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【閉店】新検見川で味わう新潟ラーメン、蓬来軒 閉店カウントダウン迫る中で頂くチャーシュー麺

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今年の4月に入った頃から、にわかに千葉のラーメン愛好家がザワつき出すニュースが

新検見川にお店を構える、新潟ラーメンの名店

「蓬来軒」が本年6月を以て、お店を閉めるとのこと。

 

蓬来軒と言えば、千葉市・・・いや、

千葉県を代表する一店にも数えられる新潟ラーメンの名店

 

新潟県には様々なご当地ラーメンが存在するのですが、そのどれとも異なるのが蓬来軒

すでにご存じの方が多い情報なので、今更私がこの場で解説する必要も無いかと思いますが

(現 女将さんのお父さんが新潟で提供していた味を再現したものが、蓬来軒の提供する新潟ラーメンとなります)

いずれにせよ、あの煮干し香る上品な一杯を味わえるのは、残り僅かな期間のみ

 

4月終わりから、タイミングを見計らって訪問しようと試みていたものの、過去に3連続で臨時休業を引き当てたトラウマもあり、なかなか踏み出せず

気付けば、暦も5月中旬へと突入

このままダラダラしていては、最後の訪問を果たせずに終わりそうなことから、意を決して新検見川へ

 

近々の情報によると、13時過ぎには売切れ~閉店を迎えているとの話なので、回転のタイミングを狙い、新検見川へ

JR新検見川駅から徒歩5分、蓬来軒に到着した時点で、時刻は11:15

開店まで15分前となりますが、この時点での先客は3名となり、4人目として列の最後尾に到達となりました

 

開店準備が進む店内を眺め、思いを馳せている間にもお客さんは次々来店

開店を迎える11:30時点で、その列は15名程に

平日木曜日とは到底思えない盛況ぶりもまた、私同様に閉店を惜しむお客さんが次々と押し寄せている様です

 

ちなみに、お店の前は一方通行となっているのですが、

当然ながら、路上駐車は禁止のエリアとなります

店先にも案内がある通り、近隣には多数コインパーキングがありますので、車での訪問時にはそちらをご利用下さい

それにしても、一方通行まで考慮した地図案内とか、どんだけ丁寧なんだか…

 

時計の針は間もなく、11:30

さあ、蓬来軒開店の時刻が迫って来ました!!

JR新検見川駅から徒歩5分 25年の歴史を持つ新検見川を代表するお店、蓬来軒

通常は、11:30開店となる蓬来軒ですが、この日は少し遅れ11:33に開店

入店と同時に、お父さんから番号札を頂きながら、店内へと足を運びます

 

お店は、カウンター6~7席とテーブル×4席の、決して大きくない間取り

当然ながら、開店待ちをしていたお客さんで、すでに店内は満席を迎えるものとなりました

 

3番の番号札を握りしめながら、カウンター席へ

すでに注文は決まっているのですが、一応メニューの方もご紹介を

こちら蓬来軒で提供される品は、

・ラーメン

・チャーシュー麺

・タンメン

・味噌タンメン

以上の4品

※ なお、タンメン類は現在お休みとのこと

 

その他に、サイドメニューとして

・餃子

・チャーハン

これらの提供が行われております

 

これらに加え、蓬来軒を語る上で外す事できない、もう一つの名物

それが、「冷し中華」となります

 

過去に、本ブログの冷し中華まとめでも紹介しておりますが

夏の主役! 千葉市内でお勧めの冷やし中華・冷やしラーメン 厳選10食
日本の夏、冷やし中華の夏。 まだ7月も中旬で梅雨明け宣言すらされていないというのに、連日続く暑さ。 こう暑い日が毎日続き、食欲が落ちている時に食べたくなるのが、そう「冷やし中華
2017-07-15 08:33

こちらの品は、なにせ仕込みに具材にと、とにかく手間暇が掛かる品なんだとか

 

加えて、毎年暑くなりだした頃から提供される、季節限定のひと品

閉店を告知後、お客さんで連日賑わう忙しさに加え、閉店までの期間も残り1ヵ月少々

さすがにこの夏、蓬来軒の冷し中華を頂く事は難しくなりそうです

 

なお、店内にはこの通り、

閉店をお知らせする張り紙を発見

 

久々に見た女将さんは、変わらず元気そうにも見えるのですが

25年に渡ってラーメンを提供してきた疲労は、外からでは計り知れないものがあるのでしょう

 

という訳で、あと何回味わえるか分りませんが

・チャーシュー麺

・餃子

これら2品を、本日は頂いてみようと思います。

6月末の閉店を前にカウントダウン始まる蓬来軒で頂く、金色に輝くチャーシュー麺

今回、陣取ったカウンター席は、女将さんの真っ正面

その見事すぎる平ザルさばきを、マジマジと眺められる特等席となります

 

普段、カウンター席に座ったとして、お店の方の動きをマジマジと眺めることはありませんが

(あんまりガン見されても、どうなのかな?と思いまして)

ここ蓬来軒の女将さんの一挙手一投足は、正に職人の動きそのもの

 

煮えたぎる熱湯を前にしながら、自在に平ザルを扱い麺を茹で、わずかな茹で加減の差をコントロール

熱湯の中を泳ぐ麺を縦横無尽に操る姿は、スマホをいじる手を止め、思わず見入ってしまう程

丼に並々注がれたスープを、提供前に必ずこぼす愛くるしい一面も、また名物で(笑)

 

そんな調理光景を眺めながら、待つこと数分

新検見川が誇る、レジェンドラーメン

蓬来軒のチャーシュー麺が提供となりました

 

思わず見初めてしまう程に美しい、金色の輝きを放ったスープ

角度によっては、自分の顔が反射してしまいそうな程に、一切の濁りを見せない透き通る美しさ

上品に色めくスープから立ち上がる、高貴な煮干しの香りがフィルター越しにも伝わってきます

いつまでも眺めたくなる程に美しいスープ

それでは早速一口目を頂いてみましょう

 

立ち込める香りが示す通り、煮干し系の優しい味わい

加えて、ウルメイワシらの魚介に動物系の旨味も合わさるも、しつこさを全く感じさせない『淡麗の極』の様なスープ

普通なら、ここに塩だ醤油だと強くカエシが主張するものの、それらを感じさせずに味わえてしまう、旨味の深いスープとなります

 

また、油分が極めて少ないのも、こちらのスープの特徴

カエシに加え、油が加わることでコクを与えるものの、油分すらもほぼ感じさせず、ド直球にスープのみで味わえる一杯

 

濃い味に慣れていると、初見では分りづらい美味しさながら、二度三度と口へ運んでいくと共に、その滋味深い味わいの虜となってしまう

最後の一滴に至るまで、全て飲み干したとしても、背徳感をまったく感じさせない、体にも優しい味わいとなっております。

 

神々しく放たれる光の通り、気品と優しさを兼ね備えたスープですが、

そのスープと共に歩を進めるのが、こちらの麺

 

女将さんの魅せる職人芸の元、平ザルより茹で上がってきた、この細麺

程良い柔らかさが心地よく、淡麗スープをしっかり絡めながら啜り上げていけます

 

この見た目でありながら、麺の量が多めであるのも特徴の1つ

この日は普通盛りにて頂いたのですが、大盛りともなると、そのボリュームは相当なもの

この見た目にしてたっぷりの麺も、お腹一杯食べて欲しいと言う、女将さんの心意気が伝わる仕様じゃないでしょうか

 

続いてトッピングですが、

ご覧頂いている通り、こちらのラーメンには

・メンマ

・ネギ

と、スープ以上にシンプル且つ潔いトッピングのみ

 

もちろん、スープのみで十分な満足度が得られるからこそ、この素っ気ないトッピングでも成立してしまうものとなります

 

そして、本日はチャーシュー麺をオーダーしましたので、

外す事が出来ないのが、こちらのチャーシュー

 

大ぶりでありながら、シットリとした柔らかさを身に宿したバラロール

淡麗なスープの味わいを崩さず、それでいてチャーシュー単体での旨味も健在

どちらが尖りすぎても成立しない、この絶妙すぎるバランスもまた、高い技術と長い経験により生み出された味わいじゃないでしょうか

 

そして最後、この儚くも淡いスープにこそマッチするのが、

GABANの胡椒ですね(笑)

 

何も加えず、終始淡い煮干し香るスープを味わうのも選択肢でしょうが

普段から強い味わいに慣れ親しんでる私としては、やはりこの一振りを我慢出来ず

わずかに加わるスパイシーさが、スープから溢れる素材の旨味を引き立て、より気高い味わいへと昇華させてくれるのです。

 

 

そんな美しいラーメンを、おおよそ平らげた頃に提供されたのが、

こちらの焼き餃子となります

 

注文の都合上、ラーメンより遅れて登場となったこちらの餃子

具材には、ニラやニンニク、ネギといった香味野菜をたっぷり使用

一口目から旨味が溢れるタイプでは無いものの、噛みしめる毎に各具材が合わさり、旨味を引き立て合います

 

ただ、餃子単体としての旨味は決して強くなく

・醤油

・ラー油

・お酢

らを合わせ、好みの味わいで頂くのがベストと言えそうです。

 

 

といった流れで、恐らくこれが最後と思いを馳せながら頂いた、蓬来軒のチャーシュー麺

帰り際に、少し女将さんと話す機会があったので、万に一つの可能性を賭け

「やっぱり今年はもう、冷やし中華難しいですかね??」

 

と、尋ねてみた所、女将さんから即答で

『やりますよ!!』との返事が(笑)

 

この答えに、私のテンションも一気に急上昇!

今回の訪問が最後になると諦め掛けてましたが、もうワンチャン、冷やし中華を狙わなければ!

 

ただ、この女将さんの返答に対し、ちょっと食い気味でご主人の方は

『いやいや、この忙しさだし無理でしょ』

と、冷静な判断に則った諦めの声も(笑)

 

女将さんの意向としては、6月以降暑くなってきたら冷やし中華を出したい様子でした

が、ご主人の冷静な判断も確かにその通りで…

 

そんな訳で、冷やし中華の提供可否については、まだハッキリはしませんが、

まだ僅かながらも可能性を残している以上、6月以降にあるいは・・・

いずれにせよ、残す所あと1ヶ月ちょっとの営業期間を、無理をすることなく乗り越えて貰いたい限りです。

 

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新潟ラーメン 蓬来軒(閉店)

■ にいがたらーめん ほうらいけん

■ 住所:千葉県千葉市花見川区花園2-10-14

■ 営業時間:11:30~14:00

■ 定休日:水曜・日曜

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