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末広街道の裏通りで見つけた町中華 初訪問の来々飯店で頂くラーメンセットにて、絶品チャーハンに遭遇!
週一でジムに通い出し、気付けば半年
パーソナルトレーニングのジムであることから、様々な会話が飛び交うのですが、話題の中心はトレーニングについてでは無く、もっぱら近隣のご飯に関する話題ばかり(笑)
少し前に、ジムのトレーナーさんより
「気になってるお店があるんで、試しに行ってきて下さい」
と、人身御供ならぬ依頼を受けていた中華屋さんがあり、ジム帰りとなったこの日のランチは、噂(?)の気になる中華屋さんへ向かうことに
お店の場所は、末広街道・・・から2本ほど中に入った裏通り
末広街道と大網街道、両通りの間にある通りで、末広中から200mほど蘇我方面に向かった通り沿いにあるこちら、
「来々飯店」という中華料理店となります
お店の前には駐車可能?と思われるスペースがあるものの、車1台を停めてしまうと、店先に停まっているカブ(恐らく出前用)が動き出せないほどのスペースとなるので、こちらへの停車は断念し・・・
お店から一本裏手に廻ると、
400円で1日停め放題、という破格のコインパーキングを発見
(実際、ランチ一食の時間は30分前後となるので、結果的には高く付くのですがw)
ひとまずは、こちらの駐車場へと車を停め、お店に向かってみるものとなりました。
創業は推定ながら30年以上前! 末広街道の裏通りで見つけた中華、来々飯店
お店の外観からも相応の年季が伝わってくる、末広の来々飯店
最寄り駅となるのは恐らく、京成の千葉寺駅
ただし、徒歩であれば10分ほど掛かる上に、近隣にはその他商店、飲食店も存在しない通りとなるので、利用客はもっぱら近隣の住人のみと思われます
しかし、この年季伝わる外観でお店が長く営業しているという事は、近隣住人に支持される何かしらが存在する筈
そんなクモの糸のような可能性を信じ、いざ初訪問を果たしてみることに。
この日、お店に着いた時刻は11:40を過ぎたところ
先客はおらず、口開けでの入店に思われます
店内は、町中華の象徴とも言うべき、赤い壁、赤いテーブル、赤い椅子と赤一色で統一
ここに差し色の緑でも加われば、今のトレンドである、クリスマスカラーに仕上がる所ですが、残念ながらその意志は感じられません。
店内の造りは全てテーブル席、となっているのですが
・ちょっと狭いが4人掛けのテーブル
・最大頑張れば4人掛けの丸テーブル
・通常では3人、本気を出せば5人はイケる?風のテーブル
など、様々なデザインのテーブルが並んでおり、赤一色への統一さえなければ、多数デザインのチェアーが並ぶ、オシャレなカフェにも通じる要素を持ち合わせています。
そんな店内には、先客こそいないものの、何故か慌ただしさが漂っており、その原因はどうやら出前
この日は朝から雨が降っていたこともあり、近隣から出前の注文が殺到している様で、12時が近づくに連れ、ひっきりなしに電話が鳴り響いております
お店の奥で鍋を振っているのは、ご高齢のお父さん
出前を担当しているのは、恐らく息子さんで、ホールを担当するのは息子さんの奥様?とおぼしき女性
典型的な家族経営の中華屋さんに見受けられます。
前述した通り、大通りに面している訳でも無ければ、近隣に住むか末広中に通うかしなければ、まず通ることの無い道
そんな「THE 裏路地の町中華」ながら、
店内には千葉ロッテの藤岡選手?とおぼしきサインを始め、ロッテ選手のサインが複数掲載
ロッテの選手があしげく通う・・・とは思えないものの、老舗感溢れるお店だけに、簡単には解明出来ない人気の秘密が隠れているのも知れません
店内の雰囲気からは歴史を感じるものの、その歴史を裏付けるアイテムも発見
開店記念、と刻まれたこちらの灰皿には電話番号が入っているのですが、こちらに刻まれた番号の表記は、市外局番が4桁時代のもの
ここから推測するに、お店の開店から30年近くは経過していることが伺えます
・・・それにしては、この灰皿、随分きれいだな(笑)
歴史を感じるお店だけに方々が気になってしまいましたが、ここでようやくメニューへ
個人が経営する中華のお店らしく、麺類だけに囚われず定食、焼きそばも豊富となっており、
町中華を象徴するメニューとも言える、
・カレーライス
・かつ丼
・オムライス
これら3種の神器もしっかりコンプリートされております
とは言え、メニュー数が豊富なのは麺類
500円のワンコインで頂けるラーメンから始まり、何かは分らないものの「特製」であろう、特製ラーメンは650円
関東が誇る中華料理店の雄、タンメンであっても600円、最高値となる五目そばですら700円というリーズナブルな設定
ただ、この手の中華料理店では、
・麺類を得意とするタイプ
・オカズ系に一癖あるタイプ
これらのいずれかに分れるケースが多く、どちらを選択すべきかが店の評価を左右する、いわば分水嶺でもあります。
メニュー数の比率を見る限りでは、麺類に軍配が挙がりそうなものの、チャーハンや焼きそば、カレーらも捨てがたい
また、定食に記載のあった「味噌肉定食」も、語呂の悪さ含めて気になるひと品
品数の多さに悩みつつ、写真の掲載が一切ないことから決定打に掛けていたところへ飛び込んできたのが、
こちら、本日のサービスセット
ラーメン+半チャーハンということで、ボリュームは十分な様子
しかも、麺&ご飯の両者を同時に味わえるのなら、当たりを引ける確率も倍増するので、ここは流されるがまま、サービスセットをオーダーする事に。
数あるメニューに悩まされるも、本日のサービスセットを選択、絶品炒飯で大当たり!
私が注文を終えたあたりから、後客が徐々に来店
その間も、出前注文の電話は鳴り止むこと無く、鍋を振うお父さんのピッチはヒートアップ
私の後に訪れたお客さん達、その様子からして常連さんに思えるのですが、ヒッソリ聞き耳を立てていると
・味噌肉定食
・ニラレバ定食
といったオカズ系定食に人気が集中
やっぱり、そっち系だったか
これは判断を誤ったかも知れない・・・
などと不安と後悔の念に震え始めた頃、
本日のランチ、サービスセットの到着となりました。
そのお店の雰囲気から察する通り、
流行にも時代の変化にも一切ブレない、30年前から変ること無いであろう中華そばを思わせるラーメン
そして、セットとなるのが
こちらの半チャーハン
本格派の中華料理店の様なパラパラさは感じませんが、
「焼飯」の名に相応しく、アツアツに熱された鍋でしっかり焼かれたことを象徴する焦げ目が食欲そそります
そして、何故かの
冷や奴(笑)
可も無ければ不可も無い、ごくごく平均的な冷や奴
ですが、そこに存在していることで、僅かながらお得感を与えてくれるのだから不思議です。
それでは早速、ラーメンの方から
その色合いが示す通り、昔ながらの中華そば
鶏ガラにげんこつといった動物系、その奥に僅かながら煮干しを感じます
醤油も角が立っておらず、優しく染み渡る、丁寧な仕上がりですね
続いての麺ですが
これもまた、クラシックな中細・・・より気持ち太めな縮れ麺
茹でる前に手もみを加えているのか、程良い縮れ具合が加わっており、スープをすくい上げます
シンプルではあるものの、喉ごしが良く、ツルッとした食感が良いなあ
そして、個人的に推したくなったのが
こちらのメンマ
サイズ感こそ小ぶりですが、シャキッとした食感が強く、味付けは濃いめ
食感のアクセントはもちろん、スープがアッサリ仕立てだけに、濃い味が引き立ちます
そして、写真を忘れてしまったものの、何気に良い存在感を放っていたのがチャーシュー
焼豚ではなく、いわゆる煮豚、茹で豚系になるのですが、豚肉の味わいがしっかり感じられ、かつ程良い食感も兼ね備えています
このラーメンを再度頂くなら、メンマ&チャーシュー麺で、両者をたっぷり味わいたいなあ
クラシカルなラーメンをしっかり堪能したところで、続いては半チャーハンへ
先ほども触れましたが、この見事な焼き色がたまらんのです
早速頂いてみますと・・・そう、こういうことよ!!
つい先日、期待を込めて向かったものの、大きく空振りしたチャーハン以来、チャーハンへの欲求は再燃
その昂ぶったチャーハン欲を、十二分に満たしてくれる仕上がり
基本の味付けはシンプルではあるものの、全体へ均一に、満遍なく調味料が行き渡っています
そして、具材の中核を担うチャーシューは、先ほどのラーメンと同じもの
あのチャーシューでチャーハンを形成していれば、まず間違い無いな、と感じた私の読みに見事マッチ
焼き色の付いた部分もまた、香ばしさを与えており、懐かしいながらも最近では見かけることの少なくなった、中華屋さんらしいチャーハンが味わえました。
そのお店の風貌からも察する通り、昨今のバラエティに富んだラーメンを好む方が、わざわざ足を伸ばすお店
とは言えないものの、近所にあれば嬉しいし、時たま食べたくなるクラシックな一杯
それを、今も変らず提供し続けている、地域で愛される町中華、そんな印象となりました
ただ、その中にあって、こちらのチャーハンは私の好みにドストライク
チャーシューを始め、要所要所に私のツボを押すポイントを秘めた、そんな来々飯店への初訪問となりました。
ただ、チャーハンも良いけど、常連さんがこぞって注文していた「味噌肉定食」、こちらも食べてみたいですね。
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来々飯店
■ らいらいはんてん
■ 住所:千葉県千葉市中央区末広3-8-13
■ 営業時間:11:00~
■ 定休日:日曜日