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西千葉の北京亭に、新たな冷しメニューを発見! プリプリ食感と酸味が堪らない海老ちり冷し麺
前日に西千葉、千葉大正門前の「プルメリア」でランチを終えた帰り道のこと
過去にも本ブログで数度紹介しており、私自身も30年近く前から定期的に通っている、西千葉を代表する老舗町中華
「北京亭」の前を歩いていると、思わず声に出したくなる様な、斬新な出会いを果たした冷しメニューを発見
その名は「えびちり冷し麺」
世の中には、数多くの美味しい料理がありますが、その美味しい料理同士とは言え
「相性」を考えずに足し算をしてしまったら、互いの魅力を削り合う、泥沼のような料理へと身を落としてしまいます
さて、ここ北京亭の前で見つけた「えびチリ冷し麺」ですが、想像するに
・エビのチリソース
・冷たい麺
を合わせた何かであることまでは予想が出来ます
しかし、その組み合わせをこれまでの人生で口にしたことは無し
更に言えば、本当にその組み合わせが成立してしまうのか、怖いもの見たさも少なからず…
という訳で、前日に発見した「えびチリ冷し麺」を頂くべく、二日連続での西千葉、千葉大正門前でのランチを頂くことに
さあ、昨日偶然見つけてしまった「えびチリ冷し麺」は・・・
翌日には「たっぷり野菜の冷しチャーシュー麺」になっとるやないか。
西千葉の老舗中華料理店、北京亭 夏の間は日替わりの冷し麺を連日提供?
前日に店先を通りタマタマ見つけた、西千葉「北京亭」の食欲そそる斬新な夏(多分w)メニュー、えびチリ冷し麺
しかし、翌日になって出直してみると、昨日はえびチリ冷し麺と記載のあった欄に、今度は「たっぷり野菜の冷しチャーシュー麺」の文字が
冷しチャーシューというのも斬新であり、気になるメニューであることには違いないのですが、やはり今日の所はえびチリ冷し麺
前日の昼から、何がどう出てくるものなのか想像に想像を膨らませ、胸躍らせていただけに、ここはどうにか達成してみたいミッションとなります
とは言え、昨日目にした表のA看板に記載が無い以上、えびチリ冷し麺が本当に存在するのか、あらためて確認する事に
レギュラーメニューを見る限りだと・・・
海老のチリソースこそありますが、えびチリ冷し麺の存在は確認出来ず
続いてメニューの裏面に目を向けると・・・
こっちにも、えびチリ冷し麺の存在は確認出来ず
そういえば、北京亭のチャーハン・・・美味いんだよなあ
シンプルなのも美味いけど、ここでチャーハン頼むのなら、裏メニューの「肉玉チャーハン」だよなあ
肉玉チャーハン・・・長いこと食べてないよなあ
・・・・
いかんいかん、今日は肉玉では無く、えびチリ冷し麺。
しかし、レギュラーメニューに存在が無い以上、もしやあの品は、昨日限定で提供されていた日替わりメニューである可能性も否めません
ここは、万に一つの可能性を信じるべく、女将さんに
「えびチリ冷し麺って、今日あります??」
と尋ねてみると、厨房の大将に確認を取って頂き、その返答は・・・
『大丈夫、出来るみたいですよ~』との返事が。
やっぱり日替わりの限定メニューだったみたいですね
大将、ワガママ言ってしまい申し訳ありません
でも、この止まらない衝動には従うだけしか無かったのです….
チリソースの酸味が黒酢だれにマッチ、特大エビの豪華さも必見な海老ちり冷し麺
モノは試し、で確認してみた「えびチリ冷し麺」ですが、快く承諾を得て注文が可能とのこと
ただ、本日のメニューには無い品をお願いしたことに、申し訳なさを感じてしまい、せめてものお礼を込めて、餃子も追加注文することに
注文を終え、待つこと5分
まずは一足お先にと、
焼き餃子(5個)が到着となりました
パリッとした焼き目の美しいこちらの餃子
肉&野菜がたっぷり詰まっておりジューシーな仕上がりですが、なにより驚くのは値段
このクオリティ&ボリュームでありながら、お値段なんと・・・300円w
大学のお向かいという立地から、学生を中心に近隣で働く方がお客さんの中心とは言え、このクオリティの餃子を、昭和ならまだしも、平成すら終わろうとしている今に至って300円で頂けるのは、大盤振る舞い以外の何ものでもありません。
ワガママをお願いしたお礼のつもりで頼んだ餃子なのに、お値段300円・・・
ただ手間を増やしてしまっただけに思えなくも無いのですが、ここはもう開き直って、提供される食事を美味しく完食することだけに全身全霊をぶつけてみます
という訳で、餃子から遅れること2~3分
昨日から気が気でなかった、本日の大本命、ありそうで無かった幻のマッチングこと
「えびチリ冷し麺」の入場となりました!!
一目見て、まず惚れ惚れするのが、その海老のプリッとした大きさ
高級中華料理店ならともかく、西千葉しかも大衆中華料理店で出てくる海老とは思えない、立派な海老がゴロゴロとお皿を埋め尽くしています
そして「えびチリ冷し麺」の名に、ウソ疑いようのないくらい、潔いまでに
・えびチリ
・麺(水で締めたヤツ)
この2品でまとめ上げられた、シンプル且つゴージャスな装い
その様が分りやすくなるよう、一足先に野菜パートを片付けてみると、
この通り、野菜の下から生まれてくるのは、ドシンプルに麺のみ
黒酢をベースにしたタレで味付けこそされていますが、冷し中華のように、千切りの具材を混ぜ込むわけでも無く、えびチリと麺、そして幾ばくかの葉物野菜を添えるのみ。
つまりは、この麺をえびチリの「チリソース」と共に頂くのが、この品の食べ方となりそうです。
ならば、と流儀(自分で決めた、つか、そう感じた)に則り
チリソースをたっぷり絡めた海老を麺の上にズドン
そして、これを麺と共にかっ喰らうと・・・・
・・・美味い。
ほのかに感じる麺の酸味と、えびチリの持つトマトベースの酸味が美しく調和を奏でます
昔ながらの細縮れ麺だけに、チリソースをしっかり絡めており、ベクトルの異なる酸味が、暑さで落ちかけた食欲をグイグイと呼び覚ますのです。
一見すると単調になりがちな味ではあるのですが、タレとチリソースの調和度合いで、異なる酸味&甘みを微調整することも可能
チリソースには酸味と甘みに加え、ネギやニンニクといった香味野菜の旨味も加わっているので、酸味ある混ぜそばのような新しい旨味を創り出します。
そして、なんと言ってもハンパないのが、海老
ブリンブリンした歯ごたえ、食感、噛みしめる度に増す甘みが、ご飯のおかずならまだしも、ここまで麺と調和するとは、夢にも思いませんでした
そして、冷たい麺の上に奏でられる、えびチリのホットな温かみ
ヒヤアツを見事に融合させた、中華料理店だから為し得る「冷し麺」に違いありません
えびチリをONした麺とのマリアージュが斬新すぎてしまい、気付けば半分程を一気食い
しかしここで、両者がぶつかり合う「旨味の激突」に革新をもたらすアイディアが脳裏によぎるのです。
麺とチリソースとの融合が、ここまで旨味を高め合うのであれば、中途半端な距離感など最早不要
両者を完全融合させるべく、お皿に備え付けられたスプーンを駆使しして、
チリソースと麺(&タレ)を、全開まで混ぜ合わせてしまうことに
残った半分を、混ぜそばスタイルで頂いてみると、これもまた新しい旨味に遭遇
えびチリの持つ酸味が、タレによって一層高まるので、甘みが大人しくなり、ご飯やお酒にも合いそうなまぜそばに進化
温度の違う両者が混ざり合うことで、先ほどまで感じていた「ヒヤアツ」さこそ姿を消しますが、中華系まぜそばでありながら、どことなくイタリアンも感じられる味変も楽しめ、気付けばと綺麗さっぱり完食となりました。
えびチリと冷し麺とのコラボという、ありそうで無かった2品のコラボ
当初は意外性こそ感じたものの、実際に食べてみると、実はそこに昔からあったかの様な、自然の調和を感じる高いクオリティとなりました
しかし、この組み合わせが高いレベルに感じられたのも、チリソースの旨さは勿論のこと、惜しむこと無くふんだんに投入された海老の美味さが勝因にも感じます
これぞ正に、老舗中華料理店だからこそ成せる業、といった貫禄すら感じる一品でした。
たまたま通りかかった際に目にした限定メニューですので、随時頂けるのかどうかは分りませんが、夏の間は上記以外にも、様々な冷しメニューを展開しているとのことですので、この夏は西千葉北京亭にて、中華料理のオカズと味わう、新たな「ヒヤアツ麺」を楽しんでみたい所です。
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北京亭
■ぺきんてい
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区弥生町2-21
■ 営業時間:[月~金] 11:00~22:00 [土] 11:00~20:30
■ 定休日:日曜日