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千葉中央駅 居酒勇介のランチは、女将さん達の止まらないトークが隠し味だった

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寝起きと同時に洋食が食べたくなった前日に続き、なんとなく和食が食べたくなったモードに突入。

結果、ランチは「和」が味わえそうなお店を散策することに。

 

とは言え、この日の外気温は5度。

ふらふら出歩く気分に離れず、ピンポイントに狙い澄ましたお店を訪問しよう。

 

という事で、その佇まいから「和食」なランチが頂けることを思わせており、以前より気に掛けていた

こちら、千葉中央駅から徒歩5分、新宿二丁目にある「居酒勇介」を訪れてみました。

千葉中央駅から国道357方面に徒歩5分、牛タン・鍋の暖簾が目印の居酒勇介

こちら「居酒勇介」について、その存在は以前から知っていたものの、これまで未訪問のお店。

食べログ等の情報では、日替わりを始めとした複数お惣菜が頂けるランチを提供しており、その殆どが自家製に拘っているのだとか。

 

「和」な味が恋しくなったこの日の気分にはうってつけな雰囲気を受け、訪問した所

この日のランチメニューは上記の通り。

 

お刺身、焼き魚、コロッケ、焼肉 の4食は平常のランチとなっている様子。

残る1品、日替わりについては店内に入ってから尋ねてみると「今日は、アジの開きです」とのこと。

それって、焼き魚と被ってる・・・とは口に出すまい。

 

気分的には「和食」を食べたく、お刺身にするか焼き魚にするかを検討していると、女将さんから

「うちはね、コロッケがオススメなのよ」

「手作りだから、ものスッゴく大きいんだから」

 

コロッケ、か。

そう聞くと確かに美味そうにも思えてくる。

でも、今日の気分は和食だしなあ・・・

 

再度悩んでいるところに、再び女将さんが

「こう寒いと、暖かいのが食べたくなるでしょ」

「夜は雪が降るかも知れないんだってよ」

と、寒さをアピールしがてら、更なる勢力で暖かいコロッケを遠回しにお勧めしてくる。

 

そこまで言うなら・・・まあ、いいか。

朝から感じていた「和食」を恋しく思う気持ちを、初対面の女将さんのパワーに押し切られ、コロッケ定食をオーダーすることに。

 

せっかくなので、と夜の居酒屋メニューを見せて貰うと、

良い意味で、住宅街の居酒屋らしい、飽きの来ない定番メニューが並んでいます。

お刺身については、すこし高めの価格設定が施されているので、これはなかなかの一級品が取りそろっている予感。

・・だったらやはり、お刺身定食にするべきだったかなあ、と後悔の念を感じ出します。

 

それはそうと、表の暖簾には「牛タン・鍋」を掲げていた割に、鍋も牛タンもメニュー上の記載は無し。

鍋&牛タンは、別途メニューに記載があるのかも知れませんね。

 

また、住宅街の居酒屋とはいえ、お酒の取り揃えはなかなかな様子。

綺麗に整頓された店内にも、それとなく珍しいボトルが陳列されていますが、

こちらのメニューを見る限りでも、通好みしそうな日本酒のラインナップ。

この辺はご主人なのか、女将さんなのか分りませんが、センスの良さを感じます。

全品手作り、品数豊富なお惣菜も最高ながら、若女将?の全開エンジンが凄かったw

店内にさり気なく飾られるオブジェや、清掃の行き届いた様を眺めつつ

丁寧な仕事をするお店なんだろうなあ・・・と関心してた所に

ガラッッッ!とが開く音共に『おはようございます!!!』と、威勢の良い女性の声が。

 

パッと振り向くと、先ほどの女将さんより20~25歳位若い女性が入店。

どうやら、こちらのお店で共に働いているスタッフさんなのか、女将さんとの会話の様子を見る限り、若女将?とも思われます。

カウンターに座る私の存在に気付き、これまた元気な声で『いらっしゃいませ!!』と声を掛けるなど、清々しい接客をされています。

※ 詳細は分りませんが、ひとまずこちらの若い女性の方を「若女将」と呼称することにしておきます

 

若女将の登場とほぼ同時に、ランチの先付けとなるお惣菜が配膳されました。

お漬物に和え物、こんにゃくの煮付け、更には居酒屋とは言えランチでは珍しい、「茶碗蒸し」が登場。

しかも、こちらの茶碗蒸しには梅干しが添えられており、これまた珍しい。

 

早速、茶碗蒸しから頂いてみようと手を伸ばすと

「お昼ご飯に茶碗蒸しだしているの、珍しいでしょ?」

「これも全部、手作りでやってるのよ」

と、提供されたお惣菜について、女将さんが次々と説明を述べてくれます。

 

初対面のお客さん相手に、これだけ色々と喋り掛けてくれるのだから、この女将さん、なかなかのプロフェッショナルだなあ。

と感心していた所に、先ほど入店してきた若女将が着替えを済ませ登場。

 

登場と同時に、開口一番

「今日、寒かったでしょー」

「私さ、朝の3時に寝たんだけどね、寝る前は0度よ、0度!!」

「窓を見たらさ、もう霜張ってるんだから驚いちゃったわ」

「暖かい外国から働きに来ている子達とか、薄着で働いてるから、こりゃもう大変よねえ」

「わざわざ、こんな寒い国に来なくっても、もっと良い働き口無いのかねえ」

「そもそも、日本だって外国人を雇いすぎなのよ」

 

などなど、「今日は寒い」というひとつの事象に対し、こちらが相づちを打つ間も与えない勢いで、次々と繰り出されるデンプシーロールの様なトーク。

加えて、どこで見かけたのかも知らない、外国人労働者に対してまで持論を添えてくるなど、スピードだけで無く破壊力も抜群。

 

先ほど、女将さんから繰り出された話術に感心したものの、女将に拍車を掛け、上位互換レベルに繰り出されるトーク・・・

この二人、絶対親子だ。

 

そんな訳で、遅れて入店してきた女性を「若女将」に違いない、と断定した頃を見計らって、メインが配膳。

和食を食べたい、という私の希望を誘惑の末にねじ曲げさせた、居酒勇介のお勧めメニュー「コロッケ定食」となります。

アッツアツに揚がったコロッケを、小さく切り分け、まず一口。

 

熱い!!

ハフハフしながら頂くものの、この大きさながら芯までしっかり火が通っているコロッケ。

想像を遥かに超越するアツアツぶりながら、じゃがいもの甘さがじんわり染み出ており、実に美味しい。

刺身が食べたい私の願望をねじ曲げてまで、ゴリ押ししてきただけのお勧めな一品です。

 

そんなコロッケとご飯を堪能する間にも、若女将のトークは留まることを知らず。

「今年さあ、秋が無くって急に寒くなっちゃったでしょ?」

「それでさ、急いで鍋の準備したのよー」

「でもさあ、鍋の準備をしたら、今度はすぐ暖かくなっちゃって」

「もう、鍋なんか全然出やしない(笑)」

「だけど、今日はこれだけ寒いし、金曜日だっけ?今日こそ鍋出るよねえ」

 

などなど、とにかく自分の身の周りで起きた事を、誰彼構わず伝えたくって仕方ない様子。

「寒い」という、たった1つのキーワードから、これだけ話題を広げられる高尚なテクニック、そうそう見ることがありません。

 

接客業のタマモノだなあと感心しながら、相づちを打っていると、今度はTVで流れるニュースを引き合いにトークが継続。

「そうそう、このニュース見てて、思い出したんだけどね」

「この間さ、夜中にね、ミカちゃんとスマホを夜中に見ててね」

「Yahoo!ニュースだったかな、で言ってたんだけどさ」

・・・etc

 

ミカちゃん、誰やねん。

 

茶碗蒸しには珍しく、梅干しが乗っており、このアクセントがイイ感じであったこと

メインのコロッケがアツアツで、ジャガイモの甘みが存分に味わえること

 

この2点以外、何を食べたのか、どんな味だったのかを忘れさせる程、強烈且つ軽快でアグレッシブ。

初対面であるはずのお客さんに対し、昔からの友達かと錯覚させる勢いで、自分の話を繰り広げられるこのスキル。

 

一朝一夕では身に付かない、たった1つのキーワードを無限大にまで膨大に広げる話術こそが、「居酒勇介」の名物であり、住宅街に長らくお店を構えるからこそ、成立する楽しみを腹一杯、堪能させて頂きました。

 

それにしても、ミカちゃん・・・誰やねん。

 

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居酒勇介

■ いざけ ゆうすけ

■ 住所:千葉県千葉市中央区新宿2-12-17

■ 営業時間:11:30~13:30 / 17:00~22:30

■ 定休日:日曜日

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