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小倉台のレトロなレストラン ペリカン 想像を3歩上回るもリーズナブルな本格派洋食店だった

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先日、朝イチで向かったいちご狩り(ドラゴンファーム)の帰り道。

小倉台方面から千葉方面へとかる道すがらに、ランチへ寄っていく流れとなりました。

 

小倉台周辺と言えば、ラーメン店こそ数あれど、子連れで寄れるお店となればファミレスばかりのイメージ。

もうちょっと「せっかく小倉台まで来た感」が得られるお店は無いものか?

と、食べログの位置情報を元に探してみると、古風なレストランを発見。

ファミレスのような大所帯の店構えながら、店名は「ペリカン」。

当然、そんな名のファミレスはありませんので、個人経営のレストランであることが察せます。

 

駐車場に車を停め、入り口まで向かってみると、

これまた、最近では見かけなくなった「KEY COFFEE」の看板を発見。

レトロな出で立ちではありますが、良い意味で「小倉台まで来た感」が見え隠れするこの雰囲気にそそられ、入店してみることとなりました。

モノレール小倉台駅から徒歩5分、昭和レトロなレストラン ペリカン

開店時刻となる11時とほぼ同時に入店となった、小倉台のレストラン「ペリカン」。

表を清掃していたスタッフさんに声を掛けられながら、店内へと案内されました。

 

内装の方は以下の通りで、

1Fフロアは清掃の行き届いたテーブル席となっています。

ちなみに、建物の2Fも客席となっており、こちらは団体さん向けの造りなんだとか。

コース料理なども用意されており、団体さんが宴会目的で利用されることも多いそうです。

 

ひとまず席に座り、メニューの確認へ。

現在はオムライスフェアが開催されているらしく、

・ビーフシチューオムライス

・キノコクリームオムライス

の二種が、スープ付きのセットとして提供中とのこと。

 

また、洋食屋さんの冬メニューらしい

「海老とカニ爪、キノコのチーズたっぷりドリア」という、商品名だけでも暖まりそうなメニューも提供中。

ただ、上記メニューはどちらも「きのこ」がネックとなる為、ひとまず候補から除外することに。

※ 好き嫌いの少ない私ですが、「きのこ」はアレルギー陽性となるため、摂取致しません

 

続いて、もう一つのメニューへ。

こちらには、レディースランチと日替わりのランチメニューが掲載。

日替わりランチとして提供されているメニューは全5種。

これらの内、一番人気となる

「4.帆立貝柱のソティー 温野菜添えと海老フライ」

と、ペリカンの名物でもある

「5.ジャンボ有頭海老フライ」

の2品は、常時提供されるメニューになっているとの事。

 

また、

「3.ハンバーグステーキ 照焼風」

については、日によってソースの種類を変えつつも、ハンバーグそのものは常時提供しているとの話で、実質的に日替わりとなるメニューは、1と2の品と、レディースランチのおかず&パスタ部分になるそうです。

 

チキンカツ&パスタという、珍しい組み合わせも気になる上、洋食屋さんらしい白身魚のソティも捨てがたい。

ハンバーグのてりやきソースもご飯に合いそうだし、有頭海老フライも当然、大好物。

 

しかし、この日の私の脳裏によぎったのは「一番人気」というフレーズ。

ここ小倉台の地で、多くのお客さんがどんな料理を好んでいるのか。

そして、好まれる料理にはどんな秘密が隠されているのか・・・などといったたいそうな題目は無いものの、せっかくなら人気メニューを頂いてみよう。

という事で「帆立貝柱のソティー 温野菜添えと海老フライ」をオーダーする事としました。

ランチメニュー5品の中から、一番人気「帆立&温野菜ソテー&海老フライ」をオーダー

注文を終えて、まずはスープが提供。

コンソメのスープとなっておりますが、細かくみじん切りされた野菜がたっぷり。

動物性の出汁に加えて、たっぷりの野菜からも旨味が染み出ており、洋食屋さんらしいホッコリさせられるスープでお出迎えを受けました。

 

アツアツスープを少しずつ頂きながら、待つこと10分弱。

二皿に分かれた、メインの品が提供されました。

 

まず、向かって左となるのが、

帆立貝柱のソティー&温野菜。

身が極厚でブリンブリンしたホタテ、その上には素揚げされた彩り豊かな野菜が所狭しと並んでおります。

 

まずは頭頂の蓮根から一口で頂いてみます。

 

・・・うっま!!

 

野菜に対しては最低限の栄養が摂取できれば、それ以上の必要性を感じていない。

そんな私を以てして「美味い!!」と言わしめる野菜は、実に久しぶりかも。

蓮根でこの美味しさなら、他の野菜は一体・・・!?

 

続いて菜の花、かぼちゃと順に頂いてみると・・・

どれも確実に、美味い!!

野菜自体の素材の良さもさることながら、根本的に下味が秀逸なのです。

菜の花のように、苦みが強い野菜であっても、エグミは感じず、それでいながらホンノリとした苦みは残していたり、かぼちゃについては甘みを一層高めていたりと、個々の持つ特性を損なうこと無く、それでいて食べやすい味付けを施しています。

 

野菜の美味しさに気を良くした所で、続いては、右手に配膳された

海老フライ✕2本、そしてサラダに行ってみましょう。

 

サラダには、自家製と思われる玉ねぎベースのドレッシングが使用。

先ほどの温野菜とは異なり、みずみずしさを際立たせつつ、甘辛いドレッシングが食べやすく仕上げています。

 

当然、こちらのお皿で主役となるのは、海老フライ。

サクッと一口、行ってみると・・・これもまた絶品。

海老自体はそこまで大きくないものの、薄く纏った衣の食感が絶妙。

カリッときた後に、プリンとくる海老フライ特有の食感を、「これでもか!?」というほどに高められています。

 

ここで一旦、左手のお皿に再度チェンジュ。

先ほど頂いた野菜をしてあの美味さなのだから、主役となるホタテへの期待感も高まります。

 

大ぶりなホタテを口に運ぶと、バターの甘みがジンワリ染み出てきますね。

ソテーされたホタテも、柔らかく仕上がっており、噛みしめる度に貝柱の持つ旨味が溢れてきます。

 

最後にもう一つ、このお皿を語る上で外すことの出来ない一品となったのがこちら。

先ほどの「絶品ホタテ」の下皿役を担っていた、大根となります。

 

海老フライにホタテのソテーときて、何故この期に及んで・・・大根?

組み合わせ自体が珍しい上に、この大根ときたら、まるでおでんのようなサイズ。

 

謎が謎を呼ぶ、この大根なのですが、今まで食べてきたどんな大根よりも、絶品。

コンソメスープ?か何かで煮込まれているようで、フワッととろける程に柔らかく、スープの旨味を吸い尽くしているのです。

加えて、ホタテから流れるバターの旨味、更には練りウニ?の様な、磯の旨味も感じられ、とにかく奥深い味わいが詰まった大根なのです。

 

メインとなる海老フライやホタテのソテーは元より、副菜の温野菜、素揚げ野菜、煮込み野菜と、それぞれに異なる味付け、一手間が加えられる周到ぶり。

外観こそ、昔ながらの「レトロな町の洋食店」を思わせますが、その実態は手間や工夫に溢れた「リーズナブルに美味しい洋食」を提供する本格派レストラン。

ホールスタッフさんの細部にまで気の利いた応対含め、新規開拓では久々に良いお店の発見となりました。

 

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レストラン ペリカン

■ れすとらん ぺりかん

■ 住所:千葉県千葉市若葉区小倉町1754-9

■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:00~22:00

■ 定休日:木曜日

 

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