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千葉 栄町の隠れた名店、おたぎり 出汁の利いた名物「とろろ」が絶品過ぎる串かつランチ
数多くの飲食店がひしめく、千葉駅近郊
その中でも異質な町並みや、多国籍感、新旧様々なお店が混在することで、独特の雰囲気を醸し出しているのが栄町エリアとなります
栄町にも数多くの飲食店が存在し、地元ではそのクオリティを知られているものの、近代のネット社会には全く順応していない事により、ネット上では存在すら知られていない名店が数多くあります
この日のランチに訪問したお店もその1つで、40年近く営業しているものの、一見を寄せ付けない栄町らしい独特な空気感を醸し出す、
「とろろ料理」の名店、おたぎりにて、久々にランチを頂いてみようと思います。
千葉栄町の端っこに位置する、地元では密かな人気の老舗小料理店 おたぎり
本日のランチに伺った栄町の「おたぎり」ですが、店舗のアーケードにも記載ある通り、「とろろ」を看板メニューに掲げているお店となります
夜は小料理店として、ご夫婦が営むお店となりますが、ランチ帯ではこの通り
看板メニューのとろろだけでなく、各種刺身の盛り合わせ、揚げ物、豚肉料理などの定食を幅広く提供
とろろをメインにした定食から、おかず&とろろがセットとなる定食もあり、その名物を様々なおかずと一緒に味わうことが可能となっています。
そんなお店の様子はというと、
渋めの外観が示す通り、中も年季の入った渋い造り(笑)
上記の小上がり2席に加えて、カウンター席が4~5席とこぢんまりしたお店ではありますが、お昼時ともなれば常連さんで溢れかえるものとなります。
ちなみに、この日の訪問時刻は、開店直後となる11:30
私が訪問した時点では先客はいなかったものの、
・5分後・・・4名
・7分後・・・2名
・10分後・・・1名
と、入れ替わり立ち替わりにお客さんが入店し、開店15分後にはほぼ満席に
11:30~13:30までと、僅か2時間のランチ帯を狙う常連さんが多数押し寄せる人気店
その風貌(?)からは想像付かないものの、確かな実力と創業40年の歴史に裏打ちされた、栄町が誇る密かな老舗なのです。
そんな人気小料理店、おたぎりでのランチですが、やはり外す事が出来ないのは看板メニューとなる「とろろ」
メニュー上では、とろろがセットとして付いてくる品は
・とろろ定食
・とろろの山かけ定食
・アジフライセットとろろ付き
・エビフライセットとろろ付き
・串カツセットとろろ付き
以上の5品のみとなっております
・・・が!
こちらのお店、上記した以外の定食にも、単品でとろろを追加することが可能となっており、
・焼きサバ定食withとろろ
・豚の生姜焼き定食withとろろ
などという夢の共演を叶えることが出来てしまうのです
(実際、私は頼んだことは無いものの、常連さんは上記の様な注文が殆ど)
定食類も充実しているお店ではあるモノの、やはり必食すべきは「とろろ」
という事で、この日のランチには「串カツセットとろろ付き」をオーダーする事に。
栄町の老舗「おたぎり」が誇る、出汁と青海苔の旨味が絶品過ぎるとろろは必食の一杯!
注文と同時に調理を始めるのは、店主であるご主人
そして、それをフォローするのが奥様である女将さんなのですが・・・
この二人、調理が始まると一切口を開きません
しかし、長年の経験からなる『あうんの呼吸』か、互いに一切の確認作業を行わずとも、次にどの作業へ取り掛かるかを完璧に把握しており、互いに無言ではあるものの、一言として口にすることなく、みるみる定食がセッティングされていくのです…
40年の歴史が積み重ねてきた、夫婦の共同作業に見とれること10分弱
カウンターに座る私の前に配膳された本日のランチがこちら、
串カツセットとろろ付き(お値段ジャスト1000円)となります。
通常の串カツセットでは、2本付いてくる串カツが1本に減少しているこちらのセット
なので、正確には「串かつセットとろろ付き」というよりも、とろろ定食(串カツ付き)と表記する方が正しいかも知れません。
串カツが一本減ると聞けば、テンションが落ちそうなものの、それであっても全く満足度を下げない原因、それはひとえに
こちらの「とろろ」が美味すぎる故。
その色合いからも察する通りで、こちらのとろろには十分な出汁が加わっているため、醤油等の調味料追加は一切不要
注文後にご主人自らおろすとろろは、粘度も抜群、空気を入れながら摺りおろされているからか、食感はフワフワしており、出汁の旨味が凝縮されているのです
そして、隠し味というには主張激しい青海苔が、風味と磯の香りをプラスしており、絶妙な+αを産み出しております。
とろろの存在感が強く、今ひとつ日の目を浴びない串カツですが、
こちらはシンプルに、玉ねぎと豚肉を交互に挟み、揚げたスタイル
串カツ自体には、正直言って特筆すべき部分がないものの、ここで注目して欲しいのが、付け合わせのトマトの方
串カツに添えているだけのトマトであるものの、こちらしっかりと皮むきされていることに驚かされます
カツの付け合わせで提供されるトマトとはいえ、皮剥きという面倒な作業が1つ加わる事により、舌触りが格段に上がり、トマトが持つ甘みも強く感じられるのです
しかし・・・トマト1つにここまで手を掛けるというのに、なぜ串カツの方は特筆すべき部分が見当たらないシンプル設計なのか?
と疑問が浮かぶ所は少なからずあるものの、この僅かな差でも、その品を美味しくするための手間を惜しまない姿には、尊敬の念を抱いてしまいます。
しかし、結局なにをどう頂いたとしても、ここ「おたぎり」に於ける主役はコレ
とろろfeat白米、これこそがどのオカズにも代え難い、おたぎりの名物と言えましょう。
出汁の旨味がタップリ溢れたとろろ、それを温かいご飯にかければ、最早ご馳走状態
とろろに加えられた青海苔の風味も、温かいご飯に乗ることで一層引き立ち、磯の風味と共に出汁と山芋の旨味が溢れ出します。
黄金に輝くとろろを纏った白米、これをレンゲで一口運べば・・・
どんな仏頂面にも、笑顔を浮かべずにいられない、至極の瞬間が到来するのです。
オカズと付け合わせでご飯一杯、とろろを掛けたご飯でもう一杯、とご飯をエンドレスに食べ続けたくなる衝動を抑える事で精一杯
それほどまでに、とにかくご飯を進ませる最強にして最高のオカズが、この「とろろ」なのです。
上記に加え、
・お漬物(恐らく自家製)
・冷や奴
・お味噌汁
・バナナ(何故バナナかは分りませんがw)
までが一連のセットとなるのですから、1食1000円のランチとは言え、満足度は抜群
敢えて欠点を挙げるとすれば、昔ながらの小料理屋さんだけに、空調設備が今ひとつながら、ランチ・夜の部問わず「喫煙可」であることでしょうか
回転の早いランチ帯だけでも、禁煙となればお客さんの幅も広がりそうに感じますが、40年の歴史ある老舗だけに、昔ながらのお客さんには喫煙者さんが多いからか、このご時世をして未だランチでも喫煙が可能となっていることが、賛否を分ける部分にはなりそうです。
そうは言っても、開店直後を狙って訪問すれば、常連さんより一足早くランチを頂くことも可能となります
嫌煙家の方には、居心地を悪く感じる部分は少なからずありますが、それを差し引いてもあまりある、絶品なとろろが頂けるお店と言えます
その外観だけに、一見では入りづらさを感じることは否めませんが、一歩進む勇気を振り絞った先には、思わず人に教えたくなる至高の一杯
古くよりスタミナ料理の1つとして挙げられてきたとろろは、夏に不足しがちな栄養素を手軽に摂取出来る便利な一食
例年をも超す、理不尽な程の暑さが続く今年の夏こそ、その猛暑を乗り切るスタミナを得るべく、ぜひ一度口にしてみて欲しいお店となります。
なお、お店に併設された駐車所はありませんが、近隣にはコインパーキングが多数ありますので、車での来店時には、近隣コインパーキングの利用をお勧めします。
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おたぎり
■ おたぎり
■ 住所:千葉県千葉市中央区栄町6-1
■ 営業時間:11:30~13:30 /17:00~22:00
■ 定休日:不明