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中央区道場の老舗うなぎ店、玉家 生姜焼き食べたさに向かったものの、結局食べるはうなとろ丼だった
朝から「生姜焼き」が食べたくなった日曜日
これはもう、ランチには生姜焼き以外考えられない
それ程までに追い詰められていたものの、近隣で定食等を頂けるお店の多くは定休日
毎回、日曜と月曜はランチ選びに苦戦を強いられるのですが、そんな中でも生姜焼きが食べられる店は無いものか
と、思考を張り巡らせた結果、思い浮かんだ先がこちら、
高品交差点から51号方面に進むこと400mほど
武蔵家の並びにお店を構える、千葉でも老舗となるうなぎのお店、玉家となります。
うなぎのお店で生姜焼き・・・?
と思われるかも知れませんが、こちらのランチでは、
この通り、看板メニューであるうなぎだけでは無く、様々な定食メニューの提供も行っているのです
もちろん、その定食メニューの中には「生姜焼き」の姿も。
という訳で、この日のランチは、中央区は道場北にある「玉家 千葉店」にて頂く事に。
京成佐倉で130年 老舗うなぎ店の分店、道場北の玉家 千葉店
千葉市内を車で走っていれば、1~2度は目にしたことがある方の多い、道場北の玉家
こちらの看板には「創業138年」の文字が描かれている通り、長く続くうなぎの専門店
ですが、実際に130年以上の歴史を持っているのは、こちら千葉店では無く、京成佐倉駅近くにある本店の方
そちらは、佐倉城の城下町でもあったことから、130年を越える歴史と、その趣を今にも感じさせる、情緒ある造りのお店となっております。
対し、こちら千葉店の方は、創業からの歴史については分らないものの、その外観はどこか地方のドライブインを彷彿させる建物となっており
そして、店内の内装も、うなぎの老舗と言うよりはむしろ、定食屋さんを彷彿とさせるアットホームな造りとなります。
お店の中心には、デカデカと水槽が設けられており、この中には
お店で提供している?と思われる上海蟹(モズクガニ?)、そして・・・カメ
生け簀なのか、それとも鑑賞用の水槽なのか、その用途は謎に包まれていますが、とりあえず老舗のうなぎ屋さんというよりも、町の定食屋さんに近しい雰囲気のお店となっております。
そんな玉家で頂けるランチはというと、前述した定食メニュー各種に始まり、
当然ながら、うなぎも多数
リーズナブルに頂ける丼は、並、上、うなとろ丼の3種を筆頭に
うなぎ屋さんの看板メニューとも言うべき、
ちょっと高級なうな重は、松竹梅のラインナップ
おつまみとしての白焼きももちろん用意
その他には、うな丼+刺し身や蕎麦(もしくはうどん)の付いたセットメニューがあったり、
また、蒲焼きをおかずとして頂きながら、小鉢や一品物のおかずも付いたセットメニューの取り揃えも
さすがにうなぎのメニューは相応のお値段ながら、定食類は800円台からとリーズナブルな価格設定になっており、平日ランチ帯には多数の車が停まっている程
ただこの日は日曜日とあってか、客足も遅く、先客は無し
当初は「生姜焼き」を目当てに訪れた筈・・・
だったのですが、じっくりメニューに目を向ければ向けるほど、うなぎの魔力が私へと襲いかかってくるのです。
その結果、生姜焼きを頂くつもりで訪問したにも関わらず、注文時に私の口から飛び出た言葉は
「うなとろ丼下さい」となってしまいました。
豊富なランチ定食目当ての筈が、結局気付けば「うなとろ丼を」食べていた
朝から生姜焼き生姜焼きと騒いでいたにも関わらず、いざメニューを前にすると
「うなぎ」と口に出してしまうほど
正に、声に出して読みたい日本語、その典型とも言うべき「うなぎ」
結局私も、その魅力には逆らえず、ちょっと天気が良いだけの日曜日だというのに、ランチから豪勢にうなぎを頂く事となりました。
とは言え、さすがに4~5000円をランチに支払う勇気を持たない、小心者の私は、1900円で頂ける(それでもランチには高いけど)「うなとろ丼」をオーダーする事に。
注文を終えた頃より、徐々にお客さんが来店
日曜日という事もあってか、12時が近づくに連れてお客さんが増え、店内の小上がりは早くも満席
残すは、私のいる席、そのお隣にあるもう一つのテーブル席のみとなるほどで、老舗のうなぎ店らしい人気ぶりが伺えます。
また、他のお客さんの注文についても、やはりこの日が日曜であるからか、ランチであるにも関わらず、うな重のオーダーが大半
平日であれば、大概のお客さんは定食をオーダーしているものの、休みの日のランチとはいえ、お昼から数千円を支払うお客さんがこれ程いるとは、政府の発表する「景気回復」が事実であることを感じさせてくれました。
(私の中で、景気が回復しているイメージは無いのですが)
そんな様子を眺めながら、オーダーより待つこと20分弱
ようやく焼き上がったうなぎが良い香りを立てながら登場
こちらが、本日のランチ「うなとろ丼」となります。
丼一杯に敷き詰められたご飯、そしてとろろと青海苔
山葵による味変も楽しめる、一杯で2度3度美味しい丼となります。
そんなメインに加えて、小鉢も2品
和食ではありながらも、生の野菜を頂けるサラダと香の物
そして、味噌汁の方は
油揚げにワカメ、ネギたっぷりと、シンプルながら具沢山となっております。
と、色々付いては来たものの、やはり主役はうなぎ
それではまず、蒲焼きをそのままで一口
決して肉厚とは言わずも、ふっくらとした食感、そしてタレの甘さが味わい深い仕上がり
カリッと焼かれた皮目も美味しく、ご飯が進む、THEうなぎといった味わいとなります
続いては、ここにとろろを乗せて一口
単体でも、十分濃い味付けとなるうなぎですが、とろろが加わることでオカズ度合いが一層ヒートアップ
青海苔の風味もマッチしており、味わい深さも去る事ながら、滋養強壮に良い二品の共演で、昼から無駄に元気がほとばしりそうな、そんな予感を受けます。
ただ、ふっくらとした蒸し加減、減焼き具合共に非の打ち所なく感じたのですが、やはり気になったのは、うなぎそのものの味わい
うなぎの美味さと言えば、肉厚なそのボディから滴る、脂の美味さだと思うのですが、こちらのうなぎは決して肉厚とは言えず、脂の旨味も正直言って弱く感じました
近年、うなぎの価格が高騰しているとのニュースは頻繁に目にしますが、その影響がここにも押し寄せているのか
それとも、うな重では無い「うなとろ丼」である以上、使用するうなぎも控えめの素材止まりとなってしまうのか
少し前であれば、2000円前後でも上等なうなぎが頂けていた様に記憶しているだけに、この日頂いたうなぎについては、その素材に限り残念と言わざるを得ません。
ただ、これがいわゆる「うなぎの価格高騰」による影響だというのなら、もうワンランク上の価格帯を頂かない限り、これもまた仕方ない事とは思います。
こう言っちゃナンですが、結果として
「初志貫徹、生姜焼きを食べておけば良かった」
そんな感想を抱く、うなとろ丼となってしまいました。
やはり、どうせうなぎを頂くのなら、価格を気にせず、うな重(松)を注文出来る
それ程のスケールの大きさを持ち合わせなければなりませんね。
さて、頑張って仕事しようっと。。。
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玉家 千葉店
■ たまや ちばてん
■ 住所:千葉県千葉市中央区道場北317
■ 営業時間:11:30~14:30 / 17:00~21:30
■ 定休日:年末年始