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京成大久保駅 房総式ラーメン人力船(JINRIKISEN)の、旨辛な房総式カレーラーメン&おじや
朝、目覚めと同時に
「ラーメン、食べたい」「やっぱ、カレーも食べたい」
と、うなされたゴールデンウィークの中休み。
カレーとラーメン、日本を代表する2大グルメながら、これらを同時に味わおうとすると、両者ともに満足出来ず、共倒れになることもしばしば。
そんな時に、均等に両者を頂けるお店として、まず思い浮かべるのが、天台にあるらーめん大地となる訳ですが
モノレール天台駅すぐ側 らーめん大地 で冬季限定のマーボー麺
念のために定休日を調べ直すと・・・やはり、今日はお休み。
お店へ向かう前に、定休日に気付けた事を幸いに思い、あらためて記憶を遡り
「カレーとラーメンが同時に味わえる店」
を、思い返すこと数分・・・あった!
という訳で、車を走らせること30分・・・向かった先は、京成大久保駅
駅前の商店街を入って歩く事5分、飲食店がゴチャゴチャと建ち並ぶ、大久保の名物とも言える怪しげなビル。
その1Fに昨年オープンし、先日1周年を迎えたばかりとなる
「房総式ラーメン人力船(JINRIKISEN)」
・・・に向かおうとビル内に足を踏み入れると、
人力船の隣にも、見慣れないラーメン店がオープンしているじゃありませんか。
さあ・・・これは困った(汗)
京成大久保駅から徒歩5分、房総式ラーメンの集大成、人力船(JINRIKISEN)
カレーとラーメン、両者を同時に味わうべく向かった、京成大久保駅近くのラーメン店、房総式ラーメン人力船(JINRIKISEN)。
千葉のラーメン好きならご存じ、千葉ラーメン拉通ra2の系列店として、昨年3月にオープン。
ラーメン店ではあるものの、バーのようなオシャレな内装が特徴的なお店となります。
オープン当初に一度訪問しており、その時頂いたのは、同店の味噌ラーメン・・・
だったのですが、ギリギリまで味噌ラーメンと争い、前回は敗北を喫した(要は、注文しなかった)メニューとなるのが、JINRIKISENもう一つの看板メニュー、房総式カレーラーメンなのです。
というのも、ここJINRIKISENのオーダーシステムは、少し変わっており、
・3種あるラーメンから1つを選ぶ(醤油・味噌・カレー)
・麺の量をセレクト(半盛り~大盛り)
・辛さを選ぶ(辛さ抜き~大辛)
・おじやの有無(なし、玉子おじや、チーズおじや)
・トッピングをプラスする
以上、5つのステップにてラーメンをカスタマイズする仕組みとなっております。
中でも特筆すべき点となるのが「おじや」の存在。
詳しくは、後ほどご覧頂きますが、いわゆるラーメンのスープにご飯をブッ込むだけの〆ご飯とは、一線を画した存在感ある〆ご飯が頂ける
この独特すぎる調理法こそが、JINRIKISENならではの特徴とも言えます。
なお、この日の訪問は、約1年ぶりとなったのですが、あらためてメニューを確認してみると、
以前は無かった「房総式ブラック」や油そばも提供されておりました。
こちらJINRIKISENは、拉通ra2の系列店でもありますので、この房総式ブラックというのは、いわゆる竹岡式ラーメンになるものと思われます。
もう一方のメニューである油そばですが、こちらは何が驚きかというと、その値段。
タレとラー油を絡めた、シンプルな油そばではあるものの、そのお値段なんと・・・290円!
ここ大久保は学生の多い町なので、学生向けに割安なランチを提供するお店は多くありますが、それにしても290円は驚きの安さじゃないでしょうか。
しかも、この油そばは
普通盛り~大盛りまでセレクトできる上に、トッピングやカレー追い飯を追加することも可能とのこと。
ラーメンをワンコインで頂けるお店ですら少ない中、290円という破格は、学生ならともかく、一社会人が注文するには申し訳なくさえ思えてしまいます。
そうは言いつつも、JINRIKISENの隣に、まだ見ぬ新店が構えていたことから、
・JINRIKISEN → 油そば
・隣の新店(CASE-K) → ラーメン
といった連食をしてみようか・・・などといった邪推も脳裏をよぎりましたが、やはり今日はカレーとラーメン。
という訳で、房総式カレーラーメンを中辛でオーダー、トッピングにはチャーシュー、〆には玉子おじやをセレクトしてみることに。
辛さ溢れる房総式カレーラーメン、当然最後はカレーおじやで〆るがマスト!
この日の訪問時刻は、開店直後の11時過ぎ。
連休の中休みとあってか、お客さんの動きは遅い模様で、私が訪問した時点での先客は0、退店時にほぼ入れ替わりで3名が入ってくるといった様子でした。
オープン当初は話題の新店、といった風合いに賑わっていたものの、ここ大久保は千葉でも有数のラーメン激戦地。
加えて、学生の多いエリアでもあるので、二郎を始めとしたドカ盛りラーメンに人気が集中しやすい傾向にあります。
ここJINRIKISENの様に、ドカ盛り勝負をせずとも、魅力的な品を提供してくれるお店があれば、わざわざ足を伸ばす価値もあるのですが、やっぱり地域性がそうはさせてくれないのか・・・
などと、要らぬ心配を考えながら待つこと10分弱、
房総式カレーラーメン(中辛&チャーシュートッピング)の登場となりました。
前回訪問時に頂いたのは味噌となる為、こちらのカレーラーメンは本邦初。
デフォよりワンランク辛さを上げてみたのですが、それにしても見事なまでに真っ赤に染まったスープです(笑)
これはなかなか、戦いがいある相手となりそうですね。
では早速、スープから・・・
ベースとなっているのは、鶏と野菜、それに魚介出汁・・・と思われるのですが、それらを覆い隠す程に複雑に混じり合ったスパイスの味わいが強め。
カレーとして頂くにも、かなりハイレベルな仕上がりである事が如実に伝わる程、丁寧なバランスで作り上げられたカレースープとなっています。
加えて、デフォよりワンランク上げたカイエンペッパーが高い攻撃力を誇っており、美味しく食べられる辛さの範疇ながら、スープを細かく分析することについては積極的に拒む姿勢が伺えます(笑)
↑ 要するに、結構辛い
続いて麺の方ですが、こちらは浅草開化楼製。
カレースープにも馴染みやすい、中太の平打ち麺となるのですが、モッチリした食感が心地よい麺となります。
更に、このラーメンの特徴と言えるのが、
こちらの、ずんぐりした鶏肉たち。
200gという総量を誇り、およそラーメンとは思えない、チキンカレーをも凌ぐボリュームの鶏肉がタップリ入っております。
その他トッピングのキャベツ、玉ねぎも、それぞれカレースープと相性良く、ボリュームはもちろん、大量のスパイスによる発汗、更には栄養バランスに至るまで、そつなく吸収できる、1度で2度美味しいカレーラーメンとなります。
しかし・・・、これで終わりじゃありません。
前述した通り、ここJINRIKISEN最大の特徴となるのが、〆のおじやなのです。
スープにご飯をブッ込むだけではない、「おじや」と称される理由は、
こちらにある通り、スープの残った器をそのまま火に掛け、ご飯を投入。
そう、ラーメンを食べ終えた後の器に対し、一杯一杯お店のスタッフさんが手塩に掛けて、おじやを作り上げてくれるのです。
しかも、本日頼んだラーメンは、カレー。
カレーの残ったスープで作るおじやとなれば・・・ほぼほぼカレーライス。
この日の朝、寝起きと同時に感じた
「カレーも食べたい、ラーメンも食べたい」
この願いを、高いクオリティを維持したまま、一度に叶える事が出来る。
これこそが、大久保まで足を運んだ、最大の理由でもあるのです。
(途中、隣のCASE-Kに浮気しそうになりましたがw)
という訳で、ラーメンをあらかた食べ干したところで、おじやをお願いし、待つこと3分・・・
出ました、房総式カレーラーメンの〆、カレーおじや(卵トッピング)となります。
元がラーメンのスープとは言え、スパイスの旨味や深みの濃いカレー、それを煮詰めてご飯と絡めたおじや。
説明の必要もない位、カレーよりもカレーらしい、カレーおじやに仕上がっております。
また、ラーメンのトッピングであったチキン&チャーシューを残しておくことで、さながらチキンカレーの様に頂く事もできるお得感。
加えて、トッピングした玉子の効果で、辛味強いカレーおじやに程良いまろやかさも加わります。
ラーメンとカレーを、ひと皿で完璧なまでに味わえる、この充足感。
サイドメニューや、ラーメンの〆にご飯モノを合わせる品は数あれど、〆ご飯までが計算されているラーメンとなれば、そう多くはありません。
その中でも、ここJINRIKISENの、ラーメン→おじやへのシフトチェンジは、味変どころか、転生と呼ぶにふさわしい形態の変化と言えます。
唯一の難点を挙げるとすれば、ご飯がスープをたらふく吸っているため、ラーメン+ご飯よりもボリュームがあり、思わず食べ過ぎてしまう点でしょう(笑)
その圧倒的なボリュームに危険を感じる際には、事前に麺の量を控えつつ、おじやまでのペース配分を逆算した注文をお勧めします。
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房総式ラーメン 人力船(JINRIKISEN)
■ ぼうそうらーめん じんりきせん
■ 住所:千葉県習志野市大久保1-16-18 プラザグレミオ 1F
■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:00~21:00
■ 定休日:日曜日