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JR下総中山駅近くのラーメン店、4代目松屋食堂 を初訪問 旨さに美しさを兼ね備えた特製しょうゆらぁめんを堪能!

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午前中より京葉道路~外環道経由で市川方面へ

昼前に一仕事を終えた所で、ランチに向かおうと考えたのですが、市川~松戸~船橋エリアには、ブクマしたままとなる宿題店が数多くひしめいております

 

このまま、市川で即ランチに向かうか

果てまた、松戸まで足を伸ばすか、それとも本八幡で一息つくか

 

選択肢は鬼ほどあるものの、その状況下でこの日、私が気に掛けていたのは、最近Twitterで知り得たラーメン店

そのお店は、私が10数年前に働いていた、JR下総中山駅のすぐ近く

以前は、いわゆる町中華のお店だったのですが、昨年末頃に息子さんがお店を継ぎ、ラーメン店へとリニューアルされたとのこと

それ以上の情報は無いものの、Twitterで見かける同店のラーメンが、画も言わぬ美しさを放っていたことから、少し前より気になっていたのです

 

そんな事情から、市川から今度は14号を経由して南下すること15分

下総中山駅入り口近くのパーキングに車を止め、辿り着いた先がこちら

「4代目松屋食堂」となります。

 

私が知っている10数年前の下総中山には、絶対に存在していなかった、POPでカジュアルな外観

そして、なにより

食欲を限界まで高めてくれる、神々しさを放たんばかりのメニューたち

 

更に更に、ラーメン店であることを忘れさせる程に、モノスッゴい良い笑顔を見せてくれている、地元農家さんの写真

何故ラーメン店の店先に、提携農家さんの写真?と疑問を持ちましたが、その理由は、数分後に気付く事に

 

ちなみに、同店で使用している麺の方は

これもまた船橋らしく、山田食品の香麺とのこと

入店前から様々な部分で、地産地消を感じさせる、4代目松屋食堂 へ早速入店してみようと思います。

JR下総中山駅前に17年オープン 節系魚介が香る野菜がウリのラーメン店?4代目松屋食堂 

店先に掲載されるメニュー写真に、居ても立っても居られなくなり、我先にと店の入り口を開けようとした所

(誰かと競い合ってる風に書いてますが、当然ながら独り身での訪問となります)

そんな私の行進を停めるべく立ち塞がるA看板を発見

そこに書かれているのは

「イノキのスーパーグリーン」

 

イノキ・・・スーパーグリーン・・・?

ボンバイエ??

 

・・・ちがった、イノキじゃ無い

イノチ=命だわ

 

何やら良く分りませんが、白湯とアサリ出汁、そしてレモンが出会うことで脳内がパニックになるとかなんとか

なるほど・・・で、なにがグリーンなんだ??

 

ますます謎が深まるものとなりましたが、ここで気を取り直しお店の方へ

店内は、カウンター席とテーブル2席といった、10数名で満席となるサイズとなります

 

入り口の左手側に券売機となるのですが、まずはメニューの再確認から

いの一番に飛び込んできたのは、以前にTwitterで見かけ、その美しさが私を虜にした「たんたんめん」

イチオシとも刻まれたこの一杯、これを目的に下総中山まで訪問した、そのつもりだったのですが・・・

 

その意志を早くも揺るがす、強豪となって立ちはだかったのが、いわゆる左上の法則に基づき、ポールポジションを抑えている

「特製しょうゆらぁめん」となるのです

 

こちらの醤油ラーメン、説明によると魚介×鶏・豚をあわせたスープがベース

カエシには、地元下総の醤油を始め、数種の醤油をブレンドした、醤油がビシッと立った懐かしいのに新しい醤油ラーメンとのこと

そこに、特製トッピングとなるチャーシュー、味玉、ワンタンらが添えられた一杯となる模様です

 

上記のしょうゆらぁめんに対する説明だけでなら、私的にはまだ「たんたんめん」に分があったものの、特製トッピングが放つ美しさを見せられてしまうと、初心は揺れ動くばかり

良く見てみると、辛みそらぁめんも美味しく見えてくるし、更には白湯みそらぁめんなんてのもあるし

いやいや、ワンタンとのトッピングなら塩らぁめんも捨てがたいし、なにより表の看板にあったイノチのスーパーグリーン?これもまた気になるばかり。

 

これが近所のお店であれば、週3ペースで通い詰め、全メニューを一挙制覇企むモノの、かつての勤務地とは言え、10数年ぶりに降り立った下総中山の地

そうそう足を運ばない場所だけに、ここは吟味に吟味を重ねなければ、向こう1週間は夢でうなされること、間違いありません。

 

券売機を前にして、メニューを見比べながら立ち尽くすこと3分

私の指が、最後に示したのは・・・人気NO1の称号に輝く「特製しょうゆらぁめん」となったのです。

 

ほぼ全てのトッピングを網羅している特製であれば、追加OPは不要

ただせっかくなら、なにかしらのサイドメニューを頂きたいと思って券売機を見ると・・・

まさかの「ミニサラダ」を発見!!

 

ラーメン店らしからぬサイドメニューですが、どうしても野菜が不足になりがちだけに、これは嬉しいサイドメニュー

店先に掲載されていた契約農家さんの写真も、これを意味していた訳ですね

となれば、ここは迷わずサラダをチョイスすることに。

 

ちなみに、追加トッピングの内訳ですが、

この通りとなっています

チャーシューや蒸鶏、ワンタンらはメニューにもある品となるので、納得のトッピング

 

対し、気になる所となったのが、

・有機栽培の生野菜(季節によりほうれん草etc・・・)

・パクチー

・激辛(有機栽培のキャロライナリーパー)

といった3品のトッピング

 

意味こそ理解は出来ますが、これらをどんなラーメンに組み合わせるのが正解なのか、まだ見えてきません

まあこれらも、一通りのメニューを食べ進めてみれば、どこにどのトッピングがハマるのか見えてくるのかも知れませんね

こりゃもう、再訪するしか無いわな

 

そしてカウンターに置かれた卓上調味料ですが、

中身こそラー油にお酢と定番ながら、どことなくオシャレな雰囲気を醸し出しております

中でも異彩を放っているのが「つまようじ君」

こういったディスプレイに、遊び心やセンスを感じるお店、好きだなあ(笑)

4代目松屋食堂 で頂く、野菜の美味さに驚かされるも、更に上行くラーメンの美味しさ・美しさ

カウンター席に座ると、中から店主さんが満面の笑みを浮かべながら、食券を受取りに

その際に

「麺は細麺と平打ち麺が選べますが、どちらにしましょうか??」

との声掛けを頂き、若干の迷いはあったものの、この2種から選ぶなら、やはり特徴ある平打ちを選択

 

程なくして、まずはお先とばかりにサラダが登場

お値段は130円だったか160円だったか、うろ覚えとなるのですが、お茶碗ほどある器にタップリの野菜が盛られております

サラダの内訳は、ほうれん草にベビーリーフ、人参に紫玉ねぎなどなど、葉物野菜が盛りだくさん

ここに掛けるドレッシングは、ボトルごと提供され、こちらも雰囲気からして自家製のように思われます

 

とりあえずはドレッシングを掛けながらサラダを一口

シャキッとして瑞々しい食感が如実に感じられます

葉物野菜らしい青々とした味わいが深く、それでいて青臭さは感じず

 

口に運ぶ毎に野菜毎の食感と、個々の特性ある味わいがしっかり感じられる、味の濃い野菜ばかり

これもまた、契約農家経由で仕入れる、地元の野菜ならではの美味しさという訳でしょうか

麺やスープはもちろん、トッピングに拘る店は多数ありますが、野菜にここまで拘ったラーメン店はかなり稀少ですね。

 

予想を上回るサラダの旨さに興奮冷めやらぬ間に、本日の本命が到着

こちらが、4代目松屋食堂の人気NO1メニュー「特製しょうゆらぁめん」となります

 

透き通ったクリアな醤油ベースのスープ

存在感強めなメンマに、柔らかくホロホロした食感を感じるチャーシュー

そして、色鮮やかなほうれん草は生のままでトッピングされ、ほうれん草の緑に対する補色となるピンク色のお麩

ワンタンに味玉までが加わるその姿は、覇気すら感じる美しさを誇っております。

 

この鮮やかな姿に、箸やレンゲを入れるのを躊躇いますが・・・

速攻で入れます

 

まずはスープですが、鰹を始めとした魚介、節系の香りが高いものの、動物性の旨味もしっかり

加えて、キリッとしてはいるものの、決して辛味や塩味の強くない、マイルドな醤油が全体をまとめ上げています

 

一口飲んだだけで、間違いなく言える事

このスープなら、完飲しても体に絶対悪くない

いやむしろ、飲み干すことで、抗酸化作用とかなんとか、良く分かんないけど、きっと体に良い!!

(あくまで個人的見解であり、医学的根拠は一切ありません)

 

そう感じさせてくれる程に、滋味深くも旨味がしっかり

それでいてシツコサやクドさを感じさせない、エンドレス飲み飽きないスープに仕上がっています

 

そんなスープに絡んでくるのが、

こちらの、平打ち麺となるわけです

山田食品の平打ち麺というのも、ちょっと珍しいですが、こちらも一口

 

ピロッとした食感がやっぱ良いなあ

ここ最近、頻繁に平打ち麺を口にしている気がしますが、それらと比べても上位に食い込む美味さですね

軽いウェーブが優しくスープを拾い上げ、小麦の味わいと共にそっとスープを纏ってきます。

 

続いてはトッピングの方ですが、

こちらのチャーシューは、ホロッホロに柔らかく、箸&レンゲで押さえ込まなければ解けるほど

味付けは強すぎず、繊細なスープの邪魔にならず、それでいてここまでに不足していた動物性タンパク質をしっかり感じられる食感を残しています

 

同じく、もうひと品の動物性タンパク質となるのが

こちらの鶏チャーシュー、いや、蒸鶏と呼ぶべきでしょうか

その上には、ブラックペッパーが彩り&味わいを加えるべくトッピングされております

こちらは豚さん程の強い味わいでは無いものの、その身にタップリスープの味わいを含んでおります

当然の如く柔らかく仕上がっており、味わい的にも見事な均衡を摂っており、醤油だけで無く、どんな味わいにも邪魔立てしない、名バイプレーヤーと言えそうですね。

 

そして、この器に置ける美しさの極みが

こちらのほうれん草じゃないでしょうか

 

ラーメンのトッピングとしてほうれん草が使われる事自体は珍しくないものの、こちら4代目松屋食堂の場合は生のほうれん草がトッピング

茹でたほうれん草にはないシャキッとした食感に加え、葉物野菜らしい青味とでもいうのか、甘みとほのかな苦みが加わり、これが絶妙な味わいを与えています。

スープに浸しながら食べても良し、麺と共に絡めても新たな味わいをもたらす生ほうれん草

これ次回食べる際には追加トッピングしたくなるほど、ちょっとハマる味わいを生み出しています。

 

そして、忘れていけないのが

 

こちら、ワンタンですね

プリッと肉肉しい餡が詰まっており、皮はトロプリな食感

他店で頂くワンタンと比較して、秀でて特徴ある訳でもありませんが、トッピングにワンタンが加わるだけで、自動的にテンションが上がります

 

そして、何気に良い働きをしているのがお麩

あらかたのトッピングを食べ干した上で、後半にお麩を頂く事により、吸い上げられたスープの旨味が尋常じゃありません

ピンクの差し色が美しいこともさることながら、芳醇な魚介と鶏、豚の合わせ出汁を吸い上げたお麩は、旨味の塊となり、最後の一口まで美味しく頂けました。

 

そんなこんなで一口一口、唸りながら頂く事数分、気付けば最後の一滴まで残らず完飲

言葉通り、隅から隅まで美味しく頂くものとなりました。

 

今回は、悩んだ末の「特製しょうゆらぁめん」に落ち着いた訳ですが、やはりたんたんめんや塩、味噌も気になるばかり

更には、帰り際になって気付いたものの、入り口で見かけた「イノチのスーパーグリーン」については、11月の限定メニューだったとかで、これもまた今月中に是が非でも食べておきたい一杯となります。

 

かつての勤務先であったとは言え、今となっては足を運ぶ機会がめっきり少なくなった下総中山

ですが、ここ「4代目松屋食堂」を目的に、今後も足を運ぶことは間違いなさそうです

今回の初訪問にて、船橋エリアに溜まっている宿題を解消するつもりでしたが、結果としては、更なる宿題を増やすモノとなってしまいました(苦笑)

 

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4代目松屋食堂

■ よんだいめ まつやしょくどう

■ 住所:千葉県船橋市本中山2-18-5

■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:30~22:30(日・祝は11:00~21:00)

■ 定休日:水曜日

 

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