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千葉市地方卸売市場 市民感謝デーに食堂街の華葉軒へ 中華ながらお勧めは天丼?
12月23日土曜日。
国民の休日でもあるこの日は、第4土曜日と言うことで、千葉市地方卸売市場の「水産棟」を始めとした市場エリアが一般開放される日となります。
先日、自動車の名義変更がてら(結局、名変は出来ず終いでしたが)、こちらの千葉市地方卸売市場へ訪れた際、感謝デーには限定ランチを提供しているお店が多数との情報をキャッチ。
土曜日と言うことで陸運局は休みながら、あの豪勢なランチが万が一にでも味わえるのであれば・・・
(限定10食とかばかりなので、まず無理だろうw)
と僅かな期待を込めつつ、市場でどんな買い物が出来るのかを楽しみがてら、千葉市地方卸売市場へ向かってみました。
ちなみに千葉市地方卸売市場の市民感謝デーはこんな感じだった
市場へ到着したのは午前10時を過ぎた所。
お昼を食べるには少し早い、ということもあって、まずは水産棟を散策してみることに。
普段は足を踏み入れることの出来ない市場エリアですが
※ この後紹介する食堂街だけは、いつでも入場可能となっています
この日は月に2回の一般開放日に加え、年末が迫っていることもあってか、多くの人で賑わっておりました。
市場の品揃えも、さすが年末といった空気感が溢れており、蟹や海老、数の子にいくらといった正月の素材を始め
大量のアラが、格安で販売されていたり、
ダツや太刀魚といった、近所のスーパーじゃ目に掛かる機会の少ない稀少な魚も多数。
ただ、こちらの市場が開放されるのはAM6:00から11:00までとなっていた為、私が到着した時間には店じまいしている所も多数。
お買い得&お値打ち品を求めて訪れるのならば、もっと早い時間に来なければならない様子でした。
・・・まあ、そんな早くに起きられる訳は無いので、とうに諦めていましたが(笑)
市民感謝デーの2F食堂街は人混みでごった返していた
水産棟の散策もソコソコに済ませ、ご飯を食べに向かったのは向かいとなる建物2Fの食堂街。
こちらは、市民感謝デーに限らず一般開放されているエリアとなるのですが、当然ながらこの日の混雑状況は驚くレベル。
前回はすんなりと訪問&待つこと無くランチを頂いてきた「長谷川水産」には、10時過ぎだというのに20人以上の長蛇の列が。
同じく、海鮮料理をメインに扱っている「ととんちゅう」や「さくら」にもお客さんは行列を成しているものの、普段なら並ばずとも入店出来るお店ばかり。
いくら市民感謝デーとはいえ、この列に並ぶ気力は一瞬で失われるものとなりました。
でもどうせ、ここまできたのならば・・・
と、普段なら敢えて足を向けることの無い「海鮮料理以外」のお店を見てみることに。
海鮮以外のお店については、良くも悪くも「市場ならでは」感が少ない事もあってか、人混みはそれほどでも無し。
数店見て回った中、この日の私のバイブスを震わせたのがこちら
中華料理店「華葉軒」となります。
中華料理の華葉軒ながら、天丼や
こちらの「華葉軒」ですが、他店舗同様にお店の前には多数のメニューが掲載。
そちらに目をやってみると
「中華料理」を名乗ってはいるものの、
・天丼
・海鮮ちらし
・鉄火丼
などにラーメンが付いてくるセットを始め、「中華っぽさの薄い」中華屋さんである事が伝わってきます。
市街地で見かけた日には、どうにも敬遠してしまいそうな雑多なメニューではあるものの、ここはプロの料理人達が集う市場。
その市場にあって、雑多な取り揃えをしているということは、雑多に見えるメニューの中にキラリと光る一品があるからこそ。
と、勝手な思い込みを繰り広げながら
「ここならば、並ばずには入れる」という強い思いに裏打ちされ、入店することに。
席に通され、店内のメニューに目を向けますと
こちらは、店名通りの「中華料理」が多数取りそろっていることを確認出来ます。
オーソドックスな中華が多数並ぶ一方、私がまず気に留めたメニューとなるのが、表の張り紙にあった「ラーメン&エビチリ丼セット」。
プリプリとした、立派な海老が盛り付けられたエビチリ丼、あのチリソースで頂くご飯にハズレはきっと無いはず・・・
と注文してみたものの、残念ながらこの日は「海老」が品切れとのこと。
6:00から多くのお客さんで賑わっている市民感謝デーですから、これもまた仕方ない。
即座に切り替え、二番手候補に挙げていた「小エビ天丼&ラーメンセット(880円)」を注文するものとなりました。
注文を終え、お昼時が近づくに連れて客入りも増加。
慌ただしくホールを駆け回る女性スタッフさんが、市場内のお店ながらに愛想良く接客している姿に微笑ましく感じている所へ
「小エビ天丼&ラーメンセット(880円)」が到着となりました。
私の中でのイメージとしては「ラーメン」+小ぶりな天丼を予想していたものの、想像を超えるボリューム&天丼の豊富な具材にまずは驚かされます。
さて、肝心なラーメンの方はどうでしょうか。
まずスープから頂いてみましたが、こちらは鶏ガラと野菜がベースでしょうか。
醤油、出汁共に味は控えめで、良くいえば昔懐かしい、素朴な醤油ラーメンですね。
ただ、昨今の創意工夫成されたラーメンに慣れ親しんだ身、として言ってしまうと、物足りなさを感じてしまう点は否めません(笑)
麺の方は細い縮れ麺が使われているのですが、プリッとした舌触りながら、若干柔らかさが目立ちます。
出来たての内は気になりませんが、少し時間が経つだけで、伸びてしまった様な食感となり、もう少し固めの茹で具合の方が、私的には好みですね。
とは言え、こちらのお店自体が、創業されたのは60年近く前。
当時からの味を今に至るまで継承し、しかもラーメンはお値段500円で提供している事、毎日通う常連さんが多い立地であることを考えると、飽きの来づらい素朴なラーメンであることも1つの正解系なんだと思います。
続いて、予想を反した豪華さで登場した「小エビ天丼」ですね。
丼サイズにご飯がたっぷり、天丼の具材には、主役である海老を筆頭に
・なす
・かぼちゃ
・ししとう
と4品が盛られております。
早速頂いてみますと、ラーメンとは反面的に、濃い口のタレが良い塩梅でご飯とマッチ。
さすがは市場と言うべきか、海老も想像以上に大ぶりとなっており、プリプリした食感と旨味が満載。
なにより野菜が、どれも美味い!!
このサイズ、仕上がり、味付けをなされたサイドメニュー的なご飯モノって、ラーメン店でもそうそう出会えないレベルです。
まあ、その分ラーメンについては賛否の分かれる所かも知れませんが(笑)
ただ良く見ると、こちらのメニューには、私が注文した「小エビ天丼&ラーメンセット」以外にも
・大海老天丼
・穴子と大海老天丼
などが並んでおり、周りのお客さんを見回しても、天丼の注文が多い様子。
こちらの「華葉軒」、中華料理を看板に掲げては居るものの、真の名物メニューはもしや、、、天丼か?
考えてみれば、長谷川食堂も看板表記は「中華料理」ながら、名物は海鮮丼ですし。
やはり、一筋縄ではいかないのが「卸売市場」ならではの食堂ということでしょうか。
なんにしても、これでまた1つ、卸売市場に来る楽しみが増えてしまいました。
次はいつ、車の名義変更に訪れようかなあ・・・(笑)
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華葉軒
■ かようけん
■ 住所:千葉県千葉市美浜区高浜2-2-1 千葉市地方卸売市場関連C棟 2F
■ 営業時間:5:00~ 14:00
■ 定休日:日、祝日