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中央区寒川町で見つけた昭和の味!? 麺や美好でいただく玉子チャーハンは、昭和とは程遠いフォトジェニック要素が満載だった!
千葉県ラーメンブログの雄であり、食べ歩きブログの大先輩
らんちばさんのブログ(千葉ラーメンをイタ車でGo!)を拝見していた時のこと
以前より気に掛けていた、中央区寒川町にある中華料理店
「麺や美好」のレビューを発見したのですが、同記事で取り上げられていた
玉子チャーハンのビジュアル、トリッキーな構造と合わさり、私の胃袋を鷲掴みに
しかもこちらのお店、開店が10:30と早く
朝イチでジムへ通い、その足でランチを食べたい私にとって、立地、開店時刻共に最適な条件だらけ
これはむしろ、私に食べに来て欲しがっているとしか思えない勝手の良さにも惹かれ、
国道357号を千葉から蘇我方面と向かう下り車線沿い
麺や美好を初訪問してみるものとなりました
ちなみにこちら、近隣にコインパーキングは無いものの、お店の前と裏手に駐車場が完備
そして入り口前には
本日のお勧めメニュー
・牛カルビ焼定食・・550円
・牛カルビ焼ライス&半ラーメン・・750円
これら2品が掲載
事前に情報収集していた「玉子チャーハン」を目的にしていたものの
早くもその決意を揺るがす刺客の登場に、おびえを隠せそうにありません…
JR本千葉駅から徒歩10分 国道357号下り車線沿いの町中華、麺や美好
という訳で、まずは店内へと向かった、中央区寒川町の麺や美好
こちらのお店、建物こそ2~3年程前に建て替えた為、新しい外観となりますが、
お店そのものは長い歴史を持つ、いわゆる老舗系の中華屋さん
4人掛けテーブルが3席、L字型のカウンターといった作りで、最大20名ほどが入店可能
店の入り口には「昭和の味」とも刻まれており、その外観に反し昔ながらの町中華テイストを感じさせます
メニュー構成も、昭和の味に恥じないレパートリーとなっており、
大衆中華らしい豊富な麺類に加え、ご飯モノも多数
カレーにオムライス、豚カツに親子丼が揃っているなど、圧巻のレパートリーを誇っています
中でも目を惹くのが、
写真入りで掲載されている、上記4品
本日の目的である玉子炒飯を筆頭に
・サラダラーメン
・肉そば
・美好焼そば
と、どの品も聞き慣れないフレーズと共に、見慣れない作りの品ばかり
サラダラーメン、肉そばについては、そのネーミングからなんとなく想像が働くものの
美好焼そばについては、そのネーミングにまったくそぐわない外観をした写真が掲載
同じく麺類には、店名を携えた
「スペシャル美好麺」も存在しており、焼そば同様に見過ごすことが出来ない雰囲気を感じさせます
メニュー豊富な中華料理店らしく、
その品数にあわせた結果か、卓上調味料も多数完備
また、カウンター席の端っこには、
その角にピッタリ合った90度で、懐かし過ぎるごみ箱を発見
そういや小学校の給食って、今もこれ使ってるんでしょうか?(笑)
店内を一通り見回した所で、オーダーへと移ろうとしたものの、私の目の前には
量産されたオムライスが、カウンター上に隊列を組み出しております
この時点で時刻は10:45
先客は私を除き1名のみながら、徒党を組んだオムライスは総勢6皿
どうやらこちら、早い時間から相当数の出前が殺到している様子
この間にも、店主さんは1秒たりと止まること無く鍋を振うし、奥様は電話続き
特にこの日は出前が多い様子で、11時前に受けている注文の電話ながら
「今日は混み合ってて、12:30頃になりそうです」なんて応対を
正に近隣で愛される老舗中華、といった様相を眺めつつ、恐る恐る
・玉子炒飯
・餃子
をオーダーしてみるものとなりました。
昭和の味を語る麺や美好ながら、玉子チャーハン始め独創性溢れるフォトジェニックな料理が多数!
この日のランチは、ジム帰りからとなる為、空腹度合いはいつにも増して絶頂
そこに来ての中華屋さんということで、一時は炒飯&ラーメンという選択肢も芽生える程に、興味そそるメニューが並ぶ、麺や美好
しかし、出前用に次々と量産されるオムライスを始め、カウンターに並ぶ料理はどれも、大ぶりなサイズばかり
昭和ながらのラーメン&炒飯だから、と余裕を見せてしまった日には、とてつもない後悔をするのでは無いか?
そんな予感を察知し、控え気味に玉子炒飯&餃子をオーダーするものとなりました。
この時点で時刻は11時前と、ランチにはまだ早いことから、店内のお客さんは1名のみ
(むしろ、1名の先客がいたこと自体、けっこう意外)
それでも、ひっきりなしに続く出前の注文が殺到しており、出前の品を作りつつも、店内分もと鍋を振い続けるご主人
開店直後にもかかわらず、このペースで仕事し続けるとは大変にも思います
が、その姿から察するに、近隣から愛されているお店であることもヒシヒシと伝わってきます。
そんな忙しい店内に入店から、15分が経過した頃
こちらが麺や美好で頂く本日のランチ、玉子炒飯&餃子となります
・・・やはりそう来たか、と私の予想
いや、予想をも上回る大ぶりなサイズで登場したのは、こちらオムライス
ではありません
一見すると、ケチャップをかけ忘れたオムライスに見えるこちらの品、
商品名通り、惑う事なき歴とした「玉子炒飯」となります
オムライスないしは天津丼にも見えるたっぷり玉子が目印とも言うべき炒飯
こちらには、中華スープは勿論のこと
おかずも一品付いており、そのお値段なんと、600円!!
炒飯のデカさだけでもあるまじきサイズながら、スープ&おかず(この日は鶏の唐揚げ)が付いて、このお値段
しかも玉子炒飯のビジュアルときたら、思い描く炒飯とはだいぶ掛け離れた風合い
あの玉子の中から、何が生まれ出てくるのか楽しみは尽きません
が、まず最初に頂くのは、こちら
餃子からいってみようと思います
こちらの餃子は五個盛りで350円
リーズナブル過ぎる炒飯と比べ、お値段的にはまずまず
サイズもそこそこながら、野菜と肉の比率も良く、そつなく美味しいといった印象
皮目の焼き具合がもうひと呼吸長く、パリッと仕上がっていたら、更に好印象を受けたかも
最初に餃子を頂き、血糖値の急上昇を防いだ所で
いよいよ、謎多き玉子炒飯と対面していきましょう
ぷるっと仕上がった、まるでオムレツの様な玉子
崩すことが申し訳無くも思う美しさですが、そこは心を鬼にしてレンゲをIN!
すると、中から飛び出してきたのは・・・
油を纏い、パラッと仕上がったご飯、そして細切れチャーシューにレタスまで登場
玉子の中から生まれるのは、まさかのレタス炒飯だったとは..
玉子に包みつつ、まず一口頂いてみると・・・
パラッと仕上がっており食感は良いものの、ちょっと味が薄い気が
かといって玉子の方にも、これといった味付けは無し
忙しさに追われ、味付けの分量を間違えたのかな?
と疑問を抱えつつ、もう一口頂くべくレンゲを差し入れると
どういう訳か、中から挽肉を発見
出前用に作っていた担々麺から飛んできた、お得な混入物でしょうか?
・・・いや、それにしては量が多い
これは、玉子の中をもう少し探索してみる必要がありそうですね
満を持して、黄金色にきらめくふかふかの布団をめくった、その先には・・・
グラビアアイドルの寝起きドッキリ
ではなく、下味をたっぷり纏ったそぼろが顔を出してきたのです
こちらのそぼろには、甘辛い濃いめの味付けが成されており、これと玉子、そしてご飯を混ぜ合わせる事により、真の玉子炒飯が完成!
それ故に、敢えてご飯や玉子の味付けを控えめにしていたのだと気付いた瞬間、私の脳裏に浮かんだ一言
「どこが昭和だ!?」
と。
これが、ケチャップをかけ忘れたオムライス、餡を載せ忘れた天津丼なら
「さすが昭和!!」
と、多少の苛立ちこそ抱えながらも、この忙しさじゃ仕方ないなとイヤミのひとつも溢したはず
しかし、今私の前に現れたのは玉子炒飯
そのネーミングの斜め45度上に向けて発射された、どこまでも続く玉子ぶり
その中から割り入ってきたレタス炒飯に加えて、味付けの決め手となる挽肉を隠していた周到ぶり
ここまで食べ手を驚かせる料理を、私が知る昭和に産み出す作り手がいるとすれば、思い浮かぶのは味沢匠か味吉陽一くらい
味付けに関して言えば、非凡なものはなく、古き良き昭和から継承されたシンプルな味わいと言えます
しかし、その料理に対するアプローチは全くの別物、古き良き品を近代的な見た目に作り替え、食べ手を楽しませる演出まで追加
食べ進めることに楽しみが詰った玉子炒飯、昭和と平成を融合させたその様は、正にスーパー歌舞伎!
レタスと濃いめ味付けの挽肉をあわせるアイディアも、タコライスの様な組み合わせとなっており、ここにも新しさを発見
古き良き昭和の味わいを残しつつも、食べ手を喜ばせる創意工夫は、お店の外観にも通ずる真新しさを感じずにはいられません
以前より気に掛けていながら、情報の少なさから訪問を後回しにしていた、麺や美好
しかし、らんちばさんのブログを機に、満を持して訪問してみた結果、まさかの驚きが連発
フォトジェニックな見た目に、引き出しの多そうなレパートリー、
加えて、ちょっと早い営業開始時間などなど、私の好みに合致する点ばかり
ネットで様々な情報が得られる時代にもかかわらず、いまだ新たな発見があるのだから、大衆中華、町中華巡りは止められません。
なお、麺や美好での最新の食べ歩き記録は以下をご参照ください
・これが800円!?本千葉、麺や美好で頂く日替わりセット 中華風カツカレーにラーメン ⇒
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
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麺や美好
■ めんやみよし
■ 住所:千葉県千葉市中央区寒川町1-80
■ 営業時間:10:30~14:30/16:30~20:00
■ 定休日:木曜日・第二水曜日