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京成新千葉駅から徒歩5分、トレジャーリバーブックカフェで初ランチ!お客さん毎に姿を変える!?田舎風フレンチ定食が絶品だった話

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週末、土曜日のこと

朝から子供を駅まで送りつつ、私はと言うと、駅近くの美容室へ

 

その帰りがてら、ランチを頂こうとしたのですが、千葉駅界隈のランチについては、今更これといったお店も見つからなくなってきた所

訪問済み、未訪問含め、ビビッときそうなお店が無いものか、とフラフラ歩いていると・・・

以前より気に掛けていたカフェの前に到着

 

京成新千葉駅から徒歩5分ほど、となる登戸一丁目

近隣には一軒家ばかりが並ぶ住宅街に、ひっそり構えるこちら

トレジャーリバーブックカフェというお店になります

 

こちらのお店、カフェながらも営業開始が15時からとなり、そのまま夜の部となるバ-形態に突入するタイプでして

存在については以前より認識していたのですが、その営業時間の兼ね合いもあり、これまで訪問出来ずにいたお店の1つ

 

が、フラッと覗いてみた所、土日、祝日に限り11:30からのランチ営業を行っているとのこと

そしてこの日は、前述した通りの土曜日

私としては珍しいほど、全ての条件が合致し、こちらトレジャーリバーブックカフェを訪れてみるものとなりました。

登戸一丁目の住宅街にお店を構える不思議なカフェ、トレジャーリバーブックカフェを初訪問

平日は15時開店ながら、土日に限り11:30よりランチ営業を行っている、トレジャーリバーブックカフェ

 

お店向かいにあるカレー店(以前はバルサ、現在は名前が変わりマンジュキッチンに変更)を始め

私にとっては古くから勝手知ったる地元なだけに、お店の存在は認識していたものの、前述した通り変わった営業時間で運営しているお店となるため、これまで未訪問のままとなっていた一軒

しかし、土日に限りランチ営業を行っている事に気付き、その不思議な空間へ、初めて足を踏み入れるものとなりました

 

この日、お店に到着したのは、開店と同時となる11:30ちょうど

私と同時にお一人さまのお客さんも入店となり、二組二名よりお店がスタート

 

同時に居合わせたもう一名のお客さんは、雰囲気から察するに常連さんらしく、カウンター席の方へ

対する私はというと、ご存じの通りの人見知り全開

 

勝手知ったるお店であれ、そうそう話を出来る社交性を持ち合わせていない訳ですから、初訪問のお店とあらば尚更

そんな私から発する空気を察知したのか、店員さんからも

「テーブル席、自由にお使い下さい」と声を掛けられ、店内隅のテーブル席を陣取るものとなりました

 

ちなみに、お店の様子ですがこんな感じで

「カフェ」の名に嘘偽りの無い、個性的な雰囲気を感じさせる空間

 

そして、店名にも「トレジャーリバー ブック」と付いている通りで、

店内の至る所に、様々な雑誌、蔵書、専門誌が点在

 

反対側の壁を見渡すと、そのボリュームは更に増大し、

もう、何がどうなっているのか分らないだけでなく

ヘタに本を取り出そうものなら、飲み込まれるような雪崩を引き起こしそうな程の量

こりゃ初心者が、おいそれと本へ手を触れるには、相当な勇気が要りそうです。

 

さてさて、メニューの方はと言うと

ランチとして提供されているのは全4品でしょうか

・田舎風フレンチ定食

・本日のパスタ

・宝川流14品目の季節のサラダボウル

・おバカな量のフレンチホットドック

これら4品が、全て1250円となっており、上記二種はパン&サラダ付きとのこと

 

どれも気になる所ではあるのですが、まず引っかかったのが宝川流・・・

宝・・・treasureで、川は・・・river

宝川で、トレジャーリバー、か。なるほどw

 

14品目というボリューム感は面白そうなものの、結局の所はサラダ

ダイエットを志すOLでもあるまいし、今更私が、サラダボウルを食べている様など、誰も求めやしないでしょう

 

となると、続いての関心を引き付けてくれる

・おバカな量のフレンチホットドック

ないしは

・田舎風フレンチ定食

という謎メニュー

 

このいずれにしようかで悩んだ結果、定食の方を選ぶことに

 

オーダーを伝えるべく、店員さんに声を掛けると、カウンター内にいた男性のスタッフさんが登場

恐らくこちらの方が、宝川さんということでしょう

早速「田舎風フレンチ定食をお願いします」

 

と、オーダーを伝えると、返す刀で宝川さん(多分w)より

『お腹は空いてます??』との質問が

 

お、オーダーに対しいきなり質問で返してくるとは

なんだろう、大盛りサービスでもしてくれるのでしょうか?

 

私「あ、はい 空いてます」

宝川さん『じゃあ、お肉と野菜はどっち派ですか?』

私「その2つなら肉派かな」

宝川さん『ガッツリ肉と、色々乗るのだとどっちが良いですか?』

私「それだったら、色々食べたいかも」

宝川さん『ちなみに、苦手な食材ってあります?』

私「あ、キノコは無理です」

 

宝川さん『・・・よし、分りました!!』

 

 

・・・・なにこのリサーチ?

 

初めて足を踏み入れたカフェで、職質でもされているかの様に

今の私の空腹状態、食べ物の好みまでが丸裸

初見での訪問だと気付いてのことなのか、それとも個人情報の収集なのか

なんにせよ、ランチのオーダーだというのに、めっちゃ聞いてくる(笑)

 

今の時間でこそ、私ともう一名の常連さんのみなので、やり取りに時間も掛けられるでしょうが

これ複数のお客さんが来店している時間帯であっても、同様にリサーチに手間暇かけるのでしょうか?

それとも、これは私が初見での訪問に見えたから?

 

うーん、分らない…

なんにしても、千葉市を代表する人見知りでお馴染みの私から

初見でこれだけの情報を聞き出すお店は、そうそうお目にかかれるものじゃありません

 

このリサーチの末に、一体どんなランチが出てくるのか、これは楽しみですね

ちなみに、ランチ以外のメニューについてですが、

まずドリンク類はこの通り

トレジャーリバーではあるものの、カフェでもある訳ですから、コーヒーには拘りを感じさせます

店内にも、引き立てコーヒーのほろ苦い香りが漂っており、これもまたアロマのようで心地よかったり

 

続いてのメニューですが、こちらからは夜のバータイム限定とおぼしきメニューに

店内の雰囲気としては、カフェかバーにに該当する赴きながらも、メニューの筆頭に名を挙げているのは

「本日の気まぐれ シェフの田舎風フレンチ料理コース」とのこと

しかも、フレンチのコースながら、そのお値段は2000円~とリーズナブル

 

宝川さん、あんた一体何者なのよ・・・

 

謎が謎を呼ぶコース料理から始まってはいるものの、その先のアラカルトはいずれもリーズナブル

一番お高い「肉屋の惣菜プレート」こそ1400円となっておりますが、それ以外の品は全て1000円以下

近隣にある他のバーの価格設定と見比べても、かなり安価で提供されている様です

 

その次には、ガッツリ系の炭水化物が並んでおり、

ここにもまた、おバカな量のホットドックを発見

その他、パスタ類が並んでおり、最後は宴会プランも登場

2時間飲み放題にフレンチ11品がつきながら、そのお値段は3500円~の爆安価格

 

繁華街からは離れた住宅街のお店とは言え、ここはまだまだ千葉駅からの徒歩圏内

そんな場所に、こんなリーズナブルな価格帯でお酒が頂けるお店が隠れていたとは、意外すぎる盲点でした

まだランチを頂く前ながらも、これだけのメニューとお値段を見せられてしまったら、夜も訪問せにゃなりませんね

お客さんの声を聞きながら作り上げる、オンリーワンな定食、田舎風フレンチ定食を食べてみた

オーダーと共に始まる謎のリサーチ

そして、穴場過ぎるリーズナブルな価格設定の夜メニュー

 

見れば見るほど、魅力が溢れてくるトレジャーリバーブックカフェ

子供の頃から近所を駆けずり回っていた、私の地元登戸一丁目に、まだこんなお店が潜んでいたとは露知らず

ネットを駆使して探し回るばかりじゃなく、地道に足を使った捜査の重要性を和久さんからも散々教わってきた事を、あらためて思い知らされます

 

メニューを眺めながら、待つこと10分

まずお先に提供されたのが、

こちらのアイスコーヒー

 

作り置きせず、注文後に落としているのか、その行程は確認しておりません

が、このコーヒー、アイスコーヒーだというのに香りが芳醇

ちょっとした酸味も感じられ、コーヒーの味の違いに疎い私をして「これは美味い!!」と確信持てるアイスコーヒー

 

出だしのリサーチからして、只者では無い感を与えていた宝川さん(多分w)

案の定、アイスコーヒー1つにも抜かりが無く、丁寧な調理を施していることが如実に伝わってきます

 

ちなみに、この日は先ほどの宝川さん(多分w)に加え、もう一名の女性スタッフさんもカウンター内に

まだ勤務歴が浅いのか、コーヒーを淹れる際や、各調理を行う際にも、丁寧な口調で女性スタッフさんに工程を指導しております

 

某ラーメン店では同じ様な指導をするに際しても、店内に響き渡るほどのボリュームで罵声や怒声が響き渡っているのに対し、さすがはカフェ

店内に居るお客さんにとって、耳障りにならないトーンで、丁寧に指導されている姿からも、好感が持てるほど

 

そんな様子を目に耳に入れながら、更に待つこと10数分

宝川さん(多分w)自らが配膳してくれた、本日のランチがこちら

田舎風フレンチ定食(私専用?)となります

 

ワンプレートにギッシリ詰まったおかず達

何がどうなっているものか、思わずアタフタしてしまいそうな所ですが

 

ここでも、またもや宝川さん(多分w)の気配りがスタート

各品について、1つ1つ解説が付いておりました

 

まずこちら、存在感あらわなソーセージですが、

こちらは自家製のチキンソーセージとのこと

その下、ポテトサラダにはクリームチーズも混ぜ合わせているとか

 

続いて、

生ハムと共に添えられているのは、フルーツトマト

両者を一緒に頂く事で、甘み、塩味が増すので、是非・・・とお勧め頂きました

 

そして、フレンチ?ではあまり見かけること無い2品

ホタルイカ、そしてカツオ(お刺身)

その下にあるのはカブとなるのですが、こちらはマスタードソース和えに

このカブとホタルイカ、そしてカツオも一緒に食べるのがお勧めだそうです

 

早足ではありますが、ザッと説明を頂いた田舎風フレンチ定食

それでは早速、頂いてみたいと思います

 

まず最初に手を伸ばしたのは、やっぱりサラダ

血糖値の急上昇を防ぐべく、野菜から頂いてみますが、どれも瑞々しくシャキシャキ

ドレッシングは自家製でしょうか?オイルベースに酸味を感じ、アッサリ頂けます

 

続いてはチキンソーセージへ

けっこうな大ぶりサイズとなるので、一口大にカットしながら頂きます

プリッとした外見と、ジュワッと染み出る肉汁

そこに絡むマスタードの酸味が程良く、またチキンである事も合いまってか、これもスッキリした味わいで頂けます

 

さて、次なる一品は斬新な組み合わせ

恐らく初となる、フルーツトマトと生ハムの同時食い

メロンと生ハムなら定番ながら、これがトマトとなると一体・・・

とにかく、まずは食べてみようと口へ運ぶと・・・

 

おぉ・・・甘い!

 

これはもうトマトじゃない、完全にフルーツ

恐らく単体でも相当に甘みを帯びているのでしょうが、生ハムの塩味が加わることで、一層引き立つ甘さに

とはいえ、その甘みもウルサくなく、これまた生ハムの効能なのか、甘みがスッと引き上げ、最後に残るのは生ハムの持つ脂の旨味に

 

両者のもたらす相乗効果もさる事ながら、あのリサーチからこの組み合わせを生み出す、宝川さんのボキャブラリー

そっちの方に思わず関心が向いてしまう、驚きのマリアージュとなります

 

ここまで頂いたどの品にも、驚きを隠せずにいたのですが

それらをも凌駕し、最後の最後に感動を与えた組み合わせがこちら

ホタルイカとカブ

 

そして、

カツオとカブの組み合わせ

 

どちらのペアも、本邦初となる食べ合わせとなり、普段ならいぶかしげな視線を送りたくなる所

しかし、ここまで進めてきた組み合わせがどれも秀逸な品ばかりで、宝川さんに対する信頼度は、最早盤石(笑)

当然、この二者のマリアージュも相当なものを産み出すことと期待をし、口に運んでみると・・・

 

くぅううう、斬新!

 

ホタルイカのプリッとした歯ごたえに、カブのシャクッとした食感

ワタが産み出す甘みとマスタードソースの組み合わせが絶品過ぎる!

ホタルイカの漁師はもちろんのこと、ホタルイカ本人だって、こんな食べ方をされるとは夢にも思わないはず

 

驚きのホタルイカも束の間、続いてはカツオへ

ホタルイカ以上にクセの強いカツオ、しかも今時期とあらば脂の乗りが少ない初ガツオ

これがカブのマスタードソースと合わさると一体どうなる!?

 

・・・こうなったか!!

 

初鰹特有のスッキリした味わいに、マスタードソースが旨味を追加

カブとカツオとで異なる食感がコントラストをもたらし、相互に旨味を補い合う関係に

 

そして何より、このカツオがまた美味いんです

この時期のカツオというと、どうしても特有の鉄臭さを感じさせますが、そんな味わい一切無し

刺身で頂いたとしても存分に美味しい初鰹を、こんな組み合わせで頂く日が来るとは…

 

田舎風フレンチと称されながらも、定食を名乗るに相応しいおかずの数々

どれを口に運んだとして、毎回驚きを感じる中

本定食の炭水化物を担っているのがこちら

シンプルな面持ちに見える、パン2切れ

 

しかし、ここまで頂く品々どれにも創意工夫が込められている以上、このパンにもまた見えないトリックが施されているのでは!?

そんな期待を込めて頂いてみると・・・

 

・・・普通w

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

と、思わず表情を浮かべてしまうほど、至って普通のパン

いやむしろ、昨今発展目まぐるしい食パン業界の流れを考えると、普通をも下回るかも

良く言えば昔ながらの素朴なパンですが、言葉を選ばず言えば、風味を感じない素っ気の無いパンとも

 

おかず類に散々、手間暇を掛けすぎた故、最後の最後で疲れてしまった?

とでも言いたげなほど、これだけ凝りに凝った定食だというのに、なんたるツメの甘さ

逆に、おかず類に強い主張を持たしているからこそ、最後に引き算することで、足し引きを合わせたのかも

 

なんにせよ、このおかず類への拘りからは、思いも寄らない終着点を迎えるものとなりました

そうは言えども、このおかずらだけでもかなりのボリュームとなっており、満足度は十分

しかも、野菜を中心に様々な素材を頂く事も出来、ヘルシーな点も魅力と言えます

 

フレンチというと、バターを中心にしたソースでまとめ上げられ、どうしても高カロリーなイメージが付きまといます

が、こちらトレジャーリバーブックカフェで提供される「田舎風フレンチ」は、素材の美味しさを活かす、素朴な味わいながら素材同士の足し算で1+1を3にも4にも引き上げる

そんな食べ方を提供されると同時に、多数新たな発見を得るものとなりました

 

ちなみに、この日の帰り際

「ランチの定食って、毎日違うメニュー出してるんですか??」と尋ねた所

 

宝川さん(多分w)

『いや、毎日と言うより、人によって変えているんで、毎回、ですね

 食べたいものとか気分を聞いて、それにあったものを出してます』

とのことw

 

結局の所、冒頭で説明したあのリサーチこそが、献立を作成するための過程なんだとか

メニューらしいメニューは存在せず、その人毎に好みの料理を提供する、フレンチ定食

これは何度足を運んだとしても、毎回異なる出会いに恵まれそうな、実に面白いお店の発見となりました。

 

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トレジャーリバー ブックカフェ

■ とれじゃーりばーぶっくかふぇ

■ 食べログURL:

https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12029641/

(ネット予約 可)

■ 住所:千葉県千葉市中央区登戸1-11-18 第二潮ビル 1F

■ 営業時間:15:00~25:00(土日、祝日のみ、11:30~)

■ 定休日:なし

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