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【閉店】千葉市随一のイタリアン、リストランテSAKURAにて初ディナー 語るまでもなく最高の一食
二部制に分かれた今年のゴールデンウィーク。
その前半となる初日、我が家ではちょっとした異変が。
子供が生まれて以来、常に子供中心となる生活を送ってきた我が家に於いて、出産以来この日初めて・・・
家に子供がいない(連休という事で、お泊りに)、夫婦のみの時間を迎えるものとなったのです。
日頃より様々なお店へ外食へと出向いているものの、やはり子連れでは行きづらく訪問を諦めていたお店も多数。
しかし、この日は出産以来初めて「子供のいない夜の外食」を楽しむことが出来るとあって、様々な候補から選び抜いた一軒が、
こちら、中央区本町に店を構える予約殺到の人気イタリアン
「リストランテ サクラ」を予約し、初めてディナー帯での訪問を決行するものとなりました。
予約殺到の人気イタリアン、SAKURA(サクラ)で念願の初ディナー
千葉県内でも1、2を争う人気イタリアン、みつわ台の「トラットリア アルベロ」で支配人を務めていた菊間さんが、4年程前に独立して構えたお店となるのが、こちらのリストランテ サクラ。
これまでに何度とランチで訪問し、その都度、抱腹絶倒の満足感を得ているお店であればこそ、いつかはディナーも・・・
と願いつつ、長らく叶わなかったサクラのディナーへ、ついに初訪問。
ちなみにメニューの方は、ランチ同様コースのみの提供となります。
ランチ帯では、2000~5200円で3種のコースが用意されておりますが、これがディナーになると4500~10500円にて3種のコースが提供されております。
どのコースにするかは、予約時点での伝達となる為、今回は初ディナーながらも、そうそう機会も無いことから
奮発して10500円の「瞬」コースをオーダーする事に。
お店に着くと、到着時刻を待ち構えていたかの如く、店内からオーナーが登場。
相変わらずの、高いホスピタリティを早くも発揮されながら、テーブルへと案内して頂きます。
ファーストドリンクを頼んだところで、
まずはパンからスタート。
いつものランチなら、いきなり全力でパンをむさぼる所ですが、今日はディナーとあって品数も多め。
全力で攻めると、後半に息バテする事が優に想像出来るため、まずは控えめに。
続くプレートの方ですが、
まず1皿目には、のどぐろを低温調理したマリネからスタート。
ソース?にはグリンピースのクレーマが提供され、刺身とはまたひと味違う食感ながら、白身の王様らしい脂の乗りを堪能。
加えて、こちらの上には特殊な技術を使い生成された、粉末のレモンがまぶされているのですが、これがレモンの香りと風味のみを与えており、非常に複雑かつ繊細な味わいを作り出しております。
次なる前菜には、
オマール海老とバッカラマンティカート、バニッサ添えという、商品名からは一切の想像が付かない前菜が登場。
オマール海老の登頂には桜エビがまぶされており、更には牛乳から生成したソースが添えられ、海老の甘さと香ばしさに、牛乳の不思議なまろやかさも加わり、濃厚かつ芳醇なマリアージュを産み出しております。
SAKURAのディナーのコースも、質・量・サービス共に文句なしの内容だった
前菜2皿の時点でも、驚嘆と打ち震える程の感動が続く中、次なる刺客には私の好物が登場。
3品目となる前菜は、鴨の胸肉とフォアグラのクレープとなります。
焼き目の香ばしい、ムッチリした食感の鴨肉に、とろけるような柔らかさと滴る脂の旨味を備えたフォアグラ。
この2品が取り揃うだけでも、贅の極みを堪能しているにも関わらず、これでもまだ前菜に過ぎず(笑)
この先、パスタやメインが出揃った時に、どんなリアクションをすれば良いものか、早くもネタ切れに困りそうな予感です。
続いてのプレートですが、ここでようやく、イタリアンらしいパスタが登場。
この日のパスタはラヴィオリとなっており、中にはエゾシカを使用しているとの事。
ラヴィオリ自体、そうそう馴染み浅いパスタだというのに、中に入る具材が鹿とあっては、どう表現すればいいものか悩むばかり。。。
ただ一つ、惑う事なき答えとなるのは、とてつもなく美味い、これに尽きます(笑)
パスタのあとにはリゾットが提供されたのですが、
この日のリゾットには、ホタルイカと山菜、竹の子入り。
柔らかく旨味の詰まった春のホタルイカに、山菜と竹の子のほのかな苦みが、クゥーっと染み入るアクセントとなっております。
中に僅かな芯が残るご飯の火入れも素晴らしく、素材毎に全く異なる食感を感じつつ、五味が一同に交わりあう、味の振り幅を体感できるひと皿でした。
そしてここからは、メインのプレートへ。
まずは魚料理の方からとなり、
本日の鮮魚として、カサゴとホワイトアスパラのソテーが登場となります。
シャキシャキして甘みのあるアスパラに、脂がしっかり乗って旨味の強いカサゴ。
そこに掛かるトリュフソースからは、上空70㎝からでもハッキリ感じる程、強くて芳醇な食欲をそそる香りを立てています。
なんでこうトリュフって、有無を言わせずに食欲をそそる香りを掻き立てるんでしょうね(笑)
店内すら包み込みそうなほど、強烈で芳醇な香りを発したカサゴのトリュフソース。
ここで一休みを挟むべく、
グラスに盛られた、オレンジのシャーベットが箸休め的に登場となりました。
箸休めのシャーベットといえど、侮るなかれ。
こちらの品は、オレンジをそのまま凍らせ、その後食感の残るギリギリサイズのシャーベット状にしており、とにかく香りが素晴らしいのです。
先ほどの溢れかえったトリュフの香りを一旦リセットすることが目的からか、甘み、酸味は控えめとなっているなど、ひと皿ひと皿にしっかりとした目的というか、意志を感じさせてくれます。
(本音を言うと、もう暫しの間トリュフの香りを堪能したかった気もします 笑)
そして最後を飾るは、もちろん
肉料理のプレートとなります。
この日提供された和牛は、八千代牛のリブロース。
ソースの方は、ヘーゼルナッツのソースとなります。
低温で火入れを行われたリブロースの柔らかさについては、最早、語る間でもありません。
プレートを彩る、金色に輝くソースからは、ナッツの甘さと濃い旨味がはじけ飛んでおり、ロース肉にまぶされた形を残しているナッツとの相乗効果で、旨味に加えて食感のアクセントにも働きかけております。
素材の美味さを引き出すだけで無く、食感の妙や味の振り幅の演出など、とにかくひと皿ひと皿説明を聞く度に
「へえーーーー」
「ほぉおおーー」
と、感嘆の声を挙げる以外に挙動を選べないほど、とにかくイチイチ驚きと感動を与えてくれる品々。
とはいえ、さすがに品数も多く、満足度も絶頂に到達。
となれば、最後はもちろんドルチェで、
この日のドルチェには、我が家の奥様お気に入りの一品、サクラの自家製パンナコッタで幕引きをするものとなりました。
なお、私たちのテーブルのみ、他とは異なるドルチェでしたので、パンナコッタが好きであることを覚えてくれており、わざわざ提供頂いた様です。
サーブや料理の説明、ちょっとした会話で感じるホスピタリティだけでなく、
個々のお客さんの苦手な食材や(私はキノコが苦手で、かみさんは小麦が苦手など)、
過去に食べた好みの品(今回のパンナコッタが、正にソレです)など…
一回一回の食事の中で触れた、ちょっとした嗜好を覚えて下さり、それを次回の料理に反映してくれる。
シェフが一方的に料理を押しつける訳では無く、お客さんの好みを把握し、それに合わせたオーダーが提供されるその光景は、飲食ビジネスの枠に留まらない、究極のサービス業であることを感じさせてくれる、充実感に満ちた2時間を過ごさせて頂きました。
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【閉店】リストランテ サクラ(SAKURA)
■りすとらんて さくら
■ 住所:千葉県千葉市中央区本町2-5-5 プライムスクウェア 1F
■ 営業時間:11:30~14:30 / 18:00~22:30(ランチ、ディナー共に予約必須です)
■ 定休日:月曜日