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中央区都町中通りのディープ過ぎる中華、紅梅軒へついに初訪問! 衝撃的なボリュームを誇るとんかつ入りラーメン(中華風)を食べてみた
まだ年明け間もないものの、ほんの数日前に
「2020年、歴史に残る最大の発見」とも言うべき、大発見に遭遇したのです
その大発見とは、こちら
駐車場不毛の地、都町にコインパーキングを発見したのです!!
こちらのコインパーキング、その詳細情報は
都町中通りと51号の中間となる地、
51号に出るにも、都町中通りに出るにも微妙な位置ながら、やっと見つけたコインパーキング
というのも、これまで近隣に無いコインパーキング故、訪問を諦めていたお店の多い都町
ですが、この度ついにコインパーキングを発見した事により、これまで足を運べずにいたお店を訪れる事が可能となったのです
さて、そんな念願のコインパーキングに車を停め歩く事5分少々、
(行きは下り坂なので5分も、帰りは登りになるため7分ほど)
満を持して訪れた、最初のお店がこちら
都町中通り沿いにお店を構える中華料理店、紅梅軒となります
同通りを幾度と車で走ってきたものの、
・とにかく店の入り口が暗い
・年季がハンパない
・入り口前が木?で埋まっている
・駐車場が一応あるものの、停められる気がしない
などなど、とにかくディープな気配を漂わせている同店
ですが、このただならぬ気配すらも、食べ歩きを生業とする身からすれば、最高の調味料
いつか足を運ばなければと思いつつ、近隣にコインパーキングが無い事から、これまで未訪問となっていた同店へ、ついに初訪問を果たすものとなりました
なお、お店の前には
こなれた手つきで黒板に何かが記されているものの
よーく目をこらさなければ読めないほど、とにかく筆圧が薄め
※ おそらく日替わりメニューと思われます
外観からヒシヒシと伝わってくる危うさが、入り口に立つ事で更に加速
扉の向こうには、一体どんな世界が待ち構えているのか!?
入りにくさとディープさは千葉市随一!? 都町中通りの中華料理店、紅梅軒へついに初訪問!!
不安と期待を7:3の割合に秘めながら、扉を潜るものとなった都町の紅梅軒
この日、お店を訪れた時刻は11:30少し前
店に入ると、厨房の中にはご主人とおぼしき男性
入って正面のテーブルには常連さんとおぼしきお客さんがおり、その方と談笑しているのはご主人の奥様でしょうか
ホールを担当されているようで、私の姿に気付いた様子ですが・・・
特に声を掛けて貰えずw
一言、
「お好きな席どうぞ」
とのみ告げられ、入って左手となる席の方へ
店内の様子はというと、
いかにも昔ながらの町中華、といった雑多な雰囲気
入ってすぐに4人掛けのテーブルが2セット
その隣には、二人掛けの席が2つ
更に左奥へ進むと、こちらには小上がり席が設けられており
恐らくですが、10人程まで入店が可能となっております
そんな小上がり席には、何目的なのかチャイナ服(女性用)が掛けられていたり
床やテーブルの油加減と良い、ご夫婦が苦楽をともにしてきた月日の長さが、そこかしこから伝わります
続いて、メニューに目を向けてみようとすると・・・
テーブルにメニューは無し
奥様から手渡しされるものかと様子を伺うも・・・
気配は無い
ふと周りを見渡すと、隣テーブルの上にメニューを発見
仕方なくこちらに手を伸ばし、改めてメニューをチェック
向かって左が定食系、続いて右が麺類と
いかにも昔ながらの町中華らしい品揃え・・・
と思いきや、ちょっと待て、大分違うぞ(焦)
まず定食ですが、序盤の品こそ
・牛肉の細切りのにんにくの芽炒め(妙に「の」が多いw)
・肉とキャベツのみそ炒め(要するに回鍋肉?)
と、親しみある商品が並んでいるものの
そこから下へ進んでいくと、
・海老とアスパラ五目炒め(クコの実入り)
・中華風オムレツ(松の実入り)
・ツブ貝とふくろうたけのうま煮
・貝と野菜のうま煮
などなど、定番の様でどこか定番らしくない
ついでに言えば、何かしら栄養価の高いプラスαを盛り込んでくる品ばかり
お隣の麺類メニューにも、その傾向が色濃く反映されており
ラーメン、みそラーメン、五目そばらが続く一方で、
・ヂャヂャンメン(みそそば)
・豚肉の角煮入りラーメン
・レバニララーメン
・キムチラーメン
・海鮮ラーメン
・豚足ラーメン
といった具合に、何かしら足さなければならない
そんな使命感を帯びたかの様な麺類が名を連ねております
キムチやレバニラはまだしも、
ラーメンのトッピングに豚足とは・・・(しかも700円w)
想像しようにも、その画が全く浮かんでこない始末
チャレンジメニューが続く一方で、私が注目してしまったのが
「とんかつ入りラーメン(中華風)」なる品
中華料理店がラーメンを名乗り、提供している品だというのに
わざわざ改めて、中華風を書き加えるとは一体・・・??
個性の強いメニュー揃いはまだまだ続き、
めくった先には麺類の続きが並ぶのですが
ここで注目したいのが、異常に多い冷たい麺類
冷やし中華については「夏期のみ」の提供となる一方
その他のメニューに関しては同記載が無い事から、年間通じて提供される模様
そんな冷たい麺類は、全9品も提供されており、
・冷やし担々麺
・ヂャヂャン麺
・海老玉子チリソース麺(これだけ何故か、スープ付き)
・冷麺
・冷菜麺
などなど、クセの強さは益々ヒートアップ
さらにお隣、ご飯ものに目を向けてみると、なんとそこには
「タイ風グリーンカレー」の姿まで(しかもお値段、500円!!)
その多彩な品揃えは、当然の如く一品料理にも反映されており、
中華の定番料理などは、もちろんお手の物
フライドポテトからまぐろユッケ、果てはミミガーの香草煮まで手を広げております
これだけ多岐に渡る品が並んでしまえば、迷いに迷うのも当然の事
ただ、この手のお店では麺類に手を伸ばすよりも、定食やご飯ものに目を向ける方が定石とも言えます
しかし、あれだけ何かしらを乗せてくる麺類を見逃す事も出来ず
更には、敢えて名乗る「中華風」の謎を解き明かすべく
「とんかつ入りラーメン(中華風)」をオーダーしてみるものとなりました。
意外過ぎ?なレパートリーの豊富さに加えて多数の謎メニューから、とんかつ入りラーメン 中華風をチョイス
注文を終え、一安心しているところにお客さんが来店
女将さんとの会話の様子から察するに、どうやら事前に電話を入れて、テイクアウトを注文していた模様
お客さんは私ともう一名の常連さん(すでに食べ終えた様子)のみながら
先ほどよりご主人が、一生懸命鍋を振るっていたのは、どうやらこれが理由だった様です
程なくして、テイクアウトが完成し、前述したお客さんはお店を後に
そちらのお客さんを送り出したところで、何故か女将さんの様子が豹変
なにやら店内に不穏な空気が流れてきた所へ
今度はまた、別の女性がお店に来店してきました
どうやらこちらの女性もテイクアウトの注文をしていた様子ですが
女将さん、先に帰ってしまったお客さんに
後客であるお客さんから注文を受けた品を渡してしまった様なのです
遠目からその様子を眺めていた私からしても、明らかな人為的ミスであるのは至極当然
しかし、この間違いを前にして女将さんは
『電話で名前を聞かなかったからねえ』
『もう、電話で注文受けるの辞めようかね』
と後客の女性に対し、頭を下げるどころか、まさかの開き直りを披露w
外観から伝わってきた、ただならぬお店の空気感
その要因を垣間見たかの様な寸劇が繰り広げられる中
さて、入店から数分で注文を告げた私はというと
注文を終えてから20分近くが経過するも、これといって音沙汰は無し
前述した様なトラブルも起きている以上、多少の待ち時間は仕方ないか
と、のんびり腰を据えた所で、女将さんがテーブルの前に
無言のまま、こちらの品を提供
キャベツの千切り・・・いや、粗いから百切りくらいか?
と、その脇にはポテトサラダの姿も
特に何も告げず提供された訳ですが、これもセットの内ということでしょうか?
ミスに対する言い訳には、あれこれ口を滑らすのに
なんでお客さんに提供する時は無言になるんだか
電源のオン・オフが分かりづらい女将さんを不思議に思いつつ
先に提供されたサラダを頂きながら、さらに待つ事5分ほど
これまた、特にコメントを告げる訳も無く、無言にて提供されてきたのが、
こちら、都町の紅梅軒にて頂く本日のランチ
「とんかつ入りラーメン(中華風)」となります
さてさて、どこから触れるべきか
とにかく切り口に溢れかえっている、とんかつラーメン
まず目を見張る部分となるのが、その器のサイズ
上記写真だけでは伝わりづらいものの、こちらを正面から眺めてみると、
お茶の入ったグラスに匹敵するほど、器が深い
そして、とにかくデカい(笑)
レンゲの方も、器に合わせたかの如く出で立ち
これはレンゲと言うより、むしろ「お玉」と呼ぶ方が適したサイズ
そんなレンゲ(お玉?)でやっと、支えきれるサイズとなるのが
こちらのとんかつ
何が中華風なのかは未だ伝わりませんが、お肉の厚みに加えて衣も厚め
普通ならスープから行くべき所ですが、ここはまずとんかつを一口
厚めに纏った衣が、スープをしっかり吸い上げています
お肉の方は、さすがに専門店では無い故か
結構しっかりした歯ごたえとなっております
ひと噛みすると、豚肉とは異なる味わいを強く感じるのですが
どうやらこのとんかつ、下味に多めの黒胡椒を使用しているようです
豚カツと言うよりも、排骨に近い味付け、衣具合となるので、この辺が中華風ということなのか・・・
続いてスープの方も頂いてみますと、こちらは見た目に反して、鰹出汁を強く感じます
メニューの中に、お店の紹介として「当店は化調不使用」の様な説明がありましたが、
なるほど、言われてみれば確かに、化調っぽさを感じないかも
ただ、化調も結局の所は使い方次第ですし
化調不使用=美味しい、では無いですしね
加えて、鰹出汁の優しい旨味が伝わってくる反面、それを追い越すボリュームの油がとにかく凄い(笑)
スープに使用している油なのか、それともトッピングの豚カツから流れ出たのか
その経緯は判別出来ませんが、このスープにこの油量は、なかなか目にしない割合ですね
続いて麺の方へいってみますと、
こちらはオーソドックスな中細麺
程良い縮れ具合となっており、スープとの絡みも悪くありません
それにしても、麺までツヤツヤにする油の量、まるで化粧油だな
続くトッピングですが、
昔懐かしい、味わい濃いめのメンマ
更には青菜、そしてネギとなっております
組み合わせ自体は良いものの、ネギのサイズが結構曖昧で
先に頂いたキャベツの千切りが太めだった事を踏まえると、この辺のカットには拘りが無い様子
キャベツについてはそこまで気にならなかったものの
薬味でもあるネギのサイズが曖昧なのは、個人的にちょっと気になる所で
小さい分にはともかく、大きすぎるネギが目立つのは、なんとも言いがたい所ですね
といった具合に、色んな意味で衝撃が立て続けに起きた、初訪問の紅梅軒
私が入店した時点での先客は1名でしたが、その後お昼が近づくに連れ、続々とお客さんが来店
気付けば、店内には10名以上のお客さんで賑わう程に
ただ、訪れるお客さんの中で、麺類を頼んでいる方は見当たらず
ほぼ全員が、日替わりの定食やご飯ものをオーダーしておりました
また、お客さんの大半は、様子を見る限り常連さんばかり
初訪問となった私には、普段目にする事無いシチュエーションが多く、状況を整理する事で精一杯でしたが
あしげく通う常連さんにとっては、そんな光景もまた、日常の1つなのかも知れませんね
なお、普段歩く事の無い都町中通りを歩いてみた所、
先ほどの紅梅軒お隣にある「セリーヌ」ですが
こちらのお店も、実はランチをやっているとのこと
こちらは店先に十分な駐車スペースもありますので、近日中に訪れてみたいですね。
それにしても、、、
非日常を味わえる、新鮮な一日でした(笑)
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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紅梅軒
■ こうばいけん
■ 住所:千葉県千葉市中央区都町2-27-4
■ 営業時間:11:00~21:00(火曜のみ~14:00)
■ 定休日:無休