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鮮魚もつまみも安くて美味い! 千葉みなとのTHE大衆居酒屋、金角みなと店の磯料理

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6月も後半となった土曜日、この日は友人の結婚式があり、日中から千葉みなとへ。

式と二次会を終え、時計を見ると時間はまだ18時過ぎ

 

結婚式に参列した友人二人と相談し、全員既婚者となる為、少しでも長く外で自由な時間を過ごしたいことから、

「このまま帰宅するには、まだ早い!!」との結論に達し、もう一軒ハシゴ酒へと向かうことに

 

居酒屋や飲食店の少ない千葉みなとエリアで、この日の2軒目(披露宴を含むと3軒目?)に選んだのがこちら

千葉みなと駅から蘇我方面に歩く事3分、線路のガード下に赤提灯を並べる、雰囲気あるお店

「金角 みなと店」で3次会を決行するものとなりました

千葉中央に本店を構える、千葉の老舗大衆居酒屋 千葉みなと駅のガード下、金角 みなと店

本日の3軒目にセレクトした、赤提灯並ぶ大衆居酒屋、

「金角みなと店」ですが、こちらのお店は、千葉中央や富士見に数軒展開する居酒屋の千葉みなと駅前店となります。

 

千葉中央店(ST店)の看板には「千葉で一番、うまくて安い磯料理の店」を豪語しており、その根拠がどこに基づくのかは分らずも、質・値段ともに大見得をきるだけのことある、千葉みなとを代表する大衆居酒屋となります。

メニューの方はと言うと、

レギュラーメニューの中で、最も高いのが

・天盛り(エビ2本入り)

・ジャンボかき揚げ

・金角海鮮サラダ

・金目の煮付け

・和風ジャンボかに玉

の5品で、これらが1000円

上記を除くメニューについては、全て380~580円前後となっており、チェーン店居酒屋ですら驚く安さ

 

当然ながら、その安さは磯料理にも反映されており、

 

ウニとマグロこそ1000円を越えるものの、刺身の5点盛りはなんと600円!!

バチマグロやイワシともなると、刺身にもかかわらず380円で注文できてしまう異常なまでの安さを誇っております。

 

レギュラーメニューですら、その安さに驚かされるというのに、16:00~17:00限定の「サマータイムセット」では

上記メニューの中から料理3品、更にドリンク一杯が付いてジャスト1000円

1人で軽く引っかけるのなら、上記セットにドリンク2杯をお替わりしたとして、2000円あれば気持ち良く帰れてしまう、正に大衆酒場の鏡

 

他にも、日替わりとなるお勧めメニューが用意されており、

 

この日は、

・根室産のウニ

・銚子産の鰯

・島根産の鰺

などが、特にお勧め&お値打ち品とのこと

 

正午過ぎからの披露宴、そして二次会を経由した三軒目ながら、この安さ&大衆居酒屋らしい雰囲気にドップリ浸かり、再度食欲が急上昇

ここは、お店のおすすめとなる磯料理を中心に、はしご酒3軒目の戦略を構築していくものとなりました。

鮮魚もつまみもイチイチ安く、それで美味い 大衆居酒屋の絶品お手本料理に思わず興奮

結婚式の二次会帰りということで、17時過ぎよりスタートした、千葉みなとの大衆居酒屋「金角」での酒宴。

千葉みなと駅周辺には、官公庁の施設が多くある為、平日には近隣で働く人が早い時間より殺到することが予測できるお店ながら、この日は土曜日

しかも、時刻もまだ17時過ぎと早いながら、それでも多数の席が埋まっている様子から、ここ金角の人気ぶりが伝わってきます。

中には、本を片手にサザエの壺焼きを1人つまむお父さんもいたりと、ガード下のお店らしい風情漂い、気分は正に「二軒目どうする?」状態。

 

まずは、乾杯ビールと同時に注文した1品目の鮮魚

本日のお勧めとあった、イワシの刺身(2人前)と、鰺の刺身(こちらは1人前)

青魚の刺身を合計3人前注文しながら、お値段はたった1240円と激安価格

しかし、その鮮度は値段に全く比例しておらず、新鮮この上なく、身にたっぷり蓄えた脂の旨味も旬そのもの。

特に鰯の脂のノリは尋常じゃ無く、入梅鰯ならではの芳醇な甘みをたらふく堪能するものとなります。

 

続いては、数ある金角のメニューの中で、もっとも値が張る高額商品

根室産のウニが柵のママ提供

 

お店一の高額な品と言ってみたものの、このボリュームでお値段1200円

ちょっと気取った海鮮居酒屋なら、2000円以上しても不思議じゃないボリュームですが、当然鮮度も抜群

ウニの甘み、とろける食感はもちろんの事、ほのかな磯の香りこそ感じるものの、人工的な臭みは一切無し

白米を丼で頂き、飲み込むようにガッつきたい衝動を抑え、一口ずつチビチビと、お酒のアテとして頂く紳士風を装い頂くものとなりました。

 

ここまで注文した鮮魚類は、どれも良い意味でその価格を裏切った逸品ばかり

となれば、鮮魚以外にも目を見張る品が現れるのではないか、と期待を込めた3品目にはポテトサラダを注文

すると・・・、

一口サイズの小皿に盛られたポテトサラダが登場

ちなみにお値段、380円という事で、これはまた価格相応というか、むしろ正しい意味で期待を裏切られる結果に(笑)

安さと美味さをウリにしている大衆居酒屋とは言え、得手不得手があり、中でもポテトサラダは「不得手」であったと推察するしかありませんね。

 

ポテトサラダに、少し意表を突かれたものの、ここからは気を取り直し、居酒屋らしい定番を頂く事に

続いての登場となったのがこちら、

牛すじ煮込みとなります

グツグツした土手鍋のまんま提供される煮込みは、玉子でとじられており、ツマミにはもちろん、これもまた白米を掻き込みたくなる風貌

タップリ入った牛すじは、かろうじて原型を留めているものの、その柔らかさは液体以上、個体未満のギリギリライン

首の皮一枚で繋がる様な、ホロホロ食感の牛すじを、玉子がなんとか繋ぎ止めることで、ようやく口に運ぶことが出来る、そんな煮込み

 

当然、そこまで柔らかく煮込まれた牛すじに非の付け所は無く、まるで飲み物のように胃袋へと落ちていくのですが、食道を渡るまでの随所で旨味があふれ出します

この一皿に掛けられた時間と手間暇が、随所より感じられる一品ながら、お値段は580円

いい加減「安い!」を連呼するのが面倒になってくるほど、出てくる品々がイチイチ安い上にハイクオリティ

千葉みなと駅周辺には、いまだチェーン店居酒屋すら見かけないものの、このレベルの大衆居酒屋がガード下に陣取っていれば、資本にものを言わせるチェーン店だって、入り込む余地がないことでしょう。

 

と、ここまでの全品(ポテトサラダを除く)で高い満足度と尋常じゃ無いコスパの高さを発揮してきた金角

しかし、これまで食べてきた全品を上回る、最後の砦がついに登場となったのです

それがこちら、「和風ジャンボかに玉」となります

 

これまで、海鮮に居酒屋の定番系メニューが続く中、最後にきて何故中華?

との疑問が浮かぶものの、これもまた複数人で飲むが故に起こるトラブルのようなもの

しかし、そんなトラブルが時に、とてつもない大発見を産み出すこともあるのですが、このかに玉は正にその典型と呼ぶにふさわしい品なのです。

 

テーブルを埋め尽くしかねないな大皿に、デカデカと盛り付けられた、このかに玉

一体どれだけの卵を使用しているのか気になるものの、まずとにかく海老の味が濃い!!

かに玉なのに・・・海老?と疑問を持たれる通り、こちらは「和風かに玉」となっており、その「和」を産み出しているのが、大量に投入された桜エビなのです

この桜エビが、香り、風味、食感、旨味と、4拍子に渡り高いポテンシャルを発揮しており、蟹の存在を忘れさせる程(笑)

むしろハナから、かに玉などと名乗らず、エビ玉と名乗ってしまった方が潔く感じる程、とにかく海老の風味が濃いのです。

 

その分、格安居酒屋ながらお値段も1000円と高めに設定されている上、提供までにも時間を有しましたが

(おそらくですが、注文から30分ほど経過して提供されたような)

それだけの時間を待つだけの価値があり、本日の第一席を飾るにふさわしいグレートな一品

そのサイズ感だけに、1人飲みには適さないものの、3~4人でシェアするなら、満足度の高さは随一となる品でした。

 

三次会としての訪問ながら、海鮮から始まり中華で〆るまで、随所で驚きを感じた、金角みなと店。

ポテトサラダにこそ、多少の不満を抱えたものの、それすらも笑い飛ばせるほど、安価でクオリティ高い品々が頂ける、正に大衆居酒屋の鏡

その分、提供までに多少の時間が掛かる点や、慌ただしさや雑多な雰囲気も付きまといますが、それを含めての「大衆居酒屋」として楽しむなら、千葉みなとエリアでも頭1つ抜けた居酒屋と言えそうです。

 

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金角 みなと店

■ きんかく みなとてん

■ 住所:千葉県千葉市中央区中央港1-2-29

■ 営業時間:17:00~23:00

■ 定休日:日曜・祝日

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