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【閉店】話題の肉寿司を千葉で発見! 津田沼の焼肉寿司は酒池肉林な激ウマ店だった

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昨年頃から新たなブームになり出していた、肉寿司。

中でも、昨年の秋頃「みんなのニュース」内で紹介された「焼肉寿司」というお店の肉寿司に心を奪われ調べていたら、同店が津田沼にもあるとのこと。

 

千葉から電車で数駅の津田沼とは言え、さすがに1人で訪問するには心細いシステム。

そこで参戦メンバーを募る事2ヵ月、ついに焼肉寿司とのバトルが実現するものとなりました。

しかも、予約した日はたまたまではあるものの、津田沼店の1周年を祝い感謝還元祭の初日。

2時間での入れ替え制にはなるものの、「感謝還元祭」の名にふさわしいサービスも複数受けられるとのこと。

 

という訳で、体調・空腹具合のコンディションを完璧に仕上げ

焼肉寿司 津田沼店にて、酒池肉林の戦いを繰り広げてきました。

とにかく肉!肉!! 肉刺し、焼肉、そして肉寿司 肉にまみれられる、津田沼焼肉寿司

現在の法律では、生の牛肉を提供する事が禁止されていることから

「焼肉」という形で火入れを行った牛肉を「寿司」として提供している、焼肉寿司。

 

店名自体が料理名でもあるため、ややこしさを感じずにはいられませんが、その面倒臭さもメニューを見れば自ずと沈静。

テキストで解説されている「牛肉刺し盛り合わせ」だというのに、この語呂だけで空腹中枢が刺激を受けてしまいます。

まずは【お勧め】とされている、牛肉刺し盛り合せの五種盛りを4人前オーダーする所よりスタート。

 

続いては「焼肉寿司」の「焼肉」部分を担うメニューエリアへ。

こちらは、他の焼き肉店同様に、テーブル上の焼き台にて、セルフで焼き上げる肉類のメニューとなります。

とはいえ、一般的な焼き肉店の様に、ロースやカルビばかりが並ぶ訳では無く、

・ムカデ

・めがね

など、無類の肉好きである私ですら、馴染みのない部位が提供されているのが特徴となるので、この馴染み無い2品を選択することに。

 

そしていよいよ、「焼肉寿司」の「寿司」パートを担当するメニューへと突入します。

同パートでは、火入れをした牛肉を、シャリに乗せて頂くタイプの握りに始まり、

 

同じく寿司に分類されはするものの、

・軍艦巻き

・巻き寿司

・稲荷寿司

など、ネタ(肉)の種類や調理法などによって形式を変えた握りメニューも。

 

とはいえ、ここはさすがにテキストのみで味をイメージ出来ないものばかりとなるので

(そもそも、焼肉寿司自体を食べる事が初めてだしw)

広く浅く、一通りのメニューを堪能出来ると思われる

・赤身三種盛り合わせ

・肉トロ三種盛り合わせ

を、それぞれ人数分オーダーする事に。

 

更に、前述した通りちょうどこの日から、「津田沼 焼肉寿司」の1周年感謝祭がスタート。

同還元祭として、

・1杯目の生ビールorハイボールが10円!

・焼肉寿司「極みトロ(定価390円)」が1貫10円!!

などの特典が付いてくるとのこと。

 

本来なら、オープンからこれまでの1年間、津田沼 焼肉寿司を応援してきたお客さんにこそ、還元すべき感謝祭。

だというのに、ホントたまたま、この日を予約してしまった私が、同還元を受けてしまって良いものだろうか?

そもそも、お店から還元の施しを頂ける程に、徳を積んできた人間なのだろうか??

 

と、疑問を抱え恐る恐る店員さんに確認してみると

「もちろん、大丈夫ですよ」

と、笑顔で二つ返事。

 

そうとあらば、遠慮はなし。

還元された分以上に、お店へ還元することを心に誓いながら、乾杯の生ビール&極みトロのサービスを頂かせてもらいます。

 

そんな流れで、酒池肉林の宴がいよいよ開幕!

まずは先発のおつまみとして「黒キムチ」から。

こちらは、白菜を中心としたキムチにイカスミをあえたひと品。

色味だけで話題性を狙っているのかと思いきや、昆布など海鮮特有の味わいがキムチに加わり、辛さ控えめながらも、お酒のアテに最高な逸品。

この他にも、青キムチ(パクチー風味)や白キムチ(青唐辛子を使用)など、カラフルなキムチが提供されていましたが、この日は敢えなく品切れでした。

 

そして、キムチを摘まむ手が、緊張に震える瞬間が登場。

牛肉刺し盛り合わせの五種盛り(4人前)が、テーブル中央のオープンスペースを占拠しに参りました。

この日、提供されていた刺し盛りは、上から順に

・赤身 ・ブリスケ ・チマキ ・タン ・ハツ の全5品。

 

刺し盛りと名乗っていますが、現在の法律では牛の生食はNGとのこと。

そこで、こちらでは低温調理による火入れで、生の様な食感を残した状態を「刺し」として提供しております。

 

ちなみに、牛刺しの調味料として、塩&わさびが提供されていましたが、これとは別にテーブル上に置かれている「もろみ醬油」がお勧めとのこと。

上から順に頂いてみると、低温での火入れ効果からか、肉の脂が口内で程良く溶け出します。

 

肉の味わいが深い、赤身&ブリスケにはもろみ醤油を、脂多めのチマキには、わさびを選んで頂いたのですが・・・・

全部の肉を、それぞれを異なる調味料で食べ比べたい。

いや、食べ比べた上で、好みの調味料との組み合わせに出会えるまで、エンドレスに食べ続けたい!!

入店から僅か10数分ではあるものの、五臓六腑をガッチリホールドされる一品目の出現となりました。

定番の肉刺しから焼肉寿司まで、ぐるっと一通りを食べ比べてみた

牛刺しの食べくらべに、あーだーこーだと意見交換をする中、続いての品が登場。

こちらは、1周年感謝祭として提供される「極みトロ」の握りとなります。

そもそも、焼肉寿司自体が初訪問となる為、どの様な形状で握りが提供されるのか疑問に思っていたのですが、上記の様に

・肉 ・シャリ

を、別々に分けた状態で出現となりました。

 

このネタ(肉)部分を、テーブル上のロースターで炙る程度に焼き色を付け、シャリに乗せて頂くスタイルになるそうです。

登場時点でネタとシャリを別添えにしているのは、生肉からシャリへ菌の感染を防ぐ為の措置に思われます。

 

食べ方のレクチャーを一通り受け、手順に従い調理をスタート。

脂が溶け出す程度に、サッと火入れを行い、スタンバイ整った姿がコチラとなります。

色鮮やかなサーモンピンクに染め上がった、脂滴る牛のトロ。

(上に乗っているのは、豆苗ともろみ醬油)

いつまでも拝み続けていたい程に、神々しい光を放っておりますが、それは後日写真で拝めばOK。

という訳で握りらしく、一口で頂いてみましょう。

 

・・・・・・。

・・・・。

 

・・滴る。

 

肉より滴る脂の旨味、これは確かに焼肉に近い風合い。

また、火入れをしているとはいえ、サッと炙るのみに留めた仕上がりは、牛刺しに近しい食感。

その肉を、ご飯にのせて共に運んでいるのだから、行為としては白米+肉に近いアクション。

 

ではあるのですが!

「白米+肉」でも、「牛刺し+酢飯」でもない、これを表現するには「焼肉寿司」という名称を使う以外、方法がありません。

 

一貫頂いただけでは、まだまだ「焼肉寿司」の真髄は見えてこず、瞬く間に次の皿へ。

次なる焼肉寿司は「赤身三種盛り合わせ」となり、左から

・和牛赤身 ・鴨トロ ・国産牛ハラミ の3品となります。

 

上記のウチ、ハラミにはタレの味付けが施されているので、もろみ醤油は不要とのこと。

一枚ずつ、丁寧に焼き上げながら頂いていきます。

 

当然ながら、それぞれに固有の旨味があり、柔らかな肉の旨味が溢れる赤身、脂はしっかりしながら食感の良い鴨、タレの旨味と柔らかさが特徴的なハラミ、と個々の個性が溢れる肉ばかり。

 

赤身三種盛りをしっかり堪能した所で、次なる刺客は

肉トロ三種盛り合せになります。

こちらの内訳は、

・とろカルビ ・コウネ(軍艦) ・かいのみ の三種。

 

とろカルビは、最初に頂いた極とろの脂控えめ版、といった風合い。

こちらを先に食べていれば「オォッ!?」となる感動が味わえたのでしょうが、極とろの滴る脂を頂いた後では、残念ながら感動も半減してしまいました。

(とはいえ、十分に美味いのは変わらないんですけどね)

 

続いてのカイノミは、赤身と脂、双方のバランスが良い部位となっており、これまで食べた中でも随一に、シャリの旨味が感じやすい部位となります。

肉質も非常に柔らかく、シャリとネタとの一体感を考えるなら、随一かも知れませんね。

 

そして初めて登場した軍艦巻きの「コウネ」ですが、こちらは肉でシャリを包み込むことの難しさから、軍艦にあしらわれている模様。

ジューシーなコラーゲンをたっぷり感じるコウネとシャリとの相性はさすがですが、さすがに海苔は微妙に違うかな、と感じました。

まあ、寿司では無くおにぎりだと思えば、アリなのかも知れません(笑)

 

ここまで一気に7貫の焼肉寿司を頂き、一番に感じたのが「焼肉寿司」という料理の特異性になります。

食べる前まで、焼肉寿司=焼肉(or牛刺し)の握り寿司をイメージしていたのですが、

・焼肉と呼ぶにはレアすぎる(恐らく、焦がしたら台無し)

・かといって生肉とも異なり、脂が豊富

・寿司と呼称するも、ネタとシャリを共に握っている訳では無い

・シャリも一般的な酢飯ではなく(恐らく、ワインビネガーかバルサミコ酢?)、握りも気持ち固め

・薬味にはわさびだけで無く、粗挽きの胡椒も使用

思いつくだけでも、この様に従来の寿司とも焼肉とも、根本からして異なる料理なのです。

 

なにより異質なのが、ネタとシャリの連帯感。

前述した通り焼肉寿司は、寿司と名乗ってはいるものの、握られたシャリの上に焼いたお肉を乗せる(被せる?)ことで完成となります。

ネタとシャリを一緒に握ってないだけに、当然ながら寿司特有の「ネタとシャリとの一体感」は生まれる訳がありません。

 

にも関わらず、シャリとネタを同時に口へ放り込むと、特有の甘みを持つシャリと、炙ったことで滴る脂の旨味、赤身の食感らがしっかりと調和を果たすのです。

焼肉寿司とは、シャリとネタの一体感を味わうのでは無く、両者のマリアージュを味わう料理、と説明した方がシックリくる様に思います。

 

一気に7貫を平らげた所で、箸休めがてらに、ここからは焼肉へ。

フォトジェニックなドカ盛り焼肉が名物なのだそうですが、今日は寿司を優先すべく単品肉の注文は控えめにしつつ、気になっていためがね&ムカデのみオーダー。

 

まずめがねの方ですが、柔らかい赤身が噛みしめる度に旨味をほとばしらせ、下味も抜群。

脂だけに傾倒しない、赤肉の旨味が備わっており、上ロースの様な味わいです。

 

続いてムカデですが、その名が示す通り、決してビジュアル良い品ではありません(笑)

ですが、その不可思議な風貌からは想像出来ない、柔らかさの奥にある肉の弾力が特徴的な部位。

鶏皮のような柔らかさと、ラムの様な弾力を併せ持ち、噛みしめる度に溢れる旨味は飲み込むことが口惜しくなる程。

 

これほどに旨味が強く、稀少な部位ながら、どちらも1人前850~880円というお手軽価格で頂けることも、焼肉寿司の偉大な特徴の一つですね。

 

そして、同じ焼き物類の中でも、群を抜いて感動を覚えたのがこちら

「生ソーセージ」となります。

生と命名されていますが、鉄板で焼き上げることで仕上がる一品。

火加減が若干難しい品ではあるのですが・・・このソーセージは、過去に食べてきた全てのソーセージを凌駕する抜群の美味さを誇っておりました。

 

一般的に知られるソーセージ同様、腸詰めではあるのですが、とにかく中身が粗い(笑)

粗挽きすぎる程に粗い肉達が、個々に異なる旨味を発しており、噛みしめる度に様々な食感、旨味、脂の味わいを楽しめます。

派手さこそ無いだけに、スルーされがちな品にも思いますが、焼肉寿司を訪問した際には、是非とも食して頂きたい特別な一品でした。

 

そのほかにも、様々な部位、握りを頂きましたが、最後にどうしても紹介せずにはいられない一品がこちら

 

「フォアグラ軍艦」となります。

 

予め、低温調理により火入れが行われたフォアグラ。

これを鉄板で再加熱していき、焼き目に合せて脂が滴りだした所が食べ頃となります。

このフォアグラを軍艦に搭載し・・・即口へと運ぶ愚か者が私たちのテーブルに1名おりましたが、ここでの焦りは完全に御法度。

焼き上げたフォアグラの上に、店員さん曰く「秘伝のタレ」を数滴こぼすことで、完成を迎える一品なのです。

 

秘伝のタレについては「企業秘密」ということで詳しくは聞けなかったのですが、ひと舐めした感じから恐らく、マグロの漬け等に使われる煮きり醤油に近い味わい。

これを垂らすことによって、フォアグラの持つ濃ゆいまでの脂が抑えられつつ、フォアグラ単体では為し得なかったうま味とコクが加わっていきます。

先に食べたコウネの軍艦では、海苔から立つ磯の風味が気持ち邪魔っ気に感じたのですが、こちらのフォアグラでは海苔に対する不快感が無し。

恐らく、海苔との一体感を高めているのも、焼き上げ後に垂らした「秘伝のタレ」の効果なのかも知れません。

 

といった具合に、長々と語ってしまった「津田沼 焼肉寿司」への初回訪問。

感想を簡潔にまとめ上げるのなら【絶品!!】の一言に尽きます。

 

ただ、前述した通り、訪問前の私が思い描いていた「焼肉寿司=焼肉(or牛刺し)&酢飯」のイメージとは全く別物。

肉との調和を最大化する為に開発されたシャリ、個々で異なる旨味、味わい、食感を持つネタ達。

異なる2つの食材をマリアージュする事で生まれる、新たな料理のジャンル、それが焼肉寿司なのかも知れません。

 

新たな料理だけに、世の中からの理解を得るには時間が掛かるものの、伸び代も多く、更なる期待を寄せたくなる焼肉寿司。

今後も定期的に訪問しなければならない、新たな名店を発見することができ、感無量な一日となりました。

※ 正確には、イベント期間中に付き2時間しか滞在してませんw

※※ なお、同イベントは2/18まで開催中とのことです

 

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津田沼 焼肉寿司

■ つだぬま やきにくずし

■ 住所:千葉県船橋市前原西2-15-14 大林ビル 1F

■ 営業時間:17:00~翌2:00(金・土は~5:00)

■ 定休日:無休

 

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