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【閉店】高品に11月オープンの新店 打木ラーメンにて頂く、焦がしにんにく香る塩ラーメン
11月の後半、千葉のラーメンブロガーやTwitterの多くが、外房の人気店、
「麺屋マスターピース」の千葉市進出に関する話題で盛り上がっていた頃。
その1日前に、高品交差点から少し裏道へ入った所に、新たなラーメン店がオープンしておりました。
その名も「打木らーめん」。
名前からはどんなラーメンを提供するお店なのか、一切感じ取れず、また事前情報も無い新店。
加えてお店の場所は、高品交差点から51号方面に向かう大通りを、一本中へ入った通りになります。
(イメージとしては、同通り沿いにある「ココス」の裏側になります)
Googleマップを見て気付いたのですが、以前は居酒屋だったテナントが、今月21日にラーメン屋さんとしてオープンした模様。
とはいえ、新規でお店を立ち上げるには、駅チカでもなければ大通り沿いでもない、ごくごく閑静な住宅街。
加えて近隣には梨の花や杉田家、武蔵家などの強豪店が建ち並ぶ中で、新規に開店するとは・・・
いずれにせよ、どうせ近所なら行ってみた方が手っ取り早い、という訳で早速訪問してみることに。
ちなみに、お店の駐車場については未確認ですが、店舗より30mほど進んだ通り沿いに
上記のコインパーキングがありますので、車でお越しの際には、こちらの利用がお勧めとなります。
醤油、味噌、塩、つけ麺と、ソツナク全ジャンルを取り揃えた打木ラーメン
という訳で、車をパーキングに止めてお店の方へ。
この日の訪問時刻は12:30、しかも土曜日と言うことで飲食店にとっては掻き入れタイム。
ラーメン店の多い大通りすぐ側とは言え、通りからは引っ込んでしまった住宅街にお店を構える打木ラーメン。
加えてオープンからまだ数日、といった状況も合わさってか、私が訪問した時点でのお客さんはおりませんでした。
では、気になるメニューですが、
醤油ラーメン650円を皮切りに、味噌、塩、油そば
更にはつけ麺、黒チャーハン、餃子まで幅広く揃えており、オープン直後のお店ながら、ラインナップは多彩ですね。
ただ、メニューにはベースとなるスープや一押しメニューに関する表記はなく、ソツナク全方位をカバーする反面、方向性に悩んでいる感も受けました。
また現在は、オープン記念と言うことで
麺ふた玉の大盛りサービスを無料で受けられるとのこと。
無料の大盛りか、はてまた黒チャーハンか、これは悩む所ですね(笑)
なんにせよ、ひとまずは店内へ入店。
元々は居酒屋だったお店を改装した店内は、カウンター席が中心。
入り口手前のスペースについて、現在はロールカーテンで仕切られていましたが、元は恐らく、小上がりだった様に思います。
オープンしたての店内だけあって清潔感に溢れており、またラーメン店としては珍しく、BGMにはJAZZが。
お店で出しているビールも、国産ではなくギネスが提供されているなど、要所に店主さんのこだわりが感じられます。
黒マー油香る塩ラーメンと、たまり醤油を使った黒チャーハンをオーダー
さて、この日のオーダーですが、店内に獣骨系のスープ臭を感じたため、同スープとの相性良さそうな「焦がしにんにく香る塩ラーメン」を注文する事に。
また注文時に、現在はオープン記念で麺の増量が無料とのことでしたが、もう一品気になっていた品となる「黒炒飯」の小サイズをオーダーしたく、麺は普通サイズで注文させて頂きます。
注文を終えると同時に、店主さんと奥様?(と思われる注文を受けていた女性)が一斉に仕事をスタート。
オープンしたてではあるものの、一連の手際良さを見るからに、いずれかのお店で修行を積まれていたのかも知れません。
他にお客さんもいない時間帯なので、せっかくならお店の情報やご主人の経歴など、色々聞いてみたい所ではあるものの、いかんせん私は人見知りな気質でして。
初訪問したお店の店主さんに、なれなれしくアレコレ聞き出す社交性も無く、ただただ大人しく、ラーメン&炒飯の到着を待つことに。
そんな感じに待つこと5分、まずはラーメンが到着となりました。
遠目からでも感じる、焦がしにんにくの食欲誘う香りがたまらんですね。
ではまず、黒マー油の浸食少ない、デフォのスープから一口。
スープは鶏と豚のWでしょうかね、クセが無く、それでいて旨味はしっかりしていて優しい仕上がりです。
塩だれもキツすぎず、幅広い層が食べやすいスープになっています。
では、続いて黒マー油エリアを浸食させて、再度スープを。
ガツーンと来るにんにくの香り、これが漂う塩のスープは久々・・・というか、近所には無い味ですね。
真新しい訳では無いものの、最近の流行りにも傾倒しておらず、店主さんの実直さが感じられます。
続いて、麺の方ですが
こちらは中細のストレート麺が使われています。
スープとの相性はまずまず、ですね。
その他トッピングには、チャーシュー、メンマ、もやし、煮卵、そして海苔とこちらもシンプル。
どれもそつなく美味しかったのですが、煮卵がちょっと緩かった様に感じます。
好みの問題かも知れませんが、箸ですくうと崩れる程の柔らかさだったので、もうちょい固い方が食べやすく感じました。
続いてご登場となったのがこちら、
黒炒飯(小)、お値段280円となります。
値段の割にボリュームもあり、ラーメンとセットにするなら食べやすいサイズが嬉しいですね。
では早速、炒飯を頂いてみます。
たまり醤油で味付けされたこちらの炒飯、色合い程、味の濃さを感じず塩加減も抑えめ。
それでいながら、醤油の甘みがしっかり活きており、また具材の細切れチャーシューが良い食感を出しています。
ただ、この日私は、ラーメンを「焦がしにんにく」にしてしまったため、主張強めのスープが合わさると、どうしても炒飯の味が薄く感じられてしまいました。
炒飯単品で頂くなら、これ位の加減がベストにも思えますが、ラーメンのスープ次第で、アチラを立てればコチラが立たず・・・といった具合になるたまり醤油は、加減が実に難しそうです。
むしろこの炒飯なら、大サイズを注文して、セットで餃子・・・なんて選択も面白いかも知れません。
ラーメン店激戦区、とも言える高品エリアに新規オープンした「打木ラーメン」ですが、近隣のどの店とも競合しない、実直で真面目なラーメンといった雰囲気を感じました。
良くも悪くも、近隣のお店はパンチが強いラーメンが多いだけに、ラーメンフリークでは無い一般の方なら、こういった「安心できるラーメン」の方が好まれるかも知れませんね。
ただ、近隣の方を対象にするのであれば、子育て家庭の多いエリアでもありますので、子供向けのメニューなんかあると嬉しくも思いました。
また、ラーメン店でありながら、ハイネケンやギネスビールを提供するあたり、ご主人にも相当なこだわりがある様に感じます。
現時点では、そちら側へのこだわりがラーメンに反映されていないようにも思いましたので、今後の展開に注目したい所です。
加えて、後日聞いた話によると、こちらのご主人は「松戸大勝軒」で修行をされていたとのこと。
となると、つけ麺や醤油ラーメンも食べてみたくなりましたので、また近日中に訪問してみたいと思います。
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【閉店】 打木ら~めん
■ うちき(うつぎ?)らーめん
■ 住所:千葉県千葉市若葉区貝塚町2035-19
■ 営業時間:11:00~14:00 / 18:00~22:00
■ 定休日:火曜日