スポンサーリンク
創業40年を迎えた千葉の老舗!長州ラーメン万龍軒 富士見店で頂く、自家製太麺の辛味噌ラーメン
午前中からジムでのトレーニングを終え、疲労困憊の体を引きずりながらランチへ
少し前にTwitter上で、千葉 富士見町に新しいラーメン店が出来たとの情報を聞きつけ、そちらへ向かってみることに・・・
したものの、お店の開店時刻は11:30ながら、時計が示す時刻は11時ちょうど
普段なら、30分程度、その辺をフラついて時間を潰すことも考えられたのです
が、この日は18時から友人らと寿司を食べに行く約束をしており、1分1秒でも早くランチを済ませ、晩ご飯への腹ごしらえに掛かりたい所
残念ながら、今から30分を待つ余裕は残されておらず、すぐに入れる別のお店を探すことに
気持ちは完全にラーメンへと傾いたものの、ここ富士見町から徒歩圏となるラーメン店で、目的の店にフラれた傷心を癒やしてくれる、11時開店のお店となると・・・
久々に行く、あの店しか無い!!
と、踵を返し向かった先は、旧三越方面
C-oneを超え、マックを右折し雑居ビルの階段を2階へ
登った先の突き当たりに見えるお店と言えば、そう
創業は今から遡ること40年前の昭和53年
私とほぼ同年に生を受け、そして今なお現役の最前線をひた走る、千葉ラーメン界のレジェンド
そして30年超の付合いとなる、私の離乳食とも言うべきラーメン、長州ラーメン万龍軒 富士見店となります。
創業からついに40年!長州ラーメン万龍軒、久々に訪れた富士見店がリニューアルされていた!
思い起こせば30数年前
当時から、ラーメン店が数多く建ち並んでいた千葉駅界隈にて、唯一今なお私の記憶に鮮明に残る、思い出深き一食
そんな出会いを得たお店が、こちら長州ラーメン万龍軒 富士見店
当時、千葉駅界隈で頂くラーメンと言えば、鶏ガラベースのあっさり系醤油ラーメンばかり
時折、味噌ラーメンなんぞを頂く事はあっても、近代ラーメンの様に、ベースの旨味を強く感じる、そんなラーメンは皆無の時代
そんな中、90年代後半の豚骨ラーメンブームよりも10年以上早くより「長州ラーメン」と言う名の九州系豚骨ラーメンを提供していたのが、こちら万龍軒
ラーメン=醤油味のアッサリスープな食べ物だと認識していた、幼き時代の私にとって、強烈な香りを放つ本場さながらの濃厚な豚骨の旨味は、最早ラーメンとは別の食べ物
そんな強烈な旨味に出会った事が、今に至るこじれたラーメン好きに至った由縁ともなり、いわば今の私を形成した原点とも言えるのが、この万龍軒となります。
ただし、当時万龍軒(富士見店)の厨房に立っていたのは、先代の店主さんとなり、現在こちらの富士見町店の厨房に立つのは息子さん
また、先代店主は現在、新町に支店を開業し、そちらの店頭に立っており、以来私が通うのも新町店がメインとなっております。
千葉の老舗、長州ラーメン万龍軒 半期に一度の原点回帰にスタミナ長州ラーメン
この日は、昼間より千葉駅で所用があり、そちらをこなしがてらランチへと向かうことに。
裏千葉エリアには、まだまだ行きたいお店、食べたい品々が軒を連ねているのですが、この日のランチに
2018-04-12 07:40
近くにコインパーキングが多い新町店の方が、車でお店を訪れやすいこと
対する富士見町店は駐車場が近くに無いこと等がネックとなり、最後にお店を訪れたのは、恐らく6~7年前
だいぶご無沙汰ながら、久々に味を受け継いだ息子さんの作り出す一杯を味わうべく、こちら長州ラーメン万龍軒 富士見店を訪問することに。
さて、6、7ぶりでの訪問となった富士見店ですが、お店の前に写真入りメニューが掲載
ザッと見る限り、以前のメニューと比べて大きな違いはなさそうですが、
・ちゃんぽん
・まぜそば
・つけ麺
これらの麺類に加え、
・ミニチャーシュー丼セット
・モツ飯セット
こちらのセットメニューなどは、近年加わった、新たなメニューに思われます。
更に下を見ると、
以前は、トッピングなどと言った細かなメニューは無かったものの
(口頭で伝えればリクエストには応えて貰えますが)
上記の通り、各種トッピングも全てメニューとして記載されています
どうやらこれらのメニュー、店内での支払方式が券売機制になった為、そちらと同じ並びになる様、掲載が行われているとのこと
衛生面や人手を考慮し、券売機を導入しているラーメン店は増えていますが、こちら万龍軒も時勢に合わせて変化を行っているようです。
概ねの注文を決めた所で店内に入ってみると・・・、
なんだこの店!?
メッチャ綺麗で、そして明るい!!
更には、テーブル席が沢山あるし!!!
私の知る、長州ラーメン万龍軒 富士見店と言えば、創業当時から変わらないカウンターオンリーの造り
そして店内も、澱んだ(というと言い過ぎw)壁紙に、殺伐とした薄暗さがある種、名物であった筈
しかし、6、7年ぶりに訪れた店内には、当時の面影は全く無く、白~木目を基調とした、清潔感ある明るい店内にリニューアル
更には、カウンターオンリーだった店内にはテーブル席も用意され、今風・・・とまでは言わないものの、居心地の良い清潔感あるお店へと進化しているのです。
カウンターにも、汚れ等はないし、油によるベト付きも無し
卓上調味料まで、綺麗に整頓された店内に驚きを隠せないながら、メニュー上で確認した際
「自家製太麺」の一文が気になった、「辛味噌らー麺」を、チャーシュートッピングにてオーダーすることに。
新町店と同じ長州ラーメンながら、独自の路線を切り開き始めた濃厚豚骨みそラーメン
久々に訪問する間に、つけ麺やまぜそばに加え、セットメニューが増えていた、長州ラーメン万龍軒 富士見店
せっかくであれば、これら新メニューやセットのご飯類を頂きたい所だったのですが、前述した通り、この日は18時に晩ご飯の予約が
それまでに空腹モードを取り戻すには、ランチの量も抑える必要があり、上記ボリュームあるセットメニューを断念した末、辛味噌らー麺をオーダーする事に
こちら万龍軒は、幼い頃の私に衝撃をもたらした、濃厚な豚骨スープが名物のお店
その濃厚さは、当時はもちろん、時代の流れによって進化を遂げた近代のラーメンと比較しても、遜色なく渡り合える、色あせない美味さを秘めたラーメンとなります。
ただし、そのスープを支える麺に関しては、良くも悪くも昔ながら感が残っており、どこかチープさを感じる部分が
まあ、それはそれで好きなのですが、スープの進化に伴い、麺も成長を遂げている近代のラーメンと比較すると、どこか弱さを感じる部分が否めません。
しかし、先ほどの通りで、こちらの長州ラーメン万龍軒 富士見店にて、本日注文した「辛味噌らー麺」には『自家製太麺を使用』との一文が
要するに、このラーメンに使用されている麺は、前時代的なチープさの無い、近代の香りを感じる麺が使われている様子
麺にこそ難点を感じていた万龍軒、その欠点が補われた麺が使われているとあらば、是非とも味わってみたい!!
そんなこんなで待つこと8分、こちらが本日のオーダー
長州ラーメン万龍軒 富士見店の辛味噌らー麺(チャーシュートッピング)となります。
辛味を帯びた、濃厚そうなスープ
その上に乗るトッピングには、ネギにメンマ、もやしがたっぷり
ここまでは、懐かしいあのビジュアルと変わらないのですが、良く見るとチャーシューがちょっと違う
こちら長州ラーメンと言えば、脂たっぷり柔らかめがウリなのですが、昨今の流行りでもある、肉肉しい系に変更された様子。
ひとまずは、スープの方から頂いてみましょう
ピリッと感じる辛味は、豆板醤、そしてラー油でしょうか
2種の辛味の後に香るのは、芳醇な味噌
その後に・・・思ったより豚骨が追いかけてこない
豚骨特有のネットリとした旨味とコラーゲン質は感じられるのですが、そのものの旨味は抑えめとなり、むしろ味噌を強く感じる味わい
コレはコレで万人受けしやすい飲みやすさで、しっかり成立した味噌ラーメンではあるのですが、思い描いていた強い豚骨を感じないのはちょっと残念
以前と比べると・・・・を言い過ぎるのもアレかも知れませんが、息子さんに代替わりして以降、息子さんなりの味を追求、表現し出した様に感じます。
そんなスープに絡む麺の方はと言うと、
この通り、ワシッとした食感を感じさせる、しっかり系の太ストレート麺
茹で加減も上々でスープとの絡みも良く、この麺は全然アリ
むしろ、この太麺でデフォの長州ラーメンを食べてみたい・・・そりゃ攻めすぎか(笑)
とは言え、この味噌ラーメンだけでは無く、様々なスープ・味付けで楽しんでみたいと思わせてくれる太麺の登場は、歴史あるお店に新たな1ページを刻んだように感じます。
そして、もう一つの大きな変化が、
こちらのチャーシューですね
以前のようなトロっとした柔らかさは感じませんが、良い意味で今風の肉感強いチャーシューに変更
まあこれも、好みの問題と言わざるを得ませんが、本音言うと私的には、以前のチャーシューが好きなだけに、少し残念ではあります。
ただ、現在のニーズを踏まえれば、こういった路線変更も必要ですし、それを柔軟に取り入れるスタイルも大切じゃ無いでしょうか。
そんなこんなで、6~7年ぶりの訪問となった、長州ラーメン万龍軒 富士見店
店内の明るさが増した、券売機制になった、テーブル席が増えた、綺麗になった
といった内装のリニューアルだけで無く、ラーメン全体もしっかりと代替わりした、新たなスタイルを感じさせました。
40年続く、攻めの豚骨を味わいたければ、先代のいる新町店へ
歴史ある味をブラッシュアップさせた、万人受けする味わいを求めるなら、富士見店へ
そして富士見店では、新町店には無いバラエティ豊富なセットメニューも味わうことが可能
といった棲み分けが確立され、先代とは異なる、新たな長州ラーメン万龍軒への進化を感じさせて貰いました。
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
こちらの「ブログランキング」をクリックして頂き、お知らせ下さい
頂いたクリックを励みに、より深く・ディープな千葉情報を届けさせて頂きます
長州ラーメン万龍軒 富士見店
■ちょうしゅうらーめん まんりゅうけん ふじみてん
■ 住所:千葉県千葉市中央区富士見2-4-13 大昌ビル2階
■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:00~22:00[土・日・祝]11:00~21:00
■ 定休日:なし