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【閉店】西千葉を代表する海鮮ランチ お食事処佐平 いくらに雲丹ひしめき合う、豪快過ぎる海鮮丼
2月最後の金曜日。
朝からニュース番組等を見ていると、どうやら「プレミアムフライデー」なんだとか。
加えてこの日は週末という事もあって、多くの会社員は給料日が重なることから、外食産業が賑わうなどの話題が情報番組を席巻。
私自身は、別に給料日でもなんでも無いのですが、朝から「ご馳走」の特集をされたことで
「せっかくだし、今日のランチは奮発してみよう」
といった気運に乗せられてしまうものとなりました。
とは言え、仕事も立て込んでいる時期なので、遠出もできず。
どこか近場で「ご馳走」が食べられないものか・・・と、記憶を掘り起こした結果、
西千葉にあるこちらの定食屋さん「佐平」にて、2月最後のご馳走ランチを頂くものとしました。
その外観から躊躇されるも、知る人ぞ知る西千葉NO1の海鮮料理店、佐平
西千葉駅を国道14号側に下車し、ロータリーから武蔵家方面へ、同通りを真っ直ぐ稲毛方面へと向かう左手に位置する、定食屋さん「佐平」。
外から見る限り、街の定食屋さんにしか見えない、こちらのお店ですが、入り口付近には
この様なお品書きが。
その外観からは計り知れないものの、実はここ佐平、知る人ぞ知る「海鮮料理」の名店となります。
ただ、名店の名にふさわしく、お値段も安価な焼き魚定食でも1500円~ 海鮮丼にもなると3000円前後!と名店らしい価格帯。
その為か、店外には値段の表示が無く、各料理の値段表記は店内カウンターにのみ記載されております。
しかし、そのお値段に恥じることの無い「豪勢な海鮮料理」をお腹いっぱい食べられる、名実ともに西千葉NO1の海鮮料理店となります。
ちなみに、この日ランチに訪れた時刻は11:40。
開店直後ではあるものの、本日給料日の影響からか、カウンター席はすでに満席。
この日はかみさんと2人での入店であったことも幸いし、少し広めとなる2階の座敷席へと案内されました。
※ 結果、一階カウンター内に記載のあるメニュー写真の撮影は出来ず…
昔の家を思わせる、急な斜面の階段を登り2階の座敷席へ。
なお、2Fにはおつまみ類とアルコール類のメニューのみ発見。
ビール1本630円、という価格からも想像出来る通り、外観からは想像出来ない「名店価格」であることが察し頂けるのではないでしょうか。
月末金曜日ということで、ちょっと奮発「海鮮丼(うに)」をオーダーしてみた
お昼前からお客さんの溢れかえる、西千葉の佐平。
私たちが2Fに通された後にも、次々とお客さんが訪れ、2F席もお昼を待たずに早くも満席に。
1階と2階を女将さんが慌ただしく行き来する中、
まずは、ランチ全品に付いてくる付け出し?の様な小鉢3種が到着。
左から順に、
・カニとワカメの酢の物
・ホタテのお刺身
・味噌田楽
となります。
味噌田楽は日によって、出汁巻き玉子と入れ替わることがありますが、その他二品については、佐平では定番となる小鉢。
定番小鉢とはいえ、見ての通りの豪勢なボリュームを誇っており、これをアテに昼からビールをたしなむお客さんもチラホラ。
佐平のメニューの中では、割と安価な焼き魚定食であっても、この小鉢三点が付いてくるのですから、1500円という価格帯にも納得です。
小鉢をつまみながら待つこと10分、先に到着したのはかみさんが注文した「鯖の塩焼き定食」となりました。
滴り落ちる脂の一滴一滴に、HDL(善玉)コレステロールを感じる、体にもお腹にも優しい焼き魚。
それでいながら、身はふっくらしており、凝縮された鯖の旨味が隅々にみなぎっております。
焼き魚定食だって、もちろん美味い。
が、しかし、今日の目的はあくまで「ご馳走」。
目にも美しい、非日常的なランチを頂くことで、1ヶ月間の労働に対する鋭気を養う。
それこそが「ご馳走」のもたらす役割である以上、焼き魚定食で満足出来ない私が注文したのはこちら
海鮮丼(うに)となります。
こちら、佐平には2種類の海鮮丼が用意されており、それぞれメインを
・イカ
・ウニ
よりセレクトすることが可能。
ちなみに、本日注文した「海鮮丼(うに)」のお値段は・・・3500円(笑)
ご馳走、と呼ぶにふさわしいお値段となりますが、その値段に見合うだけのポテンシャルではないでしょうか。
まずは、溢れかえるいくらゾーンから一口。
プチプチ弾ける甘み、醤油漬けの僅かな辛味がご飯欲をそそります。
白米のお供界のキング、いやクイーンと呼ぶべき存在。
続いてはマグロの赤身ゾーンへ。
こちらは僅かに醤油を垂らしつつ、わさびと共に頂いていましょう。
噛みしめる毎に、赤身らしい磯の香り、旨味が飛び出してきますね。
とろのような脂の旨味ではなく、赤肉の持つ力強さや肉肉しい旨味がグイグイ伝わってきます。
そして、次に狙うは・・・もちろん、ウニ。
普段なら、一房ずつチビチビいくところを、豪快に鷲掴みしながら、いくらと共に口の中へ。
・・・エクセレント!!
一切の臭み、苦みを感じない、鮮度の高さが際立った、甘み満点のウニ。
磯に漂う全ての旨味を、一身に纏ったかの様な、甘みと旨味の凝縮体。
ウニ本体でもおかずでありながら、この丼に置いては他の品をサポートする調味料役も担える、魚介界のオールラウンドプレーヤーとは、ウニの為にあるフレーズで違いありません。
※ 当然、そんなフレーズは存在しません
世のウニ嫌いを自負する人たち、全員の口に放り込み
「これがウニだ!!」と伝えてやりたい・・・、いやウニ嫌いには一生ウニ嫌いでいて貰う事により、彼らの手放したウニの全てが我が家に届けば良い。
そう願いたくなる程、久々に全身の毛穴が喜ぶ、鮮度に自信を持ったウニらしい甘みを堪能させて頂きました。
なお、こちらの海鮮丼には、上記に加えて蟹もトッピングされております。
しかし、これだけ盛られたウニ&いくらの前には、さすがの蟹もナリを潜めてしまう程、海鮮丼では無く「ウニイクラ丼」と呼称する方が正しいほどのてんこ盛り。
加えて、この日のお味噌汁には、大量の生海苔が具材として投入されております。
この生海苔も驚きのボリュームとなっており、味噌汁が飲み物では無く、食べ物と惑う程の大量投下。
3500円の丼を支える椀ものだけあって、ここにもデカ盛りサービスが見え隠れしております。
定食屋らしい外観からは想像出来ない、普段使いする価格帯、とは言いづらい価格設定となる、佐平。
ですが、そのお値段を払うにふさわしい、良い意味で「西千葉らしくない」クオリティの海鮮に舌鼓できるお店となります。
1ヶ月頑張った、自分自身へご褒美、労いを送りたい際には、ぜひご利用をお勧めします。
※ 外観通り、内装も「THE 定食屋」となりますので、デートや記念日でのご利用はお勧めしません(笑)
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佐平
■ さへい
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区緑町1-23-10
■ 営業時間:11:30~14:00 / 17:00~22:00
■ 定休日:日曜日