以上に私の心を揺さぶってきたのが、夏限定メニュー
これまでにも、市内の様々なお店で
・夏限定
・冷やし
なるメニューを見てきましたが、そのどれとも異なる、和食ならではの艶やかな姿
五色に彩られた、その蕎麦を前に興奮を抑えきれない一方
どうしても色合いが偏りがちなお蕎麦に、和食の基となる5色を盛り付けたとして、それが果たして蕎麦と、どんなフュージョンを見せるのか
深まる謎を抱えながら、しばし待つこと10分・・・
私の前へ、ご主人自ら配膳頂いた、本日のランチがこちら
都賀が誇る手打ち蕎麦の名店
「花月庵」で頂く、夏限定メニュー、冷やし五目蕎麦となります
五目の名通り、5つの食材を盛り付けた同蕎麦
そして、和食の5色となる「白、黒、黄、赤、青」をも、各食材で盛り付けられております
せっかくなので、各色味について見ていきますと、
白 → せん切り大根
黒 → 茄子
黄 → えび天
赤 → プチトマト(多分これが一番、苦しかったのでは? 笑)
青 → 水菜
といった内訳で、和食らしい美しさを奏でております
さて、そんなお蕎麦ですが、蕎麦汁は別添えされていますが、器の中にも含んでいる様子
様々な具材も気になる所ですが、まずはお蕎麦の方から
具材を避けつつ、大根の下から姿を見せたのが、
こちらの田舎そば
鼻を少し近づけるだけでも、荒々しい自然の香りを感じさせます
早速一口頂いてみると、その見た目に反し、スルッと届く喉ごしの良さ
その後を追う様に、鼻を抜けていく蕎麦の香りもしっかり感じられ、
「これぞ田舎蕎麦!」といった、豊かな風味が伝わってきます
そんなお蕎麦と共に頂く蕎麦汁は、甘さが強め
江戸前の様な醤油の辛みは控えめで、優しい味わいにはなるのですが、私的にはちょっと甘過ぎに思うところも
まあ、後にわさびを加えることを踏まえれば、バランスは自ずと整う様に思います
続いては、具材の方へと移り、まずはこちら
茄子の方から頂いてみましょう
こちらに使用される茄子は、素揚げした物をトッピング
皮目にはパリッとした食感を感じさせるも、中はジュワッと柔らかく仕上がっています
噛みしめると、油の旨味、コクが広がっていき、アッサリしたお蕎麦に対し旨味を増幅
蕎麦と素揚げの茄子って、なんでこんなに仲良く、手を取り合えるんでしょうね
続いてのトッピングには、
こちらの海老天を頂いてみましょう
先ほどの茄子同様、油のコクと旨味を蕎麦に与えてくれる、ナイスなトッピング
それだけに留まらず、他の食材では満たせない、プリッとした食感に、海老自身の持つ旨味
1つ1つは小ぶりであるものの、6個の海老天が盛られることで、ボリューム面でも同蕎麦を支えてくれます
さて、海老天や茄子の美味しさについては想像が付いていたものの
こちらのお蕎麦で意外性を感じさせているのが、たっぷり盛られたせん切りの大根
こちらは、5色の「白」を現わす具材として盛られている訳ですが
果たして、これをお蕎麦と共にいただくとどうなるものか
せっかくですので、素揚げの茄子と共に頂いてみると・・・
なるほど、この大根が予想以上に良い働きを見せてくれます
大根おろしまではいかずも、わりと辛めな味わいの大根となるのですが
これが、甘みある蕎麦汁と絡むことで、両者の持ち味を引き出し合います
甘みと辛み、異なるベクトルがせめぎ合うことで、味覚の振り幅が大きく増加
これによって蕎麦全体に深みが加わり、層のある旨味を引き出し合ってくれます
更に、わさびなんかを添えながら、
これを茄子で巻き上げて頂いた日には、もう満面の笑み
揚げ茄子と蕎麦の組み合わせだけでもニヤけるというのに、大根とわさびの辛みも加わった日には、思わず柏手を打ってしまいそうな程
冷たい蕎麦だからとアッサリ、サッパリだけで片付けずに、コクや甘みも存分に味わえる
シンプルな様で奥深く、サッパリしながら旨味も十二分に詰りつつ、素材の持ち味を存分に活かしたお蕎麦を、美味しく堪能させて頂きました
そして、頃合いを見計らって提供されたのが、
こちらのそば湯となります
さて、そば湯と言えば、通常は湯飲み
ないしは蕎麦猪口で頂くのが一般的となりますが・・・
こちらのお蕎麦はぶっかけスタイル故に、蕎麦猪口は無し
更には、夏の暑さを案じてか、お茶では無くお水がグラスにて提供
となると、このそば湯・・・
何を使って、どう飲むのが正しいものか悩むのですが、手元にある器類で使えそうなのは
・お水の入っていたグラス
・お蕎麦を食べ干した後の器(深めで広い皿)
この2つのみ
お蕎麦を食べた後のお皿であっては、どうにも飲みにくいわけですし
となると、正解は・・・
こういう事、でしょうか・・・ね?(汗)
飲めないことは勿論無いけど
やはりガラスの器となるので、そば湯入れると熱い・・・
こういったケースで、どの様にそば湯を飲むのが正しいマナーなのか
蕎麦の道は、まだまだ奥深く、勉強が必要ですね。
そんな感じに、夏の限定メニューを美味しく堪能した、都賀の花月庵
せっかくの新そばだけに、蕎麦の香り・風味をしっかり味わえるザルやセイロも捨てがたい所でしたが
やはり私は、まだまだ各具材と共に頂く、トッピングドカ盛りの味わい方からは抜けられない様でした
とは言え、夏の暑さを軽やかにする冷やし五目蕎麦
目でも鼻でも、当然舌でも、五色の味わいを存分に堪能出来るひと皿となり、結果は大満足
手打ちで提供される、同店の蕎麦の美味しさは勿論のこと、
変化に富んだお蕎麦も、リーズナブルなお値段とは思えない、深い味わいを存分に堪能させて頂きました。
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花月庵
■ かげつあん
■ 住所:千葉県千葉市若葉区都賀4丁目17-5
■ 営業時間:11:00~20:00
■ 定休日:土曜日