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【閉店】千葉そごう10階、旭川の人気ラーメン店 梅光軒 千葉限定の鮭玉を食べてみた

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1月も終わりに近づいてきたことで、恒例となる恵方巻の予約に千葉そごうへ。

ついでに、そごうのレストラン街でランチを済ませていこうと思い、この日立ち寄ったお店がこちら

2年程前に千葉そごう10階へオープンした「梅光軒」となります。

 

以前は同じ旭川の老舗ラーメン店、「山頭火」があった場所に昨年オープンしながら、これまで2年以上未訪となっていた梅光軒。

未訪問であったことに、これといった理由も無いのですが(笑)

敢えて挙げるとすれば・・・デパート内にオープンする有名店って、あまりイメージ良くないんですよね。

 

本店はきっと美味しいのでしょうが、そのクオリティに追随しているとは思えないレベルの劣化版に成り下がっているというか・・・

とは言え、先入観で判断するのは宜しくありませんね、行ってみましょう。

ミシュランにも掲載された、旭川を代表するラーメン店 梅光軒 千葉そごう店 

日本中のラーメンを食べ歩くトッププロと比べれば、千葉以外のラーメン店を殆ど知らない私など、足下にも及ばない存在・・・

なのですが、そんな私ですら、名前を聞いたことのある有名店となるのが、旭川の梅光軒。

 

その梅光軒が、関東での2軒目として進出した先が、何故かの千葉そごう10階。

地元民としては有り難い話ですが(オープンから2年も放置しておいてナンですが)、一体何故にこの土地を選んだのか、少なからず疑問を感じてしまいます…

 

まあともかく、メニューの方から見ていきましょう。

旭川ラーメンと言えばもちろん、

醤油ラーメンになるのかと思いきや、味噌に塩に塩バターと、バリエーションは意外にも豊富。

 

加えて、こちらはトッピングの扱いになるのかと思われますが、

ガッツリ乗った野菜や、モリモリのチャーシューも用意がある模様です。

更には、全メニューに麺が半分となるハーフサイズもあるみたいです。

 

旭川=醤油と決めつけていた身には、思いのほか多い選択肢に悩まされている所へ、こんなメニューも登場。

千葉店の限定メニューとなる

・野菜チャーシュー ・・ 1,600円

・鮭玉(醤油のみ) ・・ 950円

こちらのメニューも発見。

 

ただ、鮭玉の950円は納得として、野菜チャーシューの1600円は、いささかやり過ぎですねえ。

まあ、通常トッピングのチャーシューが2枚で220円、それを6枚追加で660円と言われればそれまでですが(笑)

 

といった具合にバリエーション豊富なメニューに惑わされてみましたが、

こんな看板も発見してしまいましたので、ここは人気ランキングに則り、鮭玉をオーダーしてみるものとしました。

梅光軒 千葉そごう店限定メニュー、鮭玉をオーダーしてみた

この日の入店時刻は、11:10。

開店から10分後ということでお客さんは先客を含め4名程。

 

平日とは言え、千葉そごうのランチ帯の人混みを考えれば、まだまだ余裕ある時間帯という事でしょうか。

注文からわずか5分程で、オーダーの品が到着となりました。

こちらが、梅光軒千葉そごう店限定となる、鮭玉となります。

ベースのスープは醤油となり、海苔の上に乗っている粉が鮭より作られた魚粉(鮭粉?)ということでしょう。

玉は味玉を指すもので間違いないのでしょうが、何故この鮭の魚粉に味玉なんでしょうか。

 

まあ細かいことは後にして、早速スープから頂いてみます。

ベースとなる豚骨に、昆布等の魚介が加わったダブルスープ、見た目程に油はキツくなく、アッサリ目の味わいになります。

いわゆるこれが、「コテアッサリ」ということなんでしょう。

醤油も甘みがあり、角が立っておらず、飲み口優しい味わいになっています。

 

良くも悪くも、老若男女が安心して美味しく頂けるスープですが、その反面、優等生過ぎてしまい、ラーメン好きとしてはもうちょい個性を感じたくもあります。

まあ、そごうの10階という立地を考えると、変に尖った個性を見せるより、優等生タイプの方がウケが良いのかもしれません。

 

では続いて、麺の方にいってみましょう。

こちらは、中細の縮れ麺となっております。

気持ちボソッとした食感を受けますが、小麦自体の香りや味わいが強く、これは結構好きかも。

スープの味わいがシンプルなだけに、絡みが良い上に小麦の味わいも感じやすくなっています。

 

さて、この優等生スープに浮かぶ魚粉・・・いや、鮭粉。

こちらが広がった時に、一体どんなマリアージュを見せてくれるのでしょうか?

 

全体へと広げ、再度スープを頂いてみます。

先ほどまでとはうって変わり、豚骨の味わいよりも前面に鮭が突出してきます。

以前にそごうの北海道物産展で、鮭節のスープを頂いたことがありましたが、アレに一層のコクと旨味を加えた味わい、でしょうか。

 

意見の分かれる部分にはなりそうですが、鮭を強く感じるという意味では、北海道らしい素材の活きたスープへと味変されます。

ただ、その味変が「鮭」である必要があるのかどうか、と考えると・・・これもまた難しい(笑)

まあ、嫌いじゃ無いですけどね、こういった味変も。

 

ただ、気になってしまったのが、トッピングのメンマ。

こちらは、いわゆる枕木というのでしょうか、かなりの極太インパクトを与えているのですが・・・

メンマ自体の味わいが薄いというか、食感のみで旨味を感じませんでした。

 

保存等の問題か、鮭粉に舌を惑わされた故かも知れないので、ハッキリしたことは言いづらいのですが

このサイズ感あるメンマなら、もっとハッキリした味わいを感じたいところなのに、食感以外の存在を感じなかったのが寂しく思います。

 

また、チャーシューに関しても食感が宜しくなく、このチャーシューで2枚220円をトッピングするか?

と尋ねられると、これはちと厳しいですね。

 

こちらの店舗で、どこまでの手を加えているのかは解りませんが、店頭に燦然と輝く

「ミシュラン掲載店」の名誉を感じられるか、といえば・・・

まあミシュランに掲載されたのは、ここ千葉店では無く、旭川の本店ですしね。

 

ミシュランにも掲載された、旭川の人気店、といった色眼鏡を掛けずに見れば、相応に美味しいお店と言えます。

加えて、客単価の高いお店が並ぶ千葉そごうという立地ながら、750円からラーメンを頂ける訳ですから、その賃料に合せたコストの軽減や、客層に合せた味付けの平均化を考えれば、十分なクオリティにも思います。

 

ただ、そうは言っても「ミシュランにも掲載された、旭川の人気店」という色眼鏡は実際付きまとってしまいますし、その名誉に期待を寄せない訳にはいきません。

私個人の意見だけで言ってしまえば、賃料の影響で多少価格が上がったとしても、旭川の人気店「梅光軒」らしい、本気の一杯を食べてみたく思います。

 

とは言え、実際にお店を営業する側からすれば、デパートに出店する以上お客さんの母数が求められますし、特定層だけをターゲットにするなんてあり得ませんしね。

例え人気店とは言え、賃料の高いテナントへ出店することが、いかに難しいのかを考えさせられる、そんな一杯でした。

 

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【閉店】梅光軒 千葉そごう店

■ ばいこうけん ちばそごうてん

■ 住所:千葉県千葉市中央区新町1000 そごう千葉店 10F

■ 営業時間:11:00~22:00

■ 定休日:そごうの定休日に同じ

 

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