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京成千葉駅の老舗中華、らーめん亭よ志乃 悪ふざけの様なひと品「キーマカレーラーメン」は、ただのネタご飯?それとも??

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この日は週末ながら、めずらしく一人でランチへ

子供を駅に送った帰りがてら、千葉駅周辺でご飯を食べようと思うのですが、あいにくの昼真っ只中

 

ペリエやそごうは混雑必至の時間帯

かといって、駅から離れてしまえば、多くの飲食店は休みばかり

 

なるべく近くで、ササッとランチを済ませるべく、お店探しに翻弄していると、

「らーめん亭よ志乃」の前へ

 

京成千葉駅のガード下にて、長らくお店を構える老舗の中華

私の実家からも近く、幼少の頃には幾度と足を運んでいたお店ですので、その歴史は30年とも40年とも

 

ただ、それだけ長いお店である事は記憶にあるものの、それ以外の記憶はなし

まあ要するに「昔からあるお店」ではあるものの、それ以上もそれ以下も無いといった印象のお店とも言えます

 

しかし、聞いた所によるとこちらのお店、昨年だったかにリニューアルをしたとのこと

私の中には印象が無いとは言え、駅前のこの立地で40年近く営業しているのだから、お客さんが足を運ぶ理由も、きっと何かしらあるのでしょう

お店の前に並ぶサンプルを見る限りでも、

うーん、派手さは無いけど、悪い印象を受ける訳でも無い

 

それならばせっかくの機会だし・・・

という事で、この日のランチは京成千葉駅高架下の中華、らーめん亭よ志乃を訪れてみる事にしました

京成千葉駅に隣接した、同エリアでも随一の歴史を誇る老舗中華 らーめん亭よ志乃

という訳で、恐らく30年ぶり?に足を踏み入れることとなった、らーめん亭よ志乃

この日の訪問時刻は、13時少し前ながら店内は大盛況な様子

僅かながら空席はある様で、店内に入り確認しようとすると

 

「先にこちらで、お会計をお願いします」

とのこと

 

食券制というわけではありませんが、混雑している時間帯だからでしょうか

お会計を先に済ませ、席に着く方針を採っているようです

 

ただ困ったことに、店内でメニューを眺めながらオーダーを決めようとしていたので、この時点では注文も決まっておらず

店内はどうにもガチャガチャと忙しなくしているので、一旦店の外に出て注文の品を決め直すことに

という訳で、店先のメニューに向かう訳ですが

うーん、写真が無いと響いてこない

 

期間限定のメニューなんかもあるけど

なんか、鶏肉って気分でも無いんだよなあ

 

かといって、ラーメンが食べたいかと言えば、これも違う気がする

というか、この手のお店なら、麺類よりも中華のオカズ系の方に正解が潜んでいるんですよね

 

そんな事を考えながら、写真に代わり食品サンプルの棚を眺めていると・・・

・・・ん?

なんか、変なの混ざってるな

 

キーマカレー・・・ラーメン?

 

お皿のセンターをキーマカレーが占め、その右手をご飯

そして反対側となる左手部分に麺が盛り付けられている様です

 

ご飯と麺の両方に、キーマカレーをかけて食べるってことでしょうか?

でも、麺にカレーを掛けるだけだったら、ラーメンでは無いよなあ

もしやこの麺、まぜそばや油そばの様に、タレなどで味付けされているのかも!?

 

それとキーマカレーの組み合わせとあらば、これは実に斬新

しかも、ご飯もセットになっているなら、ボリューム面でも不足は無さそう

最悪、どちらかが美味けりゃ納得出来るだけに(笑)、不測の事態だけは避けられそうに思います

 

という訳で、再び店内へと足を踏み入れ、キーマカレーライスをオーダーしようとすると

「ダブルですか?それとも??」

と、謎の暗号を(ちょっと怒り口調でw)告げられます

 

いや、いきなりダブルとか言われてもねえ

シングルとか、むしろトリプルでもあるんか??

 

ひとまず、意味は分らないので、

『表に飾ってあったのと同じので』と告げると

 

「あ、はい、ダブルですね」

と、謎の返し(しかも、なんか怒ってるしw)

 

まあ忙しい時間帯だから、ピリピリしてしまうのは分りますよ

ただそれにしてもねえ、メニューにも記載の無い「ダブル」かどうかを訪ねられても、ねえ

 

そんな雑多な接客であっても、これだけお客さんが入り

しかも40年近く営業している訳ですから

こればかりは、立地の偉大さを感じずにはいられません。

 

注文を終えて席を探すと、禁煙席は全て満席とのこと

という訳で、唯一空いていた喫煙席の方へ向かい、オーダーの品を待つことに

席に着くと、こちらにもメニューは置かれている様なので、落ち着きながら、サイドメニューを見てみましょう

麺類については、中華屋さんらしい定番がズラリ

 

その中で異彩を放っているのが、

・五目あさりラーメン

・パクチーラーメン

・汁なしあんかけラ-メン

・キーマカレーラーメン

この4品じゃ無いでしょうか

 

中でも私の興味を惹いたのが、汁なしあんかけラ-メン

汁なしってことはスープが無い、麺のみの品という事でしょうが、にも関わらずラーメンを名乗る図々しさ(笑)

 

イメージとしては、あんかけ焼きそばの、焼かない(茹でた)麺とも言える気も

ただ考え方によっては、冷し中華に温かい具材をトッピングした「ヒヤアツ」な一杯として頂けそうな気もします

これは、夏場にもう一度訪れ、チェックしてみたい一杯になるかも知れませんね

 

続いてのメニューですが、

こちらは中華屋さんらしい一品物が中心

特徴的なのは、全メニュー共に通常サイズだけで無く、ミニサイズでの注文が可能な点

おかずとして頂くだけで無く、おつまみとして少人数で注文~シェアするのなら、品数多く頂けるので面白いかも

 

そして最後のページですが、

こちらはセットメニューとなっております

こちらを見ていて気になったのは、ミニチャーハンセット

全てのメニューに対し、+300円でミニチャーハンを付けられるということは、おかず+ミニチャーハンといった食べ方が可能になる様です

 

・・・ん?

 

単品のチャーハンにもミニサイズがあるけど、こちらだとお値段は500円

対するミニチャーハンセットだと、ミニチャーハンに加えて漬け物も付いて300円

気付かずに「ミニチャーハン」を単品注文したら、激しく後悔しそうな予感(笑)

 

なんにせよ、様々なセットや組み合わせでの注文が可能であることだけは間違いなさそうです。

悪ふざけなのか本気なのか? その謎を解き明かすべく、「キーマカレーラーメン(W)」を食べてみた

そんなこんな、メニューを眺めながらも、様々な組み合わせを脳内でシミュレーションすること数分

 

「キーマカレーラーメン ダブル」

の一言と共に運ばれてきた、本日のランチがこちら

キーマカレーラーメン(ダブル)となります

 

この時点では、なんとも形容しがたい、その出で立ち

とりあえず、想像の付く範囲となるのが、器の北側

白いご飯、そしてキーマカレーの組み合わせとなっています

見た感じですが、挽肉のたっぷり入ったカレーとなっており、中華料理店のカレーとしては珍しい風合い

漂う香りからして、そこまでの辛さは感じさせませんが、仕上がりとしてはまずまずな感を受けます

 

さて、問題となるのは南半球

こちら、キーマカレーラーメンの「ラーメン」を担当しているパーツ

私の中では勝手に「まぜそば」や「油そば」的な麺を想像していたのですが、この距離で見る限り、工夫を感じさせない中華麺に見えなくもありません

 

いや待て、ただ茹でただけの麺にカレーを掛けて、それを「キーマカレーラーメン」などと呼ぶでしょうか?

中学生の創作料理ならともかく、40年もの歴史を持つ老舗とも言うべき中華料理店で、そんな悪ふざけが出てくるとは思えません

いざ口に運んでみれば、何かしらの工夫が成されているはず、そう信じたい…

 

そう信じたい所ではあるものの、まずは安定感を見せるご飯より頂いてみましょう

予想通り、辛味は控えめなカレーですが、具材の挽肉はたっぷりでボリューミー

 

煮込んでいるタイプのカレーでは無く、各具材とカレー粉を合わせ、そこにスープを加えている作りと思われます

その分、各具材の持つ旨味がしっかり立っており、当然ながらご飯とも文句なしの組み合わせ

奇を衒ったものや、真新しさこそ感じませんが、中華料理店で頂くカレーであれば、十分納得できる味わいに感じます

 

さて、問題となるのはこちら

慣れない「麺リフト」をしてまで、写真に撮ってしまった「キーマカレーラーメン」の部分

ここまで見る限り、特に変哲の無い麺にも見えるこちらを口に運んでみると・・・

 

・・・・麺、だな

 

普通に茹で、普通に盛られただけの、普通の中華麺

 

そんな普通の中華麺と、キーマカレーの組み合わせはと言えば・・・・

 

合わない。

 

というか、挽肉が絡んでこないだけに、ただただ食べづらい。

 

ご飯とカレーのみで、十分納得出来るキーマカレーではあったものの

ここにボリュームを増すためなのか、果てまたオモシロおかしい名物を作ろうとしたのか

なんにしても、お皿の空いたスペースを麺で埋めたことにより、両者の相性は険悪なものに

 

箸でもスプーンでも食べづらい、

ただそれだけのカレーラーメンが完成している・・・

いや、こればかりは「未完成」と呼ぶ方が適切かも知れません(笑)

 

何を目指し、麺を盛ったのか

そして、茹でただけの麺を果たして「ラーメン」と称して良いものだろうか

箸を幾度と進めれども、浮かんでくるのは疑問ばかり

 

小学生の息子さんが考案した新メニューとでも言われれば、苦笑いを浮かべつつも食べてみたくなります

が、これを40年ほどお店を運営する、一介の料理人が考案したとするなら、なんとも言えない苦い表情を浮かべるしかありませんでした

 

ちなみに、付け合わせとなるスープはこんな感じ

飾った感はないものの、シンプルに美味しい、中華スープwithワカメとなっておりました

 

といった感じで、約30年ぶりにお店を訪れた、らーめん亭よ志乃

駅前の好立地ながらも、長い年月にわたりお店を営業している、その裏には私の記憶に無い名物や、看板メニューの存在が…

などを期待したものの、今回の所は、新たな発見をするには至らず

 

せっかくのキーマカレーも、単体であれば十分納得のできるひと品だっただけに

そこになんで麺を入れてしまったのか、入れるにせよ、もう一工夫できなかったのか

など、募る思いは数知れず・・・といった結果になりました

 

ただ、今回久々に訪問したことで、豊富なメニューを様々な組み合わせで頂ける事や

「汁なしあんかけラ-メン」といった、新たな発見もしばしば

近いうちにまた・・・とまでは言えそうにありませんが、機会を見て再訪してみたいですね。

 

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らーめん亭よ志乃 京成店

■ らーめんてい よしの けいせいてん

■ 住所:千葉県千葉市中央区新町250-3

■ 営業時間:11:00~23:45

■ 定休日:無休

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