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花見川区の隠れ名店 大島屋 ぶ厚い激ウマかつ丼に遭遇!!
「美味いかつ丼を食べたい!!」
肉食メンズであれば、年に1度や2度訪れる、かつ丼への欲求。
一昔前であれば、かつ丼と言えば蕎麦屋の専売特許であったものの、豚カツ専門店の増えた今、どこかしこでかつ丼を食べる機会には恵まれます。
が、しかし。「それなりのかつ丼」には出会えるものの、心の底から感涙を覚える様なかつ丼に巡り会う機会は無し。
何かしらの罪を犯し、その罪を償うという荒行を経てでなければ、近場で美味いかつ丼に巡り会うことは出来ないのだろうか。
そんな事を考えながら、真にウマいかつ丼を探すこと数日、様々な検索を経て私のアンテナに止まったお店がこちら。
花見川区三角町にあるお蕎麦屋さん、「大島屋」となります。
国道16号からこてはし台方面 閑静な住宅街に佇む、町のお蕎麦屋さん 大島屋
穴川方面から国道16号を北上、千葉北インターを過ぎ、こてはし台方面へ左折。
千葉を代表する二大スーパースター、木村拓哉とマツコデラックスを排出した、犢橋高校の裏手にあたる住宅街。
民家に囲まれた町並みに突如現れるお蕎麦屋さん、それが「大島屋」。
なんの前情報も無ければ、間違いなく通り過ぎてしまうであろう程に、外観はごくごくありふれた街のお蕎麦屋さん。
が、しかし、「ありふれたお蕎麦屋さん」とは、明らかに異なる雰囲気が伝わってくるのが、店内の賑わいぶり。
私が訪問したこの日は、お昼を少し過ぎたあたりでしたが、店内はカウンター1席を残し全て満席。
ラスト1席に滑り込んだ直後に、次々とお客さんが訪れ、気付けば店外にて待つ人もちらほら。
ごくごく普通の町並みに佇むお蕎麦屋さんでありながらも、その人気ぶりからして「異質」であることが伝わってきます。
さて、気になるメニューの方ですが、
こちらは上記の通り、いたってオーソドックス。
お蕎麦を中心としたメニューの中に「開化丼」が存在するあたりに、年期を感じます。
この、「いたってオーソドックス」なメニューながら、全くオーソドックスでは無い人気メニュー。
それが、ここ大島屋さんの「かつ丼」なんだとか。
という訳で当然注文はかつ丼であり、上と並があるなら、ここは迷わず「上」をオーダー。
が、しかし残念なことに、この日は「上」が品切れになってしまったとのことで、仕方なしに並をオーダーすることに。
注文を終え、テーブル席にある別紙メニューに目を向けると
壁面メニューには無かった、「生ゆば」を発見。
天ぷら蕎麦に刺身、単品での天ぷらもあるみたいです。
軽めの蕎麦を注文していたなら、是非とも頂きたい所ですが、噂のかつ丼の真相を知らずして頼むのは早計、ということで今日の所は断念。
ちなみに、こちらの大島屋さんですが、店内外を読む見渡すと
こんな風情ある盆栽がお庭に飾られていたり、
また小上がりの上には、南部鉄器と思われる茶瓶が飾られていたりと、要所要所に歴史と趣を感じさせるお店にもなっています。
ただ昔から営業している老舗の蕎麦屋さん、というだけで無く、ご主人(?)のセンスの良さが要所へ滲み出ている感を受け、かつ丼に対する期待値も高まるばかり。
蕎麦屋でありながらお客の大半が注文、専門店をも凌駕する『絶品かつ丼』がついに登場
満席が続く店内の様子を伺っている間に気になったのが、ホールを担当しているスタッフさんの動きの良さ。
家族経営の様に見受けられるお店なので、ご主人の娘さんでしょうか、それとも息子さんのお嫁さん?
関係性は良く分りませんが、ホールで仕事をこなす女性のスタッフさんが、とにかく良く動く。
テキパキとテーブルの片付けをしながらも、他のお客さんの様子も見ており、グラスが空けばお水を足し、外で待つお客さんの人数を確認しつつテーブルをスタンバイ。
それ以外のスタッフさんも、全員愛想良く、説明なども丁寧にしていただけ、食べる前から早くも「大島屋」のファンになりつつあります。
そんなこんなで、注文から待つこと15分ほどでしょうか。
ようやく、期待に期待を膨らませていた「かつ丼(並)」が到着いたしました。
眼下に現れたかつ丼、まず目を見張るのが豚カツの分厚さ。
500円玉ほどはあるんじゃないか、という厚切りのロース肉ながら、中までキレイに火が通っております。
もう一枚、別アングルから。
丼に蓋をしようにも、出来ないほどにぶ厚く陣取った豚カツ。
この画ヂカラだけでも、その滴る肉汁、肉の柔らかさが伝わってきます。
という訳で、まずは豚カツを一口。
卵でとじられていながらも、表面の半分にはサクッとした衣の食感が残り、残る半分には出汁の甘さが染み入っていますね。
絵面だけでも分りきっていた脂のウマサは想像以上で、噛みしめたとして、飲み込むのが勿体なく、思わず躊躇するほど。
そして、この厚さで火を通しているというのに、全く損なわれていない肉の柔らかさ。
前歯と奥歯、数本を無くしたとしても、悠々かみ切れてしまうほどの柔らかさを持ちながら、これだけの厚みを誇る豚肉には、そうそう出会えません。
これだけ極上な豚カツに迎え入れられ感動するものの、これはまだ「並」であって、この上を行く「上」が待ち構えているのだから、もう生唾が止まらない。
帰り際に聞いた所、この日の豚肉は千葉県産のなんとか豚だそうです(完全ド忘れw)。
ちなみに「上」になると、これよりも更に厚く、大きなリブロースが使われると言うのだから、食の探求を続ける以上、ここで満足するわけにはいきません。
カツをとじている卵も、1つが先に出汁と絡みご飯へ味付けを施し、後載せされたもう一つの卵が豚カツを包む、銀座の名店「梅林」と同様のスタイル。
しかし、ここ花見川区の大島屋であれば、梅林とも負けず劣らずなかつ丼が、およそ半額で頂けるのだから、その付加価値は只者じゃありません。
それぞれ火の入り具合が変わる卵がコラボすることにより、単体では作り出せない甘み、旨味、食感が加わってきます。
そしてこのかつ丼から伝わる感動を、最後まで持続させた要因となるのが「お米」の存在。
写真上でも、キラキラピカピカと輝いている白米ですが、普通丼物になると、水分が増してしまい水っぽくなりがちかないですか。
ところが、このかつ丼に盛られるご飯は、最初から最後まで水っぽさを出さず、粒のひとつひとつが立つほどの炊き上がりとなっているのです。
カツをとじる出汁の甘さ、量が控えめに済んでいるのも、お米単体でも驚くほどの甘みが感じられるからでしょう。
結果、出汁でびちゃびちゃになることもなく、それでいて甘みが伝わるご飯の美味しさこそ、最初から最後までこのかつ丼を飽きること無く、美味しく頂ける理由でしょう。
「かつ丼」と聞くと、どうしても豚カツにばかり目が向いてしまうものの、かつ丼を構成する
・卵
・出汁
・ご飯
に至るまで、全ての面に妥協が無く、それぞれの組み合わせに於ける最良の状態を作り上げたこの一杯は、絶品の称号を掲げるにふさわしい一杯。
当然、あれだけの厚さを誇る豚カツですから、ボリューム面にも不足は一切無し。
千葉では長らく巡り会うことの無かった究極のかつ丼、その品にとうとう出会った感動もひとしお、これをも凌ぐ「上」かつ丼への期待値に胸膨らむ一日となりました。
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大島屋
■ おおしまや
■ 住所:千葉県千葉市花見川区三角町463-13-21
■ 営業時間:11:15~14:00 / 17:00~19:00
■ 定休日:木曜日