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勝田台で頂く深夜の〆ラーメン、麺や田中を初訪問 飲んだ〆史上、最高の癒やしラーメン「あおとんめん」とは!?

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八千代市の勝田台にて、事務所のメンバーらと

ときずし 山田

大衆酒場 竹うち

を2軒ハシゴし、存分に堪能しつつ、竹うちから足を踏み出した私の前に、まだ明かりを灯す看板が

 

その正体はと言うと、先ほどまでクダを巻いていた竹うちのすぐお隣

「麺や田中」となります

 

こちらがオープンしたのは7~8年前

私が八千代に在住していたのは、そこから遡ること5年ほど前になるので、入れ違い・・と言うには時間が空いておりますが、いずれにしても足を運べずにいながらも、気に掛けていた宿題店の1つ

 

現在の時刻は23時を回った所となるのですが、表に出ている営業時間を見ると25時までとのこと

海鮮料理からの寿司、ハムカツからの串焼きと、散々食べ飲み散らかしてきた後ではあるものの、この時間に漂うラーメンの香りは、ダンジョンの奥深くで出会うミミックくらい危険極まりないトラップ

 

しかも、ここ麺や田中には、過去にTwitterかなにかで見かけ、特に気に掛けていた一杯を提供しているお店

よもやこんなタイミングで、麺や田中にザラキを喰らったとしても、我が人生に一片の悔いなし!

という訳で、まさかの三軒連続となる勝田台食べ歩き、その〆を飾るべく、麺や田中を初訪問してみました。

まさかの勝田台三部作(笑) 最終章を飾るのは「竹うち」のお隣、麺や田中

町が寝静まった勝田台の住宅街にて、唯一とも言うべき光を点している、麺や田中

その光が照らす看板には、

同店の名物とも言うべき、正に看板商品、たまりそばが煌々と照らされております

 

18時からノンストップ、飲んで食べてを繰り返してきた23時過ぎ

この時間に頂く、〆の一杯として、実に相応しいビジュアルを誇るたまりそば

たまり醤油の滋味深い味わいを想像すると、早くも空腹が到来

 

が、しかし!!

私が、麺や田中を長らくブクマし続けてきたのは、このたまりそばが目的ではありません

タイミングを逸し、これまで訪問出来ずにいたものの、初訪問の際には是非とも味わいたかった一杯

それが、店内券売機にも

「他では味わえない!」の一言が象徴している一杯

青唐辛子麺(あおとんめん)となるのです。

 

同店が看板に掲げるのはたまり醤油を推すスープでありながら、その対極をいくかの様に、挑戦的な青唐辛子が並ぶ「あおとんめん」。

そのビジュアルもさる事ながら、どんな味わいを生み出すのか想像が付かない、予定調和など許すまじき様相

初訪問でありながら、看板メニューを外す邪道であることは承知の上で、この「あおとんめん」をオーダーするものとなりました。

 

ちなみに、こちらのお店

現在は店主さんのワンオペで運営されていることからか、以前に情報を収集した頃よりも、メニューは厳選された模様

現在提供されている品は、前述した

・たまりそば

・あおとんめん

に加えて、

・塩らーめん

の3品のみ

 

トッピングの方も

・味玉

・チャーシュー

の2品に抑えられており、またサイドメニューは

・めし(券売機の記載通りだけど、雑w)

・おかかめし

これら2品となっております。

 

ランチ時に頂くには、もうひと越え欲しい気持ちも沸きますが、2軒をハシゴした3軒目の〆ラーメンであれば、十分な取り揃え

カウンター席に四人勢揃いで腰を掛け、あおとんめんの到着を待つことに

※ ちなみに同席した他3名は、揃いも揃って「たまりそば」をオーダーしておりました

 

そして、私が陣取ったカウンター左隅(水に即、手が届く所)の上には

段ボールに手書きで書かれ、ハリガネで吊された

「お水はご自由にどうぞ」の一文が(笑)

 

この辺りの緩さは良くも悪くも、大衆酒場が建ち並ぶ勝田台らしさじゃないでしょうか。

そして、その下には「こころにぼうけんを」と

酒井法子を思い浮かべるキャッチコピーが記された、ボーイスカウト募集のポスター

 

飲んだ帰り際の深夜に、ラーメンを啜るような大人とは対極とも言える

「ボーイスカウト」を何故、この店内で告知しているのか、そこに至る経緯は想像が付きません

が、後に吹き荒れる感動が、このポスターにも影響を及ぼすことになるとは、この時点では誰にも予想付かなかったでしょう。

勝田台の麺や田中で深夜に頂く禁断の一杯は、ポスターすら剥がす、驚きの美味さだった!

町も寝静まった23時過ぎに、一挙四人で押しかけてしまった、勝田台の麺や田中

今思えば、迷惑この上ない来客であったことを、この場を借り、謹んでお詫び致しますm(_ _)m

※ なにかをヤラカした訳ではありませんが、一応念のために

 

ただ、5時間以上を飲み歩いた末、ということで、記憶も曖昧になりがちな時間・・・

となるのが普段の私の習性となり、この日も麺や田中に到着するまでは、ほぼそれに近しい状態

 

しかし、そんな私のほろ酔いを一撃でブッ飛ばし、更なる鋭気と活力をみなぎらせてしまった品

それがこちら、

 

かねてより期待を抱いてきた一杯

「青唐辛子麺(あおとんめん)」となります。

 

淡麗で透き通ったスープ、そこへほのかに煌めく赤み

淡麗塩スープに、ラー油を加えたものと推測される色合いですが、もちろんそれだけでは無し

本品の特色はその名の通り「青唐辛子」で、スープ一面に浮かぶ輪切りの唐辛子こそが、このスープの真骨頂とも言えます

更にはおろしニンニクも加わった味わいは、未だ想像の及ばない世界

 

トッピングこそ、

・かいわれ

・ねぎ

・メンマ

とシンプルにまとまりながら、それを包み込むスープが一体、どんな味わいをもたらすのでしょうか?

 

恐る恐るレンゲにて、スープをすくい流し込むと・・・

 

レンゲを持つ手が、思わず打ち震えるほどの衝撃!

ベースとなるスープは、上品な淡麗塩ににんにく香るするどい切れ味

鶏をベースにしつつ、昆布や魚介を感じる、優しさも兼ね備えて・・・

 

いるのですが、それらを一掃する勢いを持ち、頭角を示すのが青唐辛子

ジワジワでも、ヒリヒリでも、ドーンでもない

敢えて効果音を当てるとすれば「ビッッッ!」と、直情的に辛味が訪れ、その余韻にラー油が染みる

しかし辛味の去った後味には、スープの持つ旨味とニンニクのコクが残り、余韻に浸る

 

まるで稲妻のようにほとばしる、瞬間的な辛味と、キレの良い旨味のコントラスト

激しさ2:優しさ8の割合が、さんざん飲み歩き、疲労を抱えた体を1から仕切り直す様な鋭気を与えてくれるのです

 

これはもう・・・

 

ウッッッッマ!!

 

 

その美味さに打ち震える私の覇気に呼応したのか

左手すぐに張られていた、先ほどの酒井法子募集ポスターが

思わず、剥がれ落ちてしまうほどの衝撃!!

 

これまでにも様々なラーメンを、飲んだ最後の〆として食べ歩いてきています

が、これ程までのインパクトを与えつつ、それでいながら滋味深い味わいにかつて出会ったことがあるかどうか

私史上、もっとも「飲んだ後の〆に、染み渡るラーメン」と呼んでも過言では無い、そんなスープとなったのです。

 

そんなスープを支えてくれる麺の方はというと、

これもまた、シンプルながらスープとしっかりマッチ

中太のストレート麺ながら、程良い食感残る茹で加減となっており、キレの良いスープに絡みます。

 

麺、スープ共に最高の仕上がりと来たら、やっぱり気になるのがトッピング

普段なら躊躇無く「全部のせ」を始めとした、トッピングガン乗せを選ぶ私ですが、この日ばかりは控えめに

 

デフォのトッピングのまま頂いた訳でして、

こちらの食感こぎみ良いメンマと、かいわれ、そしてネギ

日頃の私であれば、躊躇無くチャーシューを追加したであろう、若干寂しさを感じるトッピング

ではあるのですが、この日ばかりは「飲んだ後」である事から、このもの寂しいトッピングでも大満足を得る結果となりました。

 

2軒をハシゴした、最後の〆として頂くラーメン史上

「最も体に染み渡り、明日へ繋がる鋭気」を与えてくれる

そんな一杯となった、麺や田中のあおとんめん

 

しかし、あらためて冷静になり、

「もしこれを、空腹こじらせたランチ時に頂いたとして、同じ感想を覚えるか?」

を、想像してみたのですが・・・これはまた、話が変わってきそうです。

 

飲んだ後の〆であったからこそ、トッピングの少なさを容認でき

物足りなさを埋めようにも、サイドメニューが少ない事も然り

 

やはり、この一杯に大満足を得たその裏には

「飲んだ後の〆で頂く一杯」であることが、大きな要因に感じました。

 

ですので、平時に頂いたとして、同じ感動を得るかはさておき、

居酒屋がひしめく勝田台、その帰りに頂く最後の〆としては、最高に美味しい一杯を味わせて貰いました。

 

 

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麺や田中

■ めんやたなか

■ 住所:千葉県八千代市勝田台1-26-8

■ 営業時間:11:30~14:30 / 17:00~翌1:00

■ 定休日:日、月曜日

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