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船橋の新名物?小松菜ハイボールがクセになる駅チカ居酒屋、浜寅
前回紹介した、隼ホルモンからからの帰り道。
この時点で時計が指す時刻は20時と、帰宅するにもまだ早い時刻。
なにより、たまに西船橋まで出てきたのだから、もう一軒位気になるお店に立ち寄りたい・・・
という事で、駅に戻る道すがら、14号沿いで煌々と明かりを照らしていた
こちら「浜寅」という居酒屋さんへ、ネオンに集る虫の如く、吸い寄せられる様に入店してみることに。
JR西船橋駅すぐ近く、ついハシゴしたくなる店構えの居酒屋、浜寅
駅からもほど近い立地、且つ交通量も多い14号に面していながら、広々とした雰囲気を感じさせる同店。
メインに扱っている食材は、魚介や海鮮焼きとなっており、空腹で向かう一軒目であれば楽しみの多そうなお店。
ただ、私たち一行はすでにホルモンを腹十二分目まで堪能したところ。
ちょっとしたツマミとお酒があればそれでいいモチベーションとなっており、お店にとっては少し申し訳ないものの、今のペース配分に属したオーダーを選ぶ流れとなりました。
とは言え、ブロガーとしての血か、頼む・頼まないに関わらず、一通りのメニューには目を向けたくなるもので。
まずは、お店の雰囲気からも伝わる、THE居酒屋なメニューを筆頭に、
店名や表の看板にも記載されていた鮮魚や浜焼き系の品がズラリ
そして、これまた気になったメニューとなるのが、姫路おでんなる品々。
使われている具材には特徴が見当たらず、それこそコンビニおでんと比べても遜色ない模様。
ですが、敢えて「姫路」を名乗るからには、私たち千葉県民の知らない「姫路らしさ」が隠れているのではないか?
という心中に陥った結果、隼ホルモンから、ここ浜寅までの移動時間で生まれたお腹の空きスペースを無理矢理こじ開け、こちらのおでんを注文してみることに。
クセが強すぎる生ビール以上に、異なるベクトルでクセが強い小松菜ハイボール
一軒目からのハシゴに付き、まずは飲み直しと言うことでとりビーこと、とりあえずの生ビールより仕切り直し。
普段、居酒屋のビ-ルに感想を浮かべることは無いのですが、この前に立ち寄った「隼ホルモン」の生ビールが実に美味かった。
その余韻を残したまま、2軒目にハシゴした「浜寅」の生ビールとなるのですが・・・
これまた逆のベクトルにて、感想を語らざるにはいられない生ビールが登場(汗)
チェーン店などの大衆居酒屋で良くありがちな「アカンビール」となるのが、サーバーの洗浄忘れ。
ビールのカスが、ビールサーバーを経由して流れる管へ溜ることによって、ビールの味を確実に劣化させる原因となる洗浄漏れ…
なのですが、ここ「浜寅」の生ビールについては、ただの洗浄忘れと表現するには、それだけでは無い何かを誘発している模様。
もちろん、サーバーの汚れから来る酸味や臭みも感じるのですが、それだけでは収まり切らない、もっと特異的な何かが際立っているのです。
とはいえ、お酒の神様を信仰する身として、どの様な状況下であれ、提供されたお酒を残すは神への冒涜。
この苦々しくも「クセの強い」生ビールを、なんとか飲み干した所で、同店の名物と思われる「姫路おでん」が登場。
関東圏のおでんと比べ、出汁の色が濃いものの、見た感じで伝わるご当地感は無し。
これの何が姫路おでん・・・なのか・・・?
と、尋ねてみると、どうやらこのおでんを「生姜醤油」で頂くスタイルが、姫路おでんの特徴なのだとか。
ちなみに、後に調べた姫路おでんによると、出汁は関東同様にかつお&昆布をベースに、濃口醤油と酒で味を調え煮込んだスタイルになるのだとか。
本家の姫路おでん同様、こちらの煮汁も醤油ベースになっており、出汁の濃さが確認出来ます。
で、問題となるのは、このおでんに対する生姜醤油の組み合わせ。
先ほどのビールで鼻っ柱を折られた手前、なんら期待を込めず頂いてみると・・・これが案外、サッパリして美味い。
和辛子のおでんに慣れ親しんでいる千葉県民とはいえ、青魚料理を頻繁に食べる都合、生姜も千葉県民にとっては欠かせない調味料。
日頃より、生姜に慣れ親しんでいる文化が根付いているからか、おでんと生姜、という異業種交流も意外な程アッサリ受け入れられます。
・・・が、同店の卓上醤油が明らかに酸化していたため、生姜醤油というより正確には「生姜」単体を薬味として頂くものとしました。
そんなおでんをつまみつつ、二杯目のお酒を選んでいた所、妙にご当地感をあらわにするドリンクを発見。
その名も「小松菜ハイボール」。
確かにここ船橋と言えば、小松菜の名産地。
小松菜を使ったラーメンやカレーなど、ご当地感溢れる料理を提供しているお店は多数ありますが
「小松菜ハイボール」となると、これはまた話は別。
いわゆる青汁系ハイボールの様に、体に良いのか悪いのか分らずも、アルコールを飲んでいるという背徳感を打ち消すための混ぜ物か
はてまた、ご当地の名産である小松菜とハイボールの間に、想像しなかった親和性を生むことに成功したのか。
いずれにせよ、案ずるより注文するが早し、ということで頼んでみたものがこちら。
船橋の名産、小松菜がドップリ浸かったかの如く、不可解な色合いを浮かべる「小松菜ハイボール」となります。
これが焼酎のお茶割りというのなら理解できるも、中身がハイボールとなると苦々しさが伝わってくるかの如き色合い。
そして、このハイボールと共に姿を見せた
「魅惑の媚薬」なる、ハイボール専用の液体。
しかも注意書きには「ご自由にお使い下さい」の一文まで添えられております。
名前だけを見ると、ドン・キホーテの大人向けグッズコーナーに陳列される、いかがわしい薬の如きネーミング。
しかし、そこにある説明によれば、これは「ハイボール専用」の魅惑の媚薬。
そして、今私の眼前にある緑色のジョッキ、こちらも偶然にして中身はハイボール・・・
さて、これら曰く付きの物件2つを、記述通り混ぜ合わせてしまって良いものだろうか。
やはり、初見から混ぜ合わせる勇気は沸いてこず、一旦は個々の味を確認してみることに。
まずは緑色のジョッキ・・・もとい、小松菜ハイボールを一口。
うーん・・・想像よりも青々とした、まるで芝生を口に含んだ様な風味が漂います。
レモンを搾ってみることで、苦みが多少緩和したものの、主成分であるウイスキーとのマッチングは今ひとつかと。
続いて、もう一つの曰く付き物件、「魅惑の媚薬」を小皿に垂らし、ひと舐め。
・・・甘い。
ちょっとやそっとの甘みでは無く、最早、かき氷のシロップと同程度の甘さ。
いやむしろ、この中身の正体こそが、かき氷のシロップではなかろうか?
魅惑の媚薬、なるセンセーショナルな名前ながら、今の時点で感じたのは甘さのみ。
もしや、この甘さを青々とした小松菜に混ぜ合わせる事で、互いを中和するハーモニーが生まれるのでは無かろうか?
という訳で、勇気を振り絞り、小松菜ハイボールの中に「魅惑の媚薬」を投入してみると・・・
・・・甘苦い。
甘みと苦み、個々の主張がいつまでも互いを牽制しあい、1つにまとまる気配は一切無し。
ですが、不思議なことにこの「甘苦さ」、飲み進めることで、不思議なことに「慣れ」が生じ始めるのです。
そして、飲み慣れてくると・・・そこまで悪くない様な。
声を大にして「美味い!!」と主張できるものでは決して無い。
ですが、子供の頃、駄菓子屋でのみ売られていた謎の飲み物、
あの「コーラドリンク」で作ったハイボールの様な錯覚に陥り、なぜかこの不可解な味を求めてしまっている私が、そこに確かにいるのです。
手放しで褒められる美味しい飲み物・・・では無い、絶対に。
にも関わらず、一度口にし出すとエンドレスに頼み続けてしまう、正に魅惑の媚薬・・・なのだろうか?
本来、体に良いはずの小松菜にも関わらず、その飲みづらさを中和?する謎の媚薬。
いかんとも表現しがたい、不可解な味わいながら、一度口にすると離れることが出来なくなる吸引力。
それらが肉体に及ぼす効能の程は分りませんが、もしどこかで見かけることがあれば、ぜひ一度口にしてみて頂きたい、そんな経験となりました。
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魚屋 浜寅
■ うおや はまとら
■ 住所:千葉県船橋市西船4-25-11
■ 営業時間:16:00~翌0:00
■ 定休日:無休