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稲毛の駅前で見つけた、オトナの隠れ家的な鉄板焼き「京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な」に初訪問
派手さは無いものの、良く探すと良店が多く見つかるJR稲毛駅周辺
この日訪問したお店もその一軒で、以前から気になってはいたものの
・ランチ営業をやっていない
・全面喫煙可のため、子供の入店はご遠慮下さい
といった経緯があり、これまで訪問機会を得られなかったお店となります。
ただこの日は、家族が実家に帰省していることから、正々堂々と飲みに出掛けられる日となり、友人を誘いそちらのお店へ
向かった先がこちら、
JR稲毛駅の西口(国道14号側)を出て、徒歩2分
千葉銀行裏の小さな路地沿いにある雑居ビルの2F、京風料理を提供するお店
「京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な」へ初訪問することとなりました。
JR稲毛駅の東口から徒歩2分、ビル2Fの大人な空気漂う京風居酒屋 京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な
今回ご紹介する「京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な」ですが、私が訪問したのは平日の18時
開店直後ということもあって、先客はまだ0。
店内の様子はというと、
この様なテーブル席が4~5組程
加えて、鉄板に面したカウンター席が7~8人といった造りになります。
内装的には、和テイストを感じる居酒屋スタイルですが、前述した通りこちらで頂ける料理は
「京野菜&お好み焼き」を中心として鉄板焼きメニュー
また、お酒の取り揃えも豊富で、
俳優である佐々木蔵之介さんの実家である「佐々木酒造」を中心に、京都の酒蔵で作られた日本酒が多数取り揃っております
店内の雰囲気からも、大人向けの落ち着きを感じるお店となるのですが、それだけに
お店の楽しみ方にも、相応のルールが設けられている様子
とは言え、そんな厳しい項目がある訳ではなく、前述した通り全席喫煙の兼ね合いから、10歳未満の入店が禁止となっております
それ以外は、大人として当たり前のたしなみが書かれているほか、席は原則2時間制になるとのこと
ただこの日は平日という事もあり、他のお客さんの予約がなかった様で、二時間を超えての滞在も問題なく、場面に応じ柔軟に対応されている様です
そんな大人の隠れ家感漂う「京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な」のメニューですが
早くもも「京都らしさ」が感じられる、お番菜や京野菜を使った料理が豊富に取り揃っております
中には
「本日のおばんざい三種~おば三」なんつう洒落た品もあり、遊び心もチラリ
また、京都とは縁もゆかりも無さそうなものの、
ハワイの名物料理である「アヒポキ」が大々的に告知
加えて「本日、(生)鮪が入荷!」とされており、京都らしさは無いものの、興味は引き立てられますね
その隣には、鉄板焼きのおつまみメニューが多数
どこかで目にしたことがありそうなネーミングながら、どれにも「ありそうで無かった」ひと癖が感じられます
ツマミ目当てでの訪問となるので、このページは要チェックですね
そしてもう1ページめくると
こちらも鉄板焼きながら、京都らしさを感じる品々が揃い踏み
看板メニューであるお好み焼きはもちろん、焼きそばにも良い意味で「ひと癖」が感じられ、どれも食べてみたいものの、この日の訪問は2人
二名分の食欲で、どの程度戦えるのか、時間とバランスを鑑みた注文スタイルが求められそうです。
出しの旨味染み渡る京野菜の数々に、看板メニューお好み焼きまで、全てに満点を付けたい絶品ばかり
ザッとながら、目を通したメニューのどれもが興味をそそる品ばかりで構成された、稲毛の「京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な」
とりあえず、めぼしい所から注文を進めていき、まずはお通しから
この日のお通しとして提供されたのは、筑前煮となります
均等に大きさを整えている野菜のサイズ感から、早くも気配りが見え始めています
お通しとは言え、手抜きを感じさせない一品目の出現に、こちらの緊張感も高まるばかり。
続いては注文の品から、まず1品目には
全然京都と関係無いひと品、アヒポキよりスタート
メニュー上では京都らしさを感じさせなかったものの、盛り付けひとつで京都の上品さが感じられてしまうのは不思議な所です
しかし、これを一口運んでしまうと、もうアヒポキの虜に
ニンニクやごま油などの風味がたっぷり詰まりながら、鮪の持つ旨味、柔らかさ、食感らの全ても感じられるのです
普通、これほど強い味付けをしてしまえば、鮪の旨味も消えてしまうのですが、それでありながら旨味を十分に感じるということは、この鮪自体が只者ではなさそう
それを、何の躊躇いなくアヒポキにしてしまうというのだから、贅沢極まりない一品でしょう。
アヒポキに対するイメージを大きく覆された所で、続く二品目が登場
こちらは、アヒポキとは対照的に、京都らしさを感じる一品、
万願寺唐辛子の肉巻きとなります
辛みは無いものの、食感とほのかな苦みが美味しい、万願寺唐辛子
そこに大ぶりな豚バラ一枚肉を、これでもかと巻き付け、焼き上げた品となります
甘辛いタレの味付けが素晴らしく、ジューシーな豚、唐辛子の程良い苦みに合わさり、最適なツマミに仕上がっています。
続いては、ちょっとした箸休め代りに
イワシの梅煮を頂いてみることに
古くから「入梅鰯」などとも言われる通り、梅と鰯の相性は文句なし
加えてこちらでは、アクセントというか味付けの決め手とばかりに、タップリの粒山椒が
この粒山椒が、甘めのタレに辛味とシビれを加えており、ありとあらゆる味覚が終始刺激されっぱなしに
一品一品でも秀逸ながら、コースのように順を追って提供されてしまうと、味覚と思考が追いつかない程に圧倒される、旨味の流れを紡ぎ出しております。
次なる一品は、いよいよ鉄板焼きメニュー
その第一陣にセレクトしたのがこちら、
「山芋とウニのフワフワ黄金焼き」となります
そのネーミングからも伝える通り、雲丹をふんだんに練り込んだ、山芋の鉄板焼き
フワッとした食感に、上品な出汁、その奥からは雲丹の甘みが溶け出してきます
このままでも品の良い旨味を味わえますが、ワサビをひと乗せすると雲丹の甘みが引き立ち、お酒との相性も抜群
また、この辺りでようやくながら、こちらで頂く料理にはビールよりも日本酒の方がマッチするのでは、と遅咲きながら確認
これより共に頂くお酒は、銘柄こそ忘れたものの、佐々木酒造のお酒をマッチさせてみようと思います。
上品な山芋&雲丹の香りに包まれた所で、再度箸休めを投下
京都料理で味わうべき箸休め・・・といえば、やはりこれ
京漬け物となります
こちらでは、2品or4品の漬け物を選ぶことが出来ますが、今回は2品をセレクト
京都の老舗漬物店より仕入れているとのことですが、良く見る柴漬け&山牛蒡の漬け物ながら、どちらも気品と程良い塩味が最高
箸休めのつもりではありましたが、思わず白米を注文したくもなる程で、漬け物に至るまで一切の手抜きを感じません。
箸休めと合わせ、次に送り込んだのは鉄板メニューから
イカの鉄板炒めピリ辛ソースをオーダー
ここで驚かされるのは、味付けもさることながら、イカの美味しさ
メニューには「生でも食べられる」と記載されていた通りで、刺身でも頂けそうなほどにプリッとしたイカを、惜しげもなく鉄板で炒めております
これだけ鮮度良いイカだからこそ、辛味系の味付けも控えめに
素材が持つ甘みが、ソースの辛味で引き立たされ、ベクトルの異なる味付けの振り幅に、またもや翻弄されるものとなりました。
初訪問ながら、一通りのジャンルから少しずつ摘まむことに成功した所で、いよいよ大トリへ
当然、ここで頼むべき〆の一品に選んだのは、
「お粉乃美焼き」メニューより、ミックス焼きをオーダー
具材には、豚、牛、イカが投入されてこちらのお好み焼きですが、とにかくフワフワ
山芋がたっぷり使用されている生地からは、出汁の旨味もしっかり感じられ、〆の一品ながらグイグイいけてしまいます
しかし、食感こそフワフワながらも、ボリュームは十二分
具材もたっぷりと詰まっている上に、ソ-スやマヨネーズ、目玉焼きというジャンクなファミリーもしっかり融合
品の良さだけで留まらず、攻めるべき場面ではキッチリ攻めきる、味覚の濃淡を感じるひと皿となりました。
最後のお好み焼きが、想像以上にウエイトを占めてしまい、これにて本日の満腹バロメーターはMAXに到達
一品目のアヒポキに鼻っ柱を折られた時点で、戦況はほぼ確定していたものの、最初から最後まで終始、想像を裏切られる料理の数々を堪能
メニュー上のネーミングから、およそ想像する料理よりも、1,2段上を行く品々に圧倒されるばかりの宴となりました。
レベルの高い料理もさることながら、落ち着いた雰囲気を感じる店内の様相通りで、正に「大人の隠れ家」と表現するにふさわしいお店
今回は友人と男二人での訪問となりましたが、互いに口を合わたかの様に出た感想は「女性を誘って来たくなる」そんな雰囲気が漂うお店でした。
残念(?)ながら、私も友人も妻帯者の上に子持ちとなる為、女性を誘っての訪問は叶わないでしょうが、稲毛周辺でデート等にお勧めしたい、密かな名店との遭遇となりました。
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京のお野菜&お粉乃美焼き 茄な
■ きょうのおやさい&おこのみやき なな
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-16-4 スプリングスクエア 2F
■ 営業時間:17:00〜23:00 / 日曜日 17:00〜22:00
■ 定休日:月曜日、第4火曜日