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【閉店】青葉の森近くの家系、横浜ラーメン 福家に初訪問! 6種のチャーシュー選択でバリエーションは無限大!?

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この日は午前中よりジムに向かい、その足でランチへ出向くことに

空腹をこじらせ向かった先は、京葉道路の松が丘インター方面

 

青葉の森を左手に見ながら16号を目指し、ひとつ手前の信号を右折

真っ直ぐ200mほど進んだ右手に見えてきたのが、こちらのお店

「横浜ラーメン 福家」となります。

 

昨年オープンし、すでに1年が経過しているお店ながら、実はこの日が初訪問

自宅から微妙な距離にある、ということや、昨今増えた量産系の家系、なんちゃって家系であれば、わざわざ足を運ぶこともないか

と二の足を踏んでいたのですが、現在通っているジムから近いことや、それに伴い同店のレビュー等を目にしてみると、一風変わった個性ある家系ラーメンとなる様子

 

いわゆる「なんちゃって家系」に留まらない個性を味わえるのなら、これは食べない理由も無く、遅咲きながら初訪問するものとなりました。

しかし、ジムに通いだすだけで生活範囲も広がるし、その上食欲も増すのだから、体を動かすって大事ですね…(シミジミ)

青葉の森、松ヶ丘インター近くの家系ラーメン 横浜ラーメン 福家

という訳で向かった、横浜ラーメン 福家

最寄り駅は京成大森台駅とのことですが、徒歩では10分少々離れた立地となるこちらのお店

千葉から見ると、ひとつ手前となる千葉寺駅からも15分程の距離となるので、両駅のおよそ中間といえる、決して好立地とは言い難い場所となります

 

また、近隣にはコインパーキングが無く、お店の駐車場も無い模様

この日私は、青葉の森公園の駐車場(16号より、球場側の駐車場)に停車

同駐車場からでも、徒歩で5分程の距離があるので、天気の良い日ならともかく、日差しが照りつける夏場や、ぐずついた雨の日には不便を感じそうです

※ ちなみに、店前の通りに路駐しているお客さんも多い様子

 

とりあえず店内に入り、まずは券売機へ

店名通り「家系」のラーメンを提供するお店ですので、ベースとなるのは醤油豚骨一本勝負

ベースのラーメンに、

・チャーシュー

・味玉

をトッピングした計3種のラーメンかと思いきや、良く見るとその下には「つけ麺」を発見

 

また、ライスは別料金100円ながらお替わり自由

その他サイドメニューには、

・炙りチャーシュー丼

・焼きおにぎり

・餃子

が提供されていますが、ウチ上記の2つについては、この日は売り切れとなっておりました。

 

ジムでこっぴどく体を動かした直後とあって、空腹に空腹を重ねた「超!空腹」状態だけに、炙りチャーシュー丼を期待したのですが、これは残念

かといって、白米でラーメンを食べるという習慣に、未だ馴染めないことから、この日のオーダーは

「チャーシューメン(並)」に、ホウレンソウトッピングをオーダーする事に決定。

 

また、その隣には「コマチャー(辛口 甘口)」なる、謎メニューも発見

説明が何も無いため、これをどう扱うのかも分らないとなると、食券の購入にも悩んでしまう所ですが、とりあえずは控えておきましょう。

 

この日の訪問時刻は13時を少し回った所

お昼の繁忙帯を過ぎたこともあってか、先客は2名のみ

先客2名に倣い、カウンター席に座り、食券を手渡しつつ

「固め、後は普通」のコールで注文完了…

 

と思いきや、その直後に店主さんから

「チャーシュー、どうします??」との質問が

 

チャーシューどうするって、チャーシューメン頼んでるんだから、そりゃ食べるよ

・・・ん、そうじゃない??

 

ふと壁を見上げてみると、

なんとこちらのお店、6種類のチャーシューが提供されており、好きなタイプのチャーシューを選択する事が可能との事

肉好きにとっては、食べる前から気分を高揚させる、実に嬉しい指名制度じゃありませんか。

 

全6種のチャーシューは、

ヘルシーなもも肉から始まり、肩ロース、バラ肉と、脂質が徐々にアップする3段構え

加えて、これら3種に薫香を纏わせた燻製チャーシューも用意され、合計6種から指名が可能

 

とは言え、この日の私はジム帰り

たっぷり体を動かした直後に摂取すべきは、上質なタンパク質こそご褒美・・・

ですが、散々流した脂質を、ここで吸収し直さねば!!

 

とでも言わんばかりに、ジムのトレーナーさん達が見ていないことを願いつつ

脂質量NO1とおぼしき「バラチャーシュー」にてオーダーする事に。

 

ちなみに、お店の雰囲気ですが、7席程あるカウンターに加えて、

テーブル席が2卓ほど

 

その奥には、普段使いされているのか分りませんが、

座敷の小上がりスペースもあり、お店の作りとしては案外広め

奥の座敷スペースを使えば、子供連れでも訪問可能と思われるのですが、ただこちらのお店は「家系」ですしね

子供が食べるには、塩味や味付けが強すぎるラーメンとなるので、奥の座敷スペースも、日常的には解放していないのかも知れません

 

また、一昔前の中華屋さんやラーメン店を彷彿させる程に、とにかくマンガの量が尋常じゃ無いのも特徴(笑)

その取り揃えも私の趣味と多いに被る所があり、マンガ談義で華を咲かされば、こちらのコワモテ風な店主さんとも打ち解けられる・・・

さすがに、それは無理だな。私、人見知りだし。

出汁強めの風変わりな家系ラーメンに、たっぷり盛られるチャーシューは多幸感抜群!

オーダーの品を待つ間、カウンター前の卓上調味料に目をやると、

家系ラーメンであれば、最早お馴染みとなる

・豆板醤

・おろしニンニク

・ごま

の3種の神器を発見

 

ただ、多くの家系では、これらに加えて生姜も定番なのですが・・・

あ、なるほど

調味料の上に目をやると但し書きがあり、フライドガーリック&生姜は声をかければ頂けるとの事

ただ、生姜は分るとして、フライドガーリック・・・これもまた、珍しい取り揃えです。

 

数々の家系ラーメンを食べ歩いているつもりですが、なにかと勝手が違う、大森台の福家

これは、ラーメンの方にも、純粋な家系とは異なる何かを期待させてくれそうです。

そうこうしながら、待つこと10分弱

本日のランチ、横浜ラーメン 福家の「チャーシューメン(並&バラチャーシュー)」ホウレンソウ増しとなります

 

丼の到着と同時に、まず目を惹くのがスープの色合い

私の知る、家系ラーメンのスープと言えば、もう少し薄い色合いになるのですが、ここ福家は驚く程の茶褐色

 

この色合いが、スープによるものなのか、それともカエシなのか

まずは一口運んでみると・・・

・・・意外と、しょっぱくない

てっきりカエシの影響が、この色味を産み出しているのかと思いきや、醤油の濃さはそれ程でも無し

しかし、かなりの粘度を感じる上に、しっかりした(否、シッカリし過ぎた)豚骨の旨味が強く出ているので、家系ながらもかなりクセあるスープに仕上がっています。

 

その見た目通り、個性の強さはギンギンに溢れているのですが、これを評定するには、

・美味い、美味く無い

ではなく

・好き、嫌い

に二分される程、確実に好みが分かれるほど、突き抜けたスープですね。

 

普段私は、初見で伺う家系ラーメンの場合、コールを「固め、残りは普通」とするのですが、

このスープに関しては、油と濃さの調節をする事によって、初めて自分好みに仕上がる、そんなスープと言えます。

 

続いて、麺の方は

家系らしい中太ストレート麺ではあるものの、他店と比べると若干細めに感じます

固めでオーダーしたのですが、これもちょうど良く私好み

スープの圧が強いだけに、麺の存在を薄く感じますが、それもまた悪くない組み合わせに感じます

 

そして、何より頭角を現わしているのがこちら、

1枚1枚の存在感が尋常じゃ無い、バラチャーシューとなります

いわゆる煮込み系ではなく、焼豚と書くに相応しい仕上がり、更には提供前に炙られているのか、香ばしさも漂っています

 

このチャーシューですが、見た目通り、いや見た目を凌ぎ、かなり上等な仕上がり

脂の美味さもさることながら、肉質、旨味共に素晴らしく、そしてホロッととろける口当たりも絶品

このチャーシューであれば、普段家系ラーメンに白米を合わせる風習がない私ですら、是非ともオカズにしてご飯を掻き込みたい程

加えて、個性的なこのスープであればこそ、一層ご飯が進むことも間違いなさそうです。

 

さて、ここからは家系ならではの味変タイム

このクセが強いスープを調整するには、生姜を足して爽快感を与えるか

果てまた、ニンニク、豆板醤で旨味を辛味に昇華させるか

 

どちらに正解が見えてくるのか、悩む所であったのですが、この日私が選んだのはこれ

卓上調味料とは別で提供された、フライドガーリックとなります

チャーシューの持つ香ばしさを一層引き立てながら、スープのヤンチャな味わいを損なわず、上方修正することに成功

その後、ゴマも少々足してみたのですが、これもまた旨味の追随に繋がり、見事な調和を果たすことに成功しました。

 

という訳で、初訪問となった「横浜ラーメン 福家」

前述した通り、量産でもなんちゃってでも無い、独自すぎる解釈の家系を味わえるお店となりました

スープについては、賛否分かれる強い個性を放っていますが、それであればこそ、注文前のコールや味変調味料でカスタマイズする事により、珠玉の一杯を産み出す

そんな可能性を感じた仕上がりとなっておりました。

 

それに輪を掛けて感動したのが、やはりチャーシュー

今回は惑うこと無く、バラチャーシューをオーダーしたものの、これの燻製版があると聞けば、これも是非試したい所

加えて、ロースやももといった、異なる食感、味わいも楽しめるのだから、チャーシューだけでも6通りの味わいが頂けてしまいます

 

これにスープのカスタマイズを合わせてしまえば、その広がりは果てしないものに

かなりヤンチャで、評価が分かれること間違いない一杯でしたが、そこそこ仕上がりで提供される、量産型家系とは一線を画した、店主さんの気概が見えてくる一杯を堪能させて頂きました。

 

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横浜ラーメン 福家(閉店)

■ よこはまらーめん ふくや

■ 住所:千葉県千葉市中央区松ケ丘町51-3

■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:00~22:00

■ 定休日:火曜日

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