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西千葉の自家製手打ち麺 粋や 移転&オープンから1ヵ月、レギュラーメニューを全制覇してみた

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今年の3月、老朽化が原因となる火災から移転となり、8月末に西千葉にて再スタートを切った、自家製手打ち麺 粋や

オープン当日のランチには、首の皮一枚の差で間に合わなかったものの、夜の部にてリベンジに成功

復活後の一食目を頂いたのは、過去の記事でもお伝えした通りとなります。

都町の人気ラーメン店「粋や」が西千葉へ! 自慢の自家製麺を手打ちにパワーアップし大復活!!
今からちょうど5ヶ月前となる、3月20日 まだ肌寒い初春とあって、体を芯から温めるラーメンが食べたく、この日のランチに私が選んだのは、都町にあるラーメン店、粋や 鶏出汁のス
2018-08-22 07:11

 

都町にて、人気店の地位を確立していたにも関わらず、ここに来ての西千葉への移転

しかも新たなお店は、大通りから中に入った線路沿いの裏道となり、集客面で心配の声も挙がっていましたが・・・

あれから数週間、早くも西千葉エリアの人気店となっており、昼前には連日、中待ち~外待ちが出来る程となっております。

 

その忙しさもあってか、手打ち麺の製造が間に合わず、現在はランチ帯(11:00~15:00)までと、時間を限定しての営業スタイルに変更とのこと。

移転オープンから、わずか数週間の粋やですが、前回の記事で紹介した品は、一押しとなる醤油らあめんのみ

また、新生「粋や」では、自家製の手打ち麺に切り替えたことで、前回頂いた醤油らあめんの美味しさも増大していたことを考えると、当然他の品も食べずに話を進める訳にはいきません。

 

という訳で、前回記事から間もないながら、新生粋やの

レギュラーメニュー、それぞれのレポートをお伝えしてみようと思います。

復活の粋や、麺の旨さが際立つ塩ラーメンに、ボリューム満点のワンタントッピング

前回訪問から間もない、一週間後

二度目の訪問で粋やに向かった時刻は、12:00を回った所

 

Twitter等で、その盛況ぶりを目にしていたので、出遅れてしまったことに不安を感じましたが、なんとか入店完了

とは言え、店内カウンター席は全て馬手鶏、中待ちのお客さんも5名待機と、ネット上で目にした通りの忙しさとなっておりました。

 

さて、この日のランチに注文したのは、

前回の醤油から一変、今度は塩らあめんに加え、ワンタンをトッピングしてみることに。

なんとも美しく、透き通った鶏の清湯スープ

乱反射する油を混ぜながら、まず一口頂くと、品の良い鶏出汁がスーッと口内に広がっていきます。

 

しかしこのスープ、表層のみを味わっていたとしたら、その全容の1/2も味わうことが出来ません

スープの奥底には、タップリの鶏節が眠っており、これらをスープの全体に行き渡らせた時が、本領を発揮するタイミングとなるのです。

 

が、鶏節を広めた味変は後の楽しみとし、まずは久々となるワンタンから

モッチモチの皮に包まれた、一口サイズのワンタンを一気に投入

モチッとした皮と、プリッとした餡のコントラストに加え、噛みしめる度に溢れる生姜の風味が溜まりませんね

 

塩スープにワンタンは、少し大人しすぎたかな、やっぱワンタンには醤油かな・・?

とも思いましたが、あっさりした塩ダレだからこそ、ワンタンの繊細な味わいをじっくり堪能出来るものとも言えます。

 

そして、あっさりしたスープにこそ、最高に映えるのが、

こちらの自家製手打ち麺じゃないでしょうか。

 

良い意味で不均一な縮れ麺となっており、噛みしめる度に小麦の風味が実に強く感じられます。

しっかり茹で上がった麺の外側ながらも、噛みしめる度にコシが増す、同じ麺ながらも2段階のコントラストが味わえるお得感

明らかに、茹で加減ひとつでも神経を使うであろうことが想像出来る麺だけに、繊細な仕事が節々から感じられます。

 

ツルッとした喉ごしも心地よく、品良くまとまっていながら、主張控えめなスープだからこそ、麺の持つ旨さを十二分に味わうことが出来ます。

ここ何年と、手打ち麺を味わう機会が無かったものの、ここに掛けられた手間暇と、その末に出来上がったクオリティの高さを味わってしまったら、もう・・・言葉にならない(笑)

 

そして、忘れていけないのが、スープの後半戦ですね

前半では味わえなかった鶏節が、徐々に器の底から上がってくるのですが、これによってスープの持つコクが増大

圧倒的な存在感を放っている麺に、負けず強い主張をしがちなスープが多いのに比べ、決して強く出すぎないものの、鶏油の甘さや鶏節の旨味という、スープの持つ旨味とは異なるベクトルからの合わせ技により、しっかり麺を支えております。

 

キリッとしたカエシで、麺との相乗効果を図っていた醤油に対し、こちらの塩は麺の旨さを存分に引き出す仕上がり

醤油と塩で、全く異なる表情を見せられ、終始満面の笑みを浮かべながら、

この日は、初めてのサイドメニューも注文してみることに

ご覧頂いた通りのチャーシュー丼となるのですが、炙ったタレと肉の甘みがしっかりご飯に落とし込まれ、これもまた抜群の旨さ

都町時代同様に、丼が深くご飯の量も相当なものなのですが、それを忘れて掻き込んでしまう程、サイドメニューにも抜かりの無い仕上がりは、相変わらずでした。

麺の旨さが如実に伝わる、つけ麺 トッピングの味玉に至るまで抜かりなし!

続いて、その次の回の訪問で頂いたのがこちら、

つけ麺&味玉トッピングとなります

 

オープンから数週間は、未提供となっていましたが、9月半ばからつけ麺もいよいよ解禁に

都町時代の粋やでもつけ麺を頂いた事はありますが、思い返してみると、2年近く前だったような(汗)

今回の移転で、手打ち麺に変わったと共にスープも変わっておりますので、このつけ汁にも変化が成されているでしょうから、楽しみは尽きません、

 

では早速、頂いていきたいのですが

追加トッピングは味玉のみながら、メンマにチャーシュー(鶏&豚)、青菜にナルト、そしてタップリの鶏節と、これまた豪勢

ラーメンのスープでは、器の下に沈んでいた鶏節が、オープニングから全面に出てきているので、一層風味が高まっています。

 

そして、この麺

麺そのものの味や風味を感じるには、つけ麺が一番でしょうが、それが如実に伝わってきます

不均一な麺の太さ、縮れ具合が様々な食感を生み出し、小麦の香りを感じつつ深い風味も与えてくれます

 

また、鶏節が直接麺に絡んでくるのも、このつけ麺の特徴ですね。

通常のラーメンでは、徐々に鶏節の風味が強まっていくのに対し、このつけ麺では序盤から鶏節が全開

そこに輪を掛けて、

醤油ベースにタップリの出汁、そして大量のねぎに彩られたこのつけ汁で頂くと、つけ麺でありながら和食感がハンパないのです

そこに手打ちの麺も合いまってくると

「あれ、蕎麦食べに来たんだっけ??」

と錯覚を呼び起こすくらい、しつこさを感じさせず、スルスルッと食べきってしまうアッサリ感がたまりません。

 

麺とつけ汁の風合いだけに留まらず、各トッピングも充実

2種類のチャーシューはどちらも素晴らしい仕上がりですが、やっぱこの豚さんは格別ですねー

この日はつけ麺、ということでご飯モノは控えましたが、新生粋やのチャーシュー丼は、しばらく欠かせそうにありません。

 

そして、追加トッピングとなった味玉

染み入った出汁の美味さもさることながら、トロっと仕上がった黄身の柔らかさは格別

これも、チャーシュー丼に並び、今後外しがたいトッピングと言えそうです。

 

前回の「塩ワンタン」に続き、粋やらしい特色を感じさせて頂いたつけ麺。

どれも甲乙付けがたい結果となりましたが、まずは全レギュラーメニュー制覇が目標となります

さて、次回はいよいよ・・・大本命のアレを頂きましょう。

満を持して頂く、粋やの鶏白湯らあめんは、巷に溢れる鶏白湯と一線を画した存在に!

3週連続訪問となった、新生粋や

通算4度目の訪問となる、この日に頂くメニューはもちろん・・・

鶏白湯以外、あり得ません(笑)

 

実は、新生粋やオープンの日から、一番に頂きたかったのがこの鶏白湯なのです

が、この日に至るまで、鶏白湯を食べる事なく来てしまったのには、別の理由がありまして・・・

 

千葉在住のラーメンフリークならご存じの通り、8月~9月に掛けてオープンした、千葉近郊のラーメン店は、どこも鶏白湯の専門店ばかりでして

これら新店で鶏白湯を食べるに当たって、その前に「粋や」の鶏白湯を味わってしまえば、いやが上にも比べてしまうだろうし、両者を比較してしまえば当然・・・

 

な訳で、鶏白湯を扱っている他の新店に対し、あくまでフラットな視点で各店の鶏白湯を味わい

(フラットなつもりでいたのに、そうさせてくれなかった事情も数度ありましたがw)

その上で、満を持して粋やの鶏白湯を頂こうとし、ついに辿り着いた一杯がこちら

満を持して頂く、新生「粋や」の鶏白湯らあめんとなります

(今回は、チャーシュートッピングにて頂いております)

 

鶏白湯、と名乗るにふわさしい、凝縮されたコラーゲンを感じる白濁スープ

その上に飾られるみじん切りの玉ねぎが、コッテリスープとの相乗効果を早くも想像させてきます。

 

グルメブロガーとしては、ありとあらゆる角度から写真を撮るべきでしょうが、そんな生業すら忘れさせる程に食欲誘う一杯

カメラのことなど忘れ、早速スープを一口頂くと・・・

 

「プハァ・・・・」

 

と、小泉さんの如く、溜息にも似た吐息が、思わずこぼれ落ちてしまう味わい

濃厚でコッテリしたタッチは、本場韓国で頂いた参鶏湯(サムゲタン)を彷彿とさせる程

ですが、その奥に広がるスープの旨味に、鶏の持つ滋味深さを強く感じ、思わず体が喜んでしまいます。

 

しかし、それだけ濃厚な味わいだというのに、後味がスッキリしてしまうのも、粋やの特徴

濃厚な旨味を感じさせはするものの、スープの粘度が強くなく、シツコサを感じない分、飽きを感じず終始飲み続けられるのです

というか、許されるなら終始飲み続けたいし、なんなら水筒に入れて持ち歩きたい

旨さだけに留まらず、疲れた体へ染み入る、正に滋養強壮の素とも言えるスープじゃないでしょうか。

 

しかも、そのスープに絡む麺は、これまでにも再三触れてきた通りの極上手打ち麺

強い食感の麺がしっかりスープに絡み、共に口に啜ればしっかりとした融合を果たします。

旨味の強いスープに向き合っても、引けを取ることの無い麺であるからこそ、滋味深いスープの味わいを一層際立たせているのです。

 

昨今、至る所で目にする様になった鶏白湯ですが、得てしてワンパターンに収まりがちなのも鶏白湯ラーメンの持つ特徴

ですが、そんなテンプレート式の鶏白湯に対し

「これが鶏白湯ですが、なにか?」

と、正面切って正論をぶちかまし、論破できるだけの質実剛健な味わいを持つ、昇華に昇華を重ねた鶏白湯らあめんでは無いでしょうか。

 

当然ながら、チャーシューを始めとする、その他トッピングとの組み合わせにも抜かりなし

中でも、濃口のスープをスッキリさせる玉ねぎの存在が光っており、別料金で増量しても惜しくない程、玉ねぎが良い仕事をしております

 

追加トッピングのチャーシューを頂いたのは、初回の醤油らあめん以来ですが、デフォのチャーシューとは別仕上げされており、香ばしさと煮汁の醤油加減が絶妙で、竹岡式のチャーシューの様な味わいに仕上がっています

 

この味付けがまた、鶏白湯のスープに更なる深みを与えていたりと、スープと一緒に飛び込む具材毎でも味わいが変わっていく楽しさも持ち合わせています。

(なんならナルトすらも、スープと一緒に運べば美味く感じる程)

 

このラーメンを前にして、私が出来る最上の解説は

コレしか見当たりません。

とにかく美味い、美味かった、だから一滴残らず飲み干した、と。

※ 途中、写真を撮るのを忘れ、夢中になって食いついた事への言い訳ではありません

 

といった訳で、3食に渡りようやく制覇した、粋やのレギュラーメニューが以上となります。

まだオープンから1ヵ月弱とあって、仕込みに手が回らない等の事情もあり、現状では限られたメニューの提供のみに留まっていますが、

今後は、辛味つけ麺に背脂煮干、そして汁なし坦々麺なども提供を予定しているとのこと

これらに加えて、都町時代には毎回の如く頂いていた「とり皮煮込みご飯」なども待ち構えているわけですから、楽しみは尽きません。

 

とは言え、連日殺到するお客さんに加え、手打ち麺の精製にスープの仕込みなどなど

私たちお客側には見えない部分で、想像以上の激務をこなされている事と思いますが、長くお店を続けていくためにも、無理なく営業を続けて欲しいですね

 

その上で、余裕が出来た頃にでも、新メニューや都町時代にドハマリしてしまった「鶏坦々」の復活があれば、嬉しい限りです(切望w)

 

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自家製手打ち麺 粋や

■ じかせいてうちめん いなせや

■ 住所:千葉県千葉市中央区春日2丁目26−9

■ 営業時間:11:00〜15:00(現在、夜の営業は休止中)

■ 定休日:日曜日

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