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京成勝田台駅の人気店、中華ソバ 篤々 (とくとく)で気品漂う特製煮干ソバ
最近、Twitterや雑誌等でも頻繁に目にする様になった、八千代市勝田台のラーメン事情。
私の事務所も勝田台にあるものの、事務所に足を運ぶのが年数回しかなく、話題になっているものの未訪のお店が多く、ブックマークばかりが溜る一方。
そんな中、数日前の晴れた日に、勝田台の事務所へ
「スリッパを取りに行く」
という些細な用事が出来てしまい、久々に16号を北上。
そのついで(というか、こちらが目的?)に立ち寄ったお店がこちら
勝田台のラーメン店の中でも、つねに話題の中心となっている人気店
「中華ソバ 篤々(トクトク)」へ初訪問してきました。
京成勝田台駅から徒歩3分、住宅街に列を作る人気店、中華ソバ 篤々
昨年オープンし、1年が経過したばかりとなる、中華ソバ 篤々 。
京成勝田台駅から、線路沿いに大和田方面へ3分程進んだ住宅街にお店を構えております。
最近ではネットはもちろん、雑誌等でも取り上げられている事から人気も高まっている様子で、
店先には列を作らない様、注意を促す看板も。
住宅街の中で営業しているお店だけに、人気店になればなったで近隣との悩みが生じている事が伺えます。
が、この注意書きこそ、中華ソバ 篤々が指示されている人気の象徴とも言えますね。
という訳で早速、店内へ。
この日は平日の水曜日、しかも時刻は開店直後の11:00とあって、さすがに行列は無し。
L字のカウンターとテーブル1席と、こじんまりした空間ですが、平日の開店直後にも関わらず、既に先客は3名程。
ひとまず食券機に向かい、メニューを吟味。
事前の予習で「中華ソバ 篤々」の肝は「煮干」であることを学習済み。
案の定、人気のひと品が抑える【食券機 左上スペース】には特製煮干ソバが陣取っています
その隣りにある、生姜風味Verと悩む所ですが、ここはデフォルトの味を知るべく、「特製煮干ソバ」を購入する事に。
上記以外に裏メニューも提供されている様ですが、表を知らずに裏から入る、なんて邪道は出来ません。
また、あえ玉などの追加メニューもありますが、まずはルールを把握する所からいきたいので、一旦セーブ。
指示されたカウンター席に腰を落ち着かせると、
先ほど気になっていた「あえ玉」に関する詳細書きを発見。
どうやら、ただの替え玉では無く、あえ玉単品でも美味しく頂ける品になっている様子です。
しかも、+50円の生卵を漬け汁にすることで美味しくなるだの、これは静観する訳にはいかなそうな予感…
※ その脇にサラッと置かれている髪留めゴムがある当たりに、女子ウケする煮干ラーメン店ならではの気配りも感じます
透き通ったスープから気品と煮干が香る特製煮干ソバに、思わず和え玉も追加
食券を手渡し調理が始まると、カウンター越しに煮干の良い香りが一気に立ち上がってきます。
普段、気恥ずかしさも相まって、調理中の厨房を覗き込むことは極力しないのですが、これだけ立ちこめる煮干の香りを嗅ぐと、思わず視線も奪われますね。
店主さんの丁寧な鍋裁き、トッピングの用意、麺上げ…
一挙手一投足に視覚と嗅覚を奪われながら、今にもよだれを垂らしそうなアホ面を掲げること6~7分。
巷で話題騒然、と言っても過言では無い人気急上昇のひと品、中華ソバ 篤々の「特製煮干ソバ」が到着致しました。
先ほどより店内に漂っていた、煮干のかぐわしい香りが凝縮されたこの一杯。
一切の濁りが無い透き通ったスープに、薄ら色づけしているのは薄口系の醤油でしょうか。
まずはスープから一口頂きます。
事前の予習で、こちらのスープには獣骨が一切使われておらず、煮干のみを使用とのことでした。
基本、獣骨信者である私に、100%煮干はいかがなものか・・・と思ったものの、獣骨信者すらもひれ伏す煮干の旨味がギュウギュウに詰まっています。
特有のえぐみや苦みを感じさせない澄んだスープに、フワッと後味を足すかの如く味付けを施す薄口醤油。
喉元を過ぎた後、僅ーかに感じる苦みが、これまたアクセントとも言えます。
続いて、麺を頂いてみます。
厨房内に「菅野製麺」の麺箱があったので、そちらのものと思われる中細のストレート麺。
小麦の含有率が高い低加水系の様で、スープの旨さをしっかり吸収、それでいながら固めに茹で上げられており、僅かに伝わるアルデンテ感から、小麦のウマサも感じられます。
こりゃ、あえ玉も頂かないことには勿体ない、麺単体でも勝負できる美味さですね。
続いて特製トッピングですが、3枚並ぶ海苔・・・に思わせ、間に1枚、タタミイワシが挟まれるアクセント。
タタミイワシ、そのまま食べるかスープに浸すか、、、両方やるしかない!
一口、そのままで頂いてみると、他の食材には無いアクセントを受けつつ、スープとはまた異なる魚の風味が味わえます。
そして、スープに浸して柔らかくなった所をもう一口、今度は食感の変化に加えて、上品な薄口醤油が合わさることで一層高い気品が漂いますね。
チャーシューは低温調理で仕上げられた薄らピンク色ながら、スープに浸る部分がほのかに色づいており、これまた面白いですね。
スープ内に一切の獣骨を感じなかった分、ここで頂くチャーシューが、獣骨信者にとって稀少なタンパク質の補給源。
ピンク身を帯びたレアな部分からはローストビーフの様な旨味を、白く色づいた部分からは食感とスープの旨味が感じられ、なんともお得な気分が得られます。
そして、風変わりなトッピングが並ぶ中でも、特に異彩を放っていたのが「お麩」。
すまし汁の様に上品な出汁が香る、このスープに浸ったお麩は旨味を120%吸い上げており、その味わいは「食べるスープ」状態。
華やかな色合いも相まって、ラーメンを彩りつつ、トッピングとしての深い意味合いも果たしておりました。
一口すする度に、感動の声をあげつつも、気付けば麺は終了。
という事で、ここからは「あえ玉」編へと移行します。
あえ玉の注文から2分程で到着したその姿は、
これ一杯でも「料理」として成立してしまいそうな豪華絢爛。
※ ちなみに生卵は50円の追加トッピングとなります。
麺の総量も、規定の一杯と同量(160gくらい?)あるので、中々のボリューム。
食券に「女子盛りあえ玉 (麺半分)」があったのも、このボリュームが故でしょう。
男のプライドが「女子盛り」を頼ませることに抵抗を見せてしまいましたが、今だから正直に告白すると「女子盛りにしておけば良かったかな…」と、そのボリュームに若干の後悔を浮かべてしまいます。
このあえ玉ですが、まずはスープに入れず、器内で混ぜ、そのまま食べてみて欲しいとの事。
ここは郷に従うべく、麺を混ぜ合わせてみると、麺の下からタレを発見。
上部に掛かった魚粉と合わさり、これはもうあえ玉では無く、普通にまぜ麺じゃ無いですか。
混ぜ合わせた麺を一口頂くと、これまた小麦のウマサがダイレクトに入ってきます。
香り高い魚粉と合わさり、また玉ねぎがアクセントと辛味を与えてくるので、OPではない一品として完成しています。
ただ、説明書きによると、ここに生卵を加える事で、新たな味わいが生まれるのだとか。
という訳で、溶いた卵を少量ずつ掛けながら麺を頂いてみると、これもまた、ここまでに未登場の味わいに変化。
更に、卓上の調味料や、残ったスープとのマリアージュまでを合わせると、合計4度の味わいで変化が楽しめる変幻自在なあえ玉となっています。
これだけ、縦横無尽に味を変えつつ、それで居ながら個々が際立った美味さを見せるのも、ベースとなる「煮干」の安定感が故でしょう。
近年の流行りである、セメント系の濃厚煮干風味では無く、淡麗で気品さえ感じる、上品な旨味を重ね合った煮干スープだからこそ、様々な味変が加わったとしても、それらを受け入れる懐の深さを兼ね備えている様に思います。
勝田台の住宅街、というかなり微妙な立地でありながら、行列が出来てしまうからには、それにふさわしい相応の理由があることを発見したと共に、獣骨信者でありながら思わずひれ伏してしまう、気品漂う上品なラーメン、大変美味しく頂きました。
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中華ソバ 篤々
■ ちゅうかそば とくとく
■ 住所:千葉県八千代市勝田台1-5-27
■ 営業時間:11:00~14:30 / 18:00~20:00
■ 定休日:月曜日