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ビブグルマン掲載の名店、とんかつ大倉が千葉 幸町にオープン! 絶句の美味しさ「特ロース定食」に感動の嵐が吹き荒れた
先日、本ブログのお問い合わせフォームの方に一通のメールが
頂いたメールを引用させて頂き、紹介しますと、
とんかつ「大倉」12/21 金 オープン since1974
二子玉 千葉市美浜区幸町1-15-3-1F 魚乙のほぼ対面
とんかつ大倉ミシェラン 検索
特ロース定食\1,700、とんかつ定食¥1,300、ひれかつ定食¥1,400 カツカレー\1,200、各種ランチ¥950~ だそうです。
平日昼間は千葉にいなので・・・・調査希望!
といった内容になります
頂いたメールだけでは、今ひとつ要点を得なかったものですが、
「とんかつ大倉ミシェラン 検索」
この一文が気になり、ちょいと調べてみると・・・
世田谷区二子玉川にあり、ビブグルマンにも数年連続で掲載された豚カツの名店
しかし、2017年一杯で惜しまれつつお店を閉めて締まったとのこと
・・・が! その後、いくつかのSNS情報を頼りに調べてみると
同店の息子さんがこの度、千葉、幸町で「とんかつ 大倉」をオープンする事になったのだとか。
(お送り頂いたメールが示していたのも、この事だったのかと判明!!)
先代からの代替わり?で、しかもオープンする先は、かつてのお店跡地では無く、千葉の幸町
なにをどう掛け合わせれば、二子玉が千葉になるのか詳細は分らず
しかし、代替わりしたとは言え、ビブグルマンにも掲載される程の名店が、我らが千葉にオープンするとあっては、確かに興味を誘います。
千葉市内にオープンする新店であれば、どのみちいつかは必ず訪問するだろうし
せっかくならば、とオープン初日にお店へ向かってみる事に。
お店の場所は、幸町1丁目の交差点から、スーパーかすみに向かう「けやき通り」のほぼ中間
セブンイレブン隣のビルで、魚乙の斜め向かい、長らく空きテナントだった場所だと思うのですが
コインパーキングに車を止め、辿り着いた先には・・・
ただの新規オープンとは桁違い
今日はNO1キャバ嬢の誕生日か?と錯覚させる大量のお花が、店先で行列を成しております
しかも、並ぶお花の多くは法人や企業名義では無く、個人名義での贈り物が大半
やはりキャバ嬢の誕生日・・・?
いや違う。これらは、二子玉時代のお客さんより贈られたお花、ということでしょうか??
遠く離れた千葉に新規オープンとなったお店ながら、これだけ多くのお客さん?に愛されているお店とあらば、自然と期待値は高まるばかり
そんな訳で早速、12月21日に新規オープンとなった「とんかつ 大倉」へ初訪問してみることに。
ビブグルマンにも掲載された二子玉川の名店、とんかつ大倉が、千葉 幸町に12月オープン
事前に入手していた情報によると、開店時刻は11:00とのこと
ただこの日、朝イチでの仕事が入っており、そちらを片付けお店に着いた時刻は、11:15頃
店先で見つけた大量の開店祝いから、もしや満席かも・・・
と、恐る恐る入り口を開けると、早くも多くのお客さんが詰めかけており
・カウンター席(3席)
・テーブル席(2人掛け×1席)
を残すのみ
この日はカミさんを連れてのランチで、残り1席のテーブル席へ滑り込みで入店成功
私たちの後を追い、入店して来た2組でカウンターも埋まり、開店初日ながら、ものの20分で満席を迎えるものとなりました。
そんなお店の造りですが、前述したカウンター席前には
ライブキッチンとでも言うべきか、厨房の様子が見渡せるオープンキッチンスタイル
同席に加えて、テーブル席の方は、4名掛けが3席、2名掛けが2席
カウンター席を合わせ、合計20席ほどの造りとなっております。
また、店内の壁紙は、ダーク系と白のモノトーン風
天井が高く設計されており、照明は可動式&間接照明中心だったりと、
とんかつ屋さんというよりも、カフェを思わせるオシャレなスタイル
かつて二子玉のお店がどの様な造りだったのかは知りませんが、新規にオープンするお店とあって、モダンな内装となっております
そんな、とんかつ大倉で提供される料理ですが、
平日については、ランチメニューがあり、
・海老とひれ定食
・カツカレー
・とんかつ定食(100g)
以上3品が、1000円以下のリーズナブルな価格帯で提供とのこと
また、上記ランチメニューとは別途のグランドメニューがこちら
こちらには、
・特ロース定食(1700円)
・ひれかつ定食(1400円)
・とんかつ定食(150g 1300円)
などを筆頭に、様々な揚げ物の定食が提供されております
なお、これらグランドメニューもランチ帯から注文が可能との事
この日は平日金曜日なので、ここはお得なランチメニュー・・・
とも頭をよぎったのですが、ここはビブグルマンに掲載されるほどの名店
中途半端にリーズナブルを求めるより、最初に美味しさの上限を味わった方が、複数回通う労力を省けるのではなかろうか?
上限値の豚カツを食べ、美味しければ再訪するし
まあまあなら、その時に考えれば良し・・・
と、我ながらなんたる上目線と思いつつも、その実力を知るべく
「特ロース定食」をオーダーしてみることに。
とんかつ大倉、渾身のひと皿「特ロース定食」に、豚カツの神を見た!!
私たちの入店後、即刻席の埋まった店内ですが、その後も続々とお客さんが来店
いつも歩いている通りの前に、ある日突然、生誕祭の如く花が陳列されていれば、誰だって気に掛けますわ
初日から満席と大盛況の店内にて、ホールを切り盛りしているのは女性お二人
事前情報によると、二子玉にあったお店の息子さんが店主とのことでしたので、一方が店主さんの奥さん、もうお一人は店主さんのお母さんと思われます
しかし、このお二方とも、今日が開店初日とは思えないスピーディーな仕事ぶりを発揮
特にお母さん、動きが機敏なだけで無く、お客さんへの対応も神
各テーブルに料理を配膳する際、美味しい食べ方を一言レクチャーしながら、その隙に他のテーブルの様子もチェック
少しでもグラスに空きがあればお茶を足し、新たにお客さんが訪れれば、すぐさま対応
待ち時間の目安をお伝えしながら、席の片付けも同時進行
更には、少しでも早く料理を提供すべく、ウエイティングの合間に注文を聞くなど、正に無双状態の働きを見せております。
超人気店であった二子玉のお店を切り盛りしていたのも、間違い無くこちらのお母さんなのでしょう
かつてのお店とは、勝手も違えばお客さんも違う、しかもこの日がオープン初日ながら、そんな様子を微塵も感じさせません
「この店でかれこれ、40年仕事してますが何か?」
とでも言わんばかりの、熟れた仕事ぶりを見せながら、お客さんにも積極的に話しかけ
料理の感想やちょっとした雑談を、空いた僅かな時間に組み込んでしまっているのです。
また、ふと厨房の方を見ると、事前情報で聞いていた通り、店主さんとおぼしき男性が1人
更に奥にはもう1人・・・ん、お父さん??
私の仕入れた事前情報では、二子玉のお店は2017年末で、多くのお客さんに惜しまれつつ閉店
その後を継いだ息子さんが、何故にか千葉にお店を構え、かつての屋号を受け継いだ
そう推測していたのですが、ここ幸町にオープンした新店の厨房には、明らかに親子とおぼしき男性が二人
てことは、店を継いだわけでは無く、二子玉からなんの因果か
千葉、しかも幸町に引っ越してきただけ??
・・・謎はますます、深まるばかり
どんな事情があったのか分らないモノの、とりあえず食べてみる
そして美味しいかどうか、それが全てで良しとしよう
と、一旦思考を停止した頃を見計らってか(んな訳無い)
こちらが本日のランチ
とんかつ 大倉にて頂く「特ロース定食」の到着となりました。
大ぶりなお皿ながら、その中央にでんと構えるとんかつ
その中心となる、最もイイ感じの部分が
「右向け~右!」状態で、私に向かって笑みを浮かべております
代替わり?でお店を継いだ名店、との事前情報から、僅かな不安を抱えていたものの
そんな不安、私に向かい不敵な笑みを浮かべる豚カツを見た瞬間に払拭
このカツ、食べる前でも分る。 絶対美味い!!
厚切りで、脂も確りした極上のロース肉
芯まで火は入っているものの、中に近づくに連れて淡いピンク色を残した、美しすぎる揚げ加減
その表面に染み渡り、照明を反射しながら輝きを帯びた肉汁
この写真一枚で茶碗一杯がイケる、そんな気分にさせる極上のとんかつであることは間違いありません
ちなみにこちらのカツ、提供の際にお母さんより
「ソースも良いけど、まずはテーブルのお塩で食べてみて下さいね」
との事
そこで目をやるのが、こちらの卓上調味料、その中央に鎮座する
ピンクと白の2色が混在する岩塩を一振りし、カツを一口・・・
・・・・・。
言葉が出ない。
かつて、ここまで甘みを感じる豚肉に出会ったことがあるのか?
旨味と甘みが層のように折り重なり、ひと噛みする毎にプシュッと弾け飛び出す肉汁
そしてこの肉質の柔らかさ、油の重さを感じさせない薄付きながら、カラッとした衣
塩によって素材の旨味を引き出す、言葉にするのは簡単でしょう
しかし、それを可能にするには、綿密で丁寧な揚げ加減、油から上げるタイミング、衣の加減
更には最高の旨味を持っている素材と、それを扱う技術があるからこそ成立する話
塩で食べるのが美味い、等といわれても、結局はソースの持つ旨味成分の塊を前にすれば、なんだかんだソースに軍配が挙がるもの
しかしそれは一般論であり、その常識が通用しない、常識の枠外にいるこの豚カツには、岩塩のみで最高の味わいを生み出しているのです
とは言え、これだけの豚カツを提供するお店
ソースにも拘りがある筈、とソースでも一切れ頂いてみると
こちらのソースも自家製なのか、市販では感じない旨味がたらふく詰っています
これはこれで確かに美味い、だけど先ほど感じた、豚肉の持つ極上の甘みまでも包み込んでしまう様です
味変として、ソースや和辛子を漬けてみるのもアリだとは思いますが、この豚カツが持つ甘みを最大限に引き出すなら、塩のみで十分
しかし、そこにあるなら試してみたい
とばかりに私、こんなものまで追加注文してしまいまして・・・
はい、カレーです(笑)
だってここのお店、+100円でカレーを追加出来るんだもん(しかも、まさかのお茶碗一杯)
100円ですよ、100円!!
今やコンビニで水すら買えない、僅か100円でカレーが頼めるなら、そりゃ頼むでしょ
ランチメニューにも「カツカレー」があった訳ですし
ここはソースだけで無くカレーでも豚カツ食べたくなりますよ
という訳で、カレーを掛けながら、再度豚カツを頂いてみると・・・
当然、コレはコレで美味い
見た目よりもスパイシーで辛味がジワジワくるタイプのカレー
しかも、100円だというのに豚肉や野菜も形を残しながら溶け込んでおり、旨味も十分
が、しかし!!
やはりカレーのスパイシーな味わいが強くなりすぎ、豚カツ自身の持つ淡くて繊細な旨味と甘みを増すには至りません
やはり、この「特ロース」を味わうのであれば、私にとって岩塩こそが最適解だったようです。
あまりに度肝を抜く美味さで圧倒された豚カツですが、これだけの品を提供するだけあり、細部にも抜かり無し
添え物であるキャベツ用にドレッシングが置かれているのですが、恐らくこちらも自家製
醤油ベースにオイル多めですが、豚カツの旨味を邪魔しない味わいとなっており、キャベツをアッサリ頂く事が可能
セットには、こちらの豚汁も付いており、
人参、大根、豚肉が、ほぼ同サイズの角切りに揃えられています
サイズ感が整っていることで、食べやすさだけで無く食感も素晴らしい
決して濃すぎない、それでいて旨味もしっかり出ており、箸休めとしても文句なし
口にする度、思わず笑顔がこぼれてしまう程の豚カツではあるのですが
恐らく、笑顔がこぼれるどころか、周囲から見ると相当ニヤけていたのかも
豚カツを笑顔でほおばる私が気になったのか、お母さんから一言
『お近くにお住まいなんですか?』
などと声を掛けて貰ったことを皮切りに雑談をスタート
これを機に、疑問に思っていた
「なんでまた、二子玉からわざわざ幸町に??」
と、不躾ながら質問してみると
『息子達がこっちに住んでて。 こっちでお店やりたいって言うから来ちゃったのよ
でも、こっちに来たから美味しい豚カツ食べられたでしょ(笑)』
とのこと。
なるほど…確かにお母さんのおっしゃる通り、お陰で美味しい豚カツ食べられました。
しかし、二子玉という超が付く一等地にお店がありながら
息子さんも、なんでまた千葉に??
疑問が疑問を呼び、シックリくる答えには辿り着かず
・・・が、今目の前にある事実
「とんかつ大倉は前評判通り、確かに・・・いや、極上に美味い!!」
これだけは揺るぎない現実として、そこに存在するのだから、それで良しとしましょう。
そんな訳で、期待と不安を抱きながら向かった、この度幸町にオープンした「とんかつ大倉」への初訪問
本日頂いた「特ロース定食」は、ビブグルマン掲載店という肩書きに、嘘偽りを感じさせない極上の一言に尽きます
この特ロースを食べてしまった手前、今後、並の豚カツで満足出来るのか??
という宿命を背負ってしまいましたが、そんな運命にあらがう必要無く
「豚カツが食べたけりゃ、大倉に行けば良い」
と偉ぶれる程のご近所に、これだけの名店が誕生したことは、有り難いことこの上ありません。
慌ただしい年の瀬ながら、千葉にまた新たな名店が誕生したことに喜びを感じ・・
はしたものの、開店初日であった今日こそ難なく入店出来ましたが、今後は行列必至の人気店になるのでは?
そんな不安を早くも感じさせてくれる、とんかつ大倉への初訪問となりました。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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とんかつ 大倉
■ とんかつおおくら
■ 住所:千葉県千葉市美浜区幸町1-15-3
■ 営業時間:11:00~14:00 / 17:30~20:30
■ 定休日:日曜日