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新検見川駅から徒歩3分、更科 斉とう 行列が出来るお蕎麦屋さんの生桜海老のかき揚げ天もり
GWの後半戦、スタートとなる5月3日。
久しぶりに蓬莱軒の優しいスープが飲みたくなり、新検見川まで。
蓬莱軒といえば、まず思い浮かぶのが「冷し中華」なのですが、シーズンはもう少し先。
恐らくもう2ヵ月後に蓬莱軒を訪れれば【冷し中華 > ラーメン】となってしまい、ラーメンが一層遠ざかることが予見され、今のうちにラーメンを…
と向かった店先には、珍しいことにシャッター待ちのお客さんが0。
どうにも嫌な予感を察知し、お店に近づいてみると・・・
・・・やられた。
連休の中休みとなる前日から、まさかの長期連休に突入。
臨時定休にぶつかるのが慣れっことは言え、ここ新検見川では代替となるラーメンは思い浮かばず。
ラーメンを諦め、蓬莱軒に並ぶ新検見川のランドマーク的飲食店である、
・シタール
・タージマハル
のいずれかでお昼を済ませようか・・・でも、あっさりスープを欲していたところにカレーは、ちと違う。
あ、そうだ。
新検見川にはもう一軒、アッサリした美味しいお店があったじゃ無いか。
という訳で、現場にて急遽予定を変更し、
新検見川の駅を東口側に降りた、住宅街の一角にある「更科 斉とう」へ向かうことに。
新検見川の新たなランドマーク? 開店前から行列必至の人気店、更科斎とう
11:30開店となる更科 斉とうに到着した時刻は、11:25。
シタールや蓬莱軒に並び、新検見川の駅チカ飲食店の中でも、人気を誇る一店となる「更科 斉とう」ですが、こちらも連休初日とあってか、すでにシャッター待ちのお客さんが数名。
最後尾に着けて開店を待っていると、続々と近所からお客さんが集り出します。
普段でも混雑している印象のあるお店ではありましたが、この日に至っては開店前より、すでに20名以上の列をなす盛況ぶり。
すぐ近くの蓬莱軒が連休中とは言え、ラーメン店ならまだしも、お蕎麦屋さんで行列を目にすることになるとは、なんとも珍しい光景です(笑)
程なくして、お店が開き店内へ。
前から3番目に並べたことから、問題無くカウンター席へと通されましたが、開店前から並んでいたお客さんでも、一巡目には入店出来ない方が半数近く。
そうは言っても、ラーメン店同様にお蕎麦屋さんも回転の早い業務形態であることを察してか、列を作り入店待ちされています。
という訳で、開店と同時に入店したものの、表で待つお客さんもいますので、早々にオーダーの選定を。
こちら「更科 斉とう」の特徴となるのは、老舗的なお店でありながらも、バリエーション豊富なお蕎麦や天ぷらとなります。
店名通り、ベースとなるお蕎麦は更科になるのですが、そちらに季節毎の食材を練り込んだ「変わり」や
お蕎麦を胡麻風味で頂くごま汁、鴨の代わりにつくねの入ったつくね汁などなど
蕎麦屋さんの定番はしっかり抑えつつ、季節毎の様々な食材や、異なる風味のお蕎麦を頂ける、千葉でも数少ないアクセントに富んだお蕎麦屋さんとなります。
ざる、盛りだけでなく、温かい蕎麦も充実しており、
こちらにも、とりわさやら、親子南蛮やらと、捻りを加えておりながらも、お蕎麦として理に叶った感を受けるメニューが多数。
この日の訪問はランチとなる為、蕎麦がメインにはなりますが
夕方を過ぎれば、お酒片手に蕎麦をつまむ方向けの、蕎麦前も充実。
蕎麦前については、上記メニューに加え、店内壁面にも多くの掲載があり、お酒のアテも欠かすことはありません。
この通り、メニュー豊富な「更科 斉とう」ですが、中でも注視したい一品となるのがこちら、
季節や期間限定で提供される、お勧めメニューとなります。
時期によっては、変わり蕎麦を更にグレードアップした変わり種を練り込んだものなども提供されており、毎度訪問する度、この限定メニューが魅力過ぎてしまい、レギュラーメニューにまで、手が伸びない程。
ちなみに、この日限定で提供されているのは「生桜海老のかき揚げ」。
言わずもがな、海老を大好物とし、海老のためなら犠牲を出すこともいとわない私にとって、この一品はテキストでありながらも輝いて見える程。
多数あるレギュラーメニューも気になりますが、ここはファーストインスピレーションを信じ、「生桜海老のかき揚げ」を天盛りで頂こうと思います。
更科 斉とう 季節の限定メニュー、生桜海老のかき揚げ 天盛りを頂きました
相当の繁盛ぶりに見えたものの、オーダーを手早くこなす姿を見る限り、この混雑が昨日今日のものではなく、日常であることが伺える、更科 斉とう。
仕事の速さを裏付けるかの如く、注文から待つこと10分弱で、早くも天盛りが到着となりました。
ズンッと構える、大ぶりなかき揚げ。
そして、お蕎麦の方は
店名通り、てっきり更科蕎麦が来るものかと思わせつつ、こちらはもり蕎麦同様の二八蕎麦となっております。
ではまずお蕎麦から頂いてみましょう。
ツルッとした喉ごしに、ほのかに感じる蕎麦の香り。
甘みはうっすら感じる程度ですが、こしがあり喉ごしも良好です。
続いて、そばつゆを付けて頂いてみますが、こちらは甘み強めながら塩味は控えめで、濃さを感じません。
となると、この蕎麦の旨味をもっともクッキリさせてくれるのが、
こちらの「塩」になります。
蕎麦の風味や旨味が、もっとも色濃く出てしまう調味料となるのが、塩。
塩を少量振って蕎麦を頂くと、蕎麦の持つ甘みや風味がハッキリしてしまう故に、塩の存在は誤魔化しの利かない諸刃の剣とも言え、お蕎麦屋さんは数あれと、蕎麦と共に塩を提供してくれるお店はそうありません。
少量の塩を振って、蕎麦を啜ると・・・蕎麦のみで頂いた時以上に、ハッキリとした甘み、蕎麦粉の風味が強く感じられます。
ネギや山葵といった薬味も捨てがたくはあるのですが、やっぱここの蕎麦は塩を振った時の味わいが最高潮。
通ぶってどうこう言う訳でもありませんが、ここ更科 斉とうのお蕎麦は、塩で頂くのが一番旨味を感じられる食べ方に思います。
お次は、かき揚げの方へと向かいましょう。
円柱形の豪快で大ぶりなかき揚げではあるものの、衣の粒が小さく、スッと箸を通すだけで一口サイズにホロッとほどける食べやすさ。
それにしても・・・
毎度思うんですけど、このタイプのかき揚げって、どう食べるのが正解なんでしょう?(笑)
このままの姿に、頭上から箸を一閃する、通称「岩山両斬波」式か。
もしくは、一旦転がし、端から小分けして頂く、通称「飛翔白麗」方式なのか。
それとも、頭からかぶりつき、男らしさを見せる事こそが由緒ある食べ方なのか…
というのも、こちらのかき揚げですが、衣が軽く粒も小さいので、橋を通すだけで一口サイズにはなるのです。
が、その反面、衣が散り散りになってしまうのが難点でもあって。
脂質を控えたい方には嬉しい仕様なのかも知れませんが、脂質を愛する身としては、散り散りになる衣すら旨味である故、一粒残さず頂きたいところ。
温かいお蕎麦であれば、そばつゆの中に浸った衣を頂くことも出来ますが、ざるとなると、そうもいかず、結果どう食べるべきか四苦八苦するものとなりました。
とは言え、見た目はもちろん、食べやすさ、中の具材へのアプローチ、そして美味さ。
間もなく旬を終える桜エビですので、恐らくこれが、今年最後の生桜エビを使ったかき揚げになるでしょう。
今だからこそ頂ける、風味の強さや甘さ、カラッと揚がった食感に至るまで、大満足させて頂きました。
蕎麦の旨さはもちろん、かき揚げに至るまで大満足させて頂いた、更科 斉とう。
ただ、唯一疑問を残すものとなったのが、食べ方の正解のみ分らない、円柱タイプのかき揚げ。
ご飯の上や、温かいお蕎麦ならまだしも、これをざるで頂く際に、どの様にして食べる事が、かき揚げを美味しく且つ、残す事なく頂けるのか、その答えは今日も見つからず。
かき揚げを最後まで余すこと無く頂く、更なる奥義を模索する日々は、まだまだ続きそうです。
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更科 斉とう
■さらしな さいとう
■ 住所:千葉県千葉市花見川区花園1-10-8
■ 営業時間:11:30~15:00 / 17:00~21:00
■ 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)