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JR東千葉駅から徒歩15分、中央区道場の鶏料理専門店 せん吉にて頂く、優しい味わいが五臓六腑に染み渡る水炊き&濃厚鶏雑炊を堪能!

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千葉市内随一の渋滞エリアとなる、高品交差点から126号を結ぶ大通り。

同通りを高品から126号方面に進み、県知事公舎あたりに差し掛かった所にお店を構える、鶏料理の専門店「せん吉」。

※ 訪問時が大雨のため、店外の写真が撮れなかったので、ストリートビューより引用

 

鶏料理の専門店ながらランチでは「鶏白湯ラーメン」を提供している事でも有名なせん吉。

私もランチには数度、お邪魔していたのですが、要であるはずのディナーはこれまで未訪問。

という訳でこの度は、せん吉のディナー帯に初訪問してみることに。

鶏料理専門店のせん吉、ディナー帯は鶏すき&水炊きをメインにした鶏づくし

ここせん吉のランチで提供されているラーメンというのは、鶏白湯。

この鶏白湯ラーメンが提供されるきっかけになったのは、同店の夜に出される「水炊き」の〆に麺を入れた際、それを食べたお客さんが

「ランチにこのラーメンを食べたい!」

と口にしたのがきっかけだったとか。

(何年か前に、店主さんからそう聞いた覚えが)

 

近隣には鶏白湯を提供するラーメン店の多い場所ながら、ランチ時には多くのお客さんを集め、鶏料理店の二毛作とは思えない水準に仕上がっているラーメン。

ですが、この味を産み出しているのは、同店夜のメインメニューである「水炊き」に他なりません。

 

そんなわけで、水炊きを主役として伺った、初の「夜せん吉」ですが、

水炊きだけで無く、鶏すきも提供中とのこと。

 

ちなみに、接客してくれたスタッフさん曰く

「水炊き&鶏すきは量が多いので、人数の1/2人前で注文するのがベター」

「それ以外に、焼き鳥や小鉢などのおつまみを注文する方が多いですよ」

など、画像が無くボリューム等のイメージが沸きづらい難点を、しっかりカバーしてくれます。

 

また、上記のメインメニュー以外に、

同じく、鶏を使ったおつまみメニューも発見。

薬研のなんこつや砂肝炒め、ついにはレバニラなども。

 

鶏好きとしてはどれも惜しみなく頂きたい所ではありますが、今日のメインは水炊き。

という訳で、水炊きを主役に据えながら、いくつかおつまみを注文してみる流れで行ってみます。

千葉市を代表する鶏料理の専門店、せん吉 鍋以外にも鶏料理が多数!

お酒の注文後、まずお通しとして出てきたのがこちら。

鶏の専門店でありながら、一品目には早くも鶏以外が登場(笑)

サーモンのマヨネーズソース和え、といった所でしょうか。

(正式名称は分りませんが)

とはいえ、脂が乗りすぎず、さっぱりした味わいとなっており、これから来るであろう料理を楽しみにさせてくれます。

 

続いて2品目にお目見えしたのがこちら、

蟹サラダとなります。

キュウリ、玉ねぎ、レタス、トマトといったオーソドックスな野菜、そして上には蟹のほぐし身。

名前通りのシンプルなサラダとなっておりますが、これから押し寄せてくる重厚な鶏の旨味に備えるにあたり、程良いサッパリ感を頂きました。

 

続いて登場したのが、3品目となる串焼き、

こちらは、ネギマと胸梅肉和えを2本ずつ、

 

そして、4品目には

鶏ヤゲンなんこつの梅肉和えとなります。

 

串焼きはシンプルな塩で頂いたのですが、はち切れんばかりにプリッとした鶏の弾力が最高。

ネギマではあるものの、ネギは控えめで鶏をメインとし、炭火の香ばしさが最高ですね。

 

そんな串焼きを凌ぎ、終始手を付けてしまったのが、鶏ヤゲンなんこつの梅肉和え。

梅肉の酸味となんこつの食感、骨身に付いたお肉とのコラボが酒のアテには秀逸。

これひと皿あれば、4時間は飲めそうな程に、お酒の進む絶品おつまみとなりました。

ランチを凌ぐ鶏の旨さが味わえる水炊き、更には炭火焼き牛ステーキも!

そんなこんな、小鉢やおつまみを頂く間に、徐々にメインが登場し始めます。

まず1品目のメインとして出てきたのはこちら、

ここ「せん吉」、夜の新メニューとして加わったばかり(らしい)となる、炭火焼き牛ステーキ。

鶏の水炊きを主役に抜擢したものの、ステーキを炭で焼いてくれると聞かされたからには放置することは出来ません。

 

家族3人での訪問なので、量もそこそこイケるのではと踏み、ここはメニュー上でお勧めされている300gをオーダー。

遠赤外線効果でジンワリ火の通ったお肉は、固くなることなく、柔らかくジューシーに仕上がっています。

 

食べ方には、わさびや塩がお勧めされますが、何も付けずそのままで頂いた方が、炭の香りや脂の旨味がジンワリ味わえました。

炭で焼かれているので、余分な脂は落ちているのですが、しつこい味が苦手な方ならわさびも美味しいですね。

※ 余分な脂すらも必要に駆られる私は、わさび無しの方が好きですが

 

串焼き、おつまみ、ステーキと頂きながら、経過すること30分。

いよいよ本日の主役である「水炊き」の準備が整った模様です。

上記は1人前の具材となるのですが、1人前と言いつつも、各肉の部位は2きれずつ。

人数の1/2人前を注文するとちょうど良い、と言っていたのはこういうことらしいですね。

 

ちなみにお鍋は、終始スタッフさんが手がけてくれますので、お客はなにもせずOK。

素人が余計な手出しせず、プロに任せた方が安心して美味しく頂けるものの、その過程を撮影できない点のみ少し残念…

 

そんなわけで、盛り付けにいたるまで手がけて頂いた、一杯目がこちら。

ブルブルしたコラーゲンが、写真上からも伝わってくる鶏の手羽なかとつくね、そして野菜達。

まずスープから頂いてみると、ジンワリ染み出る鶏の旨味、そして野菜の甘みが優しく広がります。

このフレーバーのガムがあったら、1日中食べてても飽きない程、しつこさを感じない優しい甘さが強調されています。

 

そして主役の鶏肉ですが、パッツンと音を立てそうなほど、ジューシーな鶏皮の旨さ!!

ほろっと骨から落ちてしまうほど、柔らかく仕上がっている鶏身も弾力あって絶品。

それらを差し置き、クセになる食感と鶏味が凝縮されたつくねは、間違いなくこの鍋の主役でしょう。

 

どちらかと言えば、強めの味が続いた1杯目の水炊きですが、2杯目によそって頂いたのがこちら。

今度は、脂控えめな胸肉とネギ、そして豆腐の三重奏となります。

1杯目に比べ、長い時間旨味を吸い続けてきた胸肉ですが、それだけの時間、鍋に埋まっていたというのに、身は固くならず程良い弾力に仕上がっています。

 

それ以上に、旨味を爆発させてくるのが、ネギと豆腐。

気持ち薄めに感じた鶏スープですが、時間の経過と共に濃さを増し、その段階を全て吸収してきたネギ&豆腐は鶏の旨味がぎっしり。

淡泊な胸肉と共に頂くと、異なる食感、風味も加わるなど、配膳される一杯一杯にもちゃんと「意味」があることが伝わってきました。

 

焼き鳥にステーキ、水炊きまで頂き、だいぶお腹も落ち着いてきたものの、ここからがいよいよ佳境。

水炊きの〆と言えば・・・そう、雑炊です。

 

当然、こちらもスタッフさんが全て手がけてくれるのですが

当初、水炊きで頂いていたスープと同じものであるはずなのに、雑炊として仕上がるスープは、最早別物。

時間を掛け、じっくりと煮詰められた結果かとは思うのですが、濃縮に濃縮された鶏の旨味がぎっちり詰まっています。

 

そこに投入されるご飯は、その旨味を全て吸い上げており、噛みしめるごとに滲み出る鶏エキス。

ここまで頂いてきた各料理もさることながら、全てはこの「水炊きの〆雑炊」を美味しく頂く為の伏線、と言っても過言じゃ無いほど。

全ての鶏が集約される、この〆雑炊こそ、本当に味わうべき一杯であり、そこまでのペース配分を逆算した注文が要求される。

 

改めて考えれば、最初に

「水炊き&鶏すきは量が多いので、人数の1/2人前で注文するのがベター」

とお勧めされたのも、ここまでの伏線を逆算した一言であったことが伺えます。

 

鶏1羽の旨味、その全てを残す事なく味わえた、せん吉の水炊き。

次回は「鶏すき」を食べてみたい気持ちはあるものの、忘れることの出来ない程に旨味の詰まった雑炊とも出会ってしまいました。

 

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せん吉

■ せんきち

■ 住所:千葉県千葉市中央区道場南2丁目15-4

■ 営業時間:11:00~14:30 / 17:00~22:00

■ 定休日:月曜日、第3火曜日

 

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