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鎌ケ谷市民のソフルフード? 怪しさ全開、博士ラーメン別館&博士レストランに初訪問!

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5月の末より、セパ交流戦がスタートしている一方、ファーム(2軍)にも熱い戦いが…

千葉の鎌ケ谷には、ご存じの通り「日本ハムファイターズ」の二軍球場があるのですが、セパ交流戦の開始と時同じくして、

昨年ドラフトのスターであった「清宮幸太郎」選手が、調整を兼ねてかファームへ。

 

プロ野球ファンなら一度は生で見ておきたい清宮君を、鎌ケ谷なら至近距離で見られる

しかもこの日は、私が親子四代で応援している読売ジャイアンツとの試合が鎌スタで開催・・・

 

という訳で、全ての「見たいもの」が鎌ケ谷に集約されたこの日、試合開始となる13:00までの時間にランチを頂くべく、鎌ヶ谷駅周辺を散策することに

これまで、鎌スタでの試合開催時には毎回「ピルグリムキッチン」を訪れていたのですが

鎌ケ谷行ったらまずここ! アジアン料理 ピルグリムキッチン

昨年、惜しまれつつも閉店してしまったとのこと。

 

それならば、と、他店を探すべく駅周辺の情報を収集していると、妙な店名に遭遇

・・・博士・・・ラーメン?

お店のロゴも、博士っぽい帽子だけど、最近あの帽子被ってる博士っているか?

 

あ、でも創業は51年前なのか

だったら、あの博士帽も頷ける・・・って、51年??

創業は1967年!半世紀の歴史を持つ、鎌ケ谷市民のソウルフード?博士ラーメン

看板を見る限り、創業は1967年となっており、実に半世紀もの歴史がある、ラーメン店

それで居ながら店名は「博士ラーメン」と、フックの効き過ぎた、シンプルながらも脳裏から消え失せることのないキャッチーなフレーズ

 

一体この店、どんな出で立ちでお客さんを迎え入れてくれるのか、若干の恐怖心と興味を携えながらお店に向かうと

ラーメンだけにい留まらず、タイ料理も増えてるw

 

想像していた以上にいかがわしい雰囲気が見え隠れする店名&店外の様子

普段は前情報0でも飛び込むものの、このいかがわしさには前情報が欲しい・・・

という事で、開店数分前の店先にて検索すると

「鎌ケ谷市民のソウルフード」という以外、良く分らない情報が錯乱するばかり

 

開店まであと数分・・・さあどうする?

怪しい風貌にたじろいでいる私の前に、開店待ちをする近隣のお客さんが少しずつ来店

鎌ケ谷市民のソウルフード、という意見はまんざらでもないらしい、ならば・・・

 

と、意を決し、怖いもの見たさ兼ブログのネタにでもなれば、と割切り開店と同時に店内へ

外観からも感じていた通り、店内の様子にラーメン屋らしさは皆無

かといって、「タイレストラン」らしいかと尋ねられれば、それ程でも無く、テーブル席に小上がり、1人掛けのカウンター席と、広々した造りにはなっております

※ ちなみに、開店と同時に店内へ案内して頂いた店長(らしき男性)の頭には、噂の博士帽がw

 

初訪問のお店では、まず最初にメニューを組まなくチェックするものの、ここに関しては話が別

まず、なにが博士で、何故にラーメンからのタイ料理なのか

とにかく、溢れかえるばかりの疑問が湧き出る始末なので、それらの謎を少しでも解明すべく、店内にある説明書きに目を通すことに

 

この説明を読む限りだと、同店が「博士」を名乗る由来には、現社長の父が「医学博士」であったことに由縁する模様

同博士が、健康で長生きできるラーメンを研究した結果、産み出された麺が「博士ラーメン」なんだとか

 

同麺の大きな特徴として「体に悪いかん水を一切使わない」が挙げられるとのこと

かん水を使わない麺・・・それって最早、うどんじゃないのか?

確かに、大昔(戦後くらい?)の麺に使われていたかん水には、苛性ソーダが使用されていたため、体に悪いとは言われていたものの、それも60年以上前の話

今のかん水に使われているのは、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムといったアルカリ性物質であって、そんな体に悪いモノでは無いと思うのですが…

ま、半世紀前にオープンしたお店となるので、博士が研究していた時代のかん水=苛性ソーダを指しているのかも知れません

 

かん水を使わない以外にも、

・糖尿病抑制のギムネマ

・ガン抑制のキャベツ生青汁

・老化抑制の黒ゴマ入り

などの特徴が挙げられていますが、最近方々でウルサく言われる『薬事法』に紙一重の表現が乱発。

 

それに加え、表の看板には1967年創業と書かれているのに、ここの説明書きでは

「1976年より37年間研究を重ね精進しております。」とのこと

この間にある9年間は、一体何の時間だったのだろうか、ここでもまた疑問が増幅

 

更には、スープについてもご高説が述べられている・・・

ものかと思いきや、ここは至って普通に、使用材料を記載するのみ

ここを見る限り得られた情報だと、特醸醤油がお勧めということでしょうか。

 

加えて、博士からのご高説には『当店のタイ料理』に関する話題はあるものの、何故ラーメン&タイ料理になったのか、その経緯に関しての情報は無し

やはり、読めば読むほどに謎が深まるばかりで、沸き上がる疑問は1つとして解決しそうにありません(笑)

博士?別館?タイ?レストラン?? 何を言ってるか分らない鎌ケ谷名物、博士ラーメン

お店の発見から入店、説明を読むに至るまで、何一つとして謎が解けずにいる博士ラーメン。

ただ、ここで店内の壁に掲載されたPOPへ目を向けてみると、

今から10年前に発刊された「極うまラーメン(通称、石神本)」に博士ラーメン 別館 が掲載されているとのこと

最近の石神さんは方向性を彷徨っている感が否めないモノの、10年前とあらば信頼に足る時代

その時代の石神本に掲載されているお店とあるなら、博士に対する信頼は一気に上昇

やっぱり第三者の声ってタメになります(笑)

 

と、思ったのも束の間、ここでもまたいかがわしさが増幅・・・

前述した通り、こちらのお店が一押しに定めているのは「特醸醤油ラーメン」と思われるのですが

メニューを見る限り、一番人気となるのは「トムヤムクンラーメン」と、まさかのタイ料理がエントリー。

 

更には、お店側からの情報になるものの、

特醸醤油ラーメンが「最後の晩餐レストラン」に於ける、全国のラーメン店5000軒の中からTOPに選ばれたのだとか

かん水を使わない、健康志向のラーメンであることは理解できたとしても、かん水なしではコシや歯ごたえを産み出すことは難しい筈

そんな、コシのないラーメンが全国5000店の中で1位・・・謎が深まる一方

それはそうと、サイドメニューのサラダ、高すぎやしないか?(笑)

 

ツッコみどころの多さにいい加減疲れてきたモノの、最後の最後に来て、またもや見逃せない情報に遭遇

 

「君の名は。」の地上波初放送を記念した、高山ラーメンだそうな

しかも、作品内での価格は680円であったのに対し、博士はなぜか「前々前世」価格を採用し550円と設定

差額130円という事は、1前世あたり43.3円・・・一体何の計算だ?

 

どこをどう掘り下げても、必ず行き止まりに当たる一方、

   

博士ラーメン、もう一つのブランドと思われる「タイレストラン」のメニューについては、割と安心できる様子

先ほども話題に挙がった「トムヤムクンラーメン」を始めとした麺類がチュウさんかと思いきや、

・バッタイ(タイ風の焼きそば)

・海老チャーハン

・パイナップルチャーハン

・ガパオライス

・レッド&グリーンカレー

など、ご飯モノまで幅広くカバーしており、その豊富さはタイ料理の専門店並み。

 

2~3人前で提供されるそうなので、さすがにこの日は難しいものの

「蟹のスパイシーリゾット」なんてのは、機会があればぜひ頂いてみたいところです。

 

という訳で、一連のメニューに目を向け(&ツッコミ続け)てみたものの、やはり決定的な一打は見つからず

お店の勧める「特醸醤油ラーメン」も気になる所ですが、ここのお店を「鎌ケ谷のソウルフード」と呼ぶお客さんの声を信じ、一番人気の「トムヤムクンラーメン」をオーダーする事に。

合わせて、「博士の点心」と名付けられたワンコーナーより、「名物博士の焼き餃子」も合わせてオーダー。

 

それにしても、ここの博士が手がけたのって、麺&スープだけじゃなかったっけ?

博士の一人歩きが、いい加減、ちょっと過ぎやしないだろうか・・・??

雑多&豊富すぎるメニューに頭を抱えるも、人気NO1トムヤムクンラーメンを食べてみた

ひとまず注文を終えては見たものの、入店前に感じた疑問の数々は、解決を迎えるどころか、度を増すばかり

不可解にも思えるこれだけの疑問を、何一つ解消せぬまま店を後にするのも気持ち悪く、オーダーの品が届くまでの時間を使い「博士ラーメン」の生い立ちについて、ネットで情報を収集してみることに

 

とある口コミに、博士ラーメンに関するこれまでの歩みがまとめられていたので、そちらを参考にしてみると、

■ 博士ラーメン本館・・・タイ料理を開始し、旧来のラーメンは別館で提供を始める

ほぼ同時にHakase Tai と変更

■ 博士ラーメン別館・・・東日本大震災の際に厨房設備が故障

ラーメンはHakase Tai に集約

■ 庭園イタリアン ドクトーレ・・・ 閉店、土地売却

■ CAFE RONCO・・・ 使われていなかった別館後に開店

・・・今ひとつ、頭に入ってこないw

要するに、今私が足を踏み入れているこの店は、今でこそ「別館」を名乗っているものの、元々は本館があった場所で、別館を開業後にタイ料理店へ変更

しかし、別館が震災の影響で利用出来なくなり、博士ラーメン別館の役割をタイ料理店へ移行

結果、本館でありながらも別館&タイという謎の店名に変更された、ということでしょうか

 

そして、旧別館跡地には、「CAFE RONCO」というお店が現在でも開業しているとのこと

CAFE RONCO・・・どこかで目にした様な名前だなあ

 

・・・あ。

鎌ヶ谷駅から店に向かってくる途中、道路に立っていた看板に、そんな名前のお店があったわ

ということは、こちらのカフェも博士ラーメンの運営するお店という事でしょうか

・・・帰り際に、怖いもの見たさで覗いてみよう(笑)

 

そんな博士の生い立ちを学習している間に、まずは餃子が到着

綺麗な焼き色が付いており、皮は厚めながら、見た感じはシンプルな餃子に映ります

しかし、この餃子なんといっても「名物博士の餃子」とのこと

餃子が名物なのか、または博士が名物なのか、どちらを差しての名物なのか謎は深まりますが、こんなのいちいちツッコんでいたらキリが無い

 

では早速、餃子を豪快に一口

野菜と肉、具材は気持ち野菜多めながら、バランスが取れており口当たりも良好な餃子ですね

ですが、それ以上でも無ければ、それ以下でもない

名物と呼ぶには、インパクトの薄い、ごくごく平均的な餃子に思えます

 

何を頼むにしても、いちいち前口上の多い店だけに、奇抜な餃子を想像してしまいましたが、至って真面目なオーソドックス系

こうなると、かん水を使っていないことで意外性を打ち出してる博士麺(←面倒だから、そう名付けることにしました)も、食べてみると案外普通の麺だったりするんじゃ?

なんて想像を働かせてしまうほど、いたって普通の餃子を頂きながら、更に待つこと2分

博士ラーメン別館、一番人気と謳われる「トムヤムクンラーメン」が登場となりました。

土鍋の様な闘気の器に、なみなみと注がれた世界三大スープ、トムヤムクン

具材には、これまたラーメンらしからぬ外町や海老、パクチーにマッシュルーム・・いや、違うなフクロダケでしたっけ?が確認出来ます

※ キノコ類が苦手なので、詳細は分りませんがあしからず

 

ここまで散々物議を醸してきた「博士麺」の存在も気になりますが、まずは流儀に則りスープから

金色に輝くスープ内に混在する、唐辛子の様な赤身が、相応の辛さを想像させてくれます

 

ところがこのスープ、意外な程に辛さは控えめ

むしろ、酸味の方が強めの仕上がりになっています

トムヤムクンのイメージと言えば、タイ料理ど真ん中のヒーハーする辛味

しかし、こちら博士のトムヤムクンからは、様々な魚介の出汁こそ感じるものの、辛さは僅かにピリッとくる程度

 

ただ、辛さこそ控えめではあるものの、ナンプラーとおぼしき風味や海老出汁・・でしょうか

マイルドな中にも、魚介の旨味は強く出ており、スープとしての美味しさはなかなか

ただやはり、辛味が控えめなだけに「トムヤムクン」かと聞かれれば、うーん…な味わいでもあります

 

続いて、問題の麺についてですが

こちらを見ても伝わる通りで、写真からも感じられるほどのコシ知らずな風合い

口にしてみると、かん水不使用の説明に恥じない、コシのないトロっとした麺になっております

ラーメンだと思って口にすると、色々思うところはありますが、本場タイではポピュラーな麺、の様な説明ありきで頂くのなら、まあそういう食べ物なんかなと名得できる様な・・・出来ない様な

 

やはり、どうイメージを覆そうとも、頭が「ラーメン」を求めている以上

『なんか、違うな』といった風合いを拭い去るには至らなそうです。

 

しかし・・・その後、具材を頂きつつ

麺やスープを交互に口にして行くに連れ、少しずつ異変が・・・

 

このスープにこの麺・・・地味にアリかも知れない

コシのないトロっとした麺を口にするにつれ、慣れが生じたのか、不思議なことに

「コレはコレで、アリ・・?」な気分にさせられるのです

 

その感覚が、異国情緒溢れるスープから引き出されたものなのか、果てまたタダの麺に対する慣れなのか

真意に気付くには至りませんでしたが、食べ進めるにつれ「アリッちゃアリかも」と思わせてくれる、不思議な麺との遭遇となりました

ただ、この麺が特醸醤油のスープに合うのか、と聞かれれば、これまた想像出来ませんね

ここ博士ラーメンが「鎌ケ谷市民のソウルフード」と呼ばれる由縁も、この麺に対する「慣れ」が1つのポイントなのかも知れません。

 

ちなみに、鎌スタへと向かうバスに乗り込むべく、駅方面へ向かう帰り際

博士ラーメン前の道路を挟んだ向かい側に、早くも「CAFE RONCO」を発見

 

こちらでは一体、どんな博士がどんな研究成果を発揮しているのか見てみると、

これはなかなか、面白そうなパスタがタップリ並んでいるじゃありませんか

イタリア風なのにトムヤムクンな海の幸パスタや、嘘か真か知らないけれども

「タイ国王室、海外セレブに大人気」と謳われている特製ロンコパスタなんてのも発見

 

この感じなら、次回、鎌スタで開催されるジャイアンツ戦の際には「CAFE RONCO」を訪れてみるのも面白そうだな・・・

と思った矢先、

現在、シェフたちが帰省のため、休業中とのこと

そして、シェフ達の帰省期間は、5/19~7/19

丸々2ヵ月も帰省したシェフたちは、本当に帰ってくるのか、帰り際にしてまた、新たな疑問を1つ増やす結果となった、博士ラーメンへの初訪問でした

 

・・・それにしても、ツッコミ疲れた。

 

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博士ラーメン別館 & HAKASE Thai 博士レストラン本店

■はかせらーめん&はかせたい はかせれすとらんほんてん

■ 住所:千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1-15-12

■ 営業時間:11:30~23:30

■ 定休日:無休

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