スポンサーリンク
【閉店】稲毛、園生十字路近くの中華料理 蜀国料理 川王府の破壊力抜群な蜀国麻辣麺
この日のランチは、久々にかみさんよりお達しがあり
「麻婆茄子が食べたい」との要望を叶えるべく、お店探しに帆走・・・
してみたものの、これが思いがけずヤヤコシイリクエストだった様で、該当するお店はなかなか見つからず…
まあ、私自身が麻婆茄子以前に、茄子に対して興味を持っておらず、これまで見つけてきてもスルーしてきた事が理由となるのですが、ひとまず麻婆茄子をメインとしている中華料理店は、残念ながら1つとしてHITせず
結果、それっぽい料理がありそうなお店を近隣で探していき、この日の候補に挙がったお店がこちら
稲毛の園生十字路を宮野木方面に向かった右手側
丸亀製麺の隣に位置する「蜀国料理 川王府」を訪問してみることとしました。
コスパ抜群な700円ランチに始まり、メニュー豊富な稲毛の中華、蜀国料理 川王府
この日のランチに訪問した中華のお店、「蜀国料理 川王府」
蜀国料理という言葉自体には馴染みが無いものの、同単語の示す「蜀」が、三国時代の蜀を指すのであれば、
蜀 → 現在の四川を指すものとなり、同国の都があった成都は、現在でも成都担々麺などに名を引き継がれる通り、四川料理を専門としている事が伺えます。
四川料理と言えば、先の成都担々麺を始め、香辛料を効かせた辛味溢れる料理が中心
その中に「麻婆茄子」が含まれるかどうかは分りませんが、可能性としては極めて高いものと察し、この日のランチへと白羽の矢を立てることに。
宮野木方面に向かう度、何度もお店の前を通過していたものの、今回が初訪問となる「川王府」
お店の前には駐車スペースが設けられており、私が訪れた11時過ぎには早くも車が三台停車
しかも、その3台が全てタクシーとなっており、近隣に本部を持つタクシー運転手さんにとって、憩いの場として利用されている様です
そんな店内は、外から見る限りでは分からない程、予想外に広い構造
宴会が出来そうな大テーブルを、店内中心に据えつつ、それを囲む様にテーブル席が多数
その奥には、4~6人掛けのお座敷席が3席あり、団体客の訪問も受け入れ可能な造りとなっております。
そんなお店のランチメニューはというと、
こちらは8種類のランチセットがメイン
油淋鶏や酢豚といった定番から、担々麺や五目麺といった麺類まで、全てが700円にて提供されています
これ以外に、一品料理も当然豊富に取り揃っており、
四川料理らしい辛さが、写真からも滲み出てくる
フサイハンペン・・・?何それ??
当店人気のマークを掲げるメニューながら、いきなり目にしたことの無い謎の単語にぶち当たりました
続くページは肉料理が中心ながら、
こちらもスパイシーな香りが写真からも伝わってきそうな品々ばかり
また、麺類のメニューも豊富に揃っており、
こちらの店名を冠に据えた「蜀国麻辣麺」を始め、こちらも見ているだけで汗がにじみそうなメニューばかり
そのどれもが、イイ感じの赤身を帯びており、少し冷えを感じ始めた9月のランチには最適と言えそうです。
また、夏季限定メニューか、冷し中華とおぼしきメニューも掲載されておりますが、こちらは早くも売切れとのこと
その見た目からは軽視されがちですが、手間暇掛かるメニューだけに、早々に切り上げたくなる気持ちも分ります(笑)
そして、次なるページは
ページ左半分を、全て紅に染め上げた、四川料理のオンパレード
さあこの中に、麻婆茄子を見つけることは・・・
・・・あった
「茄子の四川風炒め」が
ただ、麻婆茄子かと言われれば・・・微妙に違う気も。
茄子好きで無い私にとっては、どっちもどっちなのですが、こちらで妥協が可能かどうか奥様にお伺いを立てた所、ひとまずの了承を得ることに成功
なんとかこの場は夫婦間に波風を立てず済んだ所で、今度は自分のオーダーを決めるべく、メニューへと向かいます。
再び先ほどのランチメニューに戻ってみると、全品700円というお値打ち価格ながら、その中に
まさかの「フカヒレのあんかけチャーハン」を発見
フカヒレと言えば、今更私が語るまでも無く、子供でも知っている通りの高級食材
それがランチとは言え、700円という破格で頂けるとは、にわかに信じがたい所です
恐らく、何かしらの小細工が織り成されていることは間違いないのですが・・・
せっかくなら、その小細工をいじくり倒してやろうということで、この「フカヒレあんかけチャーハン」と、ついでに焼き餃子も頂いてみることとなりました。
700円のフカヒレチャーハンを頼むも、キノコに撃沈 あらためて麻辣麺をオーダー
わずか700円で頂けるという、フカヒレあんかけチャーハン
これに加えて、かみさんは茄子の四川風炒めとご飯、追加して餃子をオーダーすることとなった、この日のランチ。
注文を終え、空き時間を有効に使うべく、サイドメニューに目を向けてみると、
四川料理という、中華の中でも激辛類を扱うお店ながら
「お子様セット(450円)」を発見
お子様セットは2種用意され、商品名はそれぞれ
・飯セット
・麺セット
と、なんとも雑なネーミングではあります
が、このお店の近所には団地を始め、新興住宅街もあるなど、お子さん連れでの訪問が多く見られそうな土地柄
また、同店向かいには生協が運営している
「生活クラブいなげビレッジ」という・・・何かは分らないものの、きっと生活の役に立つであろう施設などもあるエリアでもあります。
私にとっては、初訪問となるため、まだ気が気でない謎多き中華料理店ですが、ご近所に住む方からすれば、子連れでも訪問しやすく、重宝されているお店なのかも知れません。
そんなことを思い浮かべながら、何気なくご飯モノメニューに目をやると、
先ほど私が注文した「フカヒレあんかけチャーハン」と同じ商品を通常メニューにて発見
が・・・やられた(涙)
先ほど私が目にしていたランチメニューでは、画像が小さく、フカヒレあんかけチャーハンの詳細が分らず注文したものの、こちらのメニューで大きな画像を確認すると、フカヒレあんかけチャーハンと名乗ってはいるものの、そこに含まれる具材の大半は・・・キノコ類なのです。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、基本好き嫌いを持たない私ですが、唯一と言っても過言で無い苦手食材となるのが「キノコ類」。
※ 正確には、微量ながらキノコアレルギーを持ち合わせております
フカヒレチャーハンという事で、気にも留めず注文した品、しかしその実態は、大半がキノコで埋め尽くされている、正にキノコチャーハン
少量のキノコであれば、避けて食べる事も可能ながら、この写真を見る限り、同品の90%を絞めているのはキノコの存在
さすがにこれを頂くには、アレルギーとの戦いを避けて通ることが出来ず、頭を抱え始めた所でかみさんより救いの手が
「私が頼んだ白米、キャンセルしてあんかけチャーハン食べるから、他の注文したら?」
・・・なるほど、その手があったか!!
でもそうなると、ウチの奥様のランチは
「茄子の四川風炒め」をオカズにしながら「フカヒレあんかけチャーハン」を食べるという事でしょうか
・・・どこぞの貴族だw
と、ツッコみたくなる気持ちはあるものの、この結果を生み出したのは、フカヒレの中身を確認しなかった私の失態
思いがけず、豪勢なランチをかみさんに奢る結果となったものの、気を取り直して再度、自身のランチを注文するべくメニューへ。
ここで次なる候補に挙がるのは、先ほどメニューを見ていて気になっていた麺類のページ
早速、店員さんに声を掛け、同ページの中でも、頭ひとつ突き抜けて紅に染まっていた「蜀国麻辣麺」を追加オーダーすることとなりました。
慌てふためくオーダーを繰り返す中、まず1品目に登場したのが、
こちらの焼き餃子となります
お勧めの食べ方として、まずは何も付けずに
続いては、テーブル上に用意した特製ダレを使用して頂くのが流儀とのこと
まずは流儀に倣い、そのまま頂いてみると・・・
うん、まあまあ普通で可も無ければ不可も無し
具材の割合も野菜と肉が7:3といったところで、食感もまずまず
かといって、何も付けずに感動する味わいを得られるかと言えば、そうでも無し
続けて、特製ダレを浸けてみるのですが、こちらはどうやら黒酢がベース
これも、今ひとつ私には刺さらず、結果として醤油&ラー油でオーソドックスな味わいにて頂く事に。
ブツクサ言いながら餃子を頂く事数分、次なる到着を迎えたのが、
こちら「フカヒレあんかけチャーハン」となります。
・・・やはり、来たか
先ほど、大きなメニューで確認した通り、フカヒレを名乗るチャーハンではありますが、その実態は90%がキノコ類
エノキに椎茸、シメジっぽいのなどなど、大小様々なキノコがあんかけの中を所狭しと泳ぎあえいでおります
さすがにこれだけのキノコフィーバーとあらば、私は手を出す事が出来ず、こちらの品はかつての条約通り、カミさんへと譲り渡すことに。
チャーハンの登場と、ほぼ時を同じくして現れたのが、
こちら「茄子の四川風炒め」になります。
事前にかみさんが所望していた、麻婆茄子とは確かにビジュアルが違うものの、
・辛い
・茄子が沢山
といった共通点は十分満たしているのでは無いでしょうか
せっかくなので、少し頂いてみると、確かに辛味が強く四川料理らしい特徴を感じる品
で、これが麻婆茄子の代替になるかと言えば、やはり麻婆の特徴たる花椒の風味は無く、辛味はラー油ベース
しかも、相当なラー油が使われていることから、油っこさも強く、コレはコレで美味しいとは思いますが、麻婆茄子の代替品と呼ぶには微妙となりそうです。
※ そうは言いつつも、ウチのカミさん、美味しく食べてましたが
そんな品々をチョビチョビつまみながら待つこと5分
紆余曲折を経て、ようやく到着したこの日のランチの主役がこちら
「蜀国麻辣麺」となります
・・・が、ここにもキノコ(苦笑)
何をどう足掻いても、このお店が放つキノコの呪縛からは、逃れられない様です
とは言え、こちらのキノコは少量
避けながら頂ける程度、ということで、視界に極力入れない様、注意を払いながらまずはスープを
その色味が発している通り、かなりの唐辛子、そしてラー油により色濃く発せられた紅なる味わい
奥からは様々な中華系香辛料の味わいも広がっており、辛味一辺倒では留まらない、深い味わいを感じさせます。
続いて麺の方ですが、
こちらはまあ、中華料理店らしい中細の縮れ麺
小麦の風味や食感どうこうを感じる事は無い、昔ながらのソツナク頂ける仕上がりとなっております。
幅広い味わいのスープを提供する中華料理店だけに、どんなスープともバランスを保てる、このタイプの麺が最も汎用性高いという事なのでしょう。
ですが、この麺にもう一工夫だったり、スープとの相性を兼ね合わせててくれれば、一層美味しい麺類となるだけに、少し残念ですね。
そして、序盤こそ味わいの深さに唸らされてきた、こちらのスープ
ですが、後半へと進むにつれ、その味わいがラー油一色に変貌してしまいます
結果として、ラー油の持つ油っこさばかりが目立つものとなり、序盤の様な勢いを持続することが出来ず、スープは途中で断念
麺や具材はしっかり完食できたものの、この油分の強さは、完飲などもっての外、途中でギブアップせざるを得ない結果となりました。
といった具合に、オーダー後に予定を様々変更する結果となった、蜀国料理 川王府への初訪問
メニューの豊富さは、さすが大陸系中華料理の専門店といった取り揃えでした
ただ、四川料理という事もあってか、どの料理にもとにかくラー油がたっぷり使われており、これを好むかどうかで好き嫌いの分かれる部分を感じました。
辛い料理を苦無く食べられる方なら楽しめそうですが、ラー油の辛さや油っこさに免疫がないと厳しい戦いを強いられそうにも思います。
それにしても、行く先々でキノコにぶつかる1日だったなあ…(苦笑)
最後に、今回紹介したお店の情報がお役に立てましたら、
こちらの「ブログランキング」をクリックして頂き、お知らせ下さい
頂いたクリックを励みに、より深く・ディープな千葉情報を届けさせて頂きます
蜀国料理 川王府
■ しゅくこくりょうり せんおうふ
■ 住所:千葉県千葉市稲毛区園生町956-4
■ 営業時間:11:00~15:00 / 17:00~23:00
■ 定休日:第2、第4木曜日