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【福岡-番外編】福岡といえばやっぱりラーメン!博多ならではなラーメンを3連食!
ここまで数回に渡って、福岡出張編をお届けして参りました。
どこのお店も個性に溢れ、関東ではなかなかお目にかかれない「福岡ならでは」の激ウマグルメばかり。
福岡県民の食に掛ける意識の高さを再確認するものばかり。
・・・ですが、やはり福岡を語る上で外すことが出来ないグルメと言ったら、そう。
ラーメンに他なりません。
今回の旅行中も、お腹の隙を見てはラーメン店へと足を運んできたのですが、とにかく店の多さが尋常でない福岡。
たかだか数日間の旅路では、全てを語ることなど到底出来ないことは百も承知。
その上で、今回の福岡旅で頂いたラーメンの中でも、特に印象に残った3軒をご紹介致します。
全国区店でも、釜だれとんこつが頂けるのは天神だけ! 一蘭 天神西通店
まず一軒目としてご紹介したいお店が、一蘭。
・・・は? 一蘭くらい千葉にもあるだろうが?
わざわざ福岡まで行っておきながら、一蘭食べる必要がどこにある??
と、私も常々思っていたのですが、どうやら福岡の一蘭には、ここ福岡でしか食べられない、特別メニューがあるとのこと。
その名も、「釜だれとんこつ」なのだそうです。
一蘭の公式HPからの説明によると
「釜煮込み焼豚」を作る際に出来た煮汁を、一蘭のたれ専属職人が長年の研究の末、「釜だれ」に仕上げました。
天然とんこつスープに深いコクを与え美味しさが引き立ちます。
その秘密は煮汁に溶け出したうま味成分の「相乗効果」。
算数の世界では1+1=2しかありませんが、料理の世界ではイノシン酸とグルタミン酸が合わさるとうま味が飛躍的に強くなり、格段に美味しくなるのです。
深みのあるコクと、口いっぱいに広がる豊かな香りをどうぞお楽しみください。
なんだそうです。
この説明を聞いてしまった以上、千葉でも食べられる一蘭とは言え、放っては於けず
中州にて24時間営業となる「一蘭 本社総本店」へと足を運んでみました。
ちなみにこちらの建物ですが「本社総本店」の名の通りで、1F&2Fはお店として使用。
それより上のフロアは、全国展開する一蘭の本社中枢として稼働している、自社ビルになるんだとか。
普段は、ブログに写真を並べる体裁上、横撮りで写真を揃える私が、思わず縦撮りしてしまう程に圧巻の建物。
日中は観光地として、諸外国からのお客さんが訪れるなど、飲食店という垣根を跳び越え、中州のランドマークタワー的なお店となっておりました。
ちなみに、同店の2階フロアが、お馴染みの「味集中カウンター」席となるのですが、1階はテーブル席&カウンター席を設けた、普通のラーメン店同様の造りとなっています。
なお、私が訪問した早朝(8時ごろ)に関しては、2Fは開店しておらず、1階のみへの案内となりました。
という訳で、初めて頂く食券制ではない一蘭。
席に座り、落ち着いてメニューに目を向けてみます。
(注文するのは「釜だれとんこつ」に決まっているのですがw)
・・・あれ?
メニューに掲載されているラーメンは、天然とんこつラーメンのみ。
千葉のお店では見たことのない、
・煮こみ焼豚皿
・オスカランの酸味
といったサイドメニュー&トッピングはあるものの、「釜だれとんこつ」なる品はどこにも見当たらず。
もしや、裏メニュー的なものなのか?と、恐る恐る店員さんに尋ねてみると
(1Fは味集中カウンター形式ではないので、その辺に店員さんがフラフラしております)
『あー、釜だれとんこつは、天神西通り店の限定メニューなんですよ』
『あ、今だとキャナルシティのお店でも出してますよ』
なんだ・・・と?
ここに来て、まさかの調査不足を露呈…
かといって、今から他店に向かおうにも、上記した2店の営業開始時間は10時とのこと。(今の時刻はAM8:00)
この日のランチは予定が決まっている為、朝ごはんを2時間も先延ばしする訳には行きません。
ここはいっそのこと、本社総本店への表敬訪問だと割切り、通常メニューを頂いてみましょう。
という訳でオーダーしたのが、天然とんこつラーメン。
まあ当然ながら、いつ何時に食べても美味いですし、これまでにも繰り返し頂き、慣れ親しんできた味です。
それ故に、博多で頂く事への真新しさはありませんし、間違いなく千葉に帰ってからでも、同一の味がいくらでも頂けます(笑)
せっかくなら、本社総本店ならではのサイドメニュー「煮こみ焼豚皿」を頂きたい所なのですが、前述した通りこの日の訪問は朝ラー。
数時間後にランチが控えている以上、あまり無理はできず、シンプルにデフォルトのラーメンのみを頂くものとなりました。
ちなみに、私が目当てとしていた「釜だれとんこつ」というのはこちら。
引用:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40023603/dtlphotolst/1/smp2/
重箱のような器に盛られたその姿、そしてデフォのラーメン以上に濃厚さを帯びたスープの煌めき。
写真だけでも形容しがたい魅力を誇ったこの一杯、実に食欲をそそる姿じゃないでしょうか。
次回、福岡訪問の際にこそ、この一杯を味わうべく必ず「天神西通り店」へ向かうことを心に決めましたw
一蘭 天神西通り店
※上記で紹介しているお店は、私が間違えて辿り着いた本社総本店となり、釜だれとんこつが頂けるのは、下記の「一蘭 天神西通り店」となります
■いちらん てんじんにしどおりてん
■ 住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-57
■ 営業時間:10:00-翌7:00
■ 定休日:無休
深夜の中州で一際目立つ、行列が出来る人気店、黒マー油が名物の麺屋 一矢
二軒目にご紹介するラーメン店は、中州のネオン街ど真ん中。
夜の8時に開店し、早朝4時まで営業する、正にネオン街の住人の為のラーメン店、
麺屋一矢、となります。
路面店ではなく、雑居ビルの1階フロア奥にお店を構えている為、道路からは見つけづらい…という悪条件の立地ながら、深夜でも行列が出来る人気店とのこと。
私が訪問した時間は22時前、と繁忙帯からは外れていたことから、すんなり入店出来ました。
こちらのメニューですが、
メインとなるのは、同店の名物でもある「とんこつ黒らーめん」。
黒が示すのはもちろん、黒マー油になりますね。
その他の麺類は、同ラーメンの辛味Verとなる赤らーめん、チャーシュートッピングのみとなりますが、中州ど真ん中という立地もあってか、
おつまみメニューの充実ぶりが実に凄い(笑)
周りのお客さんを見渡しても、まずはつまみを頂きながらのお酒・・・そして〆ラーメンといった活用例が多く見受けられました。
が、私はすでに食事を終えた後の〆ラーメンとして立ち寄った為、サイドメニューの注文はせず、
ど真ん中直球勝負、黒らーめんを頂いてみました。
※ チャーシュートッピングだけは諦めきれず(笑)
黒らーめんの名にある通り、スープ全体に広がる黒マー油が、食欲そそる香りを振りまいています。
ではまずスープから一口。
クリーミーな見かけの割に、重さや豚骨の臭みが全く感じられず、それでいながら豚骨の旨味はしっかり滲み出ています。
そこに黒マー油による旨味とコクが加わり、飲み口の良い軽さながら、旨味成分がタップリ詰まったスープとなっております。
続いて麺の方ですが、加水率の高いストレートな細麺。
説明によると自家製とのことなので、この飲み口良い豚骨スープに合わせて作られているものと思われます。
当然、スープとの相性は抜群となっており、お腹に余裕があるなら替え玉も当然なくらい、食欲をそそる麺ですね。
続いてトッピングですが、チャーシューは九州らしく薄切りのバラ。
味付けは抑えめながら、柔らかく煮こまれており、麺と共に啜りやすい食べやすさが特徴的。
定番であるキクラゲ、青ネギは言わずもがなの美味さ。
また、揚げ玉をトッピングしている点が特徴的で、黒マー油やスープを吸い上げた揚げ玉の美味さは格別でした。
飲み屋街という立地からか、飲む前ならおつまみを中心に、飲んだ後の〆に頂くならラーメンのみ、と、選択肢の豊富さを含め、実にバランスの良いラーメンです。
ただ、麺もスープも軽い為か、食べ進めると若干ダレた雰囲気を感じてしまいます。
そこで、配膳時に店員さんより
「麺をある程度食べたら、辛子高菜を少しずつ入れてみて下さい」
との指示に従って、辛子高菜を投入。
こちらの辛子高菜ですが、関東で普段頂くものと比べても、かなり辛目。
上記の通り、僅かな量しか投入していないのですが、それでありながら、ダレを感じ始めたスープ、麺が一気に引き締まります。
味変による弱点のカバーまで含め、実に隙のない、行列の出来る人気店らしい一杯を頂けました。
麺屋 一矢
■ めんや いっし
■ 住所:福岡県福岡市博多市中洲2-6-12 第五ラインビル1F
■ 営業時間:20:00~4:00
■ 定休日:不定休
福岡名物豚骨ラーメンが地中海香るイタリアンに昇華! 海鳴のラーメンジェノバ
福岡より帰る最終日。
最後は空港でなにかしらを食べて帰ろう、と福岡空港内を見て回ると、
「ラーメン滑走路」なる、新たなグルメスポットを発見!!
昨年6月に福岡へ来た際には無かったはずなので、その場で調べてみると、昨年11月にオープンしたばかりなんだとか。
福岡を発つ、最後の最後までラーメンを提供してくれるとは、なんたるサービス心(笑)
ただ問題は、どんなお店が入っているのかになるのですが・・・
博多一幸舎や海鳴といった、福岡市内の人気店から始まり、つじ田やラーメン凪など、関東の人気店も出店。
どうやら地元のラーメンだけに留まらず、全国区の人気店を集めたラーメンミュージアムの様な構成になっているみたいです。
となると、どのお店を選ぶべきか、通常なら頭を抱えて試行錯誤するところですが・・・この場は即決。
というのも福岡に着いて以来、収集して来た数多くの情報の中で、激しく気になっていたお店が、ここラーメン滑走路にも出店していたのです。
そのお店となるのが、
ラーメン海鳴(うなり)なのです。
同店は「博多ラーメンの常識を越えろ」をコンセプトに掲げており、
豚骨が主流で当たり前な福岡のラーメン店ながら、様々なアレンジラーメンを提供しているとの事。
中でも、事前情報で気になっていた品となるのが、
・ラーメン辛子明太子
・ラーメンジェノバ
の2品となります。
どちらも豚骨をベースとしたラーメンにはなるのですが、そこに「海鳴」らしい、国境やルールにとらわれず自由な発想でのオリジナリティを加えた品とのこと。
全てのベースとなる「とんこつラーメン」も、もちろん気になる所ですが、ここに至るまで3泊4日で食べたラーメンの数は既に8杯(焼ラーメンも含む 笑)。
最後の最後に頂く一杯とあらばこそ、シンプル系でお茶を濁すのでは無く、唯一無二のラーメンを頂き、滑走路より飛び立ちたい!!
そんな思いの元、注文した福岡の最後メシがこちら
ラーメンジェノバ(チャーシュー増し)となります。
写真だけでもふんわりと香ってくるタップリのバジル。
ベースとなる豚骨の香りも伝わっては来るのですが、その割合は2:8でバジルの圧勝。
このスープを口に運ぶと、どんなことになるのやら・・・行ってみましょう!!
先ほどまではふんわりと優しく香っていたバジルですが、口の中に入るとその攻撃性が一気に目を覚まします。
優しかったのは香りのみ、口の中で広がる味はハーブらしさを全面に出したバジルの風味まっしぐら。
普通、これだけ全面にバジルを押し出したら苦みを感じるものの、その一歩手前で踏みとどまれるのは、ベースとなる豚骨スープの成せる業でしょう。
風味は完全イタリアンであるものの、突き抜けすぎないギリギリのラインを、豚骨スープの旨味が抑えているのです。
この濃厚なバジル豚骨に絡む麺の方は・・・
こちらは博多ラーメンらしい、固めの細麺となっております。
加水率の低い固めの麺となるので、スープとの絡みは少ないものの、先ほどまで感じたイタリアンな感触が、一気に博多ラーメンへ回帰しますね。
これは個人的な見解となるのですが、せっかくイタリアンに寄せているのなら、デュラム小麦の麺を使うなどして、麺もイタリアンに寄せた方が一層スープとマッチしそうに思うのですが・・・まあ、ここは福岡ですしね。
食べ進めながら、ふとカウンターに目を向けると
・にんにく
・タバスコ
の存在に気付かされます。
にんにくの使用法は万国共通だから良しとして、ここに於けるタバスコとは・・・
これはもう、ラーメンジェノバ専用としか思えません。
という訳で、タバスコ&ニンニクを投入しての味変にチャレンジ。
これが、当然のことながらドハマリする味変を引き出します。
先ほどまでは、バジルの強いハーブ感漂うラーメンだったのですが、タバスコによる絡みが加わることで、スープが引き締まります。
豚骨スープの持つ甘みと旨味も、タバスコの辛味が加わることにより強調され、スープ全体の深みも増したように感じます。
一見すると、奇を衒ったような風合いのラーメンでありながら、最後まで飽きの来ないニューウェーブな博多ラーメン。
福岡を発つ最後の最後まで、博多らしさをじっくり堪能させて頂きました。
ラーメン海鳴 福岡空港店
■ らーめんうみなり ふくおかくうこうてん
■ 住所:福岡県福岡市博多区下臼井767-1 福岡空港国内線ターミナルビル3F
■ 営業時間:10:00〜21:45
■ 定休日:無休
以上3軒が、今回の福岡旅にて印象的であったラーメン店の紹介となります。
(一軒目に関しては、完全にミスを犯しましたが、博多総本山への表敬訪問だと思い、記事にしたためました 笑)
ご存じの方も多数いらっしゃる通り、福岡の地を歩けば、ありとあらゆる所から豚骨の香りが漂う町。
しかも、予備知識なしに飛び込みで入ったとして、まずスベることの無い水準を誇るお店ばかりとなります。
それが故に、どの店を選ぶべきか迷う所でもありますが、上記した通り同じ「博多ラーメン」の括りでありながら、様々な特色を持たせた店舗や、個性を強調するお店も少なくありません。
一定以上の水準を誇るお店が多いからこそ、その中での特色を見つける参考として、今回の記事をお役立ち頂ければ幸いです。
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