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モノレール桜木駅近くのラーメン壱喜 パーコー麺に惹かれ初訪問・・も、絶品チャーハンに衝撃!
※ 本日より通常版「千葉の食べ歩き」に復帰します
2月後半に、小倉のドラゴンファームへいちご狩りへ行った帰りのこと。
小倉台界隈でランチのお店を探していると、記憶には無いラーメン屋さんを通り沿いで発見。
千葉市内でも数多くのラーメン店があるのは百も承知なので、そこまで深く気に留めなかった・・・
のですが、良く見ると店外の張り紙に「パーコー」の文字が!!
少し前にも記事にした通り、数あるラーメンのトッピングの中でも、パーコーは私にとって別格なトッピング。
調理の手間などもあってか、提供するお店が少なくなった昨今、パーコーを見つけた暁には、飛び込みたい衝動に駆られてしまうのです。
そんなこんなを経て、お店の発見から数日後に訪問したのがこちら、
モノレールの桜木、小倉台両駅のほぼ中間、的な距離に位置する「ラーメン壱喜」へ初訪問して参りました。
昔ながらのラーメン店な趣漂う、ラーメン壱喜 しかし・・・寒い
事前に開店時刻を調べておいたため、ほぼオープンと同時となる11:30過ぎに入店。
場所柄もあってか先客はなく、店先にある駐車場へも問題無く停車出来ました。
店内の雰囲気としては、雑多に積まれたマンガ本、広めのコの字カウンター、赤い丸椅子などなど
どこからどこを採っても「THE 昭和のラーメン店」な雰囲気を醸し出しております(良い意味で)。
昭和ノスタルジーを感じる店内こそ、趣があって悪くはありません。
・・・が、とにかく寒い。
この日は晴天ではあるものの、外気温は7~8℃。
にも関わらず、お店のドアは開けっぱなしにされており、何故かエアコンも未稼働。
開店直後に訪問することで、混雑帯を避けられるメリットはあるものの、店内が暖まっておらず冷え冷えする事は何度も経験していますが、この寒さはちょっとやそっとでは語れない程に寒気が溢れかえっております。
きっとこの寒気も、麺を美味しく頂く為のアクセントの1つなんだろう、と無理矢理ポジティブに捉え、まずはメニューへ。
醤油や味噌を中心とした、オーソドックスなラーメンが主流かと思いきや
・味噌納豆ラーメン
・あんかけもやしそば
などといった「攻め」のメニューも存在しております。
※ ちなみに私、地味に納豆が苦手だったりします
上記メニュー以外にも、店内のホワイトボードには、
・担々麺
・ピーマン細切り麺
・あんかけ白菜ラーメン
・ゴマ辛つけ麺
などのメニューを発見。
予想外(?)なレパートリーの広さに興味こそ持つものの、目的は当然、パーコー麺しかありません。
という訳で、初訪問ながら冷え冷えした店内に、さも常連の様な顔つきを浮かべつつ
「パーコー麺を1つ、あと・・・半チャーハンを」
以上2品をオーダーすることに。
目的であったパーコー麺 それ以上にチャーハンの旨さが際立つ一食
かつては「町の中華屋さん」の代名詞であった、半チャーハン。
ところが、最近のラーメン店に於いては、白米にチャーシュー等のトッピングを乗せるだけで提供できる、チャーシュー丼が台頭しており、人気店であればある程、チャーハンの提供率は下がるばかり。
中華の専門店ならともかく、ラーメンをメインにしているお店に於いて、普通サイズのチャーハンならまだしも、ハーフサイズで割安提供せねばならない「半チャーハン」は厄介な存在なのでしょう。
手間も苦労も伝わる半チャーハンだからこそ、存在を確認したからには、その灯火が町のラーメン店から姿を消さぬよう、半チャーハンを注文せずにはいられない衝動に駆られるのです。
まあ、要するに「チャーハンが好き」な私にとって、その存在が確認出来ただけでも好印象。
加えて、ラーメンにパーコーをトッピングできるとあらば、それだけでも加点してしまいたくなるメニュー構成と言えます。
・・・ただ、寒い。
普通のお店なら、入店と同時にコートを脱ぐものの、入店から10分が経過するも、エアコンは相変わらず切られたままで、未だ体は暖まらず。
火を使っている厨房にいる店主さんには、客席側の染み入る寒さが伝わっていないのかも知れません。
この寒さこそが、ラーメンを美味しくする最後の仕上げ調味料になるのだ、と自分に言い聞かせ、今か今かと小刻みに震えながら待つこと10分、
パーコー麺&半チャーハンが到着致しました。
寒さに震える手で、しっかりレンゲを握りつつ、まずはスープから。
クセのない、アッサリ系の和風だし。
魚介系ではあるのですが、エグミ等も感じないので、煮干系ではなく、鰹か鯖か・・・
詳細は分りませんが、魚介出汁をメインにした、良い意味で飽きを感じない、昔ながらの中華そばを彷彿とさせます。
続いての麺ですが、
こちらは良くも悪くも、主張が控えめな縮れ麺を使用。
「昔ながらのアッサリ中華そば」を想像させる麺としては、ある意味大正解。
脂の重たさや濃厚感を受けず、飽きること無く毎日でも食べられるラーメン、という枠組みに於いては、実に理に叶った選択と言えます。
ただ、近隣に住むお客さんが毎日訪れるのであれば、それも正解なのでしょうが、今時、毎日同じラーメン店に足を運ぶお客さんがどの程度いるのか。
また、昔ながらの味を懐かしむだけでなく、今の流行り、味覚に慣れ親しんでいるお客さんも取り込もうと考えるのなら、麺なりスープに、もう一工夫あっても面白いのかも知れません。
とは言ってみたものの、私にとっては「パーコー」の存在が、すでに一工夫(笑)
続いては、私の中での主役とも言えるパーコーを頂いてみます。
揚げたてでカリッと仕上がっている前面、アッサリしたスープを吸い、衣に旨味を纏った後面
異なる2種の味を一度に堪能出来る、正に王道的なパーコーですね。
使用している豚肉は、脂が少なめとなっているので、アッサリスープの邪魔にもならず、トッピングとしての機能も良好。
ラーメン単体であっては物足りなさを感じてしまったものの、パーコーまでを含めて完成形と考えれば、私的には大満足な一品と言えます。
しかし、そのパーコーをも凌駕し、私がうなり声を上げたのがこちら
半チャーハン、となります。
見た目にはどうって事の無い、シンプル系チャーハンなのですが・・・
予想外に、チャーシューが具沢山、そして美味い!
そして、私好みのシットリ系仕上がりながら、胡椒多めの味付けも、また好みのど真ん中。
ラーメンのスープがアッサリだけに、一層チャーハンの味付けが引き立つ、このバランスには光るものを感じずにはいられません。
ラーメンのセットとして350円で提供される半チャーハンながら、このクオリティは想定外の好感触となりました。
パーコー麺を目的として伺った、ラーメン壱喜でしたが、パーコーもさることながらチャーハンのクオリティに感激する結果に。
今後、パーコーを食べたくなったタイミングでの候補に挙がることはもちろん、チャーハンを目的としても訪れたいお店の発見に至りました。
ただし・・・寒いので、防寒対策だけはお忘れ無く(苦笑)
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ラーメン壱喜
■ らーめんかずき
■ 住所:千葉県千葉市若葉区若松町2123-11
■ 営業時間:11:30~15:00 / 17:00~23:00
■ 定休日:無休