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勝田台で見つけた、穴場過ぎる絶品そば 手打そば処三本杉で頂く二食そばの、香り・食感・風味に悶絶!
ランチに八千代台を経由し、午後は勝田台の事務所で一仕事となったこの日
今月早くも2回目となる勝田台ですが、仕事を終えれば腹も減るし、あいにくこの日も家族が出払い、晩ご飯は外食の予定
事務所メンバーらと軽くなんか食べようかといった話になり、
「それならば是非!!」とお勧めされたのがこちらのお店
京成勝田台駅のロータリーを出て、すぐ
焼肉の赤門や居酒屋らが並ぶ通りにお店を構える「手打そば処三本杉」となります
かなり渋めの外観となっており、一見であれば通り過ぎてしまいそうなお店
ですが、店先にはそば打ちスペースが設けられており、店名にも「手打ちそば」の記載が
更には、新そば、鴨、韃靼(ダッタン)の文字も並んでおり、渋い外観に裏打ちされた本格派のそば処といった趣も感じられます。
その外観通り、店内の様子も
いつの時代から飾られているのか計り知れない民芸品に包まれ、
最近ではとんと見かけることがなくなった、壁掛けの扇風機(しかも、電源は紐スタイル)も設置済み
この年季こそが、そばの旨さに比例することを期待し、こちらで晩ご飯を頂いてみようと思います。
京成勝田台の駅前にお店を構え44年 八千代を代表する老舗そば、手打そば処三本杉
渋すぎる外観故に、自分1人であったらスルーしそうなものの、事務所メンバーによる後押しを受けて初訪問となった、手打そば処三本杉
店外の看板にも記載があったのですが、
こちらは手打ちそばをウリにしつつ、中でも名物となるのは韃靼(ダッタン)そば
元より体に良いと言われる日本蕎麦ですが、その中でも特に効能が高いと言われるダッタン
ただ、その割にダッタン蕎麦を提供しているお店は少なく、これを手打ちで美味しく作り上げるには、職人さんの腕が問われるという事でしょうか
蕎麦打ちの技術や奥深さについては、全くと言って良いほど不勉強なもので詳しいことは分りませんが、ダッタン蕎麦が稀少であることは間違いなさそうです
そんなお店のメニューですが、
やはり先頭に待ち構えているのは、ダッタン蕎麦
その後を追う様に、せいろ(細打ちの蕎麦)、田舎そば(深山)と並んでいきます
温かいお蕎麦の方を見ると、花巻蕎麦(海苔が香る蕎麦)にひな鳥蕎麦と、これもまた優秀そうな品々を発見
もう少し気温が下がり、冷え込んでいるなら温かい蕎麦にも目が行きそうですが、今日くらいの気温ならむしろ、もり蕎麦を美味しく頂くラストチャンスにも思います。
思惑としては、ほぼ二色蕎麦に確定していたものの、念のためにメニューをめくると
ひなそば・うどんに、鴨そば、うどんの「浄撰」なるメニューを発見
見た感じでは、うどんないし蕎麦を使った鍋料理とのことですが、「浄撰」てのはどこかで聞いた様なネーミングですが、なんだったか…
こちらが気になり、あらためて検索し直してみると、どうやら「浄撰」というのは市川一茶庵というお蕎麦屋さんが発祥?とされる、そば・うどんの鍋料理なんだとか
言われてみれば10数年前、市川で仕事をしていた頃、一茶庵を訪れたことがあり、同じ様な話を耳にしていた気もします
ただ、詳しく「浄撰」について調べて見ると、この名前は市川一茶庵で修行を積み、「禅味会」なるグループ?に加盟したお店のみが扱える、商標登録された名前とのこと
まあ、難しい事は良く分りませんが、要するにアレですか
勝浦タンタンメンみたいなもん、ってことでしょうかね(笑)
いずれにせよ、そんな稀少なメニューも提供されている上に、
蕎麦前の取り揃えもなかなか、乙な品々ばかり
更に焼酎へと目を向けると、こちらでは蕎麦焼酎をそば湯で割って頂く事が出来るんだとか
これは・・・捨てがたい!!
しかし、今日は勝田台まで車で訪問
帰りを考えると蕎麦焼酎に手を出す訳には・・・・
代行、呼ぼう。
という訳で、蕎麦焼酎のそば湯割りを諦めることが出来ず、一杯目にはビールを頂きながら、
お通し代りとなる、揚げ蕎麦を頂きつつ、少し早めの晩酌をスタートすることとなりました。
ちなみにこの揚げ蕎麦、ご覧の通りエラい太さとなっており、聞くところによるとお店で提供している「田舎蕎麦」を使っているんだとか
一般的には、細打ちのそばで作られる揚げ蕎麦ですが、この太さだと食感が良く、お酒のアテとしても申し分ありません
さてはここの大将、相当な酒好きだな?(笑)
勝田台で頂く、初めての二食そばは、風味、食感、味共に絶品の一枚だった
メニューを前にした瞬間より、「運転代行」の利用を私に決意させた、勝田台の「手打そば処三本杉」
ビールのアテに揚げ蕎麦を頂きつつ、二杯目からは蕎麦焼酎のそば湯割りを頂く事に
お湯割りを頂くにはまだ早い季節ではあるのですが、これもそば湯割りとなれば話は別
ビタミンB1、B2はもちろん、ダッタンに多く含まれるルチンも、そば湯にはたっぷり配合
しかもルチンは水溶性となる為、その殆どがそば湯に溶け込んでいる訳ですから、これを焼酎で頂けば、ルチンの効果で血液サラサラ&血圧上昇の抑制も望める、正に健康食・・・健康アルコール飲料と言えます
そんなお酒を前にして、飲まずにいられない私の前に登場した次なる品が
こちら、里芋揚げとなります。
秋から冬にかけて旬を迎える里芋、そこに青海苔を加えた里芋揚げ
トロっとした食感と、ホクホクした味わい、2つの魅力が詰まった、替えの効かない里芋ならではの美味しさが伝わってきます。
そしてもう一品、飲めるお蕎麦屋さんの蕎麦前において、欠かすことが出来ないのが
こちらの「そばがき」となります。
一般的なそばがきと言えば、スプーンでこそぎ取った様な形状で提供されますが、ここ三本杉のそばがきは、餃子の様なデザインに成形されての登場
こちらでは、そばがきを辛子醤油で付けて頂くスタイルとなっており、まずはその手順で頂いてみます
蕎麦の香りがしっかりしており、風味もなかなか
辛子醤油で頂くのも悪くはありませんが、せっかくならそばつゆと山葵も試したい所なので、一気に完食せず、蕎麦の到着を待つことに。
上記のおつまみらと蕎麦焼酎を頂きながら、待つこと10分
本日のメインとなるのがこちら、
二色盛り天せいろとなります
ダッタン蕎麦を名物にしているだけに、そちらも捨てがたいものの、今日の私の気分は田舎蕎麦へ
しかし、深山(田舎)蕎麦単体を食べたとして、その風味を比べる伴侶無くしては、差異も感じづらいことから、せいろとの2種盛りになる二色盛りをオーダーしたものとなります。
さて、そんな手打ちの深山(田舎)蕎麦ですが、
セイロと並ぶことで、一目瞭然
優に倍以上はある蕎麦の太さ、エッジの効いた角、これは相当な食感を想像させます
早速頂いてみると、まずは驚くほどに鼻を抜ける蕎麦の香り
新そばとのことなので、相当であることは想像していましたが、とにかく風味が段違い
温かい蕎麦ではなく、セイロにしたのも正解だった様で、とにかく風味の強さが格別なものとなります
そして、深山蕎麦が誇るワシワシした食感
油そばやまぜそばにも負けず劣らず、啜ると言うよりも「食す」と表現しなければ、口に運ぶ事が出来ない、田舎蕎麦らしい野性味溢れる味わいが存分に伝わります
この深山蕎麦を頂く事で、一層光立つのがセイロ
こちらは、その麺肌の美しさ通り、ツルッと喉ごし良く啜れる食感がたまりません
深山蕎麦ほどの風味は感じられないものの(アレだけの風味を前にしたら、そりゃ吹っ飛びます)、喉ごしの良さとそばつゆへの絡みは、セイロならでは
ちなみにこちらのそばつゆ、一口頂いた時には辛味を受けたのですが、蕎麦を食べ進める毎にマイルドな味わいへ変貌
どうやら、蕎麦の甘さがつゆに流れていくことで、程良い甘みに整う様、計算された辛さに調節されているようです
これだけ風味溢れる蕎麦を提供するのですから、当然つゆの濃淡も計算されている訳ですね。
そして、付け合わせとなる天ぷらですが、
こちらは、エビ天と大葉の2品となり、割と控えめ
ランチに頂くとしたら、少し軽めのボリュームに感じますが、この日はおつまみ各種と蕎麦焼酎まで頂き、その上での天ぷら
十分なボリュームとなり、満足するものとなりました。
そんな訳で、初訪問となった勝田台駅近くの、手打そば処三本杉
創業から45年になる、正に老舗と呼ぶべきお蕎麦屋さんの、老舗らしい技術、美味しさを心底堪能するものとなりました
ただ、これは老舗のお店どこにでも共通する悩みなのでしょうが、
長く続けてきた故か、最近は疲れも取れづらく、定休日を増やし営業しているとの事
後継者問題を抱える老舗飲食店は数多く目にして来ましたが、その余波はここ勝田台のお蕎麦屋さんにも現れているようです
今回は、計画無しの訪問となったため、二色蕎麦を頂くものとなりましたが、ここ三本杉でしか味わうことの難しそうな「鴨浄撰」はもちろん、最近では見かけることもなくなった「磯巻き」も是非味わってみたい一品
それ以外にも、ひな鳥蕎麦やら花巻蕎麦、そして当然ながら、ダッタン蕎麦も頂かないわけにはいきませんし…
これは三本杉を目的にする為にも、暫くの間は勝田台まで通おうかなと真剣に悩んでいます(笑)
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手打そば処 三本杉
■ てうちそばどころ さんぼんすぎ
■ 住所:千葉県八千代市勝田台1-13-7
■ 営業時間:11:30~20:30
■ 定休日:火曜日、第1、第3、第5水曜日